攻略データ
コンテンツ名 | ある2つの通信基地からの脱出(SCRAP) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★☆☆☆☆☆☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 2人※1人や3人以上ではプレイできません |
実際にかかった時間 | 70分 |
練習になる力 | コミュニケーション能力、注意力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用)、ビデオ通信環境(LINEアプリ、ZOOM等 ※同室で行う場合は不要) |
購入料金 | 3,200円(税込)※北極基地キット、南極基地キット各1,600円、プレイは両キット必要。セット販売有り |
公式情報 | リモート通信脱出ゲーム「ある2つの通信基地からの脱出」 | 公演情報 | リアル脱出ゲーム | 体験型謎解きエンターテインメント |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- ビデオ通話で離れていても大丈夫。新感覚の二人協力プレイ!
- 同じ部屋でもプレイ可能。身振り手振りで伝える楽しさ
- エンディング後も気が抜けない!?隠された謎を解き明かせ
-はじめに-
今回の記事では、リアル脱出ゲームのSCRAPさんと、お笑い芸人のサバンナ高橋さんが共同制作した「ある2つの通信基地からの脱出」を遊んでみた体験レビューをお届けします。
この謎解きゲームは、ビデオ通話(LINEやZOOMなど)を利用して離れた場所にいる2人が協力して謎を解いていきます(ルールを守れば、同じ部屋でプレイも可)
難易度や所要時間の攻略データ、プレイ中の失敗談や、率直でリアルな感想など、購入を検討されている方に役立つ内容です。既に遊んだ方には、振り返りが楽しめるようにもなっています。
下の目次を眺めるだけでも要点がわかります。気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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「ある2つの通信基地からの脱出」概要と特徴
ビデオ通話で謎解き、新感覚の二人協力プレイ
北極と南極、2箇所にある秘密組織の通信基地。恐ろしい兵器の開発を食い止めるために、基地へ潜入した「あなたたち2人」は、セキュリティシステムを作動させてしまう。
北極と南極。地球上で最も離れた2つの場所で、それぞれに閉じ込められてしまった2人。通信制限のかかるこの基地から、2人は脱出することができるのか!?
そんな状況で謎解きはスタートします。
ポイントは「セキュリティ解除マニュアル」という、北極キット、南極キットそれぞれ別の問題用紙。これは片方だけでは解けない謎解きになっています。
そこでビデオ通話を利用して、互いの情報を交換するのですが、セキュリティシステムによって、様々な通信制限のかかった状態になってしまいます。
音声だけ、映像だけ、決められた文字しか使えないメッセージだけ等々。歯がゆい状況の中で、必死に何かを伝えようとする過程がとても楽しかったです。
・北極キットだけ、南極キットだけでは遊べません。両方が必要な2人専用ゲーム
※両キットのセット販売もあります
・2人が離れた場所からプレイするためには「ビデオ通話」が必要。LINEやZOOMなど、映像、音声、チャット(メッセージ)機能があれば何でも可
・プレイ上のルールを守れば、2人が同じ部屋で遊ぶ事も可
ビデオ通話無し、同じ部屋でのプレイも可能
ビデオ通話による「離れた場所での協力プレイ」が売りの謎解きではありますが、プレイ上のルールを守れば、2人が同じ部屋で遊ぶこともできます。
私はセット販売を買って、ビデオ通話無しの同じ部屋で遊びましたが、特に問題なく最後までプレイすることができました。
お互いに問題用紙を見ない(見えない)工夫をする
※机を別にする、ついたてをするなど
情報交換に通信制限が課せられたら、それに準じる
【例】
映像のみ → お互いにしゃべっちゃいけない
メッセージのみ → LINEトーク使用 など
プレイする2人が離れていても、そうじゃなくても同じように楽しめると思います。ただ、実際にビデオ通話した方が、通信基地に閉じ込められる臨場感は高いかも知れませんね。
特徴のまとめ
ココがポイント
・通信制限(映像だけ、音声だけ、決められた文字だけのメッセージ等)のある中で、互いに情報交換する過程が楽しい
・北極キットだけ、南極キットだけでは遊べない。両方が必要な2人専用ゲーム
・2人が離れた場所からプレイするためには「ビデオ通話」が必要。LINEやZOOMなど、映像、音声、チャット(メッセージ)機能があれば何でも可
・プレイ上のルールを守れば、2人が同じ部屋で遊ぶ事も可
謎解きの特徴は?
制限のある通信手段、要点を簡潔に伝えるセンスも
謎解き自体は単純なものが多かったです。図形やイラストの間違い探し、ひらがなスケルトンなど。
ですが、何と言ってもお互いの情報をどれだけ細かい部分まで正確に伝えられるか。ただダラダラと長くせずに、ときには要点を簡潔に伝える必要もあるかもしれません。それがこの謎解きの歯がゆい部分でもあり、楽しいポイントでもありました。
《ポイント》
・謎解きは単純なもの(間違い探し、スケルトンなど)
・ビデオ通話などで、互いの情報をどれだけ正確に伝えられるか
※長くダラダラせず、要点を簡潔に伝えるセンスも
・通信制限もある(映像のみ、音声のみ、限られた文字だけでチャットなど)
最後の謎
全体を通して2人のコミュニケーション能力に主眼が置かれた問題ばかりですが、最後の謎解きだけは、体験型謎解きらしい「ひらめき」も要求されます。
ここまでは「いかに正確に」「簡潔に」情報を伝えられるかでしたが、最後の謎解きでは、情報の伝え方自体に「ひらめき」が要求されます。
私は二人の足並みがそろわずに、一度ゲームを中断して、お話し合いになってしまいました・・・。
(最後の答えがわからない場合は、互いのヒントが間違っている可能性があるため、話し合いをするよう促されます)
極度に通信制限のかかった状況を逆手にとって、どうしたら互いに究極のヒントを伝えられるか。リアル脱出ゲームらしい仕掛けを感じる謎解きでした。
エンディング後も気を抜けない(隠された謎)
この謎解きには、クリア後に隠された謎が存在します。Twitterにつぶやけるクリア報告にも、よく見ると2つのバージョンが存在します。
隠された謎についても、協力プレイが必要でした。自分は目にしていて、相手に伝えていない情報がないか。些細な違和感も情報共有する必要がありました。
オマケにふさわしい「これは一本とられたな~」という仕掛けに、テンションがとても上がりました。
そもそも隠された謎? 何ソレ? とう場合は、クリア後も気を抜かずにあらゆるものへ隅々まで目を配らせて見てください。きっと見つかるはずです!
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・ビデオ通話などで、情報をどれだけ正確に伝えられるか
・要点を簡潔に伝えるセンスも必要
・本編、最後の謎は「ひらめき」問題。今までの通信ルールも振り返ろう
・隠された謎は、クリア後も隅々まで目を配ればきっと見つかる
実際に遊んでみたリアルな感想
「親子、親友、恋人も。二人の絆が深まる謎解き」
外出の自粛、人との接触を極力控えましょうという状況のまっただなか。人と直接会えないのなら、その状況を楽しむ方法はないか? まさにリアル脱出ゲームらしい、発想の逆転から生まれた素晴しい謎解きだなあと思いました。
プレイ中、たびたび台本に沿って互いにセリフを言い合う演出があるのですが、噛み合わない2人のスパイが、いがみ合いながらも協力していくストーリー展開が、現実とシンクロしているような感覚になりました。
それは謎解き中、実際にプレイ相手と上手くコミュニケーションが取れずにムキになってしまったり、相手よりも上手く伝えてやろうと躍起になったりする気持ちとリンクしていたのだと思います。作中の世界観をリアルに感じる、まさに体験型謎解きの醍醐味がありました。
そして、無事クリアした後には、一緒に遊んだ人との仲がちょっとだけ深まっているはずです。
また、こちらの謎解きは、何とリモート会議だけで作られたということです。クリア後にエンディング映像が流れるのですが、その中でほんのちょっとだけですが、サバンナ高橋さんによって語られています。
次々とリアル脱出ゲームの公演が中止になってしまった逆境の中で生まれた、素晴しいアイデア。シリーズ第2弾の制作もあったらいいなあと思えました。
追記:シリーズ第2弾も制作されました。レビュー記事もありますので、ご覧ください。
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