攻略データ
コンテンツ名 | リモート通信脱出「絶望ツインタワーホテルからの脱出」(SCRAP) |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★☆☆☆☆☆☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 2人 |
実際にかかった時間 | 約2時間(隠された謎含む) |
必要になる力 | 注意力、発想力、コミュニケーション力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット、LINEアプリ使用) |
購入料金 | マウンテンビューキット:2,200円(税込) オーシャンビューキット:2,200円(税込) マウンテン&オーシャンキットセット:4,400円(税込) ※2人専用ゲーム、プレイは「マウンテンビュー」「オーシャビュー」両キット必要 |
公式情報 | 絶望ツインタワーホテルからの脱出 | 公演情報 | リアル脱出ゲーム | 体験型謎解きエンターテインメント |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- リモート通信脱出 第2弾、離れて暮らす友達や恋人との仲が深まる脱出ゲーム
- 工夫すれば2人が同じ部屋でもプレイ可能、自宅で本格リアル脱出ゲーム
- 第1弾と同じ世界観。続編として継承される世界観も楽しめる
-はじめに-
今回の記事では、リモート通信脱出ゲーム第2弾「絶望ツインタワーホテルからの脱出」に挑戦してみたレビューをお届けします。
離れた場所に居る2人が、ビデオ通話やLINEアプリで協力して脱出を目指す謎解きゲーム。前作よりもコミュニケーション力や発想力を試される問題が、量も質もパワーアップしていました。
全体の所要時間や体感の難易度、協力プレイが特徴の今回のゲームの注目ポイントなど、購入を検討されている方が気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも要点がわかるようになっていますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね!
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リモート通信脱出「絶望ツインホテルからの脱出」の概要
ツインタワーホテルの絶望的状況から、リモート協力で脱出せよ!

「オーシャンビュールーム」と「マウンテンビュールーム」2つのキット
絶景が展望できることから「絶望ホテル」と呼ばれるツインタワーホテル。
とある組織のエージェントとして活躍するあなた達2人は、ひとときの休暇を楽しむためにこのホテルを訪れた。ところが、突如、
「このホテルに爆弾を仕掛けた!! オレたちの狙いはここに泊まっている、ある2人のエージェントだ。とっとと姿を現せ!」
と不穏な放送が館内に鳴り響く。ツインタワーの離れた部屋に泊まる2人は、リモート通信を駆使して、この絶望的状況から逃れることに!
上のような状況で、「絶望ツインタワーホテルからの脱出」は始まります。
このゲームの特徴は、リモート通信による協力プレイです。リアルに離れた場所にいる2人が、ビデオ通話やチャット機能を利用して、共通の謎解きに挑みます。
お互い手にする情報やアイテムに違いがあるため、上手にコミュニケーションを取る必要があります。が、そこに通信妨害(音声、映像、メッセージが使えないなど)による様々な壁が立ちはだかります。私はパートナーとプレイをしましたが、苦労して乗り越えるミッションを通じて、より仲が深まったな~と。
また、自分たちは「とある組織のエージェント」ですが、これは前作「ある2つの通信基地からの脱出」で協力任務に当たった2人と同じという設定です。前作をプレイされた方ならより世界観を楽しめます(前作未プレイでも問題なく楽しめます)
所要時間、難易度、キット注意点など
所要時間
私がプレイに要した時間は「本編 100分」+「隠された謎 15分」(詳細は後述)の計115分でした。公式サイトで案内されている想定時間 70~90分ですが、隠された謎は考慮されていないと思います。
謎解きに慣れていない方や、リモート通信の環境に手間取ってしまうと、もう少し時間がかかるかもしれません。
体感の難易度
今回、プレイ中に長く悩んだり、時間のかかった問題は特にありませんでした。
公式ヒントが用意されていますが、謎解きに慣れている方であれば、ヒント無しで問題なくクリアできる難易度です。
問題の難しさよりも、2人協力プレイの楽しさに主眼が置かれている謎解きが多かった印象です。
前作をプレイされた方であれば、難易度はやや下がっていると感じられるかもしれません。
キット注意点
「絶望ツインタワーホテルからの脱出」は2人専用ゲームです。1人や3人以上で遊ぶ事は想定されていない仕様です。
謎解きキットには、「マウンテンビュー」と「オーシャンビュー」(各2,200円税込)の色違い2種類があります。色だけでなく中身にも違いがあり、プレイには両キットが必要です。
プレイする2人が、「マウンテンビュー」と「オーシャビュー」のどちらかをかぶらないよう購入して揃えます。ホテルの「マウンテンビュールーム」「オーシャビュールーム」にそれぞれ宿泊しているという設定が凝っていますね。

オーシャンとマウンテンで、オープニング映像も別々に用意されています
また、次項で説明する同室プレイや、手渡しをしたい方のために「マウンテン」「オーシャン」セット販売(4,400円税込)もあります。
SCRAPさんの関連店舗のほか、オンライン通販でも購入が可能です。
リモート無し、2人同室でもプレイ可能
ビデオ通話を前提とした「リモート通信脱出ゲーム」ではありますが、ゲーム上のルールを守るように工夫をすれば、同室であっても問題なくプレイ可能です。
《2人同室プレイのポイント》
・謎解きする机を離して、互いの手元が見えないようにする
・ゲーム中の通信妨害の指示に従う
例)音声オフ → しゃべらない
映像オフ → ついたてや背を向けるなど
私は同室プレイをしましたが、下の写真のように支障なく楽しむことができました。

机を別にして同室プレイする様子
概要のまとめ
ココがポイント
・ツインタワーホテルの離れた部屋に泊まったエージェント2人が協力して、館内に仕掛けられた爆弾を解除するストーリー
・ビデオ通話などリモート通信を利用、リアルに離れた場所から協力プレイ(同室でのプレイも可能)
・2人専用ゲーム。プレイには「オーシャンビュー」「マウンテンビュー」(各2,200円税込)の両キットが必要
謎解きの特徴は?
2人協力プレイはもちろん、攻略の鍵は「発想力」!?
謎解きの内容は、パズル問題が多かった印象です。ただし単純なパズルではなく、欠けた情報(並べ方や順番など)をお互いに補完しあうようコミュニケーションが必要なものがほとんどです。
さらに前回と同様、通信妨害による邪魔が入ります。「ジェスチャー」や逆に「音声のみ」など、制限された環境で必要な情報を伝えようとするところが楽しいポイントでした。
今回、特にこの「コミュニケーション手段」に工夫を要する問題があります。謎解きをしているのか、別のテーブルゲームをしているのかがわからなくなるほど。高い発想力が試され、限られた手段で上手く相手に伝えられた時の快感は病みつきです!
一方、協力プレイに焦点があるため、謎の難易度自体はさほど高くありません。丁寧に解説された公式ヒントもあるため、どうしても解けないことにはならないと思います。
今回も仕込まれてます「隠された謎」
前作にあった「隠された謎」が今回も用意されています。ツイッターなどで「絶望ツインタワーホテルに隠された謎を解き明かした!」とゲーム内で用意されたクリア報告がまわっているので、気になった方もいるかもしれませんね。

「隠された謎」クリア報告ツイート
どこに隠されている?
本編謎解きの集中を途切らせるところにはありません。最後までコンテンツを楽しむことで、自然とそれらしい演出に気づきました。
どんな内容?
全体を振り返りつつ「ひらめき」が必要とされる内容でした。これが最後の大謎と言ってもいいほどです。公式ヒントは用意されおらず、自力で解き明かす必要がありました。
攻略のコツは本編の問題をひとつひとつ振り返ってみることでしょうか。何を目にしてきたのか、どんな事をしてきたのか。丁寧に振り返ることでオマケ謎を解き明かす「ひらめき」が見つかりました。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・謎解きの難易度は低め、2人協力プレイの楽しさに焦点がある(公式ヒントも有り)
・コミュニケーション手段に「発想力」が試される問題も。頭の柔軟さが大事
・「隠された謎」は全体を振り返る「ひらめき」問題。ひとつひとつの問題を丁寧に振り返ってみよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「思わず互いに張り合いたくなってしまう楽しさ」

記念写真用「脱出成功」カードも封入されています
今回、特に楽しかったポイントは「発想力」が試されるテーブルゲームのような問題があったことです。
相手への伝え方に正解がなく、自身のオリジナリティでいくらでも違う表現ができるため、「そうきたか・・・こっちはもっと上手く伝えてやろう!」と思わず張り合いたくなってしまうと言いますか。お互いの承認欲求が刺激されました。
これは、前作と同様にお笑い芸人のサバンナ高橋さんとの共同制作で、謎解きの常識に縛られない面白さが追求されているなあと感じました。
また、前作同様にストーリーはエージェントになりきった2人がセリフを読み上う形式で進みます。互いにいがみ合っていた関係から、ストーリーの進行に沿って次第に認め合い、困難を共に乗り越える流れのため、友人や恋人同士でプレイをすると2人の仲を縮めてくれるかもしれませんね。
リモート通信脱出第1弾「ある通信基地からの脱出」とは、また違った角度から協力プレイの楽しさを追求した今作。前作未プレイの方は、両方楽しんでみてもいいかもしれませんね。
それでは、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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