こんな方におすすめ
- リアル脱出ゲームや体験型の謎解きで、あともうちょっとで失敗ばかり・・・悔しい!
- 序盤の問題で時間がかかっているみたい・・・最後の謎を考える時間が足りない!
- 脱出ゲームや謎解きイベントに参加してみたいけど、どんな問題が出るんだろう?
-はじめに-
リアル脱出ゲームをはじめとする体験型の謎解きには「よく出題されるパターン」があります。このパターンをいくつか知っているだけでも、クリア成功率はかなりUPします。
以前、私はよくこんな思いをしていました。
「あれ、この問題・・・前にもやったことあったな」
「問題量、多いっ! 何から手を付けたらいいんだ」
「最後の謎を考える時間が足りなかった・・・もう少し時間があれば・・・」
問題量が多くても慌てずに、ひとつひとつ解法の糸口を探る。これって結局、今までどれだけ謎解きをしてきたか「経験」によるところが大きいです。
それでは「経験」を整理して、覚えやすくまとめてみよう! というのが、この記事の内容です。
《リアル型脱出ゲーム・謎解きによく出る問題パターン》
1)よく出る順序に関する問題
→ 7=曜日、12=干支、26=ローマ字など。まずは数えてみるのがポイント
2)身近なものを使うシリーズ
→ スマホ、カレンダー、お金など。特徴(形、色)を押さえるのがポイント
3)ロジック&思考問題
→ 漢字、計算、論理的な問題など。出題形式や解法に慣れておこう
4)その他、謎解きならではの定型問題
→ 定型問題は、パターンを覚えてしまおう
これらのパターンについて、今回の記事では具体的な例を上げて書いていきます。
私は謎解きオンチで、「果たして脱出成功できる日なんて来るのだろうか」と思っていました。それから下手の横好きだけで、10年間で300回近いリアル脱出ゲームに挑戦(他の体験型謎解き含めると500回以上)。今では何とか7割くらいは脱出できるようになりました。謎解きオンチでも、経験を積むことで何とかなるものですね。今回の内容は、少しずつ積み重ねたコツをまとめたものになります。
はじめての脱出成功したい方や、体験型謎解きをはじめたばかりの方のお役に立ちますように。
リアル型脱出ゲーム・謎解きによく出る問題パターン分析
『よく出る順序に関する問題』
ポイント
並んでいるものを見かけたら、個数を数えてみよう!
順番や順序に関する問題では、曜日や干支、ローマ字、五十音などが頻出するテーマです。誰もが知っているだろうことを謎解きに利用して、問題文に書かずとも伝える情報を増やしているわけです。
例えば、コレ。
この問題のポイントは、「マスの数が 26個」 → 「ローマ字」の並びであることに気付くことです。キングやクイーンは単純にイニシャルだけを見ていて、「ピース」「マル」「バツ」ではなく、「V」「X」「O」であるとわかりますね。
ローマ字で10番目は「 J 」なので、答えは「②」です。
同様に、個数と並びの関係でよく使われるものは以下になります。
《個数 ⇔ 並びの関係》
・4 ⇔ 東西南北
・5 ⇔ 指(親、人、中、薬、小)
・7 ⇔ 曜日(月~日)
・8 ⇔ 音階(ドレミファソラシド)
・12 ⇔ 干支、星座、1~12月
・13 ⇔ トランプ
・26 ⇔ アルファベット
・46 ⇔ 五十音のひらがな(カタカナ)※濁音、半濁音除く
《その他、個数と関係なくよく出る並び》
・一昨日(おととい)、昨日、今日、明日、明後日(あさって)
・和暦(明治、大正、昭和、平成、令和)
・日本(北海道、本州、四国、九州、沖縄)
・惑星(太陽系の星の並び)
・数え方
「いち、じゅう、ひゃく、せん・・・」
「ひい、ふう、みい、よう、いつ・・・」
「First、Second、Third、Forth・・・」
これらを実践的な問題で確認したい方は、後述で紹介する「練習問題」も参考にしてみてください。
『身近なものを使うシリーズ』
ポイント
身近なものの特徴(形、色など)を押さえよう
前項では、誰もが知っている順番に注目しましたが、身近なものや日常的に目にするモノの特徴(形、色)がポイントになっているパターンです。
頻出するものとして、キーボード、スマホのフリック入力、カレンダー、お金などが上げられます。
例えば、コレ。
「指」や「文字の書かれたパネル」から、スマホのフリック入力であることに気付くのがポイントです。

スマートフォンのフリック入力
実際に、図のようにフリック入力してみると「こたえは はーとのもの」となるため、正解は「③」です。
特に頻出する「身近なものの特徴(形、色など)」を下にまとめてみました。
これらを実践的な問題で確認したい方は、後述で紹介する「練習問題」も参考にしてみてくださいね。
『ロジック&思考問題』
ポイント
出題形式や、解法になれておこう
(時間のかかる計算は、飛ばすことも検討しよう)
漢字、計算、「嘘をついている人は?」(論理的な問題)など、知識や計算力、考える力を試されるような部類です。
例えば、コレ。
二字熟語の組み合わせから、共通の漢字を連想する問題はかなり頻出しますよね。コツは「二字熟語で少なそう漢字」から目をつけると、考えやすいです。この問題では「○泣」が考えやすいでしょうか。
答えは「号外」になります。
この手の問題には、他にもクロスワードやスケルトン(※)なども含まれます。パッと見たときに何をする問題なのか、出題形式や解法を知っておくと、素早く落ち着いて対処できますね。
※スケルトン
クロスワードに似ていますが、単語のみが提示されて、与えられた枠組みに当てはめる問題です。クロスワードのような鍵(キー)や肩に振られた番号がありません。
『その他、謎解きならではの定型問題』
ポイント
定型問題は、パターンを覚えてしまおう
誰が作ったのかはわからないけれど、広く様々な謎解きで利用されている定型問題というのがあります。
例えば、コレ。
このような問題は、謎解きに慣れている人にとっては瞬時に「ああ、これね」と答えを出せるものです。知っていれば解ける問題のため、覚えてしまうのが手っ取り早いですね。
または、解法が知られていることを前提に、ひねりが加えられていることもあります。そんなときは、パターンを知らないと出遅れることになってしまいますね。例題でも、日付とミスリードさせようとしたり、連想が困難なワードになっています。
楽しみながら練習できる「頻出パターン問題集」
リアル脱出歴10年の経験とコツまとめました
ここまで例題として用いた謎解きは、NOTE記事「謎解き 頻出パターン問題集」から引用しました。
なかなか謎解きパターンが整理された問題集はないもので、無いなら作ってしまえ! と書いたものです。リアル脱出ゲーム初心者の頃の自分に読んでもらうつもりで、今までの経験を詰め込みました。
頻出パターンを意識的に身に着けることに主眼をおいて、解説は「図解でわかりやすく」「覚えるポイントをはっきり」させています。他の謎解き問題集にはない特徴です。
また、前の問題を振り返らないと解けない「ひらめき」を鍛える総合問題も用意しました。この問題集ひとつで、リアル脱出ゲームをはじめとした体験型謎解きのよくある流れをひと通り体感できるようにもなっています。
スマホ片手で通勤・通学、家事の合間など気軽に見られるのもポイントです。今回のブログ記事では例題を上げきれなかった内容も網羅しています。
全23問中、1~5問まで「問題」と「解説」の試し読みも出来ますので、よろしければ「どんなものかな?」と覗いてやってください。
「頻出パターン問題集」ご好評を頂け、第2弾ができました。前作に入りきらなかった問題や21年最新の傾向も踏まえた全23問(試し読み4問)です。第1弾との割引セット版もあります。どうぞお役に立ちますように
まとめ
リアル脱出ゲームをはじめとした体験型謎解きも、最近は問題やギミック(仕掛け、トリック)がどんどん難しくなっているなあとの印象があります。
リピーターを飽きさせないためにも、それは仕方のないことですが、始めたばかりの方が「難易度を高く感じすぎて」脱出ゲームや謎解きそのものから離れてしまっては残念だと思います。
今回の記事が、リアル脱出ゲームや体験型謎解きをより多くの人がもっともっと楽しめるキッカケになりましたら幸いです。
それでは、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!