攻略データ
プログラム名 | WEST CODE第六弾「見知らぬ絵日記と約束の列車」 (タカラッシュ!)※ハンターズヴィレッジ |
開催期間 | 2024年04月26日 (金)~ 2024年09月16日(月) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系、街歩き系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★★★☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 西武鉄道沿線 ・電車移動 片道 約1.7時間 ・降車駅周辺の探索 徒歩片道 3~15分 |
実際に要した時間 | 5.5時間(公式想定なし) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、思考力、ひらめき力 |
必要なもの | 筆記具、スマホやタブレット(インターネット使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 無料(別途、交通費) ※イベント用一日乗車券の販売有り 《冊子配布場所》 ・西武鉄道各駅 ・PDF版ダウンロード ※印刷し製本する必要あり (各詳細は、記事参照) |
公式情報 | WEST CODE第六弾 見知らぬ絵日記と約束の列車 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 西武鉄道で沿線を巡る人気の謎解きシリーズ第六弾(2024年版)
- 昨年とコンセプト一新、暗号解読に特化した問題と青春ラブストーリー
- 参加冊子無料、一日乗車券の利用で交通費もお得にプレイ
-はじめに-
西武鉄道沿線を舞台にした「WEST CODE第六弾 見知らぬ絵日記と約束の列車」に挑戦した攻略レビューです。
難易度や所要時間といった攻略に役立つデータや、謎解き問題の傾向・特徴、降車駅周辺の街歩きの様子など、気になる情報を徹底紹介。写真も多く掲載しプレイイメージしやすい内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
続きを見る
西武線謎解き2024「WEST CODE第六弾 見知らぬ絵日記と約束の列車」の概要
概要「西武線の路線を乗り継ぐ周遊謎、甘酸っぱい青春ラブストーリー」
子供の頃に描いた数冊の絵日記。しかし、ある一冊に描かれた内容が、まるで思い出せない・・・。失った記憶を取り戻そうと思い出の地を巡る青年と、幼馴染みの少女との交流を描く青春ラブストーリーでした。
今回の謎解きは、暗号解読に特化した内容。全体を通して「一つの暗号表」を完成させていくことになりました。暗号表を用いて、記号の並びを日本語として読み解く必要があり、クイズや迷路といった問題もそういった暗号解読との複合問題になっていました(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
※暗号表:数字、アルファベット、五十音などを記号と対応させた表
探索範囲は、西武新宿線、西武池袋線など西武線の複数路線にまたがっており、路線を乗り継いでいくのが「WEST CODEシリーズ」の醍醐味。今年は乗継ぎ路線数は控えめでしたが、それでも電車に乗っている時間は100分を超える大ボリュームでした(所要時間の詳細は、後述をご覧ください)
訪れた駅では、片道徒歩3~15分程の周辺探索や街歩きがありました。降車駅によって移動距離はまちまちでしたが、地域の公園や駅前の緑化スポットなど、街中の自然を目にする機会が多かったです。
冊子ビジュアルは、温かみの感じられるポップなイラストが使われていますが、お子さんにはややハードルの高い難易度。ルールや法則性をあれこれ考える「思考系の謎解き」が好きな方にオススメできる内容でした。
所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)
実際にかかった所要時間:5時間30分
(公式の想定時間:公表なし)
プレイ推奨時間:午前中~日没まで
※日没後は照明の少ないスポットで探索に支障の可能性あり
私は大人2人の協力プレイでクリアまでに「5.5時間」かかりました。途中の食事や休憩時間は除いています。冊子の見た目以上に問題数があり、訪れる駅も多め。暗号解読という問題の性質上、机上で考える時間も長く、プレイ時間は多めに見積もっておくのが安心です。
所要時間の目安は、謎解きに慣れた人が寄り道無しのプレイで5~6時間、謎解きに慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで6~7時間以上になると思います。
当日、現地の駅で参加冊子を入手する場合は、最初の問題をPDF版で解いて、スタート駅を判明させておくとスムーズなプレイが出来ます。
探索スポットは、駅構内や駅周辺の公園など。屋外探索が多く、雨天時のプレイは避けた方が無難と感じられました。街中の移動は舗装された路面で、極端に足元の悪い状況はありませんでしたが、階段などの昇降はあり。雨天時は、公園などで歩きにくい状況があるかもしれません。
今回、営業時間のある施設に行くことはありませんでした。プレイ可能時間の設定は特にありませんが、日没後は一部の屋外探索で目的のものを見つけにくい状況があるかもしれません。所要時間も多くかかることが想定されるため、一日でクリアを目指す場合、午前中にプレイスタートさせるのがオススメでした。
問題冊子について(配布場所、必要なものなど)
参加冊子 | 無料 |
配布場所 | 西武線各駅(一部駅除く) |
WEB PDF版ダウンロード(※1) | |
必要なもの | 筆記具(冊子に付属なし) インターネット接続できるスマホやタブレット |
※1 WEB PDF版をダウンロードした場合、印刷と製本をする必要あり。詳細は公式サイトをご確認ください
※冊子はなくなり次第、配布終了
※間違いないよう記載しておりますが変更されることもあるため、お出かけ前に必ず公式情報もご確認ください
参加冊子は、西武線の主要駅で無料配布されています。駅構内のフリーペーパーラックや、改札窓口などに置かれていました。見当たらない場合は、駅員さんに尋ねてみるといいですね。
公式サイトからPDF版をダウンロードする場合、印刷され製本した状態でなければ解くのが困難な問題があります(詳細は公式サイトをご覧ください)
交通費の考察(一日乗車券など)
ゲームにかかる交通費:大人1,443円
※ 謎解き最初の駅~ゴール駅まで片道の料金、交通系ICを利用した場合
『WEST CODE』西武線謎解き1日おでかけきっぷ | |
料金(税込) | 大人 1,000円、子供 500円 |
販売期間・時間 | 2023年4月26日(金)~9月16日(月・祝) 初電車~16:00 ※購入当日限り有効 |
販売場所 | 西武線各駅の自動券売機 (武蔵横手~西武秩父駅間、小竹向原駅、多摩川線の各駅除く) |
※前売り販売なし。自動券売機のみ取扱い、窓口販売はありません(詳細、公式情報をご確認ください)
ゲームにかかる交通費は、探索で訪れる最初の駅からゴール駅までSuicaやPASMOを利用した場合、片道 大人1,443円でした。今回、イベント用の一日乗車券が販売されており、利用するのがオススメ(差額 大人443円)です。自宅最寄り駅までの行き帰りで、西武線を利用される場合は、よりお得になりますね。
クリアで応募できる賞品について
「WEST CODEシリーズ」では、毎回、クリアで応募できる賞品(抽選)も魅力の一つです。
西武鉄道ノベルティグッズ(非売品)や、ホテルランチビュッフェ券、西武園遊園地の1日レジャー券など。西武グループの関連品に応募できますが、クリア状況により、応募できる賞品の範囲が変ります(当選は賞品の発送をもって連絡)
尚、応募にはエンディング閲覧後に案内されるWEBページで、アンケート回答や住所の入力が必要でした。
また、タカラッシュさんが運営する「ハンターズヴィレッジ」会員の方は、ハンターポイント獲得対象にもなっています。その場合「約束の列車の謎」のクリアキーワードが必要になりました(賞品のA賞応募条件と一緒)
公式情報:ハンターポイントとは
【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・西武鉄道を乗り継いで巡る、大ボリュームの暗号解読系の周遊謎解き
・子供の頃に描いた絵日記を巡る爽やかな青春ラブストリー
・参加冊子は西武線各駅で無料配布、一日乗車券の利用で交通費もお得に(詳細はこちら)
《注意が必要に感じたこと》
・筆記具、スマホやタブレットなどWEB端末の利用必須
・問題冊子を当日、現地駅で入手する場合
→ 最初の問題をPDF版で解いて、スタート駅を判明させるとスムーズ
・夜間は屋外探索に支障を生じる可能性あり。日没前のプレイ推奨
・折りたたみ式バインダーがあると便利
【PR】
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「記号を照合させる暗号解読、冊子を折る作業系問題も有り」
今回の謎解きは、暗号解読が大きなテーマ。表の空欄を埋める形式で、一つの暗号表(※)を完成させることになりました。
※暗号表:数字、アルファベット、五十音などを記号と対応させた表
探索で見つける駅周辺の掲示物によって、暗号表に埋めるべき記号が一部判明。分かっている範囲で暗号解読を行うと、次に向かうべき駅が導かれる流れです。一般的なクイズやなぞなぞが、暗号解読と複合されて出題される場合も多かったです(問題文が暗号になっているなど)
暗号表の記号は、掲示物の情報だけではなく、冊子に描かれたイラストや文章等から判明させる必要もありました。暗号に用いられる記号を見かけたら、必要かどうかはさておき、取りあえず解読してみるのが攻略のコツでした。
また、一度解き終わった問題のルールや法則を別の問題で使い回すこともあり、情報を整理し分析する力も度々試されました。
公式ヒントは冊子裏面に記載のQRコードからアクセス可。問題ごと段階式になっていますが、謎解きに慣れていない人は、ヒントを閲覧しても解けない問題があるかもしれません。
※ヒント閲覧には、ハンターズヴィレッジの会員登録が必要。獲得ハンターポイントが半減するため注意
最後の謎「混乱必至!? 推論や思考力が必要になる展開」
後半の展開では、大きなステップが2つありました。ここまでに、暗号表はあらかた完成させておく必要がありました。
1つ目のステップは、冊子を折る作業系の問題。折り方を導くための情報が極端に少なく、推論やひらめきが必要になる難問でした。また冊子を折る際、丁寧な作業をしないと次の情報を読み取ることが困難になりました。
2つめのステップは、思考系の机上問題。クロスワード等のように、じっくり解き明かす内容です。これまでに用いてきた暗号表も利用するため、混乱しがちですが、落ち着いて時間をかけることで、解き明かすことができました。
注意点として、問題冊子の最終ページ以降も、WEB上で追加情報や問題が続いて行きます。現地探索も、宝箱を発見するまで続くため、最後まで気を引き締めて行きたいですね。宝箱発見以降は、どこに居ても解ける問題になりました。
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人でも、一部の問題はヒントを見ないと解けない可能性あり
・謎解きに慣れていない人は、ヒントを見てもクリア出来ない可能性あり
《攻略のコツまとめ》
・問題冊子を当日、現地駅で入手する場合
→ 最初の問題をPDF版で解いて、スタート駅を判明させるとスムーズ
・冊子のイラストや文章で、暗号の記号を見かけたら、取りあえず解読してみよう
・一度解き終わった問題のルールや法則を使い回すこともあり。覚えておこう
・冊子を折る際は、丁寧な作業を心がけよう
・宝箱を発見するまで現地探索は続く。気を緩めずに行こう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「ほのぼのとしたビジュアルと裏腹、暗号解読に特化した大人向け謎解き」
「WEST CODEシリーズ」は、従来より暗号解読風の謎解きが特徴ですが、今回はより一層そのテーマが強くなった印象でした。
一見、無意味に思える記号の羅列を、日本語に解読していく。その為に必要な暗号表を完成させることが、主要な目的の一つになっており、お子さんや謎解きに慣れていない方には、一般的な謎解きに期待する面白みに欠けたり、取っつきづらく感じるかもしれません。暗号表を少しずつ完成させていくことに喜びを感じる方や、情報を整理したり、ルールや法則性をあれこれ考えるのが好きな人に向いている内容でした。
また、後半の問題で、解く為の情報が極端に少なくなる部分があり、問題そのものの難しさよりは、出題者の意図に沿ってプレイするのが難しいと感じられる側面がありました。もう少し、思考の過程を後押ししてくれる要素があったら、納得感が高まったかもしれません。
とは言え、無料の謎解きイベントとは思えないクオリティの高さは健在。暗号解読が好きな方、過去の「WEST CODEシリーズ」のファンの方は、とても楽しめる内容だったと思います。
ボリュームが多いため、あまり寄り道している時間はありませんでしたが、街中の自然を感じられる西武線沿いの散策が楽しめ、晴れた休日のお出かけに丁度良かったです。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!