【攻略、感想】ハンターハンター×リアル脱出ゲーム「変幻自在の迷宮からの脱出」（オンラインハンター試験、ネタバレ無し）

－はじめに－
今回の記事は、アニメ「ハンターハンター」とリアル脱出ゲームがコラボした「変幻自在の迷宮（トリックダンジョン）からの脱出」に挑戦してみたレビューをお届けします。

ゴンやキルアといった原作でお馴染みのキャラクター達とリモート通信しているつもりで謎を解いていくストーリー。またキットを使用して、ダンジョンの模型を作ったり変形させる作業に思わず没頭してしまう内容でした。

難易度や所要時間といった攻略に役立つデータや、オンラインハンター試験とされる今回の謎解きの特徴など、気になる情報を徹底紹介しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

ハンターハンター×オンラインリアル脱出ゲーム「変幻自在の迷宮からの脱出」の概要

概要「オンラインハンター試験、リモートでダンジョンの仲間と協力しライセンスをゲットせよ！」

「今年のハンター試験、あなたはリモートで受験して頂くことになりました」

ハンター協会から届いた受験案内。怪物、財宝、賞金首、美食、遺跡、幻獣など、希少なものを追求するハンターになるための試験は、合格率数百万分の一と言われている。

あなたはリモートで参加するという異例の事態に緊張しながら、案内にあったコードを読み取った。

「おーい！ 聞こえてる？　俺はゴン。今年のハンター試験は、ダンジョン内にいる俺たちと家にいる君とで協力して、挑戦するんだって！」

通信先で待ち受けていたのは、同じハンター試験の受験者たちだった――。

「変幻自在の迷宮（トリックダンジョン）からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています。

撮り下ろしボイスによる映像を見ながら、ゴン、キルア、レオリオ、クラピカといった原作でお馴染みのキャラクター達とリモート通信をしているつもりで、ハンター試験に挑むオリジナルストーリーです。途中、あの危険人物「ヒソカ」も登場し、ハラハラドキドキする展開でした。

舞台となるのは「変幻自在の迷宮」、刻々と姿を変えるダンジョンです。プレイヤーは手元のキットでダンジョンを再現しながら、謎を解いていきます。キット工作物の大きさが想像以上に大きくて、ひと通り組み終わったときに、思わず「お～」と歓声が上がってしまいました。

LINEアプリのトークでゴン達とコミュニケーションしたり、合間に挟まる動画でダンジョンの状況やストーリー展開を確認する一方、手元ではダンジョンが姿カタチを変えていき、オンラインと工作物の現実が絶妙にリンクする謎解きでした（謎解きの詳細については、後述をご覧ください）

離れた友達とのリモートプレイに対応

「変幻自在の迷宮からの脱出」は１人でプレイすることもできますし、複数人で協力プレイを楽しむこともできます（複数人でプレイする場合は、人数分のキット必要）

離れた友達とは、ZOOMやLINEアプリを使用することで一緒にプレイできる仕様にもなっています。但し、リモートプレイならではの謎解きは、特にありませんでした。序盤で小問を手分けするような役割分担ができないこともないですが、原則同じ映像を観て、同じ問題を一緒に考えていきます。

あくまで、ビデオ通話でコミュニケーションをとりながら、一緒のコンテンツが楽しめるといった趣向です。謎解きが不慣れな方が、得意な人と一緒にプレイしたり、ハンターハンターのファン同士でプレイすると盛り上がりそうですね。

 

※協力が不可欠なコンテンツ（目にする情報や問題が互いに違う）にご興味のある方は、次の関連記事もご覧ください

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所要時間、その他注意すること

所要時間の目安

実際にかかった所要時間：130分
（公式の想定時間：120～180分）

謎解きキットを開封してから、エンディング映像を見終わるまでにかかった全体の所要時間は130分でした（3人プレイ）。ほぼ公式で案内されているのと同等の時間です。

ゲームでは謎解きを考える時間以上に、映像を見る時間や、キットを用いた工作作業に時間がかかりました。よほど手際よく作業をしないと、120分以内にゲームを終了させるのは難しいと思います。

離れた友達とリモートで協力プレイする場合は、コユニケーションにも時間がかかるため、所要時間を180分ほど見込んでおくと安心ではないでしょうか。

その他注意すること

ゲームプレイには、インターネットに接続できる端末（PC、タブレット、スマホ）、LINEアプリのトーク機能が必要です

離れた友達とリモートプレイする際は、コミュニケーション用の端末とゲーム用端末を分けるとスムーズです。また、映像視聴中はイヤホン推奨（お互いハウリングするため）

筆記具、キット工作にハサミやセロテープを使用します

一度ゲームをクリアするとゲームページにアクセスできなくなります
※クリアツイートできるリンクなどあるので、ページを閉じる前にやり残しがないようにしたいですね（クリア前であれば、途中でプレイを止めても、再アクセスできます）

キット販売期間と、プレイ可能期間が違うため注意
キット販売期間：2021年3月1日(月)12:00～6月27日(日)23:59
プレイ可能期間：2021年3月25日(木)10:00～7月27日(火)23:59

概要のまとめ

難易度や謎解きの特徴は？

特徴「姿カタチを変えるダンジョン、実際にキット工作して再現する」

謎解きの大半の時間は、ダンジョンを再現するためのキット工作に費やしました。

ダンジョンを組み上げていく工程が作業系の謎解き（マークを見つけて合わせる、指示されたマークを折って作るなど）になっていて、若干、手先の器用さが必要です。

キット工作以外では、作ったダンジョンを用いたパズル系の問題や、論理的に考える問題がありました。ひとりでじっくり腰を据えて取り組むのも良いですが、みんなで「ああでもない、こうでもない」と言い合いながら考えることで、とても盛り上がると思います。

また、全ての問題には丁寧な公式ヒントが用意されています。友達とのリモートプレイでは、自分だけ解けないと待たせてしまって申し訳ない気持ちになりますが、「ヒント使います！」と報告しながら、有効に活用して足並みを揃えるのもいいかもしれませんね。

最後の謎「変幻自在の迷宮、試験に仕組まれた秘密を暴く」

終盤の謎解きでは、目の前で工作した「変幻自在の迷宮」がみるみる姿カタチを変えていく様が、圧巻の内容でした。

自分で作業しているので、出来上がる様子をだいたい想像できそうなものですが、思いがけない仕掛けも施されていて、工作謎解きの醍醐味が存分に感じられたと思います。

そして、最後の問題では、今までの出題傾向から一転して高い「ひらめき力」が要求されました。原作のハンター試験でも、戦闘能力以外に、時には洞察力や思考力が試されることがありましたが、まさにそんなハンター試験に相応しい内容でした。

手元にある情報から、論理的に考えていくことで、変幻自在の迷宮に仕掛けられたトリック、オンラインハンター試験に隠された秘密に気付いていく流れで、とてもワクワクする体験でした。

難易度の目安、攻略コツまとめ

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実際に遊んでみたリアルな感想

感想「オンラインと、キット工作による現実がリンクする傑作」

オンラインでプレイする謎解きゲームは、自宅で手軽にできる良さもありながら、どうしても会場プレイで感じられる臨場感や一体感は低くなってしまいがちですね。

新型コロナの流行で、会場プレイに制約がある中、リアル脱出ゲームの一部のコンテンツはオンラインへと可能性を模索しました。リアル脱出ゲームの醍醐味とも言える「物語体験（登場人物になりきる体験）」をどうオンラインで再現するのか、様々なアプローチが考えられ、発明されるのを一年間見て来ました。

今回の「変幻自在の迷宮からの脱出」は、キット工作するという現実をオンラインコンテンツとリンクさせることで、臨場感を演出する流れの最終形態と言ってもいいかもしれません。

目の前にそれなりの大きさの工作物が現れるだけでもリアリティがありますし、自宅でゆっくり作業できるからこそ実現できた変形トリックは、逆に会場プレイでは難しいのではないかなあと思いました。

また、ハンターハンターとのコラボでは、今年（2021年）1月まで東京ドームシティを舞台に「グリードアイランドからの脱出」が行われてれていましたが、途中で開催中止となりました。まさかこんなに早く、コラボが再実現するとは思っていなかったので、嬉しいサプライズです。

残念ながら「グリードアイランドからの脱出」に参加できなかった方も、今回の「変幻自在の迷宮からの脱出」でハンターハンターの世界感を心ゆくまで楽しんで頂きたいなあと思いました。

それでは、最後まで記事をご覧頂き、ありがとうございました！