攻略データ
公演名 | 誘拐された部屋からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ルーム型(チーム制6人) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 30%(管理人参加時点の平均) |
制限時間 | 60分(所要時間90分) |
特に必要となる力 | 記憶力、注意力、観察力、推理力、ひらめき力、なりきり度 |
公式ヒント | なし |
参加料金(税込) | 平日 前売り一般3,800円 土日祝 前売り 4,100円 ※当日券、グループチケット、平日U22団員割引あり (詳細は記事参照) |
公演情報 | 【公式】誘拐された部屋からの脱出-リアル脱出ゲーム |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 実際に手足を拘束され閉じ込められるルーム型のリアル脱出ゲーム
- サスペンス仕立てのストーリーにも注目、ドラマの主人公になった気分
- 誘拐犯のボス役に有名俳優さんが声で出演、物語を盛り上げてくれる
-はじめに-
今回の記事は、全国6都市で順次開催のルーム型リアル脱出ゲーム「誘拐された部屋からの脱出」にチャレンジしてみた攻略レビューをお届けします。
手足を実際に拘束され部屋に閉じ込められるスリリングな体験と、サスペンスドラマの主人公になった気分を味わえる「シチュエーションゲーム」とも言える内容でした。
脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータや、誘拐された状況ならではの今回の謎解きの特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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リアル脱出ゲーム「誘拐された部屋からの脱出」の概要
概要「誘拐シチュエーションを体験するサスペンス仕立ての謎解き」
「お前たちを誘拐した」
気が付くと手足を拘束された状態で、男に拳銃を突きつけられていた。身に覚えのない誘拐。ここがどこかも、誘拐犯たちの目的さえわからない。
「さあて、計画を実行するか…」
奥へと消えていく誘拐犯。もうダメか…と思ったそのとき、どこからか声が聞こえた。
「こちら、特殊警察だ。誘拐犯グループの隙をついて連絡している」
聞こえる声の助けを得て、この極限状態から脱出することができるだろうか――。
リアル脱出ゲーム「誘拐された部屋からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています。
今回の特徴は、実際に拘束されるシチュエーションもさることながら、しっかりとしたストーリー進行があることです。
見知らぬ部屋で手足を拘束されている状態で目が覚めるオープニングから、事の顛末が描かれるエンディングまで、しっかり描かれます。
アニメ遊戯王の海馬役や、俳優として人気の「津田健次郎」さんが誘拐犯のボスの声を演じており、物語への没入感もバッチリ。サスペンスドラマの主人公になったような体験ができました。
金属製の手錠や、プラスチック製の鎖で片足を椅子に縛られてしまうインパクトも、もちろん絶大。誘拐されて、身動きも自由にとれない状況で、これからどうなってしまうのだろう…というリアルなドキドキは、なかなかの非日常体験です。
暗号解読といった謎解きも、もちろんありますが、通常のリアル脱出ゲームより量は少なめ。誘拐シチュエーションを体験し、機転を効かせた「ひらめき」で様々な危機的状況を回避することに主点が置かれていたと思います(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
所要時間(制限時間など)
ゲームの制限時間:60分
準備、解説含む所要時間:90分(公式想定120分)
ゲームの制限時間は「60分」です。ただ、ストーリー進行があるため、序盤から中盤にかけては制限時間を意識する機会が少なかったです。状況把握や、誘拐犯とのやりとりをしているうちに、時間もストーリーもどんどん進行してしまった印象です。後半に時間を多く残せるように、頑張りたいですね。
また、今回、手足を拘束される事前準備に割と時間がかかりました。公式の想定所要時間は120分と長めになっており、この準備を考慮していると思います。時間ぎりぎりの慌てた状態で受付し、ばたばたすると準備に余計な手間を取ってしまうかもしれません。余裕をもって受付(開始10分前まで)し、落ち着いてゲームに挑みたいですね。
チケット情報(開催店など)
今回のゲームは、6人1チーム制のルーム型です。閉じ込められる実際の部屋には、6人以外のプレイヤーはいません。
チケットは「前売り or 当日」「平日 or 土日祝」などで料金が変わります。6人以下で参加した場合は、当日知らない人とチームを組み(最大6名)一緒にプレイをすることになります。
最大6人までのメンバーで部屋を貸し切れる「グループチケット」の販売もあり、前売り一般より若干安くプレイできます(チケット料金は、会場で異なる場合があるため、公式情報を必ずご確認ください)
前売り | 当日 | |||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
一般 | 3,800円 | 4,100円 | 4,100円 | 4,400円 |
グループチケット (6人分) | 21,000円 (3,500円/人) | 22,800円 (3,800円/人) | 22,800円 (3,800円/人) | 24,600円 (4,100円/人) |
平日U22団員割引あり:少年探偵団会員かつ22才以下の平日限定の割引(半額)。初回摘要時、会場受付で生年月日のわかる身分証明書の提示必要。詳細は公式情報をご確認ください
※グループチケットの1人当たり料金は、6名で参加した場合の計算です。間違いが無いよう記載しておりますが変更の可能性あるため、必ず公式情報もご確認ください
公式サイト:チケット情報
概要のまとめ、注意事項
ココがポイント
《概要のまとめ》
・金属製の手錠やプラスチック鎖でリアルに拘束される誘拐シチュエーションゲーム
・ルーム型リアル脱出ゲームに珍しい、サスペンス仕立てのストーリー進行
・暗号解読、機転を効かせた「ひらめき」などで様々な危機的状況を回避する
《注意事項》
・身体を動かすプレイがあるため動きやすい服装推奨
(スカートやヒール靴では、プレイし辛いです)
・手錠が金属制のため、アレルギーのある人はスタッフに申し出ましょう
(リストバンドを貸してもらえます)
・大きな音、若干ビックリさせられる要素があるため苦手な人は注意
・開始前の準備時間が長め。余裕をもった早めの受付を
(開始10分前には済ませましょう)
・手錠や鎖は緊急時(地震など)簡単に外れる仕様になっています。事前の説明をよく聞きましょう
脱出成功率や謎解きの特徴は?
特徴「誘拐犯をあざむく機転と暗号解読」
今回、通常のルーム型リアル脱出ゲームに比べると、謎解きの出題傾向が異なります。
闇雲に部屋を探索してパズルやクイズを解いていく場面は少なく、誘拐犯の行動に耳や目を光らせ、部屋の状況を把握し、時には誘拐犯の尋問に対応していきます。
そのためには、チームメンバー内で自分の見えているものの情報共有や、誘拐犯をあざむくための相談をしっかり行うことが大事になりました。
ただ、謎解き要素がまったくないわけではなく、ロッカー錠の暗証番号を探るといった暗号解読もあります。それらの謎解きも、ストーリー上、必要に迫られて行っていく展開です。
暗号解読の難易度は特別難しいものではありませんでしたが、手錠や足かせといった身体上の制限や、こちらの意思に反してやってくる誘拐犯の邪魔など、周囲の状況に振り回されることによって、難易度が上がっている印象でした。
公式ヒントは用意されていません。また、他のルーム型のようにスタッフさんが常時部屋にいるわけでもありません。困っている時に、ちょっとヒントをくれる…という機会は少ないと思います。
最後の謎「部屋で起こった事を整理して、最適解を導く」
終盤は、リアル脱出ゲームらしい「制限下における危機的状況の回避」に特化した内容で、サスペンスに溢れたストーリーとスリリングな展開が楽しめました。
・今までの誘拐犯の行動を振り返り
・部屋の状況や、見て取れる情報に目を配り
・限られた手段で何ができるか?
6人全員が生きてこの部屋から脱出するためのポイントは上のようになります。刻々と迫る制限時間の中、チームメンバー全員の知恵を絞って考える過程は、いつも以上に熱の入った議論が飛び交いました。
今回は、エンディング映像も用意されています。脱出成功の達成感や余韻を噛みしめながら、エンディングを迎えたいですね。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:約30%(2021年4月4日時点、下北沢店)
※公式集計されておらず、ゲーム終了後にスタッフさんに聞いた内容。但し、現在スタート間もなく、謎解きの得意な参加者が集中している可能性があります。体感としては脱出成功率10~20%程に感じました。
《攻略コツのまとめ》
・チームメンバー内で、自分の見えているものの情報共有をしっかり行おう
・チームメンバー内で、誘拐犯を欺くための相談をしっかり行おう
・暗号解読は特別難しいわけではない。状況に振り回されず冷静に考えよう
・最後の謎は「今までの誘拐犯の行動」「部屋の状況」「見て取れる情報」を総合的に考えて、最適な危機回避手段を考えよう
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「危機的状況へのアドリブ力が試される、先が読めないドキドキ感」
ルーム型リアル脱出ゲームの醍醐味は、部屋にある物へリアルに触れて、謎解きのヒントとなる情報やアイテムを探索することにありますよね。時には相当意地悪な場所に、重要なものが隠されていたり。
今回の「誘拐された部屋からの脱出」は、そういった探索の難易度は低めでした。あくまで誘拐シチュエーションにこだわり、危機的状況へのアドリブ力(臨機応変さ、冷静さ)が試されることに楽しさがあったと思います。
ルーム型リアル脱出ゲームで、シチュエーションを体験するタイプのものが今まで無かったわけではありませんが、特異なシチュエーションにプラスして、しっかりとストーリー展開していく内容は珍しいなあと感じました。
オープニングやエンディング映像も用意され、誘拐犯のボス役「津田健次郎」さんもめちゃくちゃ渋めのええ声で、ストーリーを盛り上げてくれました。身に覚えのない誘拐に巻き込まれ…たどり着く意外な結末、ぜひ多くの方に確かめて頂きたいです。
現在、週末のチケットは売り切れが続いていますが、公演回数や参加人数の設定が少ないので仕方がないでしょうか(ちなみに下北沢店では、2つの部屋が用意され時間差で運営されていました)1チーム6名とグループチケットが買いやすいのも、人気の理由かもしれませんね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!