攻略データ
公演名 | 夜の魔王城からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 大型公演(遊園地系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 約50%(東京ドームシティアトラクションズ 2022.11.27) |
制限時間 | 70分(所要時間120分) ※混雑状況により60~70分変動の可能性あり(詳細こちら) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(時間経過で、園内に掲示) |
参加料金(税込) | 前売り3,700円 当日4,000円 ※上記はイベント割摘要前料金(期間内は最大20%オフ) |
公演情報 | リアル脱出ゲーム『夜の魔王城からの脱出』 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 閉園後の東京ドームアトラクションズで、イルミネーションに囲まれて謎解き
- 闇に包まれた魔王城、勇者となり魔王復活から世界を救うファンタジーストーリー
-はじめに-
今回の記事は、東京ドームシティアトラクションズを舞台にしたリアル脱出ゲーム「夜の魔王城からの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
2016年に開催されたもののリバイバル公演となる本作。イルミネーションに彩られた夜の遊園地の幻想的な雰囲気の中で、本格的な謎解きが待ち受ける「王道のリアル脱出ゲーム」を楽しむことが出来ました。
記事では、難易度(脱出成功率)や所要時間といった攻略に役立つデータや、遊園地内を魔王城に見立てた今回の謎解きの特徴や見所など、参加検討に役立つ情報を徹底紹介。写真付きでプレイイメージが持ちやすい内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
リアル脱出ゲームのおすすめ、東京で絶対プレイしたいものまとめ
東京都内のリアル脱出ゲームに、10年間で300回以上参加して「これは絶対プレイして欲しい!」と感じたおすすめをまとめた記事です。2022年現在、遊べるモノをピックアップ。脱出成功率や見所など、検討に役立つデータをわかりやすく記載しています。
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リアル脱出ゲーム「夜の魔王城からの脱出」(東京ドームアトラクションズ)の概要
概要「イルミネーション輝く夜の遊園地、魔王復活まであと僅か」
闇の中で光りうごめく生き物たち、音を立てて動く謎の乗り物…。
一見きらびやかに見えるこの場所は、魔物たちに支配された魔王城。
この魔王城で、とある賢者によって封印された魔王が、この世に復活しようとしていた。
魔王城に迷い込んでしまったあなたは、張り巡らされた謎や暗号を解き明かし、無事に脱出することができるだろうか――。
「夜の魔王城からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
今回のリアル脱出ゲーム、最大の特徴は閉園後の遊園地を舞台にしている点です。舞台となる東京ドームシティアトラクションズでは期間中、イルミネーションが点灯しており、幻想的で非日常感が漂う園内は、ゲームの世界感とも相性抜群でした。
今回は、この夜の遊園地全体が、魔物たちのうごめく「魔王城」という設定。プレイヤーは魔王城のどこかで、復活を企む「魔王」から世界を救うために、園内を奔走することになります。ファンタジーRPG等で馴染みのある世界感は、とてもとっつきやすく、すぐに物語の中に入り込むことが出来ました。
謎解きは、オーソドックスなクイズやなぞなぞが多く、良い意味で直球勝負。「これぞリアル脱出ゲーム!」と感じられる王道の問題と展開でした。謎解きに慣れていない人でも比較的解きやすい問題が多かったと思います(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
また、今回のリアル脱出ゲームは、個人戦でした。ご家族や友達同士で協力プレイすることは可能ですが、明確な役割分担が必要になる演出は、ゲーム上特にありません。解答用紙も一人一人がきちんと記入する必要があるため、注意ですね。
所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)
ゲームの制限時間:70分
※園内の混雑状況等により変更の可能性あり
解説を含めた所要時間:120分
(公式の想定所要時間:120分)
ゲームの制限時間は「70分」でした。私が参加した日は、東京ドームでアイドルのコンサートが行われていた影響で、園内一部エリアが混雑している状況でした(ゲームスタート前に司会より説明あり)。公式サイトでは「魔王復活まで1時間」と表記されていることから、園内の混雑状況に応じて、制限時間は10分前後(60~70分)変更になることがあるようです。
ゲーム中、遊園地は閉園(アトラクション稼働停止)していますが、レストランなどの施設は営業しており、一般のお客さんも出入りがある状況。遊園地の貸切りイベントではありませんでした。
ゲームスタートは園内にある屋内シアター「シアターGロッソ」です。受付やグッズ販売もこの会場入口付近で行われました。開演の45分前から受付開始、入場が可能です。
こちらのシアターで、スタート前の事前説明やオープニングの映像演出が行われ、ゲーム中は自由に園内を探索、終了後は再びこちらのシアターに戻ってきて解説が行われました。
また、東京ドームアトラクションは立体的な構造をしていて、階段が多い遊園地でした。ゲーム中も頻繁に階段の上り下りが発生するため、歩きやすい靴や服装での参加がオススメです。
プレイ環境は、ほぼ屋外でした。霧雨程度であれば雨天決行ですが、開催有無については公式サイトでお知らせが更新されるため、天候が不安な場合はお出かけ前に必ずチェック。合わせて、雨天プレイでは、安全面の理由から傘の使用が出来ずレインコート着用を促される場合があるため、公式情報を確認しておきたいですね。
万が一、悪天候等で公演が中止となった場合、チケットの振替や払戻しが行われることがあります(こちらの情報は、振替や払戻しを保証するものではありません)。中止になった場合は、公式のお知らせをよく確認したいところです。
終了後の解説を含めた全体の所要時間は「120分」でした。私がプレイした公演は、制限時間70分でしたが、全体の所要時間に影響がない旨が同時にアナウンスされていました。解説や演出の一部省力などで、影響がないように調節しているのかもしれません。公演スタート時間(20時、12月24~25日は21時)が遅いため、帰路に着く頃には22時を過ぎていることが想定されます。交通機関の時間確認や、未成年者への配慮は事前にしておく必要がありますね。
チケット情報(イベント割情報など)
(税込) | 前売り券 | 当日券 |
通常チケット | 3,700円 | 4,000円 |
イベント割チケット | 2,960円 | 3,200円 |
※イベント割は2022年10月14日(金)~2023年1月31日(火)の期間限定(予告なく変更の可能性あり)会場受付で各種証明書の提示必要。詳細は公式情報をご確認ください
※間違いがないよう記載しておりますが変更されることもあります。最新のチケット料金については、必ず公式情報をご確認ください
チケットの券種は「前売り券」と「当日券」のみ。学生料金の設定はありませんでした。また今回の内容は個人戦となるため、グループチケットの販売もありませんでした(友達同士の協力プレイは可能)
イベント割について
2022年10月14日(金)~2023年1月31日(火)の期間(予告なく変更の可能性あり)は、経済産業省の「イベント割」に対応するため、チケット料金が2割引となります。期間前に購入済みのチケットは、ゲーム開催日が期間中であっても対象チケットに振替える事はできません。また、当日の会場受付で、各種証明書を提示する必要があります。
詳細については、SCRAPの公式情報を確認するようお願い致します。
公式情報:イベント割に対応します!|SCRAP
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・閉園後の遊園地を「魔王城」に見立て、魔王復活から世界を救う冒険ストーリー
・園内は各所イルミネーションが灯り、幻想的な雰囲気で臨場感や非日常感が味わえる
・分かりやすい設定とオーソドックスな謎解き問題で、初心者にもオススメ(謎解き問題の詳細は、後述参照)
《注意が必要に感じたこと》
・バインダーを持参すると、立ったまま解答用紙へ記載しやすい
・園内の混雑状況により、制限時間が変わる可能性あり(60~70分)
※遊園地の貸切りイベントではない。一般のお客さんもいる状況
(アトラクションは稼働停止していますが、レストランなどは営業中。詳細こちら)
・東京ドームシティアトラクションズは階段が多く、歩きやすい靴や服装推奨
・霧雨程度であれば公演決行。レインコートなど両手が自由になる雨具推奨
※傘利用は安全面の理由から、運営から遠慮するようお願いされることあり
・悪天候などで中止になる場合は、公式サイトや公式SNSで案内あり
・小学生、中学生の参加は18歳以上の保護者同伴が必要
※保護者の方もプレイヤーとしてチケット必要
・未就学児は無料。未就学児1名につき1名の保護者(18才以上)が必要
・イベント割対象チケット購入時、当日の受付で各種証明書の提示が必要
※詳細は公式情報をご確認ください
難易度(脱出成功率)や謎解きの特徴は?
特徴「王道の謎解き問題、情報収集で園内探索」
今回の謎解きは、オーソドックスなクイズやなぞなぞが多く、一般的な謎解きイベントでよく見かける問題が出題されました。その為、謎解きにあまり慣れていない人でも、取組みやすい内容が多かったと思います。
問題を解くと園内のチェックポイント箇所が判明し、その場所を訪れると次の問題やストーリーが展開していく構成でした。序盤では複数箇所を順不同で訪れる必要があり、複数人で参加している場合は、手分けしてもいいかもしれませんね。
プレイ時間には十分な余裕がありました。一人で参加されていても、十分にクリア可能なボリュームです。園内探索は慌てず、階段などの足元に注意して安全にプレイしたいですね。
途中のストーリー進行は、チェックポイントで追加入手する問題やアイテムシートに記載されていました。読み飛ばさずに、隅々までしっかり目を通し、魔王城の現状や設定を把握しながらプレイするのが重要だったと思います。
問題が解けない場合、時間の経過にともなって園内の要所に「ヒント」が掲示されます(園内アナウンスあり)。ヒント掲示箇所は、重要なチェックポイント付近になるため、移動ロスも少なく、活用することで最後の問題までたどり着けるよう配慮されていました。
ヒントが掲示された段階で該当の問題が解けていなければ、活用した方がゲーム全体の満足度が高まると思います。
最後の謎「脱出成功のポイントは、現状把握と情報整理」
今回、脱出成功するためのポイントは、情報整理にあったと思います。
・手持ちキットや追加アイテム、問題シートに書かれた内容
・オープニング映像や会場MCから説明のあった内容
・探索で目にした魔王城の実際の状況(現状の把握)など
これらの情報を整理し、関連する内容を組み合わせることで、脱出成功への道筋が開けました。危機的状況を回避するために、自分たちに出来る事を試行錯誤する「王道のリアル脱出ゲーム」でした。
脱出成功率は50%を超えていました(終了後、会場で成功者の挙手を目算)。リアル脱出ゲームを何度かプレイされた事があれば、脱出成功を勝ち取れる可能性が十分にあります。気になることがあれば放置せず、じっくり考えてみる冷静さも必要かもしれませんね。
今回は特に王道の展開が目についたため、一般的なリアル脱出ゲームのコツを押さえておくと役立つかもしれません。まとめ記事もありますので、宜しければ参考になさってみてください(特定の公演のネタバレをする内容ではありません)
【脱出成功率UP】リアル脱出ゲーム攻略パターン、ネタバレ分析
リアル脱出ゲームには、攻略のパターンがある!?リアル脱出ゲームを代表とする「体験型謎解き」によくありそうな「パターン」を紹介しながら、クリア成功率を上げるコツについて書いています。謎解き「あるある」としても楽しめる作りになっています!
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難易度の目安(脱出成功率)、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・脱出成功率:約50%(東京ドームシティアトラクションズ、2022.11.27)
・高校生以上のプレイが想定された難易度
《攻略コツまとめ》
・追加入手する問題やアイテムシートに記載内容は隅々までしっかり目を通そう
・十分なプレイ時間があるため、慌てずに園内探索をしよう
・最後の問題は、手持ちの情報や実際に目にした魔王城の状況などから総合的に解き明かそう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「夜の遊園地で非日常体験、リアル脱出ゲーム初めての人を誘うのにも最適」
今回のリアル脱出ゲームは2016年に公演されたものの再演ということもあってか、オーソドックスな展開をいく王道のリアル脱出ゲームでした。
常に進化を続け、新鮮な感動を提供し続けているリアル脱出ゲームですが、だからこそ新規プレイヤーにはハードルが高く感じられる内容や高い難易度のものも、最近は多くなっていると思います。
今回のリアル脱出ゲームは、良い意味で直球勝負。オーソドックスな謎解き問題と、適度なボリュームの園内周遊、最後の問題では知恵を振り絞って迫る危機的状況を回避する。王道の構成と手頃な難易度で、リアル脱出ゲーム初めての人を誘ってプレイするのにも丁度良かったと思います。
終了後の解説で、会場MCの方が、「6年前はこんなに沢山の方が脱出成功できませんでした。皆さん、この6年で成長されたんですね」ということを仰っていて、まさにその通りだなあと思いました。もちろん、脱出成功は全ての人に約束されたことではありませんが、だからこその達成感ですし、手も足も出ず終わってしまうこともなく、脱出失敗だったとしても満足感が得られる公演でした。
現在、東京ドームシティの至る所でイルミネーションが光り輝いており、「夜の魔王城」の幻想的な世界感との相性もバツグン。プレイ中は忙しく、探索エリアもイルミネーションエリアから若干外れているので、プレイ前後にのんびりと鑑賞する時間をとってもいいかもしれませんね。開催期間は一ヶ月限定(~2022年12月30日)。冬のイルミネーションと謎解きを同時に楽しめる欲張りな内容でした。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!