攻略データ
公演名 | 謎だらけの火星からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(4名/チーム) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 56%(東京ミステリーサーカス、22.08.28参加回 ) |
制限時間 | 60分(所要時間110分) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、手先の器用さ、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(チーム毎にヒント冊子支給) |
参加料金(税込) | 平日4人チームチケット:14,000円(3500円/人) 休日4人チームチケット:15,200円(3800円/人) ※2~4人チームチケット販売のみ ※平日U22団員割引あり (詳細、記事参照) |
公演情報 | 【公式】リアル脱出ゲーム『謎だらけの火星からの脱出』 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- パーツを積み上げてロケット作成、ハラハラの工作系謎解き
- 火星調査員になりきって未知の生物と遭遇!? 宇宙を舞台にしたSFストーリー
-はじめに-
今回の記事は、リアル脱出ゲーム「謎だらけの火星からの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
プレイヤーは火星調査員になりきり、脱出のためのロケットを自ら作成する工作系の謎解きが特徴的。未知の火星生物との遭遇(?)など、SFストーリーの世界感もどこかユーモラスな印象で、友だち同士のプレイで大いに盛り上がる内容でした。
記事では、脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータや、ロケットの「設計図」や「パーツ」を集めていく謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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リアル脱出ゲーム「謎だらけの火星からの脱出」の概要
概要「火星から脱出するロケットを製造するペーパークラフトが特徴的」
ここ火星は、人類の新天地として期待される惑星。
あなたは、その調査班のメンバーだ。
地球への帰還予定日、あなたは衝撃の光景を目にする。
なんと、帰還用のロケットが破壊され、修復不能に・・・。
「キコエルカ、チキュウジンヨ、ゼッタイニ、カエサナイゾ」
絶望するあなたを未知の生命体が取り囲む――。
この絶体絶命、奇妙奇天烈な状況下で、火星からの脱出を目指せ!
「謎だらけの火星からの脱出」の導入ストーリーは、上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
今回のリアル脱出ゲームの最大の特徴は、ゲーム内でペーパークラフトを用いた工作を行うことです。工作自体は単純で、決して難しくありませんでしたが、それらを積み上げて人の身長よりも高いロケットを組み立てることに!? 絶妙なバランスで積み上げるハラハラの作業は、盛り上がること間違い無し(プレイヤーが組み立てたロケット写真はネタバレになるため掲載不可。公式サイトに写真画像あります)
ロケットを組立てるためには、「設計図」や「パーツ」を揃える必要があり、手に入れる過程が暗号解読風の謎解きになっていました。火星を模した会場内に散りばめられた情報やヒントを頼りに、パズル問題や用紙を折ったり重ねたりする謎解きギミック(トリック)を解き明かしていく展開です(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
また、火星を舞台にしたSFストーリーは、絶体絶命な状況が描かれていますが、どこかユーモラスな印象。MCのコミカルな進行や、プレイヤーの脱出を妨害してくる火星人も憎めない可愛らしい雰囲気でした。シリアスで重厚な世界感というよりは、皆でワイワイ楽しくプレイできる内容だったと思います。
所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)
ゲームの制限時間:60分
解説その他を含めた所要時間:110分
(公式想定の所要時間:120分)
今回、ゲームの制限時間は「60分」でしたが、一般的なリアル脱出ゲームとは若干異なったゲーム構成をしていました。ネタバレになるため詳細を書けませんが、ゲームの流れについて、スタート前の説明をよく聞くようにしたいですね。
私は4人チームチケットを購入し、友達同士4人でプレイしました。2~3人チームチケットもありますが、問題量がやや多めで、4人で手分けして解くことを前提にしたボリューム感がありました。4人未満でプレイされる場合は、効率よく問題を解いて行く必要がありますね。
難易度の高い問題は限られてたので、落ち着いて解いて行けば、時間は十分に間に合うと思います。私たちは途中、10分程度考え込んでしまう問題がありましたが、それでも制限時間10分を残して最終問題までたどり着きました。
解説を含めた全体の所要時間は「110分」でした。公式の想定時間「120分」よりも短く終わりました。今回、説明やゲーム内容に関わる煩雑な準備要素が多く、参加チーム数が多いほど、足並みを揃えるために所要時間が長くなるかもしれないと感じました。
私たちがプレイしたのは、公演期間の延長後で、当初よりも小さい会場に移ってからでした。参加チーム数も少なく、所要時間も短く済んだ可能性がありました。また、延長前の会場ではスタンディングプレイ(椅子なし)でしたが、延長後の会場では椅子が用意されていました。
チケット情報(グループチケットなど)
(税込) | 前売り券 | 当日券 | ||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
4人チームチケット | 14,000円 (1人3,500円) | 15,200円 (1人3,800円) | 15,200円 (1人3,800円) | 16,400円 (1人4,100円) |
3人チームチケット | 11,400円 (1人3,800円) | 12,300円 (1人4,100円) | 12,300円 (1人4,100円) | 13,200円 (1人4,400円) |
2人チームチケット | 8,000円 (1人4,000円) | 8,600円 (1人4,300円) | 8,600円 (1人4,300円) | 9,200円 (1人4,600円) |
平日U22団員割引あり:少年探偵団会員かつ22才以下の平日限定の割引(半額)。初回摘要時、会場受付で生年月日のわかる身分証明書の提示必要。詳細は公式情報をご確認ください
※ 1名で参加する場合は、2人チームチケットの購入になります
※ 間違いがないよう記載しておりますが、変更等の可能性もあるため、必ず公式サイトの情報をご確認ください
公式サイト:チケット情報
チケットは、2~4人のチームチケットのみの販売となっています。当日、知らない人とチームを組むことはありません。1人参加の場合は、2人チームチケットの購入になります。
また、「前売り・当日」「平日・土日祝(大型連休期間含む)」などで料金が変わります。
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・部品パーツに見立てたペーパークラフトで、プレイヤーの身長より高いロケット組み立てを行う
・コミカルなMC進行や、可愛らしく描かれる火星人など、楽しくプレイできるストーリー
《注意が必要に感じたこと》
・チケットはグループチケットのみの販売。当日、知らない人とチームのマッチメイクは無し(1人参加の場合は、2人チームチケット購入し1人プレイ)
・中学生以下の参加は、20歳以上の保護者と一緒のプレイが必要(保護者もプレイヤーとしてチケット必要)
・小学生以上の参加にはチケット購入が必要
・少しの身動きが参加者や近くにいる他チームの脱出成功/失敗に大きく影響する場面あり。未就学児をお連れの参加者は、配慮が必要になる可能性あり
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「用紙を折ったり重ねたり作業系のパズル問題多め」
ペーパークラフトを用いたロケット組み立てが特徴的な内容ではありますが、そこに至るまでの途中問題は、オーソドックスな謎解きが出題されました。
傾向として、用紙を折ったり重ねたりして、仕掛けられたギミック(トリック)を解き明かす作業系の問題が多く、パズル要素と組み合わされている場合もありました。また、序盤の問題は、会場内に散りばめられた情報を集めてくる必要もあります。
事前にチームメンバーでグループLINEなどを作成し、会場内の写真(ゲーム使用に限り撮影可)を共有しやすくしておくとスムーズかもしれませんね。
中盤までの問題は決して難しい難易度ではありませんでしたが、問題量が多かった印象です。会場内の写真を撮ってくる役割分担、問題を手分けして取り組むチームワークが重要になったと思います。
また問題量の多さに比例して、用紙類も大量に発生します。それらを整理整頓し、後でもう一度振り返る必要が生じた時に、効率よく取り出せるようにしておくことも、リアル脱出ゲームの基本になりますね。
中盤に、やや難易度の高い問題が出題されました。パズル感覚やひらめきが必要になる複合的な内容で、私たちはその問題に10分程費やしました。最終的には会場スタッフさんにさりげないヒントを貰い、何とか解くことができました。
但し、スタッフさんの数は限られているため、どのチームも同じようにヒントが貰えるとは限りません。チーム毎にヒント冊子が配布されています。ヒント冊子の活用で、どのチームも最終問題まではたどり着けるようにゲームバランスが取られています。謎解きに慣れていない人は、有効活用した方が楽しめますね。
最後の謎「いよいよロケットの製造だが・・・」
問題を解き明かして行き、ロケットの「設計図」や「パーツ」を揃えることが出来れば、いよいよ「脱出ロケット」の製造に取り組むことになります。このロケット製造が最後の関門です。
なるべく早く終盤までたどり着くことで、最終問題を考えたり作業をする時間を長く確保することができます。私たちは制限時間10分を残して、ここまでたどり着きましたが、それでもクリア条件を満たすためには割とギリギリでした。
攻略のコツは、提示された「ロケット組み立てルール」をチームメンバー全員でしっかり把握し、確実に組み立てられる方法を模索することでしょうか。時には冷静になって、失敗しそうな要因を分析してみることも必要かもしれませんね。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:56%(16チーム中9チーム成功。2022.08.29東京ミステリーサーカス)
※高校生以上のプレイが想定された難易度。今回、ゲーム性質上、謎解きの難易度以上に脱出成功率が高くなる傾向あり。成功率30%前後でもおかしくない難しさでした
《攻略のコツまとめ》
・グループLINEなどを作成し、会場内写真を共有すると序盤スムーズ
・問題量やや多め、チームメンバーで手分けして取り組もう
・用紙類や大量に発生、整理整頓で効率よく振り返られるようにしよう
・なるべく早く最終問題までたどり着き、時間を確保しよう
・「ロケット組み立てルール」を全員で把握し、確実に組み立てられる方法を模索しよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「コミカルな演出にも注目、友達同士でわいわい盛り上がる脱出ゲーム」
ポスタービジュアルはやや硬派で、火星に取り残されてしまうシリアスなシチュエーションではありますが、ゲームプレイ中はとてもコミカルな演出に溢れていました。
会場MCさんの進行にもユーモアがあり、終始賑やかな雰囲気。友達同士で気兼ねなく参加できるリアル脱出ゲームでした。特にゲーム終盤の「ペーパーロケット」の組み立ては、チームチケットによって友達同士で参加しているからこその大盛り上がりが必至です! 息の合った協力プレイで、クリア後の充実感も高まりますね。
また、タイトルに「謎だらけ」と付くリアル脱出ゲームは今回で2作目です。前回の「謎だらけの孤島からの脱出」は謎の難易度が高く中級者以上向けの印象がありましたが、今回は難易度が下がり、ヒントも充実していたため、初心者の人も安心して遊べるゲームバランスでした。
一つひとつの問題の難易度も決して高すぎず、直感的に解ける謎解きも多かったため、チームメンバー全員が活躍できる内容だったとも思います。ご家族や恋人同士で参加されると、ゲームを通して絆も深まるかもしれませんね。
それでは、最後まで記事をご覧いたただき、ありがとうございました!