攻略データ
プログラム名 | 松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022(RIDDLER) |
謎解きスタイル | 施設周遊型(屋内系、一部屋外) ※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | レイヤードミヤシタパーク施設内(屋上公園エリア含む) |
実際に要した時間 | 《バーチャルフィールド》 ミヤシタパーククリア前:15分 ミヤシタパーククリア後:15分 (公式想定) 各1時間程 《ミヤシタパークでのプレイ》 110分 (公式想定) 謎解きに慣れた人:1~2時間 その他の人:2~4時間 |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット、LINEアプリ使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 2,000円(税込) 《販売場所》 RAYARD MIYASHITA PARK South2F「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE」 ※バーチャルフィールドのプレイ料金は無料(詳細、記事参照) |
公式情報 | 新感覚の謎解き!松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022 created by RIDDLER | RAYARD MIYASHITA PARK(レイヤードミヤシタパーク) |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 渋谷「RAYARD MIYASHITA PARK」を舞台に、謎クリエイター「松丸亮吾」率いるRIDDLER(リドラ)の制作
- バーチャル空間と実際のミヤシタパークが連動する新感覚でギミック満載の謎解き
- 「RAYARD MIYASHITA PARK」は、デザイン性の高い内装や自然や緑のイメージに溢れたお洒落な空間、歩くだけでも楽しい気分
-はじめに-
今回の記事は、渋谷の「ミヤシタパーク」を舞台にした謎解き「松丸亮吾のMIYASHITA MTSTERY PARK 2022」にチャレンジした攻略レビューをお届けします
舞台となる「RAYARD MIYASHITA PARK(レイヤードミヤシタパーク)」は、デザイン性の高い建築物にハイセンスな店舗が並ぶ話題の商業施設。人気の謎クリエイター松丸亮吾さんが仕掛けた謎は、リアルとバーチャルが連動する、新感覚でひらめきが多いに刺激される内容でした。
記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、今回の謎解きの見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ(2022年)
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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宮下パーク謎解き「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022」の概要
概要「バーチャルとリアルが連動、現実を侵食するバグの進行を食い止めろ」
バーチャル化された渋谷区宮下公園内に謎のバグが発生する。
プログラマー「リョウ」から依頼を受け、バグを取り除くため、空間内に残された情報を手がかりに、謎を解き明かしていくあなた。
しかし、謎のバグはバーチャル空間から抜け出し、現実のミヤシタパークへ浸食を始めてしまう――。
「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022」のストーリー概要は上のようになっています(公式サイト等の掲載ストーリー情報を要約)
渋谷の「RAYARD MIYASHITA PARK」(レイヤード ミヤシタ パーク」は2020年7月に開業した複合商業施設。デザイン性の高い階層状の建物に、カジュアルからハイブランドまで様々なショップやレストランが軒を並べ、屋上には元々この場所にあった「宮下公園」が移設されています。
屋上の「宮下公園」は、ボルダリングやビーチサッカーコートなどアクティブに楽しめる設備もあり、芝生を基調とした開放的な空間。渋谷の他の商業施設と比べても、かなり特徴的で類を見ない新時代のショッピングモールという感じがしました。
松丸亮吾さんが代表を務める「RIDDLER」が、ミヤシタパークをテーマに謎を仕掛けるのは、実は今回が2回目。前回、謎解きの範囲はバーチャル空間だけに留まりましたが、今回は現実のミヤシタパークまで範囲を広げ、バーチャルと現実が連動する内容でした。
全体構成は、3つのパートに分かれていました。
(1)バーチャル空間で謎解き
・15分~30分(無料)
(2)現実のミヤシタパークで謎解き
・2時間前後(キット2,000円)
(3)バーチャル空間で最後の謎解き
・15~30分(無料)
※所要時間の詳細は、後述をご覧ください
(1)と(2)は、それぞれで問題が完結しているため、どちらからでも遊べますが、ストーリーが続きになっており、まずは(1)バーチャル空間の謎解きからプレイするのがオススメ。
(3)バーチャル空間での最後の謎解きは、(1)と(2)を両方クリアした人が前提となり、難易度もグンと上がる手応え抜群の内容でした(それぞれのパートの詳細は、後述をご覧ください)
問題のジャンルは、一般的なクイズやなぞなぞが主になりますが、バーチャル空間やミヤシタパークならではの要素、シールを利用した作業系の問題など、とても本格的でバリエーション豊かな内容でした。
所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)
《所要時間の目安》
(1)バーチャル空間で謎解き
・15分~30分
※公式想定 1時間程
(2)現実のミヤシタパークで謎解き
・2時間前後
※公式想定
・謎解きになれている人→1~2時間、
・その他の人→2~4時間
(3)バーチャル空間で最後の謎解き
・15~30分
今回、全体が3つのパートに分かれており、(1)と(3)のバーチャル空間での謎解きはそれぞれ「15~30分」程度の内容でした。ゲーム感覚で、アバターを動かしながら謎解きする内容で、操作に慣れない人や、謎解きに不慣れな人は、1時間前後かかるかもしれません。
(2)現実のミヤシタパークでの謎解きは、ボリュームもあり、私は大人2人の協力プレイで「110分」かかりました。途中、休憩時間は挟んでいません。
机上だけで解ける問題は終盤の限られた問題のみで、常に移動をしながら謎を解いていた印象です。ミヤシタパーク(1F~3F+屋上)を2周程歩いたイメージ。ミヤシタパークは縦長の構造で、1フロアを端から端まで歩くと5~8分くらいかかります。所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で90~120分、謎解きに慣れていない人がヒントを活用しながらのプレイで、2~3時間程になると思います。
ほぼ屋内プレイでしたが、屋上の公園エリアのみ屋外となるため、雨天時にやや注意が必要ですね。小雨程度であれば、雨具の利用でプレイに支障はないレベルでした。
キット購入情報、バーチャル空間のプレイ環境
プレイ料金 | 無料 |
プレイ環境(推奨) | PC:CPU Core i7 以上(メモリ RAM 8G以上)+Google Chrome |
iPhone:iPhoneX以上 +safari | |
Android:Android10以降(メモリ RAM 4G以上)+Google Chrome | |
サイトアクセス | 松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022 created by RIDDLER |
キット料金(税込) | 2,000円 |
販売場所 | RAYARD MIYASHITA PARK South2F 「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE」 |
販売時間 | 11:00~21:00 ※レイヤードミヤシタパークの営業時間に準ずる |
間違いがないよう記載しておりますが、時間等は変更の可能性もあるため、必ず公式情報をご確認のうえお出かけください
バーチャル空間の謎解きは「無料」です。推奨スペックがありますが、無料でプレイできるので、気軽に試せるのが嬉しいですね。私はPCの推奨スペックを満たしていましたが、なぜか接続出来ず(ずっと画面が真っ白な状態)、スマホ(iPhone13)でプレイしました。
混雑時は「空間への入室が込み合っている」旨の表示が出るようです。しばらく時間を置いてから再アクセスするよう促されます。
現実のミヤシタパークでのプレイはキット購入が必要です(税込2,000円)。販売場所は、レイヤードミヤシタパーク南(JR渋谷駅側)2Fの中央エレベーター付近にある「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE」というお土産屋さんです。販売時間11:00~ですが、レイヤードミヤシタパークの営業時間に準じて変更の可能性もあるため、お出かけ前に公式情報を確認したいですね。
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・ミヤシタパークを舞台に「バーチャル」と「リアル」が連動する謎解き
・どちらか片方だけのプレイでも問題は完結、両方プレイで最後の謎に挑戦可(バーチャル)
・リアル謎解きでは、レイヤードミヤシタパーク内をぐるりと巡り、施設概要を知ることができる構成
《注意が必要に感じたこと》
・リアル探索のプレイにはスマホやタブレットなどWEB端末必須(LINEアプリ使用)
・リアル探索は一部屋外があるため雨天注意
※雨具の使用で支障なくプレイできるレベル
・キットに筆記具(ペグシル)付き、折りたたみ式バインダーあると便利
難易度や謎解きの特徴は?
バーチャルフィールド (1)「WEBブラウザを利用したゲーム感覚の謎解き」
ミヤシタパークの屋上(公園エリア)を再現したバーチャル空間上で謎解きを行いました。屋上以外のエリアへ行くことはできませんでした。
ブラウザ上で起動するWEBゲーム形式。自分の好きなアバター(12種類)を選択、名前を入力(半角ローマ字)してプレイできます。
グループでプレイは、同時に4人まで同じバーチャル空間でプレイすることができます。その場合、誰かがバーチャル空間上にアクセスを完了した状態で、ブラウザに表示されるURLをLINEなどで共有することで同じフィールドにアクセスできます。
画面左下に表示されている「グレー色の丸ボタン」をスティック間隔で、進みたい方向へドラッグすることで移動します。画面の角度を変えたり、拡大縮小はスワイプで対応。その他、ジャンプをしたり、写真を撮る機能があります。操作にややクセがあり、慣れるまで手こずるかもしれません。
15分~30分程で解けるオーソドックスな謎解きでした。問題の書かれた看板をアバターを移動させて見に行くなど、現実の謎解きをなぞらえていますが、バーチャルゲームならではの機能を使った問題もあり、短めのプレイ時間ですがなかなか本格的な内容でした。
どうしても解けない問題がある場合も、ヒントがあるため、謎解きに慣れていない人でも安心です。内容はほぼ答えまで書かれていますが、段間式に閲覧できるので、ひらめいたところで止めておくと、謎を解き明かした達成感が高まりますね。
リアルフィールド「ミヤシタパーク巡り、ひらめきが刺激される捻りある謎解き」
現実のミヤシタパークを巡りながら謎解きをする内容です。単体で問題として完結しており、バーチャルフィールド(1)をプレイせずに遊ぶことも可能です。が、バーチャル空間上の演出が、現実のミヤシタパークに反映されている箇所がある等、バーチャルフィールド(1)をプレイしていた方が、より楽しめる演出になっていました。
難易度はバーチェルフィールド(1)よりも高く、ボリュームも2時間前後かかる量です。レイヤードミヤシタパーク内を巡りながら、施設内の景観や看板情報を利用したオーソドックスな周遊謎でしたが、ひねりや遊び心が加えられた問題やシールを利用した作業系の問題など、飽きさせない工夫が随所に感じられました。
謎解きに慣れていない人には、やや難しく感じる問題もあるかもしれません。問題ごとにLINE上でヒントを貰うことが出来るため、解けない問題がある場合は、有効に活用したいですね。
特に最終問題は、言葉尻で思い込みを誘われるひっかけ問題になっており、私はヒント閲覧をしました。深く考えても、達成感が高まる内容でもないかな~と思います。分からなかったら、さっさとヒント活用した方がいいかもしれませんね。
バーチャルフィールド (2)「真に難しい、ギミック満載の謎解き」
バーチャルフィールド(1)、リアルフィールド(現実のミヤシタパーク)の謎を両方クリアした人がチャレンジできる真の意味で最後の謎解きです。
実は、バーチャルフィールド(1)と同じ空間です。アクセス方法や操作方法、導入ストーリーも同じ。他の2つをクリアした人だけが気付けるギミックがフィールド内に仕掛けられており、解き明かすことで、別の問題へたどり着ける仕組みになっています。
このギミックが、かなり高難度かつサプライズを強く感じました。私はヒント活用しましたが、それでも強い驚きがあった程です。「してやられた!」と。リアルフィールドまでクリアした人は、ぜひこの最後のギミックも体験して貰いたいと思える内容でした。
攻略のコツは、バーチャルフィールド、リアルフィールド、両方で経験したことを組み合わせて考えることでしょうか。2つの世界で見聞きしたことを実際に行ったことだとリアリティを持つと、ひらめきが訪れやすいかもしれません。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・バーチャルフィールド(1):
謎解きに慣れている人はヒントを見ずにクリアできる
・リアルフィールド(現実のミヤシタパーク):
謎解きに慣れている人もヒントを見ないと解けない問題があるかも(慣れていない人もヒントを見ながら楽しんでプレイできる)
・バーチャルフィールド(2):
高難度のギミックあり。謎解きに慣れていてもヒントを見ないとクリアできないかも
《攻略のコツまとめ》
・リアルフィールドは単体でもプレイ可能だが、共通する演出などもあるため、バーチャルフィールド(1)のクリア後のプレイがおすすめ
・リアルフィールドの最終問題は、言葉尻で思い込みを誘われるひっかけ問題。長考するようなら、素直にヒントを見た方がいいかも
・バーチャルフィールド(2)は、リアルフィールドまでクリアした人だけが気付けるギミックが高難度
※両方で経験したことを組み合わせて考えてみよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「リアルだけでも十分に楽しいけど、バーチャルと合わせたプレイが本来の完成度!」
バーチャルと現実世界がシンクロする謎解きの構成が、とにかく良く出来ており、先の気になるミステリアスなストーリー展開とも合わせ、ずっと好奇心が刺激され続けました。
リアルフィールドであるミヤシタパークの謎解きだけでも、問題は完結しており、十分に周遊謎として満足できる内容でしたが、バーチャルフィールドと合わせたプレイすることで、全体の完成度がグッと上がる仕組み。どちらか片方のプレイだけで終えてしまうのは勿体ないなあと思います。バーチャルフィールドで出題される最後のギミックこそ、今回の謎解き最大の見せ場だったと感じました。
バーチャルフィールドはTVゲーム感覚で楽しめ、しかも無料。リアルフィールドの難易度はやや高くなるものの、子供から大人まで幅広い層に対応出来た謎解きで、ご家族のお出かけにもオススメ。ミヤシタパークのお洒落な雰囲気を満喫しながら、謎解きを通して写真スポットを提供するといった遊び心も仕掛けられており、謎解き好きカップルのデートコースにも最適の内容でした。
制作の「RIDDLER」の代表を務める松丸亮吾さんは、謎解きの楽しさを広めたいという事をメディアでも語っておられますが、まさにその信念の感じられる出来映えでした。松丸亮吾さんのファンの方が楽しめるのはもちろん、他の制作団体さんの謎解きとはひと味違った問題は、謎解き好きの人に広く刺さる内容だったと思います。
開催期間が9月4日(日)までと短めなのが残念ですが、この夏の特別な思い出づくりの一つになりました。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!