攻略データ
公演名 | 古の魔術師と予言の箱(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(6人/チーム制) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 44%(管理人参加時)※今後20~30%に落ち着く? |
制限時間 | 60分(所要時間110分程) |
特に必要となる力 | 一般的パズル解読力、注意力、観察力、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(チームテーブル毎にヒントカード設置) |
参加料金 | 前売り3,300円~(税込) ※グループチケット有り、ハイシーズン料金変動(詳細は記事参照) |
公演情報 | リアル脱出ゲーム「古の魔術師と予言の箱」 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- リアル脱出ゲームとマジックショーの融合! 日常を忘れられる最高のエンターテイメントを体験したい
- 謎や暗号を解いて「予言の箱」の封印を解き放つ。果たして、箱の中に入っているのは・・・!?
-はじめに-
今回の記事では、20年秋の新作リアル脱出ゲーム「古の魔術師と予言の箱」へ実際にチャレンジしてみた体験レビューをお届けします。
マジックショーとリアル脱出ゲームが高いレベルで融合した本作。脱出に成功しても、失敗しても最後の最後まで参加者を楽しませてくれる最高のエンターテイメントでした。
全体の所要時間、脱出成功率や体感の難易度など攻略データ、リアル脱出ゲームとしての見所やポイントなど。参加を検討されている人が気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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リアル脱出ゲーム「古の魔術師と予言の箱」の概要
巧妙な仕掛けに「びっくり」する謎解きエンターテイメント
偉大な魔術師が、100年前に残した『予言の箱』
「この箱に私の生涯最大の予言を封印した」
魔術師の残した言葉に、皆、箱の中身を知りたがったが100年間、開錠に成功した者はいなかった。
ところが最近、開錠の手がかりが「暗号」として見つかったという。ついに予言の真相が明らかになる!?
リアル脱出ゲーム「古の魔術師と予言の箱」は、上のような状況ではじまります。
今回、各チームのテーブルに現物の「予言の箱」が設置されます。手元の問題を解いて、「鍵を開ける方法」を突き止めるのがゲームの目的です。
このゲームの最大の特徴は、何と言っても「マジックショー」です。プロの手による本格的なマジックを目の当たりにしながら、謎解きを行います。単なる手品体験ではなく、エンターテイメントショーとして楽しめる作りになっているのが、素晴しい点でした。
また、詳細は後述しますが、謎解き自体は、王道のリアル脱出ゲーム。一般的なパズルやクイズといった「小問」と、ひらめきを必要とする「大問」のバランスが丁度良く、リアル脱出ゲームが数回目の人でもクリアを十分に狙える難易度だったと思います。
難易度、所要時間、チケット情報(グループチケット)など
難易度
私が参加した時点(2020年9月12日)での脱出成功率の平均 55%(80/145チーム)、私が参加した回 44%(4/9チーム)でした。
ただ、開催スタート直後は、リアル脱出ゲームに慣れている参加者が多いため、成功率が高めになる傾向があります。体感は、成功率20~30%くらいの難しさでした。
全体の所要時間
ゲームの制限時間60分、解説も含めた全体の所要時間は 110分ほどでした。公式アナウンスでは、120分が想定されています。
今回、ゲーム開始前にちょっとした演出があるため、開始時刻の少なくとも10分前に受付を済ませておくよう事前に案内されています。私が参加した回では、予定時刻ギリギリで受付されたチームがあり、開始が5分ほど遅れました。
6人など大勢での参加では、なかなか小回りも利きづらいですが、早めに集まり余裕を持つことでゲームに集中しやすくなりますね。
チケット情報
今回の公演は、6人1チーム制です。チーム編成は当日、運営側で行うため、お友達同士で参加した場合でも、必ず同じチームになれるとは限りません。同じチームになるよう配慮はしてもらえますが、参加人数が多くなるほど分かれる可能性が高くなります。
必ず同じチームでプレイできるグループチケットもあります。こちらは6人分のチケットがセットになっており、1人当たりの料金が前売りバラより100円安くなります。お友達を集めて参加されたい方は積極的に利用していきたいですね。
また、連休や祭日など込みやすい時期には、感染症防止の観点から混雑緩和を目的に「ハイシーズン料金」が設定されています。チケット購入の際、表示されている料金に注意が必要です。
《税込》 | 前売り | 前売りグループ (6人まで1テーブル貸切り) | 当日 |
平日 | 3,300円 | 19,200円 (6人参加で 3,200円/人) | 3,800円 |
ハイシーズン | 3,500円 | 20,400円 (6人参加で 3,400円/人) | 4,000円 |
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※公式チケット情報
概要のまとめ
ココがポイント
・リアル脱出ゲームとマジックショーの融合。巧妙に仕掛けられたトリックにびっくり!
・チーム(テーブル)毎に準備された現物の「予言の箱」の開錠方法を突き止めるのがゲームの目的
・謎解きの内容は、王道のリアル脱出ゲーム。適度な難易度で楽しめる(チーム毎に公式ヒントカード有り)
・ゲームスタート前に、ちょっとした演出有り。開始予定時刻の10分前には受付を済ませよう
謎解きの特徴は?
オーソドックスなパズルやクイズ問題に手品のスパイス
謎解きの内容に手品要素とのリンクはありますが、問題自体は、いたってオーソドックスなものでした。手品のトリックを見破ったりする必要もありません。
小問をいくつか解くと、次のステップに進むためのキーワードがわかる。そんなゲームの進行としてもリアル脱出ゲームの王道の展開です。小問では、若干、手を動かして解く(用紙を折ったり、その他アイテムを利用する)問題が多かった印象です。今回、会場内を探索する必要もありませんでした。
チーム(テーブル)毎に、ヒントカードも用意されていました。最後の問題のヒントはありませんが、過程の小問で躓いてしまう場合は、利用した方が楽しめると思います。その際、チームメンバー全員の了承をもって使いたいですね。
最後の謎「魔法の奇跡を信じてみませんか?」
最後の謎は、リアル脱出ゲームらしい柔軟な発想が求められました。
このゲームのテーマである「マジック」を単なる手品と思わずに、奇跡を起こす「魔法」だと信じて、箱を開ける手段を模索する過程が、今回最大の楽しいポイントだったと思います。
魔法であっても何でもできるワケではありません。魔法の効力や、自分たちに与えられたアイテムをしっかり把握して、目的を達成するためにはどう使ったらいいか? と考えることが必要でした。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・小問やゲーム進行は、オーソドックスなリアル脱出ゲーム。問題を分担して落ち着いて取り組もう
・会場内を探索する必要は無し(公式アナウンス有り)
※チームメンバー揃ってチェックポイントに行くことはある
・最後の謎は、手品を魔法だと信じよう。魔法と手持ちアイテムで何ができるか?
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「マジックショーが繰り広げられる非日常の空間」
リアル脱出ゲームでは、物語世界に入り込む感覚や、会場の臨場感を感じられることが醍醐味ですよね。今回の「古の魔術師と予言の箱」では、そんな感覚がより強く感じられる内容でした。
本格的なマジックショーが、ゲームの演出に深くリンクすることで、会場を包む非日常感が増して、「驚き」やゲームに「熱中」する度合いを高めてくれたと思います。終わったあとまで強い余韻を残してくれる、テーマパークで一日遊んだ帰り道にも似ているでしょうか。
余韻を残してくれる演出の一つに、今回の公演では解説後にも見せ場が用意されていました。例え脱出に失敗したとしても、最後の体験によって満足度がグンと上がります。
会場に一歩足を踏み入れた時から、最後の瞬間まで、とにかくこちらを楽しませようとする演出に溢れたエンターテイメントだったなあと思います。
手品とリアル脱出ゲームのコラボレーションというと、初期の公演「マジックショーからの脱出」やルーム型脱出ゲーム「魔法の部屋からの脱出」を思い出しました。どちらかでも参加された経験のある方であれば「あのマジックショーの熱量」はそのままに、演出が強化されたと思って間違いないと思います。
「古の魔術師と予言の箱」は、リアル脱出ゲームがはじめての人にもオススメできる内容でした。秋のお出かけに、家族やお友達と計画してみるのもいいかもしれませんね。
それでは最後まで記事をご覧頂き、ありがとうございました!