【攻略、感想】MOVIE ROCK「ラストプロフェシー」（評価、口コミ、ネタバレ無し）

－はじめに－
今回の記事は、謎解き制作団体「MOVIE ROCK」さんの新作「ラストプロフェシー」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。

MOVIE ROCKさんが制作される謎解きシリーズは、美麗な映像演出と重厚なSFストーリーが特徴的。今回も期待を裏切らない内容で、短編映画を1本みたような満足感と高い余韻が残りました。

記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、手元のキットとスマホを用いて解く謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。購入検討の参考になりましたら幸いです。

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MOVIE ROCK「ラストプロフェシー」の概要（評価、口コミ、ネタバレ無し）

概要「世界を揺るがす『最後の予言』、終末思想をテーマにした本格謎解き」

数々の予言を的中させ、世界を驚愕の渦に巻き込んだ伝説の予言者「ノア」

しかし、彼は、預言書と共に忽然と姿を消してしまった。

地球環境が急速に悪化していくなか、文明が崩壊しかねない災害が次々と起こる。
それはノアが残した予言と全て一致していた。

謎に包まれた「最後の予言」を突き止めようと、世界各国が動き始めていた――。

「LAST PROPHECY（ラストプロフェシー）」の導入ストーリーは上のようになっています。

謎解きと共に語られる物語は、終末思想を感じさせる重厚なSFストーリー。元々、映像制作を手がけていた「MOVIE ROCK」さんらしい美麗な映像演出によって、まるで映画を見ているような高い没入感を感じることができました。

映像には、謎を解くための情報や、意外な結末へ向かう物語の伏線が張り巡らされており、ただ映像を鑑賞するだけでは味わえない「謎解きゲーム」らしい物語体験になっていたと思います。

一方、謎解き問題も、キットの隅々まで丁寧に作り込まれた本格的な内容。WEBサイトとも連動しながら、驚きの仕掛け（ギミック）がふんだんに詰め込まれた内容でした（謎解きの詳細は、後述をご覧下さい）

所要時間の目安

実際にかかった所要時間：90分
（公式の想定プレイ時間：60分）

私は2人で協力プレイをしてクリアまでに「90分」かかりました。プレイ時間の1/3以上は、カードに記載されたストーリーを読んだり、映像を視聴する時間でした。ストーリーを読み飛ばしたり、映像を早送りしたりすると、面白さが半減してしまうと思います。

物語をしっかり理解しつつ、公式の想定通り60分でクリアするためには、謎解き問題に１度も躓かず、スムーズに解き明かしていかないと難しいです。

謎解きに慣れている人で「60～90分」、謎解きに慣れていない人が公式ヒントを見ながらのプレイで「90分～120分」程が所要時間の目安になると思います。

キット購入情報

謎解きキット料金：1,500円（税込）

謎解きキットは、とてもコンパクトなサイズ（指を広げた手の大きさ程）です。持ち運びにも便利、スマホとキットがあればどこでも遊ぶことができるので、自宅以外でも楽しめそうですね。

イエローサブマリンなどのゲームショップやボードゲーム取扱い店、一部書店などで取扱っているほか、amazonでオンライン販売もしています。時期によって在庫切れの場合がありますが、補充はコンスタントに行われている印象です。

概要のまとめ、注意が必要に感じたこと

難易度や謎解きの特徴は？

特徴「手元のキットとWEBコンテンツが連動、仕掛けが楽しい謎解き」

梱包キットの内容は、「エピソードカード（ストーリー記載）」と「謎解きカード」に分かれています。全体構成が、いくつかのステップに分かれており、ステップ毎に「エピソードカード」と「謎解きカード」がセットで梱包されています。

エピソードカードを読む、映像を視聴、謎解きカードの問題を解く、「キーワード」をWEBサイトへ入力することで、次のステップに進む･･･といった流れを繰り返していきます。

謎解きカードがとても丁寧に作り込まれていて、コンパクトながら本格的な内容でした。複数のカードを組み合わせたり、前のステップで使用したカードを再び使うといったこともある為、

・謎解きカードは表裏・隅々までよく観察
・使い終わったカードはステップ毎に整理整頓

といった事が攻略のコツになりました。

問題は暗号解読という設定ですが、パズルがやや多く、難易度は特別高く感じませんでしたが、謎解きに頻出されるパターン問題を捻った内容が多かった印象です。

謎解きのパターンに慣れていない人は、何をしたら良いかもわからない･･･といった事も考えられます。その場合は、無理せず、公式ヒントを頼った方が全体を楽しめると思います。

最後の謎「ギミックだらけの展開、あなたは真相にたどり着けるか」

終盤では、より「ひらめき」が必要となる問題が多くなりました。謎解きカードだけではなく、WEBサイトや視聴する映像にもトリック（ギミック）やヒントが仕掛けられていることがあり、謎解きならではのテンションの上がる問題が連続しました。

・エピソードカードの太字で強調された文を振り返ろう
・気になる映像やWEBサイトの画像は、もう一度見てみよう

物語の真相にたどり着く為には、上記にプラスして、謎解き問題そのものも振り返ってみる必要があるかもしれません。

また、エンディングまでたどり着くと、最終問題の解説をWEB上で閲覧することが出来ます。もしかしたら、自分が気付かなかった展開を確認することができるかもしれません。

難易度の目安、攻略コツまとめ

実際に遊んでみたリアルな感想

感想「短編映画のように切れ味バツグン、物語を楽しむ為の謎解き」

今回の謎解きは、MOVIE ROCKさんの他の作品と比べるとプレイ時間は短め（想定60分）ですが、短編だからこそストーリーのテンポが良く、切れ味が増して、意外な展開を迎える結末に高い余韻が残りました。

ミステリー映画のように、幾重にも張られた伏線の回収や「そうだったのか！」と驚く結末は、今回の中心が「ストーリーを楽しむこと」にあったのではないかと感じるほどでした。

謎解き問題も、MOVIE ROCKさんらしい手の込んだ仕掛けもあり、十分に楽しめる内容。ただ、スマホ画面の操作に多少もたつきがあり、ゲームプレイに若干支障がありました。画面タッチのレスポンスが遅れ気味になる症状で、慣れるまでちょっと時間がかかりました。

ですが、全体を通して、そのような短所を補って余りある満足感の高い作品でした。近未来、SF、世紀末といった「ディストピア」ものが好きな人には、たまらない内容だったと思います。プレイ時間が短めなので、気軽にプレイできるのも嬉しいですね。

MOVIE ROCKさんの次回作も楽しみですが、ぜひ、またプレイ時間長めの作品も作って貰いたいな～と思います。

それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました！

※過去作品のレビュー記事も書いております。宜しければご活用ください。

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