攻略データ
プログラム名 | 妖気漂う遊園地からの脱出(SCRAP) |
謎解きスタイル | 周遊型(遊園地系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 東京ドームシティアトラクションズ内(徒歩15分範囲) |
実際に要した時間 | 2.5時間(公式想定 2~3時間) |
特に必要となる力 | 注意力、なぞなぞ・クイズ力、論理的思考、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット、LINEアプリ使用) |
キット購入料金 | 前売りアトラクション5回券付3,600円(税込) ※ゲームクリアには最低1回アトラクション乗車が必要 ※他にワンデーパスポート付、当日券など(詳細は、記事参照) |
公式情報 | 【公式】リアル脱出ゲーム×『犬夜叉』『半妖の夜叉姫』妖気漂う遊園地からの脱出|犬夜叉・夜叉姫脱出(東京) |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- アニメ「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」が時を超えて繋がるオリジナルストーリーの謎解きイベント
- 実際の遊園地を舞台に、アトラクションに乗らないと解けない問題も! 家族や友達と盛り上がれる
- 原作声優さんによる撮り下ろしボイスやアニメ映像など、豪華演出も注目
-はじめに-
今回の記事は、アニメ「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」がリアル脱出ゲームとコラボした「妖気漂う遊園地からの脱出」にチャレンジして来たレビューをお届けします。
東京ドームシティアトクションズでは、例年、人気アニメとコラボしたリアル脱出ゲームを開催していますが、今年は「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」2作品とダブルコラボレーション! 2作品が時を超えて繋がる壮大なストーリーや、難易度選択できる謎解き問題で、子供から大人まで満足できる内容でした。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、例年より自由度の増したアトラクションに乗って解く謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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犬夜叉×半妖の夜叉姫×リアル脱出ゲーム「妖気漂う遊園地からの脱出」の概要
概要「人々を惑わす遊園地を舞台に、妖怪に立ち向かう謎解き」
時は戦国時代。
平和に暮らしていたあなたは、ひょんな事から一体の妖怪に襲われてしまう。
偶然通りかかった半妖の少年「犬夜叉」一行に救われるものの、妖怪はあなたに「死の呪い」をかけ消えてしまった。
妖怪の去った方角には「遊園地」と呼ばれる戦国時代には無いはずの娯楽の地があるようだった。
果たしてあなたは、消えた妖怪の居場所を突き止め、「死の呪い」から逃れることができるだろうか――。
「妖気漂う遊園地からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています。
今作は大きく2つのパートに分かれており、前半では「犬夜叉」のストーリー、後半では「半妖の夜叉姫」のストーリーが展開しました。
2つ合わせて時代を超えた1つの壮大な物語になっており、20年以上の時を隔てている「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」を同時に楽しめる内容になっています。ちなみに「半妖の夜叉姫」は、犬夜叉の娘さんが活躍するお話ですね。
基本は遊園地内を探索しながら謎解きする「周遊型」の体験型イベントですが、随所で映像演出もあり、原作声優さんが撮り下ろしたボイスで今回の顛末が語られました。
プレイ中は、スマホアプリのLINEを利用してゲーム進行します。謎解きで判明したキーワードを送信すると、次の問題の情報や演出映像が送られてくる仕組み(イヤホン持参推奨)
謎解き以外にも、妖怪との対決シーンを再現するスポットや、ミニゲームっぽい演出など、小さなお子さんを飽きさせない工夫があり、ご家族や、友達でワイワイ盛り上がれる内容でした。
アトラクションに乗らないと解けない問題においては、事前に難易度とアトラクション名が示されており、自分の好みで選択できるようになっていました。
・絶叫系が苦手
・待ち時間の長いアトラクションを避けたい
・手軽な難易度をお子さんと一緒に楽しみたい
など、ニーズに合わせた謎解きができます(謎解きの詳細については、後述をご覧ください)
また、今回、本編と関係のない「おまけ謎」として、犬夜叉の人気キャラ「殺生丸」ご一行のミニストーリーが描かれた冊子がついてきます。アトラクションの待ち時間などで解くことが想定されていますが、これがなかなかの高難度。論理的思考が求められる大人向けの問題です。謎解きが好きな方は、腕試しになると思います(おまけ謎の詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安
実際にかかった時間:2.5時間
(公式想定:2~3時間)
今回、プレイ時間を大きく左右する要素は「アトラクションに乗車する必要のある謎解き」です。
・アトラクションにいくつ乗るか(最低1回、最高8回)
・アトラクションの待ち時間はどれ程か
これらの要素によって、プレイ時間は1~2時間平気で変わってしまいます。
私は今回2人プレイし、アトラクションに2回乗車、閑散日だったためアトラクションの待ち時間はほとんどない状況(待ち時間5分以内)で「2.5時間」でした。
参考までに前回東京ドームシティアトラクションで行われた「ハンターハンターコラボ」では、アトラクション4回乗車し、1アトラクション平均40~50分待ち時間があり、所要時間は5時間45分でした。謎解きのボリューム自体は今回と同程度だったため、アトラクションの待ち時間で半分以上費やしたことになります。
閑散日にアトラクション1~2回乗車で「2~2.5時間」、空いているアトラクションを選択しても、混雑日はチェックポイントでの待ち時間もあるため「3時間以上」と見込んだ方がいいと思います。
また、東京ドームシティアトラクションズの待ち時間は、下の公式サイトからリアルタイムで確認することができます。
チケット情報(アトラクション乗車券付)
イベント参加チケットは、「アトラクション5回券付き」と「ワンデーパスポート付き」の2種類あります。謎解きキット単体の販売はありません。
クリアまでに最低1回アトラクション乗車が必要です(最大で8アトラクション乗車)。通常プレイでは、多くの人が1~2回乗車を選択すると思いますが、謎解き問題を全てコンプリートしたい人は、ワンデパスポートがいいですね。
チケットは、混雑緩和のためにスタートする時間帯で分かれています。当日券は割高で、混雑日は売り切れてしまう事もあるので、前売り券の購入が安心ですね。
前売り券 | 当日券 | |
アトラクション5回券付き (小学生以上共通) | 3,600円 (特典付:6,900円) | 3,900円 (特典付:7,200円) |
ワンデーパスポート付き (大人※中学生以上) | 4,600円 (特典付:7,900円) | 4,900円 (特典付:8,200円) |
ワンデーパスポート付き (小学生) | 3,600円 (特典付:6,900円) | 3,900円 (特典付:7,200円) |
スタート時間 | |
平日 | (1)14:00~15:00 (2)15:00~16:00 (3)16:00~19:00 |
土日祭日、冬休み期間 | (1)10:00~11:00 (2)11:00~12:00 (3)12:00~13:00 (4)13:00~14:00 (5)14:00~15:00 (6)15:00~16:00 (7)16:00~19:00 |
※特典はオリジナルトートバッグ&ポーチセット(謎解き付き)。詳細は公式情報もご確認ください
公式リンク:「妖気漂う遊園地からの脱出(東京公演)」チケット情報
概要のまとめ、注意事項
ココがポイント
《概要のまとめ》
・アニメ「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」を同時に楽しめる謎解きイベント
・東京ドームシティアトラクションズを舞台に、園内を探索しながら謎解き。ミニゲームっぽい演出など謎解き以外の要素も楽しい
・アトラクションに乗る謎解きは、最低1回(最大8回)
・アトラクションに乗る謎解きは、難易度と乗るアトラクションを選べる
《注意事項》
・ゲームキット単体の販売はありません
※アトラクション5回券付き、又はワンデーパスポート付き
・ゲームプレイはインターネット接続できるスマホ(LINEアプリ使用)が必須
・映像の視聴があるため、イヤホンの持参推奨
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「難易度の選べる謎解き、アトラクションに最低1回乗車」
アトラクション問題
今回、物語が前半・後半と大きく2つに分かれており、それぞれに「アトラクションに乗る謎解きパート」があります。
前半:5つのアトラクションから1つ以上を選択(全部チャレンジも可)
後半:3つのアトラクション+「アトラクションに乗らない問題」の中から1つ選択
後半は、アトラクションに乗らない選択もできるため、クリアに最低必要な乗車回数は全体を通して1回になります。但し、アトラクションに乗らない問題は少々難しめです。
アトラクション5回券付きを購入した場合、前半で5枚全て使い切ってしまうこともできるので注意が必要だと感じました。後半もアトラクションに乗りたい場合は、最低1回分残しておきたいですね。
後半の選択肢を見てから、乗りたいものが無ければ「アトラクションに乗らない問題」を選択し、前半問題の残りに乗車することも可能です。
謎解き問題の傾向
アトラクションに乗る問題では、選択したものによって、様々なジャンルがありました。一般的な「なぞなぞ・クイズ」が中心ですが、中には「アトラクションの特徴」にまつわるもの(何回曲がったか? など)、ちょっと意地悪な問題や、大人が考え込む問題もあります。難易度が示されているので、参考にしてチャレンジしたいですね。
アトラクションに乗らない共通部分の謎解きでは、ロジック問題が印象に残りました。複数の前提条件から、論理的に解く問題(A~Dの中で嘘をついている人は誰か? といったもの。これは例示で出題謎ではありません)です。難易度は高くありませんでしたが、苦手な方は手こずるかもしれません。
どうしても解けない問題がある場合も、丁寧な公式ヒントが用意されています。「ロジック問題が解けない」「アトラクションで必要な情報を見落とした」などの場合も、ヒント活用で乗り切れます。
最後の謎「時代を超えた大仕掛けを見抜く」
前半で「犬夜叉」のストーリ、後半で「半妖の夜叉姫」のストーリーを体験しますが、最後の謎解きは、これら2つの時代を股にかける壮大な内容でした。
示される問題文もとてもシンプルで、プレイヤー自身が物語の時間軸をしっかり把握し、2つの時代で起こった出来事や変化へ自主的に気付く必要がありました。考証系の問題が好きな人には、たまらない謎解きかもしれません。
手持ちの情報、アイテム、記憶を総動員して「ひらめき」が訪れたとき、とても高い達成感がありました。落ち着ける場所で、ゆっくり取組みたいですね。
おまけの外伝「高難度のロジック問題」
今回、本編とは関係のない外伝として「おまけ謎」が用意されています(アトラクション乗車や園内周遊の必要なし)
犬夜叉で人気のキャラクター「殺生丸」「邪見」「りん」のちょっとしたエピソードと共に、高難度の謎解きが掲載された冊子です。
本編でアトラクションの待ち時間に解くことが想定されていますが、謎解きが得意な人を対象としており、大人が苦戦する難易度です。待ち時間の片手間に解くのは難しいのではないかと思います。
ジャンルは「ロジック問題」がメイン。トライ&エラーで条件を探っていく必要があり、頻繁に書き込んだり消したりします。家に帰ってから消しゴムを使用するか、「問題を撮影し、スマホ上で書いたり消したりする」といった工夫が必要でした。
ただ、解き明かした時の達成感もとても高く、本編の余韻を感じることもできます。家に帰ってからじっくり取りかかるのもいいですね。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・一部の問題では、大人でも時間のかかる問題があり。小学生以下のお子さんは大人と一緒のプレイ推奨。丁寧な公式ヒントあり
・おまけ謎(本編と関係なし)の冊子は、高難度のロジック問題が掲載。謎解きが得意な人でも手こずるレベル。家に帰ってからじっくり取りかかるのがおすすめ
《攻略のコツまとめ》
・アトラクションン5回券付きを購入した場合は、前半で使い切らないよう注意
・「ロジック問題が苦手」「アトラクションで情報を見落とした」場合は、公式ヒントを有効活用
・本編最後の謎解きは、手持ちの情報、アイテム、記憶を総動員して物語上の歴史を考証しよう
・おまけ謎は、アトラクション乗車や園内周遊の必要無し
・おまけ謎は、トライ&エラー問題。書いたり消したりが頻繁なため「消しゴム」必須。又は「スマホ撮影→画面上で書き込み」するとやりやすい
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
続きを見る
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「時代を超える壮大な謎解き、例年とひと味違うアトラクション選択にも注目」
今回はアニメ「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」の世界感を同時に楽しめる何とも贅沢なコラボ謎解きでした。犬夜叉ファンはプレイ必至の内容ではないでしょうか。
原作において20年以上の月日が隔たった2作品をつなぐために、今回の謎解きは、時代を超えるオリジナルストーリーになっており、その設定を生かした壮大な謎解きは、歴史考証や世界そのものにトリックが仕掛けられている要素が感じられ、大好物の内容でした。
また、おまけ謎(外伝冊子)のレベルや質が高く、家に帰ってからも楽しむことができました。本編ストーリーとの繋がりはありませんが、今回の謎解き問題の全容を把握することができるため、チャレンジする価値があります。明らかに本編より難易度が高く、所要時間も同程度かかりましたが、とても高い達成感がありました。
お出かけのしづらい状況は続いていますが、スタート時間を細かく区切ったり、一部の問題は選択式で混雑を避けられる工夫がされています。状況を見ながら、空いている日にお出かけしてみてもいいかもしれませんね。
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!