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【攻略・感想レポ】究極の宝探し第3期 消えた300万円を追え

2019年12月25日

攻略データ

公演名EXTREME MISSION 004「消えた300万円を追え!」(TEC会員 第3期)
公演のスタイル広域周遊型(推奨人数1人~)
難易度★★★★★★★★★★(10段階評価)
移動距離ネタバレになるため記載致しません(対象範囲は、関東全域)
実際に要した時間1ヶ月
特に必要となる力高い推理力、分析力、ひらめき力、持久力、なりきり度
会費10,000円(税込)※パートナー制 2人で18,000円(税込)
公演情報TAKARASH EXTREME CLUB|リアル宝探し タカラッシュ!

※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル「消えた300万円を追え」

こんな方におすすめ

  • 究極の宝探し! 探索範囲は関東全域のリアルトレジャーハント!
  • 宝探しと一緒にプチ旅行気分、観光や美味しいグルメにも出会える
  • 難易度MAXだからこそ、クリアできたときの達成感はハンパない!

-はじめに-
今回の記事では、本気の冒険で「究極の宝探し」と謳われる「Takarush Extreme Mission」の第3期にチャレンジしてみてわかった攻略のコツや、思わずやってしまった失敗談など、リアルな体験レポートをお届けします。

未体験者の疑問

・会費1万円の究極の宝探しの内容は?
・探索範囲が関東全域ってホントなの?
・実際どのくらい難しくて、どのくらい大変なの?

参加を検討されている方の上のような疑問や、既に参加された方の振り返りにも楽しい内容です。下の目次より、気になった部分だけご覧いただいても理解出来る記事になっています。

 

究極の宝探し「Tkarush Extreme Mission 第3期」の概要

財宝の洞窟のイメージ

Extreme Mission とは?

リアル宝探しを提供している「タカラッシュ!」さんの有料会員限定の高難度謎解きプログラムです。リアル宝探しとは、宝の地図や暗号文等を解読し、実際の街や観光スポットを探索することでお宝を見つけ出す周遊型の謎解きです。

「Extreme Mission」の特徴は何といっても、その探索範囲の広さです。今回の第3期では「関東全域」を対象にして宝が隠されました。そこへたどり着くための「宝の地図」(又はそれに類する手がかり)の解読も並の難易度ではありません。管理人は今回、最初に探索すべき場所が判明するまで2週間、宝の発見まで総じて1か月ほどかかりました。

謎解きの内容は、一般的に出題されるパズルやクイズではありません。宝探しのリアリティを追求したものです。例えば、第2期に開催された「Mission003 石仏が守る秘密」では、昔の人が残した地図と謎めいた言い伝えを頼りに宝探しを行いました。

関連記事:【攻略・感想レポ】タカラッシュ!究極の宝探し EXTREME MISSION 第2期「石仏が守る秘密」

生半可な気持ちで挑むと返り討ちになってしまう難しさですが、その分、宝を発見できたときの喜びは何物にも代えられません。管理人は今回、嬉しさと感動のあまり、少しうるっとしてしまいました。

また、定められた期間内に宝を発見できた人の中から抽選で「賞金10万円」が当たるのも特徴の一つです。抽選が外れた場合、次回ミッションクリアで当選確率が2倍、それでも外れた場合は以降4倍、8倍と上がることが公式アナウンスされています

ただし、賞金に関しては「おまけ」と思った方がいいです。参加人数や賞金本数は、今のところ毎回まちまちです。1人10,000円の会費は高いですが、賞金を当てにせず、あくまで謎解きの興奮と感動への料金だと思える方が参加に向いているかもしれません。

《参考》
・第3期「Extreme Mission 004 消えた300万円を追え!」
 正解報告者数69名、賞金本数4本
・第3期「Extreme Mission 005 運向気学の地脈図」
 正解報告者数59名、賞金本数4本

※運営者報告より(19.12.24)

第2期からの変更点

「Extreme Mission」は、開催を重ねるたびに変化を続けています。
よりよくなるための進化の途中だとは思いますが、変更点が毎回発生するため、前回と同じつもりでいると、予期せず納得のできないことが起こるかもしれません。

下に第2期からの変更点をまとめました。次の4期も見据えた内容になっていますので、確認にご活用ください。

《変更点まとめ》
・探索範囲が「日本全国」→「関東全域」に変更
 ※第4期も探索範囲は「関東全域」の予定
・会員期間が「半年」→「3か月」に変更、賞金獲得の対象期間は2カ月程に
 ※第4期以降も、会員期間3カ月の予定
・第2期に実施された「トライアル会員」の実施なし
 トライアル会員は、賞金獲得の対象期間が過ぎたあとに参加できるお試し会員でした。今後の実施も不明
・第2期、3期は2つミッションが用意されましたが、第4期は1つになります。
 ※2つのミッションに参加できるプラチナ会員の設定が4期はなし

特に、会員期間3カ月(賞金獲得対象の期間2カ月)への変更は当面続くと思われます。公式でも「会員期間は毎年4月~6月、7月~9月、10月~12月、1月~3月までの年間4期制となります」とアナウンスされています。

 

TEC会員継続について

管理人は第2期からTEC(Takarush Extreme Club)会員を継続しています。継続をするとどうなるのか? わかったことや注意点などをまとめました。

・会員カード、ピンバッジの再発行はなし
 ※カード有効期限が更新されたシールが送付。会員カードに貼り付ける
・第2期で初めて会員登録したときにもらった「タカラッシュプログラムの優待券」は第3期への継続時には送付がありませんでした。初回特典なのか、第2期のときだけの特典だったのかは不明です
・賞金獲得確率が2倍になったはず
・クレジットカードの登録で、デフォルトが自動継続となっている。継続をしない場合は設定で「停止」させる必要がある(会員案内に記載有り)

特徴のまとめ

ココがポイント

・探索範囲が「関東全域」、謎解きの難易度も高レベル
 ※管理人はクリアまで1カ月(探索可能な期間3カ月)
・宝探しのリアリティを追求した内容。単純なクイズやパズルではない
・タカラッシュの有料会員限定のプログラム(会期3カ月で1万円)
・ヒント公開前に宝発見で「賞金10万円」の獲得チャンス(ヒント公開まで2カ月ほど)

 

Extreme Mission 004「消えた300万円を追え!」

消えた300万円を追えの謎解きキットの写真

ファイルにキット一式が挿入されていました

設定「事故死した男の思考たどる旅」

管理人が第3期で挑戦したExtreme Mission 004「消えた300万円を追え!」は、想像の斜め上をいく内容でした。

宝の地図があって、謎めいた暗号文があって……と予想していたのですが、いざ届いたキットを開封すると、現れたのは「殴り書きのメモが書かれた紙片が3枚」だけでした。

脳内にハテナマークが飛び交う中、別紙の概要に目を通すと次のような内容であることがわかりました。

事故死をした男性が、事故に遭う数時間前に銀行口座から300万円を引き出していた。しかし男の所持品や家にも現金は見当たらず、数時間で使用するには大きすぎる金額ではないか。手がかりは、所持品から見つかった「殴り書きのメモ」のみ。300万円はどこに消えてしまったのか……その行方を死者の思考と共に追ってほしい。

斬新! 宝探しにもいろいろなシチュエーションがありますが、これはちょっとミステリー要素を感じさせる導入でした。そして、このとき管理人はまだ待ち構えているハードルの高さに気が付いていませんでした(謎解きの詳細については次項へ)

分析をする人のイメージ

さて、第3期は同時にMission005「運向気学の地脈図」が行われていました。こちらは管理人未プレイのため詳細わかりませんが、参加者の様子から、どちらかというと005の方が宝探しっぽい状況だったのかなあと思います。ただ、Mission004「消えた300万円を追え!」が詰まらなかったわけではなく、変化球だったからこその意外さと、思わぬストーリー展開に心動かされる体験をしました。

宝探しや周遊型の謎解きでは、公演型と比較してストーリーの臨場感が薄くなりがちですが、今回体験したミッションでは、確かに事故死した男が存在して、その生きていた証を行き先々で感じることができました。物語のように語られるわけではありませんが、ステップを追うごとに手に入る断片的な情報にとてもリアリティがあって想像をかき立てられました。

謎解き「ちりぢりになった情報の断片」

ネット検索のイメージ

今回のMission004「消えた300万円を追え!」の謎解きは、事故死した男の所持品にあった「殴り書きのメモ」3枚(それぞれ両面に記載有り)に書かれた内容から、生前の男の思考や行動を解き明かしていく形式でした。

男の残したメモや、行く先々で手にすることになる追加の情報。それらを分析し、男の行動を予測する高い推理力が必要でした。男のことをよく知る者なら簡単にわかるかもしれないことを、メモやその他の情報からたぐりよせる想像力が大事でした。

はじめの一歩

送付物の封を開け、紙片を眺めること数十時間・・・。
これが全くわからない! 考えすぎで意識朦朧とするほど。

前回のMission003のときは、24時間ほどでとりあえずどうにかなったのですが。結局、最初にいくべき場所が判明するまで2週間を費やすことになりました。
最初の一歩でとても苦労をした理由の一つは、圧倒的な「情報量の多さ」です。

前回は情報が少な過ぎて、何をどう考えればいいのかわからなかったのですが、与えられたものは限られていたので、怪しい箇所を深く考えることができました。

ところが、たった紙片3枚とは言え、関連性がはっきりわからない様々な言葉や文章の細切れが存在し、注意が散漫になりました。1か所を深く考えるきる前に、他の場所が怪しく思えてしまう。思考が散らかってしまったのです。

また、今回はグーグル、グーグルマップによる鬼検索は控えめでした。
キーワードや地名を闇雲に検索しても正解にはたどり着かず、手がかりのメモから判明したことをグーグル検索で確認するようなやり方でした。

中盤の展開

今回も第2期同様に行かなければならない場所が複数あり、また次に向かうべき場所が少しずつ判明していくため、日帰りでは到底一度に回ることは不可能でした。

個人的に一番どぎまぎしてしまったのは、訪れるべき場所の一つで、仕込みの人とお話しをしなければならなかったことです。自分の謎解きや推測が間違っていた場合、相手にしたら急に変なことをしゃべりかけてくる不審者なわけで……幸い間違わずに済みましたが、なかなかの冷や汗。その分、世界観に浸れる「なりきり度」も高く、新鮮な体験でした。

とにかく、男の言葉によく注意を向け、ひとことひとことの意味や可能性を掘り下げて考える。自分が男の親しい人だったら、どう考えるだろうと想像する。バラバラに思えることを関連付ける。そんな作業はまさに探偵でした。

探偵のイメージイラスト

たどり着いた先に

だんだん必要な情報がしぼられてくるので、管理人的には終盤の方が考えやすく時間がかかりませんでした。盛り上がりに向けてテンポがよくなっていく、加速度があったと思います。

ここまでの過程で「事故死した男」の記憶を辿り、彼に高いシンパシーが生まれていました。数週間、寝ても覚めても男のことを考えていたので当然ですね。

最後の「300万円の行方」は途中から想像してはいたものの、正解にたどり着いたときに、発見の喜びだけではなく複雑な感情が芽生えました。

 

会費以外にかかった費用

「Extreme Mission」では、探索にかかる交通費などは自費です。
参考までに今回かかった費用をまとめました。交通費は都内からの日帰り往復金額の総計になります。

・交通費:3,728円
・諸費用:990円(税抜)

前回、管理人が参加したExtreme Mission 003「石仏の守る秘密」では、交通費の総計14,000円だったため安くなりました。

※諸費用について
ちょっと気になったのは、チェックポイントとなるお店1か所で、そこの商品・サービスを購入する必要があったことです。そんなに高いものではありませんでしたが、「これ、いりません」と断ったらどうなっていたのか。本当にお金を払っていいのか迷いもありました。追加費用として、交通費は納得できていますが、それ以外のものが具体的に発生するのであれば、事前にアナウンスがあるとよかったかなあと思います。

攻略のポイントまとめ

ココがポイント

・情報を分析し、生前の男の行動を予測する高い推理力・想像力が必要
・グーグル検索必須だが、闇雲に検索しても答えにたどり着かない
分析と推理の結果から検索ワードを具体的にする
・探索中「なりきる」こともときには必要
・情報量が多すぎると感じるときは整理を。分析の基本は「整理と分類」
・どうしてもわからないときは考えるのを止める。寝て起きると「ひらめく」ことも

 

実際に参加してみたリアルな感想

感想「リアル探偵ゲームといってもいい内容」

今回、全く予期していなかった「物語性」がポイントだったなあと思います。
謎を解き明かしていく過程に、焦点となる「事故死した男」の思考や生前の思いを自然と理解させる仕組みがあって、否応なしに共感を高めました。やっていることは「リアル宝探し」というよりも「リアル探偵ゲーム」に近かったかも。

管理人は、最初の謎の解明に2週間かかってしまいました。Twitterでは4日ほどでクリア報告している方もいたので、管理人がドツボにハマってしまったのだと思います。トホホ。
疑心暗鬼になりすぎて、筆跡鑑定や様々な憶測をしてしまったのも良い思い出です。

総じて、今回も非常に満足度の高い内容でした。何といっても「Extreme Mission」でしか味わえない非日常の体験と、クリアしたときの達成感は一度経験してしまうと病みつきです。そして、20年中にはまた日本全国を探索対象にしたものも予定されているようです! 今から楽しみですね。

冒険で出会った景色やグルメ

「Extreme Misssion」ならではの楽しみといえば、謎解き以外にも「きっとこの時でなければ見ることのなかった景色」や「その土地のグルメ」です。ちょっとしたプチ旅行気分ですね。

今回、管理人が出会った景色やグルメをダイジェストでお届けします。こんな思い出がつくれるかも!? ご参考になれば。

広々とした自然の写真

のどかで広々とした自然が広がる

水車小屋の写真

近くには水車小屋もありました

薄皮たいやきの写真

食べ歩きも楽しみ。薄皮たい焼き

生クリームたっぷりの生どら焼き

ステンドグラスの写真

歴史を感じるステンドグラス

街によって雰囲気の違うカフェなど(左右違うお店です)

うな重の写真

その土地ならではのグルメも。うな重

素朴な干物定食の写真

ふらっと立ち寄った定食屋。素朴な味わいの干物定食はご飯お替り自由でした

 

今回の記事は以上となります。この記事が参考になりましたら、下の各SNSボタンより紹介して頂けると幸いです。
どうかなるべく多くの皆さんに、謎が解けた瞬間のあの歓喜の時が訪れますように!

 

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