攻略データ
プログラム名 | 小田急謎街トレイン2025(街ハック!) |
開催期間 | 2025年1月20日(月) ~ 2025年5月25日(日) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系、街歩き系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 本編:新宿駅より、電車片道88分 スペシャルミッション:電車片道12分 ※最初の駅~立寄り駅~ゴール駅までの総乗車時間 ※各立寄り駅で、5~15分程街歩きあり |
実際に要した時間 | 本編:4.5時間(公式想定4~6時間) スペシャルミッション:1.5時間(公式想定1.5~2時間) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
必要なもの | 筆記具、スマホやタブレット(LINEアプリ使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 無料(別途、交通費) ※交通費について(一日乗車券あり) 《冊子配布場所》 小田急線各駅 ※公式案内では、新宿駅スタートがおすすめされています |
公式情報 | 小田急 謎街トレイン2025 | 街ハック! |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

注目のポイント
- 小田急沿線を舞台にした謎解きイベント、周辺の街歩きも楽しめる
- 参加冊子の無料配布、一日乗車券の利用で交通費もお得に
- 少し難しい、本編とは異なる駅を巡るスペシャルミッションあり
-はじめに-
今回の記事は、小田急線を舞台にした街歩き系の謎解き「謎街トレイン2025」に挑戦した攻略レビューです。
ネタバレ無しで謎解き問題の傾向や特徴、ゲームの見所をレポート。所要時間や移動にかかる交通費(一日乗車券はお得か?)も紹介。写真を多く掲載し参加検討に役立つ内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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小田急線×謎解き「謎街トレイン2025」の概要
概要「小田急沿線の街歩きも楽しめる、大ボリューム謎解き」

無料配布の問題冊子(小田急線各駅で配布)。筆記具は持参の必要があります
小田急線に乗って、さまざまな駅で待ち受ける謎を解きながら、その街の魅力を発見する。ストーリー設定のないシンプルな構成です。
主な特徴は、
・各立寄り駅で、史跡や街の見所を巡る(5~15分程街歩き)
・立寄り駅多め、ボリュームたっぷりの謎解き問題
・本編とは別の駅を巡るスペシャルミッションあり(問題用紙も別配布)
今回の謎解きでは、小田急線に乗って沿線の駅を巡るだけではなく、駅周辺の街歩きもありました。訪れるスポットは、商業施設や街の歴史を知る事が出来る史跡など。その駅、その街ならではの景色を目にする楽しさがありました。また、謎解きとは関係ありませんが、訪れた駅のオススメスポットを紹介してくれる構成にもなっていました。
また今回、立寄り駅が多め。問題数も多くなり、ボリュームたっぷり。出題される問題は、街の看板や建物の特徴などを利用した内容。問題冊子を折ったり重ねたりする作業系の謎解きも豊富に出題されました(謎解きの詳細は後述)
そして、今回、本編とは別にスペシャルミッションも用意されていました。問題冊子も別になり(本編冊子と同じ場所で配布、A4サイズ一枚)、巡る駅も変わりました。公式案内では「本編より少し難しい」とあり、より注意深くキットを観察する必要があったり、複雑な作業系問題を解き明かすことになりました(スペシャルミッションの詳細は、後述参照)

街歩き中に訪れた多摩川河川敷の開放的な景観

小田急線のとある駅に併設されたオシャレな商業施設

街歩き中に訪れた路地裏をイメージした個店街
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間の目安】
《実際にかかった所要時間》
本編:4.5時間
スペシャルミッショ:1.5時間
(公式の想定時間)
本編:約4~6時間
スペシャルミッション:1.5~2時間
《プレイ推奨時間》
11:00~20:00
※小田急線の始発~終電までプレイできますが、上記時間外は一部の立寄り施設に入れません
私は「本編→スペシャルミッション」の順にプレイし、クリアまでの総所要時間は「約6時間」になりました。途中の休憩時間は除いています。
所要時間の目安は、謎解きに慣れた人で「本編4.5~5.5時間」「スペシャルミッション1.5時間前後」、謎解きに慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで、「本編5.5~6.5時間」「スペシャルミッション2時間前後」になると思います。
プレイ可能時間は、小田急線の始発~終電まで。但し、街歩きで立ち寄る一部の施設に営業時間があります(11:00~20:00)。時間外は、公式ヒントや答えを活用することで先に進めますが、面白さが半減してしまいますね。
ボリュームも多く、一部施設の営業時間も考慮すると、本編とスペシャルミッションを一日でクリアを目指す場合「午前中10:00頃」からのプレイがオススメでした。

問題冊子は小田急線各駅のフリーペーパーラックで配布。改札窓口に置いてある駅もありました

本編冊子(左)とスペシャルミッションの問題用紙(右)
【ゲーム構成、探索エリア】
構成は、手元の問題冊子とLINEのトーク機能を併用する形式(問題冊子にゲーム専用LINEアカウントのQRコード記載)
ゲーム進行のほとんどは、LINEのトーク画面上で行われました。冊子の問題を解き、答えをLINEトークで送信。正解していれば、追加の問題や、次に行うべき内容が返信されました。冊子に掲載されている以上の追加問題が、後からLINEトークで送信されてくるため、見た目以上のボリュームがありました。
各降車駅では、1~2箇所の立寄りスポットを巡り、次に向かう駅名が判明するまで謎を解いていく流れです。また、電車に乗りながら解く問題も出題。これは次の駅の立寄りスポットに関わる内容で、省略することも可能。難易度が示され、自身のレベルや乗車時間に合わせて、適宜チャレンジできるようになっていました。
街歩きは、屋外の割合が多め。冊子を折ったり重ねたりする作業系の謎解きも頻繁にあり、雨天時は濡れないようにする手間があり、プレイは避けた方が無難と感じました。

街歩きの範囲は駅より徒歩5~15分。屋外の割合が多めでした
交通費の考察(一日乗車券はお得か?)
《ゲームプレイにかかる交通費》
本編:1,860円
スペシャルミッション:439円
※謎解き最初の駅~ゴール駅まで片道の大人料金。交通系IC利用した場合
上記金額は、本編「新宿駅~ゴール駅」まで、スペシャルミッション「最初の立寄り駅~ゴール駅」まで、SuicaやPASMOを利用した場合の片道運賃です(公式案内で、本編のスタートは、新宿駅が推奨されています)
公式サイトでは、以下の一日乗車券や、小児用ICカードの案内もされています。
1日全線フリー乗車券
おとな:2,000円(税込)
こども:1,000円(税込)
小田急全線(新宿~小田原、片瀬江ノ島、唐木田)が1日乗り降り自由。詳細は公式情報をご確認ください
小児用ICカード
こども:1回の乗車に付き 50円(税込)
こども(6~12歳)は、小児用PASMOなどの小児用ICカードの利用で上記金額が適用(小田急電鉄の子育て支援の取組み)。詳細は公式情報をご確認ください
公式情報:こども運賃について
一日乗車券より、実際にかかる交通費の方が若干安くなりますが、ゲームプレイ前後の小田急線の利用を考えると、一日乗車券の利用でお得になる人が多いのではないでしょうか。
1日で「本編」と「スペシャルミッション」の両方クリアを目指す場合も、一日乗車券の利用がお得。スペシャルミッションのみプレイする場合は、一日乗車券は利用しない方がいいですね。また、お子さん(6~12歳※)は、小児用ICカードの利用が断然お得です。
※乳児(1歳未満)は無料、幼児(6歳未満)は、乗車券を所持する大人または子ども1人に同伴されている場合は2人まで無料。3人目からは子ども運賃が必要。必ず公式情報もご確認ください
参考までに、新宿駅からスタートし、新宿駅まで戻って来る場合の大人料金を計算すると次のようになります。一日乗車券の利用がお得ですね。
本編のみ:2,184円
本編+スペシャルミッション:2,414円

小田急線のお得な切符は複数種類がありますが、一日乗車券は券売機の「小田急線全線」エリアを選択して購入

小田急全線が一日乗り放題になるフリー乗車券
抽選で当たるクリア賞品について
今回の謎解きイベントでは、クリア後に応募できる、抽選で当たる賞品も魅力的です。
小田急百貨店の商品券や小田急関連施設の利用券など。注意点として、鉄道部品賞は、本編に加えてスペシャルミッションのクリアが必要。また、スペシャルミッションのみのクリアでは、どの賞品も応募することができません。
応募には、クリア後に案内されるアンケートやクリアキーワードの入力、連絡先などの回答が必要。応募は一度のみ。本編終了後に応募してしまうと、スペシャルミッションをクリアしても「鉄道部品賞」へ応募できなくなります。
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント

ポケット付折りたたみ式バインダーがあると、細かいアイテムや一日乗車券を収納したり、立ったまま問題を解くのに便利でした

折りたたみ式は、持ち運びもコンパクト。1枚あると今後も重宝しますね。下に私が利用しているものと同タイプを紹介致します。参考になりましたら(上写真はB5サイズ)
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難易度や謎解きの特徴は?
特徴「定番問題+創意工夫ある作業系問題」

本編問題冊子と小田急線の車両
【取組みやすい定番問題多め】
出題される謎解きは、街歩きで訪れるスポットの看板に書かれている文字や、建物の外観や特徴を利用した内容が多め。
ジャンルは、迷路やあみだクジ、言葉の並び替えや図形・イラストを言葉に変換する問題などオーソドックスな内容。冊子のページを折ったり重ねたりする作業系の謎解きも豊富で、一部ページを切り取るような機会もありました。
後半に向かうにつれ徐々に難易度は上がりましたが、総じて難し過ぎないレベル。謎解きによく出題される定番問題も多く、取り組みやすい内容が多かったと思います。
【終盤の展開】
最後の問題は、それ以上の現地探索の必要がなく、冊子に仕掛けられたギミックを解き明かす内容。「いよいよ最終問題です」という表記を見かけたら、ゆっくり腰が落ち着ける場所を探すのがオススメ。続けてスペシャルミッションのプレイ予定がなければ、自宅で解くこともできますね。
最終問題のギミックは、鉄道・電車をテーマにした今回のイベントに相応しい内容で、解き明かすのが楽しい作業系問題でした。攻略のコツとして、
・一度使用したアイテム類は、最後まで捨てに必ずとっておこう
・問題冊子の図柄やイラストは隅々までよく観察しよう
・用紙を折ったり、重ねる場合は、正確な作業をしよう

街歩き中に訪れた、多摩川沿いの自然が感じられるスポット

個性的な街並みの広がる再開発のすすむエリアに行く機会もありました

小田急線沿いでも有数の繁華街では、赤ちょうちんの似合いそうな商店街を歩きました
スペシャルミッションについて

スペシャルミッションの問題は、A4サイズの用紙の表裏に記載(要筆記具)
スペシャルミッションはそれ単体でプレイ可。出題される謎解きのジャンルは、本編と大きな違いはありませんでしたが、より注意深く観察したり、複雑な作業問題をする必要がありました。本編に比べて、少し難しい難易度。
スペシャルミッションの要点を整理すると、次のようになります。
・本編とは問題用紙別
※A4サイズの用紙一枚。本編冊子と同じ場所で配布。プレイに本編冊子は不要
・本編とは別のLINEアカウントの登録必要
※スペシャルミッション用紙に、LINEアカウントのQRコード記載
・本編とは立寄り駅も異なる(本編終了後にプレイすると、移動がスムーズ)
・最終問題は、糊とハサミが必要
※現地で、糊とハサミが設置されている場所の紹介あり。それ以上の現地探索の必要ないため、自宅で取組むことも可

スペシャルミッションのプレイ中に訪れた閑静な雰囲気の駅

本編+スペシャルミッションクリア時にLINEトークに表示されるクリア画像(SNSへの投稿可)
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがおすすめ
《難易度の目安》
・謎解きに慣れていない人も取組みやすい難易度(公式ヒント要活用)
・小学生以下のお子さんは、謎解きが得意な大人の補助が必要な難しさ
※公式ヒントは、LINEトーク画面のメニューよりアクセス。閲覧には「街ハック!」の無料会員登録が必要。ヒントは問題ごと段階式になっており、答えも掲載
《攻略のコツまとめ》
・一度使用したアイテム類は、最後まで捨てに必ずとっておこう
・問題冊子の図柄やイラストは隅々までよく観察しよう
・用紙を折ったり、重ねる場合は、正確な作業をしよう
実際にプレイしてみた感想
感想「小田急線ならではの景観に出会える+初心者の腕試しに丁度良い」

スペシャルミッションのプレイ中に訪れた大型商業施設が集まるエリア
東京の繁華街から、多摩川の自然に触れ合えるスポット、再開発のすすむエリアなど、小田急線沿いならではの魅力の詰まった街歩きを楽しむことができました。
他の電車系謎解きと比べても、とにかく立寄り駅が多く、ボリューム満天。私達は謎解きに集中したプレイをしましたが、ちょっと寄り道をしていると、本編だけであっという間に「5~6時間」くらいはかかってしまう可能性がありました。スペシャルミッションと合わせて1日クリアを目指す場合は、時間配分に注意が必要ですね。
また、謎解きに頻出する定番問題が多く、初心者から中級者になる頃合いの腕試しに丁度良い難易度でした。答えまで掲載された丁寧な公式ヒントによって、謎解きに慣れていない人も安心してプレイ可能。冊子のギミックを解き明かしていく展開は、本編・スペシャルミッション共に手が込んでおり、謎解き好きの人に幅広く刺さる内容だったと感じました。

小田急線沿いの駅で見かけた「十月桜」。10月と1~2月頃に二度開花するそうです

とある駅前で見かけた冬らしいイルミネーション
小田急線に乗り慣れていない人はもちろん、普段利用している人にとってもきっと新しい発見が待っている内容だったと思います。開催期間が長め(2025年1月20日・月~5月25日・日)で遊びやすいのも嬉しいですね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!