【攻略、感想】ホーンテッドマンション謎解き2024「託されたメッセージとレイブンの導き」（所要時間、ネタバレ無し）

－はじめに－
今回の記事は、東京ディズニーランド内で開催中の謎解きイベント「託されたメッセージとレイブンの導き」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。

東京ディズニーランドのホラー系アトラクション「ホーンテッドマンション」の世界観を肌で感じながら、本格的な謎解きを楽しめる期間限定イベント。パーク内も周遊しながら、謎解き好きの友達や恋人とワイワイ楽しめる内容でした。

記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、LINEアプリと連動する本格的な謎解き問題の見所や特徴など。写真も多く掲載し、プレイイメージのしやすい内容です。どうぞ参加検討のお役に立ちますように。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

※謎解き問題や物語のネタバレはしておりませんが、本イベントの概要や構成、プレイ中に見かけた風景、問題の傾向などがわかる記事になっております。事前情報無しでプレイされたい方は、閲覧にご注意ください。

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ホーンテッドマンション謎解き2024「託されたメッセージとレイブンの導き」（所要時間、ネタバレ無し）の概要

概要「ザビエルにかけられた呪い、解除の鍵はレイブンが残した羽根」

「託されたメッセージとレイブンの導き」の導入ストーリーは上のようになっています（公式サイト掲載ストーリーを要約）

現在、東京ディズニーランドでは期間限定イベント「Disney STORY BEYOND（ディズニーストーリービヨンド）」が開催中（2024年2月7日木～4月30日火）。パーク内のエリアやアトラクションの背景をより深く知る事が出来るイベントで、今期間ではホラー系アトラクションで人気の「ホーンテッドマンション」が取り上げられています。昨年のストーリービヨンドでも「ホーンテッドマンション」が取り上げられており、今回で第二弾となります。

イベント用の特設サイトには、「ザビエルの呪い」を解くためのヒントが散りばめられた物語が掲載されていますが、こちらはアトラクションとの連動企画です。キットを購入してプレイする謎解きプログラムは、特設サイトを閲覧していなくても楽しめる作りになっていました（アトラクションとの連動企画は、後述をご覧ください）

謎解きプログラムの問題は、特別な知識が無くても直感的に解ける一般的なクイズや迷路を暗号解読風に仕立てた内容。東京ディズニーランド内を周遊し、パークの景観や設置物の情報を利用して解く問題もありました。時には音を頼りに探索スポットを判明させたり、用紙を折ったり重ねたりする作業系の謎解きもあり、昨年よりボリュームも多く、変化に富んでいました（謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください）

謎解きをしながら、ホーンテッドマンションに住むゴースト達の特徴や亡霊となった経緯を知ることが出来る作りになっており、細かに描かれる世界観の奥深さはさすがディズニーと感じられるものでした。

問題の難易度は、謎解きに慣れた人でも手応えを感じるレベル。昨年よりさらに難しくなっており、小学生以下のお子さんは、謎解きが得意な大人の補助が必要な難しさでした（公式ヒント、解答・解説をプレイ中に閲覧できます）

 

所要時間の目安、探索エリア、ゲーム構成

私は大人2人の協力プレイでクリアまでに「2時間15分」かかりました。途中の休憩時間は含んでいません。私達は謎解きに慣れており、東京ディズニーランド内の地理にも詳しい状況でした。

所要時間の目安は、謎解きに慣れているいる人で2～3時間、パーク内の地理に詳しくない人や謎解きに慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで3～4時間程かかると思います。

LINEアプリでゲーム用アカウントを友達登録し、キットに記載された「フェローモータルズ#」（ID文字列）を送信することでゲームスタート。加えて、LINEアプリの位置情報をONにする必要がありました。

※LINEアプリの位置情報がどのように利用されていたか不明です。パーク外では一部の問題を解くことが出来ない可能性があるためご注意ください

ゲーム進行は、基本的にLINEアプリのトーク画面で行われました。問題画像が表示され、正解を送信することで、次の問題が送られてくる仕組み。購入するキットはコンパクトですが、問題の多くは後からLINE上で受信するため、見た目以上のボリュームがありました。

謎解きに必要となる探索は、東京ディズニーランド内の屋外範囲で、アトラクションに乗る必要はありませんでした。アトラクションに並ぶ必要がないため、混雑日でも安心してプレイできますが、一部の探索スポットでは、謎解きプレイヤーによる人だかりが出来ていました。混雑日は、遠くから正解の場所が判別出来てしまったり、必要な情報が見にくい状況があるかもしれません。また屋外探索になるため、天候にも注意が必要ですね。

ゲーム構成は4つのステップ（ミッション1～4）に分かれており、机上問題と園内を探索するシーンにメリハリがありました。また、探索が必要となるのは、全体の1/4程度で多くはありませんでした。

プレイ可能時間は、パーク開園～閉園までです。但し、キットを購入する必要があるため、販売店舗の営業時間に注意。営業時間は日によって異なる事があるため、当日のショップ運営情報を確認する必要がありますね（キット購入の詳細は、後述をご覧ください）

 

特設サイトとアトラクションの連動企画について

現在、東京ディズニーランドの公式サイトでは、「Disney STORY BEYOND ホーンテッドマンション託された運命編」の特設サイトが公開されています。

こちらのサイトでは、ザビエルの呪いを解くためのヒントが散りばめられた物語が掲載されており、謎解きプログラムとは別に、アトラクションと連動した企画が体験出来ました。

実際のホーンテッドマンション内に、新たなアイテム（設置物）が追加されており、アトラクションに乗りながら、特設サイトの物語に沿ったアイテムを発見していく内容です。アトラクションを良く知る従来からのファンにとっても新鮮な体験になりますね。

アトラクション内で発見したアイテムからザビエルの呪いを解く方法を解明し、答えをWEB上で入力すると、物語の結末を読むことが出来ます。但し、キット購入する謎解きプログラムのネタバレを含んだ内容のため、先に謎解きプログラムをクリアしてから、WEBの結末を読むように推奨されています。

謎解きプログラムにも登場するゴーストや共通のアイテム等も多く、合わせて体験することで物語への没入感が高まり、今回のホーンテッドマンションの期間限定イベントをより深く堪能することが出来ました。

キット販売情報（販売店舗など）

※販売店舗は変更になる可能性もあるため、ご注意ください。詳しくは公式情報や当日キャストさんにご確認ください

謎解きキットは、私が確認した中では、上記店舗で販売されていました。他のパーク内ショップでも販売されていることがあります。

謎解きキットのみ購入する場合は、ワールドバザール内にあるパーク最大のグッズショップ「グランドエンポーリアム」が入店しやすくオススメ。但し、夕方以降はお土産を買うゲストでとても混雑するため注意が必要でした。

「キングダム・トレジャー」は、ホーンテッドマンションに比較的近い位置にあるショップで、「Disney STORY BEYOND」の期間中、関連グッズに特化した取扱いになっており、イベント用の店内装飾もされていました。関連グッズの購入や店内装飾を見たい方はこちらの店舗がオススメ。但し、混雑日は入店に時間指定のスタンバイパスが必要になることがあります。スタンバイパスの詳細は、公式サイトをご確認ください。

公式情報：当日のショップ運営情報

公式情報：スタンバイパスについて

 

【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】

難易度や謎解きの特徴は？

特徴「パーク内の情報を利用した暗号解読、用紙を折る作業系問題も」

謎解きの序盤～中盤（ミッション1～2）にかけては、手持ちのキットの情報、探索で発見するパーク内の景観や設置物の特徴などを利用した暗号解読風の問題になっていました。東京ディズニーランドでしか出来ない謎解きをしている感覚が強かったです。

例えば、ワールドバザールのとある店舗の看板と同じ色の文字を問題文から拾うといった内容です（これは例示で、実際の問題とは異なります）

特別な知識がなくても直感的に解ける内容でしたが、音を頼りにパーク内の特定スポットを判明させる必要があったり、手持ちのキットアイテムを条件に合うよう重ねたりと、捻りの効いた問題も多く、難易度は決して易しくなかった印象です。パーク内の地理に詳しくない方は、LINEトークのメニュー画面から表示できる「パークマップ」を確認しながらプレイするのが攻略のコツです。

中盤以降は、パーク内を周遊する機会は無く机上問題となりました。キットの用紙を折ったり、マークを重ね合わせたりする作業系の問題があり、机や椅子のあるスペースで落ち着いて取組むのがオススメ（飲食店を利用される場合は、長時間の利用を避け譲り合って活用したいですね）

どうしても分からない問題がある場合、LINEトークのメニューからヒントを閲覧することができます。ヒントは各問題ごと段階式になっており、必要な部分だけを利用できる形式（解答や解説も閲覧可）。活用することで、謎解きに慣れていない人でも、最終ミッションまで辿り着くことができるように調整されていました。

 

最後の謎「達成状況でクリア率変化、洞察力と冷静な情報分析が必要」

最後の謎解き（ミッション4）では、難易度がさらに上がり、今まで見聞きしてきた情報や前の問題などを総合的に振り返る必要がある内容で、腰を落ち着ける場所でじっくり取組むのがオススメでした。

問題文や既出の情報から違和感に気がつく洞察力や、隠れた法則性を見抜く情報分析がキーとなる問題。ミッション4までに解いてきた問題や見聞きしてきた情報量はとても多く、冷静にそれらを振り返り、整理することが攻略のコツとなりました。苦手な方はかなり苦戦する可能性があります。

さらにミッション4は、ゲームの達成状況によりエンディングで表示されるクリア率が変動する仕組み。クリア率は「80%」「100%」「120%」の3種類です（クリア後にSNSで投稿可）。最終解答はLINEトーク上で行い、何度でも送信することができるため、クリア率「120%」を目指して果敢に挑戦したいですね。

より高いクリア率を目指すコツは、
(1)イラスト画像は細かいところまでよく観察してみる
(2)やり残していることや、忘れていることはないか？
といったことが重要になりました。

尚、どのようなクリア率であっても終了後に解説を閲覧することができます。解説には全ての問題の解答が記載されているため、解けない問題にモヤモヤしたまま終わることもありませんね。

【難易度の目安、攻略コツまとめ】

謎解きにあまり慣れていなく、当日の問題を解くのに不安がある方は、体験イベント型の謎解きでよく出題されるパターンをまとめた記事もありますので、宜しければ活用してみてください（当日の問題を解説するものではありません。一般的な謎解きの考え方や傾向を練習できる内容です）

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実際に遊んでみたリアルな感想

感想「前作より難易度アップ、館の住人たちの詳細なバックボーンが織りなす重厚な世界観」

私は前回（2023年開催）のストーリービヨンドもプレイしましたが、比較すると、問題のボリュームが増え、難易度も上がった印象です。ホーンテッドマンションの奥深く重厚な世界観に触れられる体験はそのままに、謎解きイベントとしての側面をより強くしたように感じました。

パーク内を周遊する問題では、東京ディズニーランドの意外なスポットや景観を知る事ができる一方で、単純なヒント集めに終わる内容では無く、発見したり考える面白みが感じられました。使用するアイテム類も増え、キットのギミック（仕掛け）に驚く展開や、情報分析をしながら論理的に考える問題も多く、時間を忘れて熱中してしまいました。

特設サイトのコンテンツとアトラクションの連動企画も、推理要素のあるミステリアスな内容になっており、謎解きプログラムと合わせて体験するのがオススメ。謎解きプログラムにも共通で登場するゴーストやアイテムを実際に目にすることで、ホーンテッドマンションの世界に入り込んだ感覚が強くなり、物語の主人公に成りきる特別な体験になることと思います。演出のきめ細やかさは、ディズニーでしか経験することが出来ないものでした（連動企画の詳細は、こちらをご覧ください）

東京ディズニーランド内で行われるイベントということで、謎解きに慣れていないライト層に合わせた難易度を想像される方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありませんでした。謎解きに慣れている人でも手応えが感じられる問題ばかり。

そのため、謎解きに慣れていない人は苦戦する可能性が高いです。特にプレイ時間には注意が必要。所要時間が3時間を超える人も多いと思います。他のアトラクションやショー鑑賞なども楽しみたいと考えている場合は、プレイ時間の目標を決め、間に合わなければ、公式ヒントをどんどん活用した方が、パーク体験の満足度が上がるかなあと思いました。パーク周遊が必要な問題は限られているため、ショー鑑賞やアトラクションの待ち時間を利用して解くのも効率的でした。

ディズニーも謎解きも好きな人には、とてもオススメできる内容。イベント期間も昨年より長くなり（2024年2月7日木～4月30日火）プレイするチャンスが増えました。期間中に東京ディズニーランドへ行かれる方は、体験してみてはいかがでしょうか。

それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました！