攻略データ
公演名 | 秘密結社SHOCKERからの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(6名/チーム) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 49%(リアル脱出ゲーム原宿店、23.06.25参加時点の平均 ) |
制限時間 | 60分(所要時間105分) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、情報分析力、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(チーム毎にヒント冊子支給) |
参加料金(税込) | 前売り一般(平日)3,600円 前売り一般(土日祝)3,900円 ※当日券、グループチケット、平日U22団員割引あり(詳細、記事参照) |
公演情報 | 【公式】リアル脱出ゲーム×シン・仮面ライダー『秘密結社SHOCKERからの脱出』(シン・仮面ライダー脱出) |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 仮面ライダーと共に秘密結社へ立ち向かう! スリルと緊張感に溢れた会場演出に注目
- 敵のアジトに潜入するスパイ風の謎解き、情報を分析し脱出の糸口を掴め!
- 俳優さんによる新規録り下ろしボイスも多数使用。今回の為のオリジナルストーリー
-はじめに-
今回の記事は、映画「シン・仮面ライダー」とコラボしたリアル脱出ゲーム「秘密結社SHOCKERからの脱出」に挑戦した攻略レビューをお届けします。
映画「シン・仮面ライダー」は、仮面ライダー生誕50周年を記念して制作されたリブート作品。「エヴァンゲリオン」や「シン・ゴジラ」を手がけた庵野秀明氏が脚本・監督を務め、独特の感性で再解釈された仮面ライダーと、彼を取り巻く人間ドラマが描かれています。
今回のリアル脱出ゲームでは、映画の世界感はそのままに、プレイヤーが「SHOCKER対策チーム」の一員となり敵のアジトへ潜入するスパイミッション風のオリジナルストーリー&謎解きを楽しむことができました。
記事では、脱出成功率(難易度)や所要時間といった攻略に役立つデータや、今回の謎解きの特徴や見所など、気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【2023年】リアル脱出ゲームおすすめ、目的別まとめました!
「リアル脱出ゲーム」に、10年間で300回近く参加してみて「これは面白い!」と太鼓判付きのものを紹介。目的別「はじめて遊ぶなら?」「友達を誘うなら?」「難易度ナイトメア級」など、今遊べるおすすめのリアル脱出ゲームのまとめです。
続きを見る
シン・仮面ライダー×リアル脱出ゲーム「秘密結社SHOCKERからの脱出」の概要
概要「ハチオーグのアジトに潜入、スパイミッション風の謎解きバトル!」
「SHOCKER対策チーム」の新人であるあなたは、ハチオーグを倒す手掛かりを求めて
アジトへと潜入する。
しかし、警報が鳴り響き、催眠ガスが部屋に充満。目が覚めると、あなたはSHOCKERの構成員に囲まれていた。このままでは洗脳され、ハチオーグのしもべとなってしまう。
そのとき、どこからともなくバイクの音が聞こえてきた。
「みんな無事か! 僕が君たちを助ける!」
それは赤いマフラーを巻いた男だった――。
「秘密結社SHOCKERからの脱出」の導入ストーリーは、上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
今回のリアル脱出ゲームでは、会場内が「秘密結社SHOCKER」の上級構成員である「ハチオーグ」のアジトという設定。チームテーブルやタペストリーなどに「蜂」をイメージさせるデザインが施され、華美な装飾こそされていませんでしたが、アジトの不気味な雰囲気が感じられました。
今回の物語では、映画に登場した敵役の一人「ハチオーグ」に焦点を当て、映像の再編集や、俳優さんたちによる録り下ろしボイスによって、リアル脱出ゲームの為のオリジナルストーリーが展開されました。
会場MCや他のスタッフさんも物語の登場人物として、ストーリー進行や演出にがっつりと絡んできます。映像や音響による演出だけでなく、そういったライブ感覚の進行や、参加者全員で作る会場の一体感があり、ホール会場タイプのリアル脱出ゲームの王道をいく内容でした。
謎解きの内容は、敵アジトへ潜入する「スパイミッション」風のシチュエーションが感じられる問題。アジト内の掲示物や、セキュリティをかいぐぐり入手した情報などを利用して、暗号解読をしていきました。特徴として、用紙系キットを切ったり、折ったりするような、作業系の問題が多かった印象です(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
オープニング映像には、「シン・仮面ライダー」の最低限の事前説明が含まれており、原作を知らない人でも楽しめるよう配慮されていました。仮面ライダーを題材にはしていますが、映画と同様にメインターゲットを大人に想定したストーリーや難易度だったと思います。
所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)
ゲームの制限時間:60分
解説を含めた所要時間:105分
(公式の想定所要時間:120分)
ゲームの制限時間は「60分」で、一般的なリアル脱出ゲームの制限時間と一緒でした。
アニメやゲーム作品とコラボした公演では、スタート前に原作の説明が長めに行われますが、今回は必要最低限の内容に絞られており、オープニング映像の中で簡潔に触れられていました。全体の所要時間も短く、私が参加した回では「105分」程で終了しました(所要時間は回により異なることがあるため、参考程度にご考慮ください)
私が参加した「リアル脱出ゲーム原宿店」は、20チーム以上が同時プレイすることが多い会場ですが、今回は1公演16チーム前後と少なめ。その分、各チームテーブルも広く、椅子も用意されていて快適にプレイすることができました。但し、テーブル下のスペースは限られているため、大きな荷物の持ち込みは避けた方が無難ですね。
また、会場内にはチェックポイントが幾つかあり、チーム全員で行く必要がある場合と、代表者が一人で行けば良い場合がありました。6人全員での移動はそれなりに時間がかかり、集中も途切れがちになるので、代表者1人でいけば済むチェックポイントをしっかり把握することで、スムーズにプレイすることが出来ますね。
チケット情報(当日券、グループチケット、平日U22団員割引など)
(税込) | 前売り | 当日 | ||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
一般 | 3,600円 | 3,900円 | 3,900円 | 4,200円 |
一般グループ※1 | 19,800円 (3,300円/人) | 21,600円 (3,600円/人) | 21,600円 (3,600円/人) | 23,400円 (3,900円/人) |
U22団員割引※2 | - | 1,950円 | - | |
U22団員グループ割引※2 | - | 10,800円 (1,800円/人) | - | |
特典付きチケット※3 | +3,000円/人 | - |
※1 グループチケットは、1~6人で1つのテーブルを貸切り。1人当たり料金は、6人で参加した場合です
※2 少年探偵団会員かつ22才以下の平日限定。初回摘要時、会場受付で生年月日のわかる身分証明書の提示必要。グループチケット購入時は、参加者が全員がU22団員条件を満たしている必要あり。詳細は公式情報をご確認ください
※3 特典付チケットは前売りのみの販売。特典は「アクリルバッジ」「タンブラー」。詳細は公式情報をご確認ください
※間違いがないよう記載しておりますが変更されることもあります。最新のチケット料金については、必ず公式情報をご確認ください
チケットの種類は「前売り・当日」「平日・土日祝(大型連休期間含む)」などで料金が変わります。グループチケット以外では、当日、運営側が1チーム最大6人のマッチメイクをします。複数人で参加した場合でも、チームが別々になってしまうことがあり、注意が必要です。特に5人で参加される場合、会場混雑日は、2人や3人に分かれてしまう可能性が高いです。
グループチケットは、1~6人で1つのテーブルを貸切りにできます。6人MAXで参加すると、1人当たり料金が一般チケットより若干安くなりますね。
U22団員割引について
「少年探偵団※」の会員で22歳以下の方は、平日の当日券が半額になります。
※リアル脱出ゲームを制作・運営するSCRAPの有料会員(月額330円、又は年額3,300円)。詳細は公式情報をご確認ください
対象チケット購入後、初回適用時の会場受付で生年月日を確認できる身分証明書の提示が必要。以降は、会員専用ページに「U22」のスタンプが表示され、他の公演も受付時にスタンプを提示することで当日券半額が摘要されるようになります。
以前販売されていた学生チケットの券種は無くなった為、注意が必要ですね。
【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・ハチオーグのアジトに潜入するスパイミッション風の謎解き&ライブ感のある会場演出
・映像の再編集や俳優さんたちによる録り下ろしボイスによって再構築されたオリジナルストーリー
・仮面ライダーを題材にしているが、映画と同様に大人向け(推奨12才以上)のストーリーや難易度設定
《注意が必要に感じたこと》
・6人1チーム制、複数人で参加してもチームが分かれてしまう可能性あり
※グループチケット購入すると、1~6人で1テーブルを貸切りにできます
・小学生の参加は18歳以上の保護者同伴が必要
※保護者の方もプレイヤーとしてチケット必要
・未就学児は無料。未就学児1名につき1名の保護者(18才以上)が必要
脱出成功率(難易度)や謎解きの特徴は?
特徴「敵アジト内の情報で暗号解読、キット作業系の問題も多め」
今回の謎解きは、一般的なクイズやなぞなぞを暗号解読風の問題に仕立てた内容になっていました。
序盤は、そういった小問をチームメンバーで手分けしながら取組んでいきました。一問一問、メンバー全員で考えていくと時間的に厳しくなってしまうので注意したいですね。自分が担当した問題が難しいと感じたら、他のメンバーに助けを求めるといった取組み方が丁度良かったと思います。
また、中盤以降は追加入手したアイテム(紙類キット)を切ったり折ったりする作業系の問題も多く出題されました。点線に沿って折る、マークを合わせて重ねるといった作業を通してキットに仕掛けられたギミックを解き明かす内容。作業系の問題では、皆が一斉に手を出すと収集がつかなくなってしまうため、代表者を一人決め、他の人は指示文を読み上げたり補助に回るとスムーズかもしれませんね。
今回、追加で入手する用紙類がとても多く、書かれている情報をチーム内で共有していくことが重要になりました。新しい用紙を手に入れたら、代表者が内容を読み上げると足並みが揃いやすいかもしれませんね。
また、使い終わった資料や問題を整理整頓し、必要になった時に探しやすくしておくのは、リアル脱出ゲームの基本。加えて、今回は情報量がとても多いため、後で振り返るのも大変です。チーム毎にバインダーとメモ用紙のセットが幾つか用意されていました。気になった情報は都度メモしておくと、振り返りやすくなると思います。
今回、ゲーム中にストーリー進行に合わせた演出があり、問題を解く集中力が途切れがちになりました。しかし、状況が変化していることを告げられている場合があり、頭を切り換え、しっかり内容を把握する必要がありました。
どうしても解けない問題がある場合は、チーム毎に用意されたヒント冊子を活用するのがオススメです。ヒントは段階式になっており、必要な部分のみを閲覧することができます。ヒント冊子の利用でどのチームも最終問題までたどり着けるように調整されています。但し、チームメンバー全員の了承のもとでヒントは利用したいですね。
最後の謎「ハチオーグと頭脳戦、情報分析が攻略のポイント」
終盤の謎解きでは、迫る危機的状況を回避する作戦を考えることになりました。暗号解読から離れ、ひらめきと思考力が必要になる総合的な問題です。
作戦を考えるためには、今まで目にしてきた情報を総点検する必要がありました。しかし、制限時間が迫る焦りがある中で、膨大な量の情報を分析したり、資料を振り返るのは大事な部分を見落としてしまうことにもなりかねませんね。気になる情報をここまでに都度整理できていると、脱出成功率が飛躍的に高まると思います。
また、会場内が「ハチオーグ」のアジトであるとリアルに感じる事も重要になりました。自分達が置かれている状況、仮面ライダーの状況、アジトの状況など、資料やストーリーで語られた事を、実際に自分たちが目にしている会場と結びつける想像力がないと、脱出成功は難しいかもしれません。
※今回の謎解きは、リアル脱出ゲームの王道をいく展開でした。参考に、一般的なリアル脱出ゲームの攻略のコツについてまとめた記事もあります。宜しければ参考になさってみてください(特定の公演のネタバレをするものではありません)
【脱出成功率UP】リアル脱出ゲーム攻略パターン、ネタバレ分析
リアル脱出ゲームには、攻略のパターンがある!?リアル脱出ゲームを代表とする「体験型謎解き」によくありそうな「パターン」を紹介しながら、クリア成功率を上げるコツについて書いています。謎解き「あるある」としても楽しめる作りになっています!
続きを見る
【難易度の目安(脱出成功率)、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:49%(リアル脱出ゲーム原宿店、2023年6月25日筆者参加時点までの平均)
※筆者が参加した日は、公演スタート直後の週末で、リアル脱出ゲームに慣れた参加者が多い状況でした。体感的には脱出成功率20~30%でもおかしくない難しさでした
《攻略のコツまとめ》
・ストーリーシートや資料の内容は、皆で隅々まで共有しよう
※代表者が読み上げるのも手段のひとつ
・解き終わった問題や資料は整理整頓、気になる情報はメモ用紙に記入しておこう
・ゲーム中のストーリー進行に合わせた演出は頭を切り換えて内容をよく把握しよう
・会場内が「ハチオーグ」のアジトであるとリアルに感じて行動しよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「映画ファンも楽しめるアナザーストーリー、会場一体となるライブ感が見所」
映画「シン・仮面ライダー」の持つ特撮モノや往年のレトロ感といった独特な世界感はそのままに、リアル脱出ゲームとして再構築された内容でした。
本編映画の映像を利用したアナザーストーリーになっており、俳優さんが新規に録り下ろしたセリフも多く、違和感なくまとめ上げられた内容は、映画ファンもリアル脱出ゲームファンも同じように楽しめるものになっていたと思います。
今回、会場MCさんによる会場の雰囲気作りがとても素晴しかったです。装飾控えめの会場でしたが、物語の登場人物でもあるMCさんが、役どころとしての演技はしっかりしつつ、随所でプレイヤーたちを盛り上げようとする意気込みに溢れていて、演技とライブパフォーマンスによる臨場感がありました。会場MCさんによって公演の雰囲気がガラリと変わる内容だったかもなあとも感じました。
また、今回の謎制作は「よだかのレコード」さん。SCRAPさんと連携して、度々リアル脱出ゲームの制作に携わっており、バツグンの安定感が感じられました。紙類キットを用いた作業系の問題は、実際に手を動かし仕掛けられたギミックを解き明かして行く驚きがあり、謎解きが不慣れな人も含め分け隔て無く楽しめる内容だったと思います。
終盤以降の展開も、まさにリアル脱出ゲームの王道を行く「ひらめく楽しさ」が感じられる内容。難易度は決して易しくありませんが、リアル脱出ゲームファンは取組みやすい問題が多く、初めての人を誘ってプレイするのも丁度良いと感じられました。
※現在、東京ミステリーサーカスで開催中の「摩訶不思議な部屋からの脱出」も、よだかのレコードさんが制作しており、エッジの効いたギミックを短時間(制限時間10分)で気軽に楽しむことができました(レビュー記事は、こちら)
会場MCによるライブ感や、映像や音響の迫力が感じられるホールタイプのリアル脱出ゲームは、友だち同士の参加で盛り上がること間違い無く、この夏の特別な思い出づくりになりますね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!
【攻略、感想】リアル脱出ゲーム「摩訶不思議な部屋からの脱出」
制限時間10分で挑むリアル脱出ゲーム「摩訶不思議な部屋からの脱出」に挑戦した攻略レビュー記事です。脱出成功率や難易度といった攻略に役立つデータや、鍵を見つけて脱出する王道の展開となる謎解きの特徴など。参加検討に役立つ情報を紹介しています。
続きを見る