【感想レポ】鈴木おさむ×岡田義徳×SCRAP「演じすぎた男」

－はじめに－
今回の記事では、ナゾビル吉祥寺で行われている現場捜査ゲーム「演じすぎた男」へ実際にチャレンジしてみてわかった攻略のコツや失敗談など、リアルな体験レポートをお届けします！

「演じすぎた男」は、現在、ナゾビル吉祥寺で行われている体験型謎解きコンテンツで、作家の「鈴木おさむさん」が脚本、犯人役に俳優の「岡田義徳さん」を迎えた豪華な内容になっています。

参加を検討されている人に役立つ情報や、既に参加された方の振り返りにも楽しい内容です。下の目次より、気になった部分だけご覧いただいても理解出来る記事になっています！

現場捜査ゲーム「演じすぎた男」の概要

「刑事になり犯人の嘘を暴く」

「演じすぎた男」は「現場捜査ゲーム」と名付けられているように、プレイヤーが刑事となって、事件現場の捜査や、容疑者の事情聴取などから犯人を追い詰めていく「リアル刑事ゲーム」とも言えるような内容です。

このゲームでは最初から犯人がわかっています。刑事コロンボや、ミス・マープル、古畑任三郎の形式ですね。犯人がわかっている状態で、具体的な殺害方法や密室トリックが伏せられている。犯人は罪から逃れようと、自身のアリバイについて嘘八百を並べ立てる。刑事になりかわり、犯人の嘘をひとつひとつ暴いて追い詰めていく過程がとてもスリリングです。今までにない物語体験でした。

ゲームプレイには、タブレットを使用します。１チームに１つのタブレットと人数分のイヤホンが支給されます。オープニングや、容疑者の事情聴取の内容、事件現場で見つける証拠品の調査結果は、タブレットの映像やテキスト情報として見ることになります。事件現場の実際の捜査方法については、次項で紹介します。

事件現場を模した実際の部屋で、３チーム程が同時に捜査を行いますが、他チームとの協力はありません。それぞれが１０分程の時間差で入室しており、別個でプレイをしています。制限時間は４０分です。

この記事の攻略データでは、ルーム型に分類しましたが実際のプレイイメージは「制限時間のある周遊型の謎解き」に近いです。探索範囲は「事件現場の１室」と狭いですが、制限時間内であればチームで比較的自由に行動することができます。公演型のような凝った演出はないものの、友だち同士で気軽に参加できる良さを感じました。

チケットの種類が、ソロ、ペア、トリオとあり３人まで１チームとしてプレイすることが出来ます。ペア、トリオチケットの利用で一人あたりがソロ料金よりも、少しお得になります。チケット購入の段階でプレイ人数が決まるため、ソロ同士や、ソロとペアでチームを組まされることはありません。

概要のまとめ

ゲームの進行や、謎解きの特徴は？

「事件現場のリアル捜査と、タブレットを使った推理」

受付～スタートまで

ナゾビル吉祥寺１Ｆ受付でタブレットや捜査手帳を受け取ったのち、１Ｆの空きスペースで、オープニング映像や最初の状況説明を視聴します。この部分は制限時間に含まりません。

その後、タブレットに表示される指示に従い、地下階に用意された事件現場に向かいます。現場入口に警察官がいますので、捜査手帳を見せると対応をしてくれます。現場に入室しタブレットの「スタートボタン」を押すと、制限時間４０分がスタートします。

タブレットを使用した捜査

事件現場の証拠品や、気になる箇所には「ナンバータグ」が取り付けられています。タブレット上でその「ナンバー」を入力すると、詳細情報を見ることができます。新たな情報は「キーワード」として入手したことになり、推理で使用することができます。

謎解きの特徴

捜査と推理メインのため、リアル脱出ゲームに出題されるようなクイズやパズルといった問題は一切ありません。
事件現場を実際に目で見て、おかしいと思った箇所をタブレットで情報入手し、容疑者の尋問と推理で嘘を暴いていく。現場を観察する力、情報や証言を分析する力、それらを総合して推理する力が試される内容です。

管理人は、あえなく捜査失敗でした・・・。敗因はタブレットに表示される情報が多すぎて、本当に必要なものが見えなくなってしまったためです。情報量に混乱して、現場で必要な捜査もおろそかになってしまいました。
受付でもらう捜査手帳はメモ用紙にもなっています。入手した情報はタブレットに蓄積されていきますが、後で振り返るのは思っている以上に大変です。２人や３人でプレイしていると、一つのタブレットを共有するのも手こずります。より大事に感じた情報は、その場で都度メモをとっていくといいかもしれません。

制限時間内に、犯人を追い詰める最後の推理が提出できれば捜査成功です。終了後にネタバレを含んだエンディング映像を別室で視聴します。成功、失敗で若干映像の内容が変わるようです。捜査成功の映像で、達成感を味わいたいですね！

攻略のコツ

実際に参加してみたリアルな感想

感想「気分は刑事コロンボ、うちのカミさんがねえ」

管理人は残念ながら、捜査に失敗してしまいましたが、犯人を追い詰めていく過程は、刑事コロンボや古畑任三郎の世界観を追体験をしているようで、新鮮な体験でした。俳優の岡田義徳さんのさすがの演技が、刑事と犯人の駆け引きを非常にスリリングなものにしていたと思います。

良い意味で憎たらしく、口八丁で煙に巻こうとする犯人。一転二転する証言の嘘を暴き、包囲を狭めていく展開にのめり込んでしまいました。

一方、推理以外の謎解き要素は一切ありません。あくまで「現場捜査ゲーム」探偵ものや推理が好きな人におすすめできる内容でした。ただ、推理も落ち着いて考えればさほど難しいものではありません。難易度の高い本格推理に挑戦するというよりは、刑事になりきって犯人とのやりとりを楽しむ方に比重を置いているかなあと思います。感じたことのない物語体験という切り口でした。

また、ゲーム終了後には、オリジナルファイルに入った解説用紙をもらうことができます。岡田さんのファンには嬉しい特典ですね！

参加特典のオリジナルファイル。裏面は参加者だけがニヤリとできるデザインです！

今回の記事は以上となります。この記事が参考になりましたら、下の各ＳＮＳボタンより紹介して頂けると幸いです。
どうかなるべく多くの皆さんに、謎が解けた瞬間のあの歓喜の時が訪れますように！