攻略データ
プログラム名 | 東銀座街歩き謎とき 「誰が為の衣装 for whom the dress」 (takarush BLACKLABEL) |
開催期間 | 2023年12月22日(金) ~ 終了未定 |
謎解きスタイル | 周遊型(街歩き系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 東銀座駅中心に、徒歩15分範囲 |
実際に要した時間 | 2時間(公式想定 公表無し) |
特に必要となる力 | 注意力、発想・ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※筆記具はキット付属 |
キット料金(税込) | 1,320円 《キット販売場所》 ・歌舞伎座地下2階 木挽町広場 (お土産処 かおみせ) ・オンライン通販 【PR】楽天市場 【PR】Yahoo!ショッピング ※送料別途、プレイに現地探索必要 |
公式情報 | 【東銀座】誰が為の衣装 for whom the Dress|takarush |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 歌舞伎座のある東銀座周辺の街を巡る、大人のための謎解きイベント
- ファッションデザイナーを目指す若者の物語。東銀座を感じられる展開
- コンパクトなキットに謎解きギミック(仕掛け)が盛りだくさん
-はじめに-
今回の記事は、東銀座を舞台にした街歩き系の謎解き「誰が為の衣装 for whom the dress」に挑戦した攻略レビューをお届けします。
東銀座は「歌舞伎座」をはじめ、松竹が運営する「東劇」や「新橋演舞場」など、伝統芸能や演劇が古くから行われてきた施設が多く存在します。今回の謎解きでは、演芸の街に相応しいストーリーに沿って、東銀座の歴史が感じられるスポットを多く巡る内容でした。
記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、キットのギミック(仕掛け)が盛りだくさんな謎解きの見所など、気になる情報を徹底紹介しています。写真も多く掲載さい、プレイイメージしやすい内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
東銀座街歩き謎とき「誰が為の衣装」(所要時間、ネタバレ無し)の概要
概要「ファッションデザイナーを目指す若者の物語、東銀座の歴史的スポット巡る」
「クソ、またダメだ!」
ファッションデザインコンクール、落選の文字。
俺の父親は、歌舞伎をはじめとする舞台の衣裳製作の仕事をしている。幼い頃の俺は歌舞伎をはじめ色んな舞台を見ていた。
ある日、俺はふとテレビで見たファッションショーの特集がきっかけで先鋭的なファッションに興味をもつようになった。
高校、大学とファッション系に進み、服飾のデザインに打ち込む日々。しかし、作っても作っても自分の思い描く服が出来ず、焦りと不安が心を埋め尽くしていた。
そんなある日、俺は大学の友人から、「東銀座の魅力発見謎解き旅」という謎解きイベントがあると聞かされる。このイベントが人生に大きな変化をもたらすことになるとは、この時の俺はまだ知る由もなかったのだった__。
「誰が為の衣装 for whom the dress」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
今回の謎解きの特徴は3点ありました。
・服飾デザインをテーマにしたストーリー
・伝統芸能とゆかりある東銀座のスポットを巡る
・コンパクトなキットに仕掛けられた手の込んだギミック
ファッションデザイナーを目指す若者が、自分らしいデザインセンスに目覚めてゆくストーリーは、東銀座の街歩きで訪れる実際の施設やスポットともリンクしており、臨場感の感じられる内容。自然と若者を応援する気持ちになれる物語でした。
東銀座で訪れる箇所は、キット販売店舗のある歌舞伎座の地下街からはじまり、演芸の街として知られる東銀座らしいスポットや史跡を巡る内容で、大人の街歩きを楽しむことが出来ました。
謎解きは、問題数が控えめでコンパクトな冊子ですが、手の込んだギミック(仕掛け)がふんだんに盛り込まれており、用紙を折ったり重ねたりする作業系問題を多く楽しめました。但し、謎解きに慣れていない人は、やや苦戦する難易度でした(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)
実際にかかった所要時間:2時間
(公式の想定時間:公表無し)
プレイ可能時間:10:00~18:00
※上記時間外は、一部の探索スポットに入れない可能性あり
※日曜は一部の探索スポットで、情報の掲示場所が異なる
私は大人2人の協力プレイ(キット2つ仕様)でクリアまでに約「2時間」かかりました。途中の食事や休憩時間は除いています。
所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で「1.5~2時間」、謎解きに慣れていない人がヒントを見ながらのプレイで「2~3時間」くらいになると思います。
探索範囲は、東銀座駅を中心にして徒歩15分範囲ですが、探索スポットを順番に巡っていくと2km以上あります。歩きやすい靴や服装で参加するのがオススメ。街中の舗装された路面を行くため足元の悪い状況はありませんでしたが、移動中はほぼ屋外となるため、雨天注意。ただ雨具を用いてプレイできるレベルでした。
プレイ可能時間「10:00~18:00」が設定されています。一部の探索スポットに営業時間のある施設があり、時間外は中に入れない可能性があります。また、日曜が定休日となっているスポットがありますが、謎解きに必要な情報が周辺に掲示される対応がとられていました(公式サイトのお知らせをご覧ください)
キット販売店舗である「お土産処 かおみせ」は時期によって営業時間が異なっています。クリア特典を貰う為には、営業時間内にクリアする必要があるため注意が必要ですね(詳細は、後述をご覧ください)
キット販売情報(販売店舗、必要なもの、クリア特典など)
キット料金 | 1,325円 | |
配布場所 | お土産処「かおみせ」 ※歌舞伎座地下2階 木挽町広場 | 【営業時間】 興行期間中 10:00~18:30 休演・休館日 10:00~18:00 毎月月末 10:00~15:00 ※詳細は公式情報を要確認 |
・オンライン通販(送料別途) 【PR】楽天市場 【PR】Yahoo!ショッピング | ||
必要なもの | インターネット接続できるスマホやタブレット ※筆記具はキット付属 |
※間違いないよう記載しておりますが変更されることもあるため、お出かけ前に必ず公式情報もご確認ください
謎解きに必要なキットは、地下鉄「東銀座駅」から直結している「歌舞伎座タワー地下2F 木挽町広場」にあるお土産処「かおみせ」で販売されています。
こちらの店舗の営業時間は、歌舞伎座の興行期間や月末などで異なり注意が必要。また状況によって一時売切れや、店舗の棚卸作業などの都合でキット販売をしていないこともあるようです。
心配な方は、オンライン通販で事前にキットを入手しておくのもいいかもしれません。但し、送料別途、配達に時間を要する場合があります。各ショッピングサイトのキャンペーン期間等を利用するとお得になりますね。
また、今回の謎解きではクリア特典として「江戸前文具シリーズのメモ帳」を貰うことが出来ますが、ゲームプレイ中のアナウンスが控えめで見落としがちでした。私も気づかずに貰い損ねてしまいました。クリア後のWEBアンケートへ回答し、その画面を「お土産処 かおみせ」で見せる必要があります。営業時間にも注意ですね。
【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・演芸の街として有名な東銀座の劇場施設や史跡を巡る街歩き系謎解き
・服飾デザイナーを目指す若者の物語、芸術が感じられる東銀座と相性抜群
・コンパクトなキットにふんだんに仕掛けられた謎解きギミック(詳細後述)
《注意が必要に感じたこと》
・プレイにはスマホやタブレット等のWEB端末必要
・キット販売店舗「お土産処 かおみせ」は時期によって営業時間異なるため注意(詳細こちら)
・プレイ可能時間「10:00~18:00」の設定あり
※時間外は一部の探索スポットに入れない可能性あり
・日曜は、一部の探索スポットが定休日
→ 必要な情報の掲示場所が異なるため、公式情報をチェック
・クリア特典は、アンケート画面を「お土産処 かおみせ」へ提示(詳細こちら)
・折り畳み式バインダーがあると便利
【PR】
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「冊子ギミックを次々と解き明かす展開、捻りの効いた問題もあり」
今回の謎解きは、問題を解くと向かべきスポット名が判明し、その場所で次の問題を解くのに必要な情報(掲示物)を見つける街歩き系謎解きのオーソドックスな展開でした。
攻略のコツとして、序盤、中盤に出題される「探索スポットを巡る問題」は順不同で巡ることが出来るため、地図上で効率的なルートを考えてから出発するとプレイ時間を短縮できました。
出題される謎解きは、一般的なクイズやなぞなぞが主でしたが、捻りが加えられた問題も多く、観察力や発想の転換力が必要になる機会も度々ありました。イラストや図形、言葉の並びから法則性を見抜く内容が多かった印象です。
また、要所では冊子のページや付属キットを折ったり重ねたりする作業系の問題が出題。服飾デザインをテーマにした今回のストーリーらしいイラストが変化していくギミック(仕掛け)など、解き明かしていくのが楽しい内容でした。
謎解きに慣れていない人には、やや難しいと思われる問題もありました。どうしても解けない場合は、WEB上に公式ヒントや解説が用意されています(問題冊子1ページ目にQRコード記載)。但し、ヒントや解説を利用すると、獲得できるハンターポイントが減少します。集めている人は注意が必要ですね。
公式情報:ハンターポイントとは
最後の謎「ルールやパターンを見抜くひらめき問題」
最後の謎解きは現地探索の必要がなく、机上で謎解きキットの仕掛けを見破る内容。中盤までのギミックよりも、作業や考える工程が複雑化しており、テーブルや椅子のある場所で落ち着いて取り組む必要がありました。
攻略のコツは、中盤までに解き明かしてきたギミックを振り返ってみることでした。最後の問題にもそれらのルールやパターンを当てはめることが出来るかもしれません。
最後の問題は、何処ででも解ける内容ですが、クリア特典はキット販売所の「お土産処 かおみせ」で貰う必要があります。忘れないようにしたいですね。
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人は公式ヒントを見ずにクリアできるレベル
・謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを見ないと解けない問題があるかも
《攻略のコツまとめ》
・序盤、中盤の街を巡る問題は順不同。効率的なルートを考えてから出発しよう
・謎解きに慣れていない人にはやや難しい発想の転換力が必要な問題あり
→ 公式ヒントを有効活用しよう(ハンターポイントの減少に注意)
・最後の謎は、作業や考える工程がより複雑化
→ テーブルや椅子のある場所で落ち着いて考えよう
・最後の謎では、今までのギミックにルールやパターンがなかったか振り返ろう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「東銀座を大人の街歩き、謎解きに慣れていない人には侮れない難易度」
服飾デザイナーを目指す若者を主人公にしたストーリーは、演芸や芸術の感じられる東銀座の街の雰囲気と、とても相性が良かったです。実際に訪れた探索スポットが、ストーリー上でも描かれている為、物語に臨場感があり、感情移入もしやすかったです。夢を追う若者を自然と応援する気持ちになれ、爽やかな読後の余韻も感じられました。
訪れる東銀座エリアの施設や史跡は、少なめの移動範囲にまとまっており、手軽にプレイできるボリューム。観光客で賑わうスポットからはやや外れているので、落ち着いたプレイが出来たのも良かったです。
謎解きキットはコンパクトで、付属アイテムも少ないながら、丁寧に作り込まれていた印象。手の込んだギミックも、街歩きをしながらストレス無く取り組めるよう工夫がされていました。
一方、手ごたえの感じられる問題を数多く解き明かして、高い達成感を期待している方には、やや物足りなさを感じる内容だったかもしれません。また、発想力が問われる捻りの効いた問題はやや難しく、謎解きに慣れていない人には難しいと感じられかもしれません。
謎解きに慣れている人は東銀座の街の寄道をしながら、慣れていない人は公式ヒントも活用しながらプレイすると丁度良いかもしれませんね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!