攻略データ
プログラム名 | 地下謎への招待状2014 REVIVAL(リバイバル)(SCRAP) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 東京メトロ沿線(電車片道30分範囲) ※一部駅周辺の街歩き、各5~10分あり |
実際に要した時間 | 4時間(公式想定 3~4時間) |
特に必要となる力 | 観察力、注意力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用)推奨 ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 2,500円 ※キットに「東京メトロ24時間乗車券」付き 《販売場所》 ・オンラインチケット(当日キット引替え) ・東京周辺のリアル脱出ゲーム関連店舗 ※詳細は記事参照 |
公式情報 | 地下謎への招待状2014 REVIVAL |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 東京メトロを巡る人気の電車・街歩き系謎解き、その原点が期間限定で復活
- 迷路のように入り組んだ東京の地下鉄、行先不明のドキドキ体験
- 駅周辺の街歩きでは意外なスポットも巡る、大人デートにもピッタリ
-はじめに-
今回の記事は、東京メトロ沿線を舞台にした謎解き「地下謎への招待状2014 REVIVAL(リバイバル)」に挑戦した攻略レビューをお届けします。
地下謎への招待状は、東京の地下鉄(東京メトロ)を巡りながら、沿線の街歩き等もする人気の謎解きシリーズ。2014年から2019年まで毎年開催、累計38万人がプレイした電車・鉄道系を代表する謎解きでしたが、新型コロナウィルスの影響で2020年、2021年は開催が見送られていました。
約3年ぶりに帰ってきた今回の地下謎は、第一弾となる2014年版を再びプレイできる内容。迷路のように入り組んだ東京の地下鉄を冒険するワクワク感と、意外なスポットを知ることが出来るシリーズの原点を楽しむことが出来ました。
記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、謎解きの特徴や見所など、参加検討に役立つ情報を徹底紹介しています。写真付きでプレイイメージも持ちやすい内容になっています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ(2023年)
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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東京メトロ謎解き「地下謎への招待状2014 リバイバル」の概要
概要「迷宮のような東京の地下鉄、お洒落なスポット巡る大人の謎解き」
いつもご乗車ありがとうございます。東京メトロです。
『地下謎への招待状』は2014年から始まったのですが、今回、その謎を再び仕掛けてみました。
わたしたちが最後に謎を仕掛けたのが3年前です。この3年間、旅にでる機会が減ったと思います。
今回の旅を通して忘れていた旅をする楽しさや移り変わった東京の様子など、多くの発見があなたを待っていることでしょう――。
「地下謎への招待状2014 REVIVAL」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
東京メトロ沿線を舞台にした謎解き、2014年に開催された第一弾のリバイバルとなる内容ですが、ストーリーや冊子の多くの部分が今回の為に作り替えられており、一部の謎解き問題も現状に合わせて変更されていました。
謎解きの流れや大枠、訪れることになる駅・周辺スポットは2014年の開催時と同じ。地下鉄に乗って東京の街を巡っていきますが、駅構内だけではなく、屋外の街歩きをする機会も度々ありました。都会的でお洒落な雰囲気を感じられる場所を訪れることが多かった印象。全体的に大人向けの内容で、デートを兼ねたプレイや、小人数のお友達同士で落ち着いたプレイするのに丁度良かったと思います。
謎解きの難易度も、チョイ難しいレベル。序盤から机上で解く必要のある問題が多めに出題され、キットに仕掛けられたギミックを解き明かす問題も多かったです。そういった問題では、キットに描かれた絵柄や記号の違和感や関連性を見抜く必要があり、注意力や観察力が重要になりました(謎解き問題の詳細は、後述をご覧下さい)
所要時間の目安、探索エリア、段差なしコースについて
実際にかかった所要時間:4時間
(公式の想定時間:3~4時間)
私は大人2人の協力プレイでクリアまでに「4時間」かかりました(休憩時間は除いています)所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で3.5~4時間、謎解きに慣れていない人がヒントを活用しながらのプレイで4~5時間ほどになると思います。
地下鉄を舞台にした謎解きですが、一部の現地探索において、10~30分程度の街歩き(屋外)をする必要もあり、天候に注意が必要でした。全体の3~4割程度は屋外でプレイしていたと思います。雨天時は、雨具の利用でプレイ可能なレベルです。
プレイ可能時間は「始発~終電」までとなっており、訪れるスポットの営業時間にそこまで気を使う必要はありませんでしたが、早朝や深夜に近い時間帯は必要な場所へ入れないなど、謎解きに支障がでる可能性があるため、避けた方が無難です(公式ヒントに、問題ごとの答えも記載されているため、活用することでクリア可能)
移動の多くが駅構内や整備された街中で、極端に足元の悪い状況や、長い階段や坂道を歩く機会もありませんでした。また、今回の謎解きには「段差なしコース」が設定されていました。
段差無しコースは問題ごと(訪れるスポットごと)に設定されており、階段や段差を迂回しながら現地探索できるルートをWEB上で閲覧することができる内容でした。ルートは文章で指示され、閲覧するためにスマホやタブレットなどWEB端末が必要です。また、利用時間に制限のある場所(7:00~23:30のみ利用可能/2023年1月1日は利用不可)があるため、段差無しコースをプレイする際は留意しておきたいですね。
尚、キット付属の東京メトロ24時間券は、最初に改札へ通した時間から24時間利用できるものです(15時に利用開始→翌日15時まで利用可)。日を跨いだプレイでも、時間帯によっては活用することが出来ますね。
キット購入情報(購入方法、キット引替え場所など)
キット料金(税込) | 2,500円 ※東京メトロ24時間券、ペグシル付き |
購入方法 | オンラインチケット購入(当日、現地キット引替え) |
リアル脱出ゲーム関連店舗で購入 |
※子供料金の24時間乗車券付きキットの販売はありません
キット引替え場所 | 引替え取扱い時間 | |
東京メトロ定期券売場 | 赤坂見附駅/新宿駅/中野坂上駅/高田馬場駅/飯田橋駅/ 大手町駅/明治神宮前<原宿>駅/小竹向原駅/豊洲駅/ 錦糸町駅/王子駅/上野駅/(有楽町線)池袋駅/銀座駅 /茅場町駅/恵比寿駅/浦安駅/(千代田線)北千住駅 /綾瀬駅 ※中野坂上駅/恵比寿駅/赤坂見附駅は 2023年1月15日(日)まで | 7:40~20:00 |
東京メトロ旅客案内所 | 東京駅/表参道駅 | 9:00~17:00 |
オンラインチケット発売スケジュール | ||
発売日 | 購入可能期間 | |
2022年12月15日(木) | 2022年12月22日(木)~2023年1月15日(日) | |
12月28日(水) | 2023年1月16日(月)~1月31日(火) | |
2023年1月11日(水) | 2月1日(水)~2月15日(水) | |
2月1日(水) | 2月16日(木)~2月28日(火) | |
2月15日(水) | 3月1日(水)~3月19日(日) |
※引替え所ではキットの直接販売をしていません。事前にオンラインチケットの購入が必要です
※間違いがないよ記載しておりますが、変更の可能性もあるため、購入やお出かけ前に必ず公式情報をご確認ください
公式情報:地下謎への招待状2014 REVIVAL「キット購入情報」
キット販売店舗 | 営業時間 |
東京ミステリーサーカス | 平日 11:30〜22:00 土日祝 9:20〜22:00 休館日 1/10、2/6 |
リアル脱出ゲーム吉祥寺店 | 平日:12:00~21:00 土日祝:10:00〜21:00 ※下記短縮営業 2022年12月31日(土) 10:00~18:00 2023年1月1日(日) 13:00~21:00 |
リアル脱出ゲーム下北沢店 | 平日:12:10~21:00 土日祝:9:40~21:00 |
リアル脱出ゲーム横浜店 | 平日:10:30 〜 16:00 土日祝:10:10 〜 20:00 |
リアル脱出ゲーム原宿店 | 営業時間店舗に問合せ ※ゲーム公演中はグッズ購入できない可能性あり |
リアル脱出ゲーム東新宿店 | 営業時間店舗に問合せ ※ゲーム公演中はグッズ購入できない可能性あり |
リアル脱出ゲーム浅草店 | 平日:13:00~21:00 土日祝:10:00~21:00 |
※間違いないよう記載しておりますが、営業時間は変更の可能性があります。特に年末年始の営業時間にご注意ください。お出かけ前に必ず公式情報をご確認ください
キット購入方法は2つ。オンラインチケット購入後、当日、東京メトロ主要駅の定期券売場などで引替える方法と、東京周辺のリアル脱出ゲーム関連店舗で購入する方法です。私は、オンラインチケット購入をしました。
オンラインチケット購入の注意点は次になります。
・東京メトロのオンラインチケット購入サイトを利用(SCRAP運営のスクチケでは買えません)
・支払いは、クレジットカード、Alipay、Wechat Payのみ
・チケット購入時にキット引替え場所を選択(引替え可能時間に注意)
・プレイ日によって、チケット発売日が異なるため注意
・オンラインチケット購入後、発行されるQRコードを当日引替え所に提示することで、キットを受け取り
リアル脱出ゲーム関連店舗での購入は、プレイエリアから外れている場所が多く、プレイ当日に利用するのは若干不便です。他のリアル脱出ゲームをプレイされた際、ついでに購入するのが良いかもしれませんね。今回、序盤の問題は現地探索の必要がないため、予め購入して解いておくことにも利用できるでしょうか。店舗によって売切れもあるため、注意が必要ですね。
購入者特典(オリジナルハンカチ)、お得情報「CHIKA TOKU」について
購入特典「オリジナルハンカチ」
今回、2人以上の参加(1人1キット購入)で、オリジナルハンカチを貰うことが出来ました。条件は次のようになります。
・オンラインチケット(事前購入)では、まとめて2つ以上の購入
・リアル脱出ゲーム関連店舗(当日購入)では、2人以上で購入
・事前購入と当日購入の併用や、1キットずつバラバラに買った場合は対象外
「CHIKA TOKU」について
東京メトロでは「24時間乗車券」の提示で各種サービスが受けられる「CHIKA TOKU」を実施しています。都内の博物館や美術館、飲食店などの対象店舗で割引やプレゼントなどの特典を受けることができます。
謎解き中の休憩や、問題を机のある場所で解きたい場合などにも利用できました。但し、特典サービスは24時間券の有効時間内のみ対象となるため、注意したいですね。より詳しい情報は公式サイトもご確認ください。
公式サイト:「CHIKA TOKU」のお得な特典ガイド
【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・東京メトロ沿線の都会的でお洒落なスポットを巡る大人の謎解き
・チョイ難しい本格的な謎解き、キットに仕掛けられたギミック盛り沢山
・東京メトロ24時間乗車券付き、各種特典サービスでお得にプレイできる(詳細、記事参照)
《注意が必要に感じたこと》
・2014年開催された「地下謎への招待状」と問題の大筋は一緒
・キット引替え所では、直接販売をしていないため注意
※事前にオンラインチケット購入の必要あり(詳細こちら)
・スマホやタブレットなどWEB端末の持参推奨
※最終問題の解答、公式ヒント閲覧、段差無しコースのルート確認に必要
・東京メトロ24時間乗車券の提示で各種サービスが受けられる「CHIKA TOKU」は、乗車券の有効時間内のみ対象
・子供料金の24時間乗車券付きのキット販売はなし
・キットにペグシル付き。折りたたみ式バインダーがあると便利
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「序盤から侮れない本格謎、ギミック(仕掛け)もたっぷり」
今回の謎解きでは、現地探索で必要な情報を集め、キットに記載された問題を解くと、次に向かうべき場所(駅名)が判明する電車・鉄道系謎解きのオーソドックスな展開でした。
但し、序盤は現地探索の必要がなく、幾つかの問題をまとめて解くことで、複数の駅名が判明します。これらの駅は順不同で巡ることが可能でした。テーブルのある落ち着ける場所で解き、効率よく駅(探索スポット)を巡るルートを考えてから出発するのが序盤のコツだったと思います。
問題のジャンルは、絵柄や記号を合わせて直感的に解く内容が多く、序盤からキットに仕掛けられたギミック(トリック)を見抜く問題も出題されました。
また、一般的な街歩き系の謎解きでは、序盤は比較的簡単な問題が出題され、後半に行くに従って難しくなっていく展開が多いですが、今回の地下謎では、序盤から侮れない難易度の問題が出題され、ゲームが進行しても大きく難易度が変わらなかった印象です。
最後までちょい難しいレベルの問題が続くため、謎解きに慣れていない方は、公式ヒントを見ないと解けない問題があるかもしれません。ヒントは公式サイトから閲覧できますが、キット内容物の1つである「スタートガイド(冊子)」に記載されたパスワードが必要になります。
ヒントは問題ごと、段階式に記載されており、どうしても解けない場合は答えを閲覧することもできます。必要な部分だけ活用することで、ご自身のレベルに合わせたプレイをすることができますね。
最後の謎「特別難しくはならないが、観察力がものを言う」
今回の謎解きでは、最後の問題の前に、中盤の山場となる展開がありました。該当の謎解きでは問題文にはっきりと「難しい」と書かれています。その旨を見かけたら、テーブルや椅子のあるところで落ちついて取組むことをおすすめします。
逆に最後の問題は、大きく難易度も上がらず、時間がかかる内容でもありませんでした。観察力とひらめきを要しましたが、落ち着いて手持ちのキットと、現地探索で目にした情報を見比べることで、5分程度で解き明かすことができました。
尚、最終キーワード報告は、公式サイトの「ANSWER」ページに入力送信する仕組みになっています。エンディングもWEB上で閲覧し、それ以上の現地探索の必要はありませんでした。
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れていない人はヒントを見ないと解けない問題があるかも(公式ヒントを活用しながら楽しんでプレイできるレベル)
・大人のプレイが想定された難易度。小学生以下のお子さんは謎解きが得意な大人の補助が必要なレベル
《攻略のコツまとめ》
・序盤は現地探索の必要なし。テーブルのある場所で落ち着いて解こう
・序盤の謎解きで判明する複数の駅を効率よく巡るルートを考えてから出発しよう
・ギミックを解き明かす問題多め。手持ちアイテムの絵柄や記号を隅々まで観察しよう
・中盤に時間のかかる問題あり(問題文に「難しいと」記載あり)
→テーブルと椅子のある場所で取組もう
・最後の謎は、手持ちのキットと現地探索で目にした情報をよく見比べよう
謎解きにあまり慣れていなく、当日の問題を解くのに不安がある方は、体験イベント型の謎解きでよく出題されるパターンをまとめた記事もありますので、宜しければ活用してみてください(当日の問題を解説するものではありません。一般的な謎解きの考え方や傾向を練習できる内容です)
【クリア成功UP】街歩き系謎解き・脱出ゲームによく出る『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「探索カ所は、洗練された都会的スポットが多くデート向き」
私は2014年に開催された当時も「地下謎への招待状」をプレイしており、幾つかの問題には見覚えがありましたが、それでも新鮮な印象を持って楽しむことができました。
今回のリバイバルに合わせてストーリーや演出が変更されており、約3年ぶりに「地下謎への招待状」が開催された感慨深さや、東京の移りゆく変化を肌で感じることができる内容でした。
現地探索で訪れる場所は、都会的なスポットが多く、綺麗に整備された並木道や、洗練されたデザインの建物、オブジェやアート作品の展示される公園など、ちょっとしたデートコースとしても最適なのではないかなあと感じました。
謎解きは、良くも悪くも原点らしい問題。迷路のように入り組む東京の地下鉄の路線図を睨みながら、目的の駅へ向かうルートを自由に考える楽しさは、原点だからこそか、より強く感じました。一方で、電車に乗りながら解く問題や、どこに向かうかわからないまま電車に乗るといった「地下謎への招待状」でお馴染みとなった演出はまだ無く、机上で解く問題が多かった印象です。ですが、キットに仕掛けられたギミックが豊富で、謎解き好きに刺さる問題も多かったと感じました。
未プレイの方はもちろん、2014年当時にプレイされた人も、お友達や恋人を誘って再びプレイしてみると新しい発見や、忘れていた東京メトロを巡る楽しさを実感できる内容だったと思います。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。