攻略データ
プログラム名 | 三溪園の秘密と100年の華(よだかのレコード) |
謎解きスタイル | 屋外周遊型(公園系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 横浜 三溪園内(徒歩10分範囲) |
実際に要した時間 | 75分(公式想定 60~120分) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(LINEアプリ、インターネット使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 500円(税込) ※別途、入園料が必要 大人700円、小・中学生200円 |
公式情報 | よだかのレコード | 三溪園の秘密と100年の華|ドラマチック謎解きゲーム×三溪園 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 横浜の名勝「三溪園」を舞台に、完成100年を記念した謎解き
- 三溪園の見所や名所を知る事ができる構成、閑静で情緒ある景観を楽しめる
- 制作はリアル脱出ゲームやドラマチック謎解きゲームを手がけるよだかのレコードさん
-はじめに-
今回の記事は、横浜の名勝「三渓園」を舞台にした謎解き「三溪園の秘密と100年の華」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
「三溪園」は、国指定の名勝に選ばれる日本庭園。大池を中心に趣のある景色が広がり、展望台からは根岸湾が見渡せるなど見所もったっぷり。手軽な時間で三渓園の名所をぐるりと巡ることができる謎解きになっていました。
記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、三渓園ならではの謎解きの特徴や見所など。気になる情報を写真付きで徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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ドラマチック謎解きゲーム「三溪園の秘密と100年の華」の概要
概要「三溪園の見所をぐるりと巡る、百年に一度だけ咲く花を求めて」
三溪園には、百年に一度だけ咲く珍しい華があるという。
見つけたものの願いを叶えてくれる、とされている。
あなたは三溪園の秘密を解き明かし、幻の華を見つけ出すことが出来るだろうか――。
「三溪園の秘密と100年の華」の導入ストーリーは、上のようになっています(公式ストーリーを要約)
舞台となる三溪園は、完成100周年を迎えた横浜にある日本庭園です。実業家で茶人の原富太郎氏によって造園。茶人が造った庭園らしい情緒や風情に溢れた景観が広がっていました。
四季折々の草花、蓮池や見晴らしが気持ち良い開放的な大池、重要文化財に指定される茶室や歴史的価値のある家屋、根岸湾を見渡せる展望台など。園内は、見る場所見る角度によって様々な顔を見せ、のんびりと閑静な雰囲気を楽しむことができました。
今回の謎解きでは、園内の探索を通して、「三溪園」の名所や見所を周遊する構成になっていて、始めて訪れた人にも最適な内容だったと思います。
また、シンプルなストーリーと、シンプルな謎解きキットになっており、物語を読み込む要素は殆どありませんでした。三溪園に訪れた自分自身が主人公になって、幻の華を探す内容。謎解きに集中して取り組みたい人にも向いていますね(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)
実際にかかった所要時間:75分
(公式の想定時間:60~120分)
プレイ可能時間 9:00~16:00
(開園時間 9:00~17:00)
開園時間は変更の可能性もあるため、お出かけ前に公式サイトの最新情報を必ずご確認ください
私は大人2人の協力プレイでクリアまでに「75分」かかりました。途中、休憩は挟んでいません。最終問題を解き明かすのに15分ほど時間を要しました(最終問題が特に難しかったわけではなく、思い込みによる時間ロスでした)
園内マップに示されたスポットを周遊しながら謎解きする構成で、問題と問題の間に5~10分程の移動時間が発生しました。この移動時間で寄道したり、謎解きに直接関係しない園内の散策をするかどうかで、大きくプレイ時間も変わってきますね。
ゲームに集中した場合、謎解きに慣れている人で「60~90分」、謎解きに慣れていない人が公式ヒントを見ながらプレイして「90~120分」が所要時間の目安になると思います。
探索エリアの殆どが屋外でした。一部、屋内展示施設へ入ることもありましたが限られています。雨天時の雨具必須、冬期の防寒対策、炎暑日は水分補給など熱中症対策が必要ですね。また、園内には、急な上り坂や足元の悪い階段もあり、歩きやすい靴や服装での参加がオススメでした。
キット購入情報(その他入園料、交通案内など)
キット料金(税込) | 500円 |
入園料(税込) | 大人:700円 小・中学生:200円 横浜市内在住65歳以上:200円 ※濱ともカードの提示必要 |
キット購入場所 | 入園口 ※入園チケット販売場所と異なる |
キット販売時間 | 9:00~16:00 ※開園時間 9:00~17:00 |
※間違いがないよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため必ず公式情報もご確認ください
ゲームをプレイするためには、キット購入以外に、三溪園の入園料がかかります。また、謎解きキットは三溪園の入口で販売しており、入園チケットとは販売場所が異なります。支払いは、クレジットカードや各種電子マネーに対応していました
キット販売時間は「9:00~16:00」。三溪園の営業時間「9:00~17:00」と異なるため注意が必要ですね。
交通案内
三溪園は最寄り駅から離れているため、バス利用又は自家用車(駐車場あり、最初の2時間500円、以降30分毎100円 当日最大1,000円)での来園となります。
バス利用する場合は、横浜駅、元町・中華街駅、桜木町駅、根岸駅などから10~15分程度の間隔で発着していました。土日祭日は、「ぶらり三渓園BUS(三溪園直通バス)」の運行もしていますが、1時間に1本程度の運行でした(アクセス詳細は、公式サイトをご覧ください)
私は横浜駅東口(バス乗り場②、市バス8・168系統)から、約40分乗車し「三溪園入口」バス亭で下車(大人220円)。徒歩5分で三溪園に到着しました。乗車時間が長めのため、時間には余裕を持って来園したいですね。
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・重要文化財の家屋や、風情ある景観が楽しめる日本式庭園が舞台の謎解き
・三溪園の見所や名所を巡る構成、始めて訪れた人にもおすすめ
《注意が必要に感じたこと》
・プレイには、WEB端末(スマホ、タブレット)、LINEアプリ必須
・最寄り駅から離れているため、バスや自家用車の利用が必要(交通案内について)
・園内は、急な上り坂や足元の悪い階段もある為、歩きやすい靴がオススメ
・折りたたみ式のバインダーを持参すると便利
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「シンプルな謎解きキット、三渓園の景観を利用した謎解き」
謎解きの内容は、一般的なクイズやパズル問題が出題されましたが、三溪園の景観や展示物の情報を利用したものが多かった印象です。
看板の文字をヒントにしたり、灯籠に彫られた図柄、展示物の特徴など。どれも三溪園ならではの情報を利用した問題になっており、探索をするモチベーションも高く、好奇心を刺激される内容になっていたと思います。
特別に難しく感じる問題はありませんでしたが、全ての問題に公式ヒントが用意されていました。LINEアプリのトーク機能で、問題に記載された「ヒントナンバー」を送信する事で閲覧できます。ヒントは段階式に出題されるので、必要なところまで閲覧し、最後は自力で解き明かすと達成感も高まりますね。
終盤の謎「キットに仕掛けられたギミックを解き明かせ」
中盤から終盤にかけては、問題の傾向が少し変わり、作業系のアナログ問題が多く出題されました。半透明のシートを用いて図柄を合わせたり、冊子を折ったり重ねたりする内容もあり、変化に富んだ飽きさせない展開でした。A4パンフレット数頁のシンプルなキットですが、想像よりボリュームも多く感じました。
最後の問題は、謎解き問題らしいギミック(キットに仕掛けられたトリック)を解き明かしたり、今まで目にしてきた情報を振り帰る必要もある総合的な内容。時には柔軟な発想で、見方を変えてみる必要もあるかもしれませんね。
最終キーワードは、LINEアプリのトークで送信。正解していれば、クリア画像が返信されてきます。尚、この時表示されるクリア画像をキット購入した入園口で見せると、クリアカードとちょっとしたオマケ情報を貰うことができました。せっかくですから、忘れずにゲットしてから帰りたいですね。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人であればヒントを見ずにクリアできる難易度(謎解きに慣れていない人も、ヒントを活用しながら楽しんでプレイできる)
《攻略のコツまとめ》
・探索時は、キット冊子裏面の「三渓園マップ」をよく見て移動しよう
・躓いてしまった時は、公式ヒントを有効活用しよう
・最後の謎は、キットのギミックと、今までの情報を振り返る総合的な問題
→時には柔軟な発想で見方を変えてみよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「閑静で見応えたっぷりの庭園、横浜の穴場的お出かけスポット」
私は今回の謎解きで初めて「三溪園」を訪れましたが、こんなに見応えのあるスポットとは知らずにビックリしました。造園者が茶道に通じているからこその整備された箱庭的景観もあれば、自然味溢れる遊歩道もあり、歴史的建造物の移築など見所がたっぷり。
私が住んでいる東京では、新宿御苑や六義園など、有名な都営庭園(公園)がありますが、休日はどこも混雑が避けられません。一方、三溪園は人気の街「横浜」にありながら、人混みから離れた閑静な雰囲気が感じられ、ゆっくりと落ち着いた一日を過ごすことが出来ました。
謎解きの構成も、三溪園の魅力を紹介する側面が大きく、訪れたことのない人に三溪園を知って貰うキッカケとして最適な内容だったと思います。プレイにかかる所要時間も手軽で、四季折々のイベントと合わせて来園するのもいいですね。見事な藤棚や観梅会などもあり、また別の季節にも訪れたいと思えました。
横浜の中心からは少し外れていますが、バス1本で向かう事ができるので、少し落ち着いたデートをしたカップルや、自然を感じたいご家族のお出かけにもオススメできるスポットでした。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!