こちらの公演は開催期間を終了しています。過去イベントの記録資料としてご活用ください。
公演まとめ
公演名 | 本に棲まう魔物をたおせ!! |
公演のスタイル | 施設周遊型 |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 大型書店内 |
実際に要した時間 | 90分(管理人は2名で参加) |
特に必要となる力 | 読解力、推理力、手先の器用さ |
キット購入料金 | 2,000円(税別) |
公演情報 | 【リアル脱出ゲーム×書店「本に棲まう魔物をたおせ!!」[魔王城からの脱出シリーズ]】 | 公演情報 | リアル脱出ゲーム OFFICIAL WEB SITE ※開催期間注意 |
※ご注意:お出かけの前に必ず公演情報の公式サイトから開催期間をご確認ください。
公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- 大型書店内を魔法書片手に雰囲気ばっちり、ナゾトキクエスト!
- 短い時間でサクッと本格的な謎解きに挑戦、終わったあとは秋葉原や京都の街で食事やショッピングも
- 同じ世界観でリアル脱出ゲームやゲームブック等、関連コンテンツもたくさん!
-はじめに-
東京秋葉原の書泉ブックタワーで開催中(京都では「大垣書店イオンモールKYOTO店」9/11より)「本に棲まう魔物をたおせ!!」にチャレンジしてきました。書店内を巡って謎解きを行う施設周遊型のコンテンツです。難易度は「並」でしたが、本をテーマにした謎解きならではのひらめき体験が出来る本格的な内容でした。
今回の体験レポートでは、物語の概要はもちろん謎解きの特徴など、参加を検討されている方に役立つ情報をお届けしていきます。既に参加されている方は、感想を読み比べてみるのも楽しいかもしれませんね! 下の目次より気になる部分だけ見ても理解出来る記事になっています。
「本に棲まう魔物をたおせ!!」の概要と特徴
「独学でマスター!ゼロからはじめる魔法書」
書店に並ぶ本のそんなキャッチフレーズに引き寄せられた駆け出し魔法使いの「あなた」
何気なく開いた魔法書から、突如、恐ろしい魔物が現れる・・・。魔法書の呪文を習得して、魔物に立ち向かうことに!
そんな導入ストーリーの「本に棲まう魔物をたおせ!!」は、実際の謎解きキットが「魔法書」を模した本になっているのが特徴です。物語の書かれた「ストーリーパート」と、呪文の書かれた「魔法書パート」に分かれていています。謎を解読することで呪文を覚え、魔物を攻撃。しかし魔物も反撃してきたりするので、次の呪文を解読するといった流れです。
SCRAPさんの「魔王城からの脱出シリーズ」関連コンテンツではありますが、その他の作品を知らなくても全く問題のない内容でした。むしろ、この「本に棲まう魔物をたおせ!!」を通して、他の作品にも興味を持てるような作りになっています。
「魔王城からの脱出シリーズ」とは?
西洋ファンタジーの世界観で繰り広げられるSCRAPさんの謎解きシリーズです。
勇者や戦士、魔法使いといったロールプレイングゲームでお馴染みの職業に扮して、世界を滅ぼそうとする魔王を倒す、そんな王道のストーリーをベースにしています。
魔王を倒した後、その城からの脱出を目指すものや、時間が巻き戻ってしまうタイムループもの等、魅力的なシチュエーションの脱出ゲームを展開しています。
今記事の「本に棲まう魔物をたおせ!!」は周遊謎ですが、公演ルーム型のリアル脱出ゲーム「魔王城からの脱出」「魔王城からの脱出2」、リアル脱出ゲームブック「滅びゆく魔法書からの脱出」があります。詳細は公演情報をご覧ください。
【ゲームブックレビュー】魔王城脱出シリーズ「滅びゆく魔法書からの脱出」
リンク こんな方におすすめ ファンタジーRPGの世界観で、本の中を仲間と一緒に隅々まで冒険したい 普段の生活に、ちょっとだけ謎解きの時間を。コツコツ楽しみたい 魔法のアイテムで謎解きやギミック(仕掛け ...
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以下の記事では、管理人が参加した秋葉原「書泉ブックセンター」を前提に書いていますが、ストーリーの進行や謎解きの内容は開催店によらず一緒です。
謎解きの進行レポート
プレイ前「謎解きキットの購入 注意点」
プレイのためには、会場となる書店で販売している「謎解きキット」(税別2,000円)を購入する必要があります。書泉ブックタワーではSCRAPさんの企画コーナーが1Fレジ付近に設置され、そこに陳列されていました。
パッと見、ポスタービジュアルと表紙が違うため、どれを買っていいのか迷ってしまいましたが、表紙又は背表紙に「魔法書」と書かれた朱色のファイルが今回の「謎解きキット」になります。裏表紙にポスタービジュアルが描かれていますので、心配になったらひっくり返して確認してみましょう。
プレイ人数の制限は設けられていませんが、書店内の通路は狭く、謎を考えるスペースも広くありません。大人数でまとまって移動するのは困難なため、1~2人でのプレイをおすすめします。
それ以上の人数で参加したい場合は、1~2人ずつチーム分けし、書店外や9Fイベントホール(謎解き用スペースとして解放、後述します)で待ち合せをした方が無難です。
また、複数人で参加する場合も、人数分キットを購入することをおすすめします。魔法書に仕掛けられたギミックを楽しむためには、ひとり一冊あった方がスムーズです。
キットを購入したら、まずは内容物に不足が無いか確認し、ルーズリーフ状に穴の空いた用紙類は、順番を狂わせないようにしてファイリングしてしまいましょう。
最初に「このゲームの遊び方」というページを読んだら、いよいよ謎解きスタートです。
ポイント
・ルーズリーフ状に穴の空いた用紙類は順番を狂わさずにファイリング
・最初に「このゲームの遊び方」を読もう
序盤~中盤の謎解き「書店内をナゾトキクエスト!」
魔物を倒すためには、魔法書の呪文を習得する必要があります。しかし、魔法書は暗号文で書かれているため、書店内を周遊して必要な情報を集め、解読(謎解き)をしなければいけません。集めた情報はスマホ等で写真に撮っておくと後々便利です。情報さえ揃ってしまえば、特に難しい問題はありませんでした。
(謎解きに詰まってしまっても、公式ヒントを見れば十分に解けるレベルです)
謎解きキットは大きく3つの種類に分かれています。
1.物語を読み進めていく「ストーリー」パート(右めくり)
2.謎解きを行う「魔法書」パート(左めくり)
3.公式ヒント集(左めくり)
「ストーリー」パートを読み、「魔法書」パートで謎解きを行い、追加の冊子(ストーリーと魔法書)を手に入れる事を繰り返していきます。追加の冊子は、ファイリングの指示に従って、ページの順番が狂わないように注意しましょう。魔法書とストーリーは共通の通し番号になっているのでちょっと分かりづらいです。
書店内の謎解きスペースを活用しましょう!
書泉ブックタワーでは、謎解きスペースとして9Fイベントホール(謎解き本編には一切使用しません)が解放されています。店内は狭く通路で立ち止まって考えるには不向きです。有効に活用しましょう。
但し、サイン会等のイベントがある日は使用することが出来ません。また、9FフロアはR18指定の書籍も扱われていますので、親子で参加される場合等はご注意ください。
9Fイベントホール以外では、各階のエレベーター前のスペースにテーブルが置かれて、立ちながらではありますが、謎解きが出来るようになっています。参加者で譲り合って使用しましょう。
物語を進めていくと、途中で、休憩ポイント「書店から離れても問題は解けます」と案内が出て来ます。が、この段階で解かなければいけない謎解きの量はそんなに多くありません。9Fイベントホール又は各階エレベーターホールのテーブルでの謎解きで問題ありません。もう少し頑張って、最後の謎をカフェ等で解く事をおすすめします。
ポイント
・周遊で集める情報は写真に撮っておこう
・9Fイベントホールを謎解きスペースとして活用(書泉ブックタワー、イベント未開催時のみ)
終盤の謎解き「本をテーマにした本格謎」
最後の謎解きに、管理人は時間がかかりました(30分程)手持ちの資料もよく確認する必要があります。ん? ちょっと歯ごたえがありそうだな・・・と感じたら、それが最後の謎です。書店を離れ、カフェ等、落ち着けるスペースで取りかかる事をおすすめします。但し、謎を解き終わった後に書店に戻ってくる必要があるため、ご注意ください。
謎解きキット内の「このゲームの遊び方」に近隣の休憩スポットマップが掲載さていました。カフェ選びにとても便利です!
最後の謎には、本をテーマにした謎解きならではの仕掛けがあります。派手さは無いですが、ロジックがしっかりした本格的な暗号問題でした。文字、数字、本の関係を上手く謎解きに変換出来ているなあと感心しました。
攻略のコツまとめ
攻略のコツ
・書店内で集めた情報は写真に撮っておくと便利
・最後の謎以外は、書店内で解いてしまった方が効率的
・フリースペースで使用可の9Fイベントホール付近は、R18指定の書籍もあるので注意(書泉ブックタワー)
・最後の謎はロジックがしっかりした暗号。文字、数字、本の関係を
感想「本当の魔法使いの試練てこんな感じかも?」
プレイ時間は1~2時間と短いながらも内容の濃い本格的な謎解き体験が出来ました。
魔法書を片手にその内容を解読していく過程はとても凝っていて、本当の魔法使いの試練てこんな感じかもしれないなあ、と想像しながら挑戦することが出来ました。
謎解きに重きを置いた作りになっているため、ストーリーは邪魔にならない程度に簡潔ですが、すっきりわかりやすいからこそ胸に刺さる部分や、想像をかきたてる余韻があったと思います。
もうずいぶんと前になりますが、SCRAPさんが同じように神保町の書泉グランデで開催した「本屋迷宮からの脱出」と「漫画迷宮からの脱出」を思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。
リアルゲームブックシリーズとして開催されたもので、ストーリーや謎解きの進行に合わせて追加冊子をファイリングしていく形式が同じ、書店も今回と同系列のお店だったので店内風景にも懐かしさが滲みました。「本屋迷宮からの脱出」や「漫画迷宮からの脱出」では、推理や謎解きをしっかり楽しめた反面、所要時間も結構かかったのを覚えています。
今回の「本に棲まう魔物をたおせ!!」は、気軽に楽しめる量なので、仕事帰りやお買い物ついでに出来ますね。(書泉ブックタワー営業時間10:00~21:00、 大垣書店イオンモールKYOTO店営業時間10:00~21:00)
「魔王城からの脱出」シリーズは京都メインに行われているコンテンツですが、今回の「本に棲まう魔物をたおせ!!」や、リアル脱出ゲームブック「滅びゆく魔法書からの脱出」の発売に合わせて、東京東新宿でも公演ルーム型の「魔王城からの脱出」が期間限定で行われています。
ただ、「魔王城からの脱出1」が既に終了、「魔王城からの脱出2」も公演期間が1ヶ月しかなく週末チケットは完売状態でした。ぜひ、東京でも公演期間の延長や再演等を検討してもらいたいです!
また、管理人は魔王城からの脱出シリーズの世界観に魅せられてしまい、終わった後に、お持ち帰り謎感覚で「滅びゆく魔法書からの脱出」を買って帰りました! いや~、これがまたなかなかのボリュームとギミックたっぷりでした。体験レポートを別途記事にしています。ご興味のある方はご覧下さい。
【ゲームブックレビュー】魔王城脱出シリーズ「滅びゆく魔法書からの脱出」
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どうかなるべく多くの皆さんに、謎が解けた瞬間のあの歓喜の時が訪れますように!