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【攻略、感想】はたらく細胞×リアル脱出ゲーム「変異ウイルスに侵された世界からの脱出」(ネタバレ無し)

2022年4月25日

攻略データ

公演名変異ウイルスに侵された世界からの脱出(SCRAP)
公演のスタイル公演ホール型(6名/チーム)
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階評価)
脱出成功率28%(リアル脱出ゲーム原宿店、22.4.24参加時点の平均 )
制限時間60分(所要時間105分)
特に必要となる力注意力、パズル力、協調性、ひらめき力
公式ヒントあり(チーム毎にヒント冊子)
チケット料金(税込)前売り(平日)3,300円
前売り(土日祝)3,600円
※グループチケット有り(詳細、記事参照
公演情報【公式】リアル脱出ゲーム×はたらく細胞『変異ウイルスに侵された世界からの脱出』

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「変異ウイルスに侵された世界からの脱出」

注目のポイント

  • アニメ「はたらく細胞」のキャラクターに成りきって挑むリアル脱出ゲーム
  • アニメ映像もふんだんに使用、声優さん撮り下ろしボイスによって語られるストーリー
  • 新感覚のパズル問題など、はたらく細胞の世界感を肌で感じられる謎解き

-はじめに-
今回の記事は、アニメ「はたらく細胞」とリアル脱出ゲームがコラボした「変異ウイルスに侵された世界からの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。

「はたらく細胞」に登場する「血小板ちゃん」といったお馴染みのキャラの登場はもちろん、プレイヤーも新人細胞になりきって変異ウィルスと戦う内容は、原作世界感を存分に感じられるリアル脱出ゲームでした。

記事では、脱出成功率やゲーム構成といった攻略に役立つデータや、新感覚のパズル問題など今回の謎解きの特徴や見所など。気になる情報を徹底紹介しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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はたらく細胞×リアル脱出ゲーム「変異ウイルスに侵された世界からの脱出」の概要

概要「ウイルスと戦う人体の免疫機能をドラマチックに描いた物語」

はたらく細胞脱出「ポスタービジュアル」の写真

リアル脱出ゲーム原宿店のポスタービジュアル

あなたは人間の体の中で働く新人細胞。
平和に見えたその世界に、脅威となる存在が侵入していた。

それは「インフルエンザウイルス」
しかもこれまでの抗体がまったく効かない謎の変異を起こしていた。

このままウイルスが蔓延するとこの世界は終わる。
世界を救うため、あなたは新人細胞として、かつてない労働に挑む――。

「変異ウイルスに侵された世界からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載内容より要約)

舞台となるのは「人体」の中。プレイヤーは「はたらく細胞」となり、人体に侵入してきた「インフルエンザウイルス」を他の細胞たちと力を合わせて撃退します。アニメで描かれた原作ストーリーをリアル脱出ゲーム用にアレンジし、臨場感たっぷり、ドラマチックに追体験することができました。

6人チーム制で、プレイヤーは「細胞の種類」による役割分担をすることになります。どんな分担かは当日のお楽しみですが、それぞれの特徴を生かしたロールプレイでは、皆が活躍する場が用意されており、賑やかに盛り上がれる内容でした。

謎解きについては、リアル脱出ゲームのオーソドックスな構成を取りながら、途中の小問題で「人体」や「細胞」といった原作世界感を感じさせる新鮮な謎解きが出題されました。特にパズル要素の強い問題が多かった印象です(謎解き問題の詳細については、後述をご覧ください

はたらく細胞脱出「会場スクリーン」の写真

会場スクリーンの様子。会場内は人体の中を再現した設定に

所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)

ゲームの制限時間:60分
解説を含めた所要時間:105分
公式の想定時間 110分)

ゲームの制限時間は「60分」です。私はグループチケットを購入し、友達同士6人で挑戦しました。問題数は平均的な数量でしたが、チェックポイントがやや多く、皆で揃っていく必要があるため、移動や演出にそれなりの時間がかかりました。

また手に入るストーリーシートや問題用紙が豊富で、それらの内容を理解する時間や整理整頓にも時間がかかりました。ですが、ここで整理をおざなりにすると、後の展開で余計に手間がかかってしまうと思います。

私達は各チェックポイントをほぼトップで通過することができましたが、それでも最後の謎を解き終わって、余裕は5分程しかありませんでした。分担して解く問題より、6人が協力しながらすすめる内容が多かった為だと思います(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください

解説等を含めた全体の所要時間は「105分」でした。アニメやゲームとのコラボ作品では、原作世界感や設定の説明に時間のかかる傾向がありますが、今回は他と比べて短めでした。終了後の解説が必要最低限に抑えられていました。所要時間の目安は、公式想定通りの「110分前後」を想定しておけば問題ないと思います。

赤血球のイラスト

チケット情報(学生、グループチケットなど)

チケットの種類は「前売り・当日」「平日・土日祝(大型連休期間含む)」などで料金が変わります。グループチケット以外では、当日、運営側が1チーム6人のマッチメイクをします。複数人で参加した場合でも、チームが別々になってしまうことがあり、注意が必要です。

グループチケットは、1~6人で1つのテーブルを貸切りにできます。6人MAXで参加すると、1人当たり料金が一般チケットより若干安くなる場合がありますね。

(税込)前売り当日
平日土日祝平日土日祝
一般3,300円3,600円3,600円3,900円
一般グループ※118,000円
(3,000円/人)
19,800円
(3,300円/人)
19,800円
(3,300円/人)
21,600円
(3,600円/人)
限定グッズ付※2チケット料金(1人あたり)+3,000円

※1 グループチケットは、1~6人で1つのテーブルを貸切り。1人当たり料金は、6人で参加した場合です

※2 謎付き酸素ボックス(オリジナル謎、ラゲッジタグ梱包)前売り対応のみ。特典単体販売なし。グループチケット購入の際は、限定グッズのセット数を1〜6セットから選択可。詳細は下のリンクより公式情報をご確認ください

※間違いがないよう記載しておりますが変更されることもあります。最新のチケット料金については、必ず公式情報をご確認ください

公式サイト:チケット情報

チケットのイラスト

概要のまとめ、注意が必要に感じたこと

ココがポイント

《概要のまとめ》
・はたらく細胞となり「インフルエンザウイルス」を撃退する原作ストーリーを追体験
役割をロールプレイしながら、皆が活躍できる賑やかな内容
・「人体」や「細胞」など原作世界感を感じさせる要素を体現した問題

《注意が必要に感じたこと》
・6人1チーム制、複数人で参加してもチームが分かれてしまう可能性あり
※グループチケット購入すると、1~6人で1テーブルを貸切りにできます
・小学生以下のみでのグループ参加はできません
※20歳以上の保護者の同伴が必要(参加者として有料)

難易度や謎解きの特徴は?

特徴「原作世界感を体現したパズル問題が新鮮」

はたらく細胞脱出「原宿店入口のアート作品」の写真

原宿店入口のアート。脱出成功は77チーム中22チーム(22.04.24時点)

今回の謎解きでは、パスル要素の強い問題が多かった印象です。パズルは絵柄を合わせたり、パーツを組み合わせたりする内容ですが、それ単体ではなく「とんち系なぞなぞ」や言葉を並び替えるような「言語系クイズ」と絡めて出題がされることも多く、ひらめきが刺激される楽しい問題ばかりでした。

また特徴として、パズルに使用されるパーツやアイテム類が「人体」や「細胞」のイメージを喚起させるような形状や使い方になっており、はたらく細胞の世界感を取り入れた新鮮な謎解きになっていたと思います。

ストーリー演出上、プレイヤーはチーム内で役割分担をしたロールプレイを行いますが、謎解き自体は、皆で協力しながら解いていく問題が多かった印象です。手分けして小問題を解く機会は少なく、その為、足並みを揃えてストーリーや問題の内容を皆で理解していく協調性は大事なポイントになったと思います。

加えて、ストーリーシート、問題用紙、謎解きに使用するアイテム類がとても豊富で、それらを整理しながら進めていく事は、終盤の展開でとても大事になりました。新しい問題が手に入ると、早く取りかかりたい気持ちになりますが、まずは前の問題の整理整頓をしてからにしたいですね。ステップごとにクリアファイルが用意されているため、最低限、それらのファイルに収納してから先へ進むのがオススメです

どうしても謎が解けない場合は、各チーム(テーブル)毎に丁寧なヒント冊子が用意されています。ヒントを活用することで、どのチームも最終問題までたどり着けるようゲームバランスがとられています。但し、ヒントを利用する場合は、チームメンバー全員の了承のもとで行いたいですね。

ウィルスを撃退するイラスト

最後の謎「ロジカル問題&膨大な情報の整理」

最後の謎は、若干の戦略性を要するロジカル(思考系)問題でした。詰め将棋に近いものを想像するといいかもしれません。但し、もちろん「ひらめき」も必要になります。

最後はリアル脱出ゲームの王道をいく展開。リアル脱出ゲームに慣れている人ほど、とっつきやすく考えやすい内容だったかもしれません。

つまり、
・そこまでに見聞きしたストーリーや情報を振り返る
・限られた手持ちのアイテムや手段をよく観察・吟味する

といったことが脱出成功のポイント。但し、今回は用紙やアイテム類がとても豊富です。ここにきて整理整頓されていないのは絶望的状況ですが、されていても、じっくり振り返る時間は無いかもしれません。

そこで、
・ストーリーや問題を初見時によく読み込み皆で共有しておく

ことが必要だったと思います。終盤の限られた時間であっても、チームメンバーの誰かがひらめきの糸口をたぐりよせられれば、必要な部分だけをピンポイントに振り返ることができますね。

働く細胞脱出「終了後フォトスポット」の写真

ゲーム終了後、スクリーン前がフォトスポットになりました

脱出成功率、攻略コツまとめ

ココがポイント

《脱出成功率》
脱出成功率:28%(リアル脱出ゲーム原宿店、22.4.24参加時点の平均 )
・中学生以上のプレイが推奨された難易度(公式ヒント活用で、謎解きになれていない人でも最終問題まではたどり着ける)

《攻略のコツまとめ》
・手分けする問題より、皆で一緒に解く問題多め。協調性が大事
ストーリーや問題の初見時に、内容を皆でよく共有しよう
※誰かが代表して読み上げるのも良い
・ステップ毎に、問題用紙類はクリアファイルに整理整頓しよう
・最後の謎では、ストーリー・情報、手持ちアイテムを冷静に振り返ろう

実際に遊んでみたリアルな感想

感想「原作の魅力に溢れたリアル脱出ゲーム、免疫機能の仕組みも学べる」

はたらく細胞脱出「原宿店の看板アート」の写真

原宿店の看板アートにはお馴染みのキャラ達が描かれていました

人体の仕組みや細胞の働きを親しみやすいビジュアルとドラマチックなストーリーで見せる原作の魅力がそのままリアル脱出ゲームとして再現されたとても楽しい内容でした。

ストーリーとしては原作アニメの「インフルエンザ」のお話をベースにアレンジされたものですが、謎解き問題や演出に工夫を凝らし、リアル脱出ゲームでしか表現できない「はたらく細胞」ならではの体験をすることができました。

原作でお馴染みのキャラクター「血小板ちゃん」のカワイイ魅力も満載など、ファンの期待も裏切らず、原作を知らない人も同じように楽しめる気遣いのある作り。リアル脱出ゲームの王道をいくゲーム構成は遊びやすく、謎解きに慣れていない人を誘って参加するのにも丁度良い内容だったと思います。

働く細胞脱出「オリジナルグッズ一覧」の写真

充実のオリジナルグッズも会場販売していました。スタッフさんのおすすめは「通行止めクリップボード」(クリック画像拡大)

現在、誰もが感染症について強く意識する世の中になりました。漠然とした不安が続いていくことに疲れてしまっている人も多いかもしれません。今回のリアル脱出ゲームでは、人体のメカニズムを正しく理解する事を通して、知らないことから来る不安を和らげ、「私の身体の中で、細胞たちががんばっているんだな・・・」と想像することで明るい気持ちになることができました

それでは、最後まで記事をご覧いいただき、ありがとうございました!

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