攻略データ
コンテンツ名 | 忘れ物探偵と消えた少女(SCRAP) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★★★★★★☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 1人~(推奨 2人程度) |
実際にかかった時間 | 2.5時間 |
必要になる力 | 読解力、注意力、推理力、ひらめき力 |
必要なもの | PC、スマホやタブレット(インターネット使用) |
購入料金 | 3,000円(税込) ※2021年10月上旬より一般販売 ※現在「オンラインリアル脱出ゲームサマーフェス」で先行販売中 |
公式情報 | 【公式】リアル脱出ゲーム「忘れ物探偵と消えた少女」 |
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※ご注意:ご購入前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- キットに梱包された「証拠品(忘れ物)」を手にとって観察・推理する!
- 実際のWEBサイトやSNSも使って情報収集、物語と現実がリンクする
- 消えた少女の行方を追う、ドラマチックなストーリーは映画を見ている気分
-はじめに-
今回の記事は、オンラインで遊べるリアル脱出ゲーム「忘れ物探偵と消えた少女」にチャレンジしてみた攻略レビューをお届けします。
消えた少女の行方を追う王道の探偵ものストーリー。キットに梱包された「少女の忘れ物」や、リアルなWEBサイトやSNSにも証拠や情報が散りばめられ、物語世界と現実が交錯するような、不思議なリアリティが感じられる体験でした。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、今回の謎解きの見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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リアル脱出ゲーム・オンライン「忘れ物探偵と消えた少女」の概要
概要「キット証拠品、動画視聴、WEBサイトやSNSから少女の行方を追う」
あなたは、現場に残された物から、持ち主の特徴や行動を推理する「忘れ物探偵」
ある日、依頼主から、行方不明になった女子高生が残したという「忘れ物」が届く。筆記用具やシワだらけのレシート、町の地図、図書館の貸出しカード・・・。
はたして、あなたは女子高生の行方を突き止め、この事件の真相にたどり着くことができるだろうか――。
「忘れ物探偵と消えた少女」の導入ストーリーは上のようになっています。
このゲームの最大の特徴は、キットに梱包されたアイテム(証拠品)を実際に手にとって観察することで、推理に必要な情報を入手していくリアルな調査にあります。
レシートに記載された店名、購入品、購入時刻から少女の足取りを推測したり、時には証拠品から思いがけない痕跡が見つかる事も。事件を追うリアルな探偵気分を味わうことができました。
推理や調査は、リアルに存在するWEBサイトやSNSの内容にも及びます。わずかな糸口から、ネット上に仕掛けられた少女の痕跡を見つけ出していく過程は、物語と現実が交錯する不思議なリアリティがありました(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
ゲーム進行は、専用WEBサイト上で行われ、ストーリー動画の視聴、問題の解答入力などを行います。ストーリー動画は静止画+フルボイスで、調査の進捗に合わせて少しずつ語られていきます。少女の身に何が起こったのかプレイヤーの興味を惹きながら、意外な展開をしていく物語は、とてもドラマチックでした。
所要時間の目安
実際にかかった所要時間:2.5時間
※公式想定プレイ時間:2時間
※本編終了後、30分程度のおまけ謎あり
ゲームプレイにかかった時間は「2.5時間」でした。1回5~8分程のストーリー動画を頻繁に視聴します。プレイ時間の1/3以上は、動画視聴にかかった時間でした。
私は2人でプレイし、公式の想定プレイ時間より30分多くかかっています。幾つかの問題で、5~10分考え込むことがありましたが、ヒントを見るほど追い詰められたものはなかったです。公式想定通り2時間以内クリアするためには、相当スムーズにプレイする必要があると思います。
謎解きに慣れている人で「2~2.5時間」、謎解きに慣れていない人がヒントを見ながら3時間前後が所要時間の目安になると思います。
また、本編終了後におまけ謎が用意されていました。こちらは30分程のプレイ時間でした(おまけ謎の詳細は、後述をご覧ください)
概要のまとめ、注意事項
ココがポイント
《概要のまとめ》
・キット梱包アイテムやネットに仕掛けられた証拠を集めて推理する探偵ゲーム
・消えた少女の行方を追いながら事件の意外な真相に迫るドラマチックな物語
・全編フルボイス、感情移入度の高い演出にも注目
《注意事項》
・一般発売は2021年10月上旬予定
※現在「オンラインリアル脱出ゲームサマーフェス」で先行販売中。詳細は公式サイトをご覧ください
・動画視聴に問題ないか、事前確認しておくと安心
※公式サイト:視聴環境テスト
・複数人でプレイする場合は、人数分のキット必要
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「推理問題メイン、証拠品や情報を隅々まで調査」
このゲームは、調査・推理する問題がメインでした。一部、暗号解読という設定の謎解きもありましたが、そういった問題は少なめです。
レシートや図書貸出しカードといった生活感の感じられる証拠品、リアルに存在するWEBサイトやSNSを隅々までよく調べて、断片的な情報をつなぎ合わせていく「調査」がプレイの中心です。
また、一部の問題ではストーリー動画で繰り広げられるキャラクター達の「会話」や「何気ない所作」に重要な情報が散りばめられていることもあり、気になったことはメモしておくと、後の推理がスムーズになるかもしれません。
どうしても解けない時には、推理の補助となるヒントが用意されています。1つの問題でも、ヒントは段階式に複数用意されているので、推理の楽しみを残しながら、活用することが出来ますね。
おまけ謎「物語はますます現実と交錯する」
本編終了後に、後日譚となる「おまけ謎」が用意されていました。特に隠されたりもしていません。本編の余韻が感じられるストーリーと共に、なかなか本格的な推理問題になっていました。
本編ではリアルに存在するWEBサイトやSNSを調べる機会がありましたが、おまけ問題でも、同様の調査をする必要があります。もしかしたら、本編より現実とのシンクロ性が高いかもしれません。
クリアするためには、ストーリーを現実のものとして受け止め、気になったことはどんどん調べてみる姿勢が必要になりました。
「忘れ物探偵と消えた少女」を軽やかに締めくくってくれる内容ですので、忘れずにプレイしたいですね。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・12歳以上(中学生以上)のプレイが想定された難易度。推理・探偵ゲームに慣れている人が、ヒントを見ずにクリアできるレベル(慣れていない人も、公式ヒントを見ながら楽しんでプレイできる難易度)
《攻略のコツまとめ》
・キットに梱包されている証拠品はひっくり返して隅々までよく観察しよう
・ストーリー動画の視聴中に気になったことはメモをしておくと後の推理がスムーズ
・おまけ謎では、ストーリーを現実のものとして受け止める姿勢が大事
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「失踪した少女を軸に語られるヒューマンドラマが感動的」
このゲームは、集中して謎解きするというよりは、推理をしながら物語をじっくり楽しむタイプの内容でした。
プレイ中、ストーリー動画を視聴する時間も長く、映画やドラマを鑑賞している感覚に近いかもしれません。ジャンルとしては、探偵が現場に直接赴かず、遠隔から推理する「安楽椅子探偵」になりますね。
ストーリー動画は、アドベンチャーゲームのように静止画+フルボイスで構成されています。ただ、静止画と言えども、キャラクター達のイラストバリエーションが豊富で、飽きさせない工夫があり、感情表現豊かな声優さんたちの演技に、とても感情移入できました。
行方不明の女子高生を探すミステリアスなシチュエーションから、次第に登場人物達の思惑が交錯するヒューマンドラマに展開する様は、まさに王道の探偵ものアドベンチャーゲームにありそうなストーリー。エンディングではちょっと涙ぐんでしまいました。
主人公や助手の設定がしっかりしていて、イラストやプロフィールからもいろいろと想像させられます。第二弾があってもおかしくない作り込みで、推理や探偵ものが好きな人に特にオススメできます。
リアルな世界で物語が展開していく、新感覚の推理ゲーム。お出かけのしづらい状況が続いていますが、休日、自宅で身近な人と一緒に楽しむのに丁度良いと思います。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!