攻略データ
公演名 | スーパーペーパーキングダムからの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(4名/チーム) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 66%(管理人参加回、詳細は記事参照) |
制限時間 | 60分(所要時間110分) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、パズル力、手先の器用さ、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(チーム毎にヒントカード支給) |
参加料金 | 前売り一般3,200円~(税込) ※学生チケット、グループチケット有り(詳細、記事参照) |
公演情報 | スーパーペーパーキングダムからの脱出 カミ隠し事件のナゾを追え! |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 2015年開催の「ペーパーキングダムからの脱出」の世界感を引き継ぐ完全新作! 本格的な人形劇とリアル脱出ゲームが融合
- ペーパークラフトをモチーフにした「工作」や「パズル」系の謎解き
- プロの人形劇団が監修、人気声優さんたちが声の担当など豪華な演出にも注目
-はじめに-
今回の記事は、人形劇とリアル脱出ゲームが一緒になった「スーパーペーパーキングダムからの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
紙の人形たちが暮らす「ペーパーキングダム」で巻き起こるストーリーは、涙腺が思わず緩んでしまうような心に残る内容。工作やパズル問題中心で、手を動かすのが楽しいリアル脱出ゲームでした。
脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータや、ペーパークラフトをモチーフにした謎解きの見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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リアル脱出ゲーム「スーパーペーパーキングダムからの脱出」の概要
概要「迷い込んだ絵本の中で、カミ隠し事件のナゾを追う」
住民も草木も街も、ペラペラの紙でできた王国「ペーパーキングダム」
ひょんなことから、その絵本の世界へ迷いこんだあなたは、人形たちが次々に姿を消す「カミ隠し事件」に巻き込まれてしまう。
王国を救う鍵は「伝説の文房具」
伝説の文房具を扱えるのはニンゲンだけ。そうあなたしかいない――。
リアル脱出ゲーム「スーパーペーパーキングダムからの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています。
今回の最大の特徴は、オープニングやエンディングのみならず、ゲーム中の要所で生の人形劇が繰り広げられることです。クラフト人形たちの臨場感ある演技、人気声優さん達が声をあてるセリフの数々、素材の温かみが感じられる人形劇ならではの味わいを堪能できました。
人形たちがコミカルに動く様は、お子さんが大喜びする演出ですが、それ以上に大人が楽しめるストーリーにも注目。まさかの展開や、思わず涙腺が緩んでしまったり、心にそっと残る物語が印象的でした(小学以下のお子さんは、大人と一緒のプレイが必要です)
謎解きの内容は、ペーパークラフトをモチーフにした簡単な工作やパズル系の問題が多く
、終始、頭も手も動かして賑やかな雰囲気で楽しめました(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安
ゲームの制限時間:60分
解説など含めた全体の所要時間:110分
ゲームの制限時間は「60分」で、標準的なリアル脱出ゲームと一緒ですが、プレイ中にチェックポイントで人形劇を観る機会が何度かあり、それも含めた時間になっています。人形劇自体は1回2~3分程度でしたが、チェックポイントの混雑状況によってはそれ以上待つこともありました。工作やパズルなど手を動かす問題も多く、あまり1つの問題で深く考えている時間的余裕は無かったと思います。
解説を含めた全体の所要時間は「110分」でした。公式サイトでも「110分」程度と案内されており、想定通りの所要時間です。オープニングやエンディングでしっかり人形劇を観る時間がありますが、そこまで全体の所要時間が長くありません。解説は終盤の問題だけを取り上げ、時間をかけていませんでした(詳細解説は、公式パンフレット・1000円税込に記載)
チケット情報
チケットの種類は「前売り・当日」「一般・学生」「平日・土日祝」などで料金が変わります(次表参照)。当日、運営側が1チーム4人のマッチメイクをします。
今回、4人までのメンバーが必ず同じチームでプレイできるグループチケットの販売(前売りのみ)もあり、1人あたりの料金も若干お得です。グループチケット以外では、例え4人で参加しても別のチームに分かれてしまう可能性があるため注意ですね。
(税込) | 前売り | 当日 | ||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
一般 | 3,200円 | 3,500円 | 3,700円 | 4,000円 |
学生※ | 2,700円 | 3,000円 | 3,200円 | 3,500円 |
グループチケット (4人分) | 12,400円 (3,100円/人) | 13,600円 (3,400円/人) | ― | ― |
※学生チケット購入時は、入場の際に学生証の提示が必要となります
※チケット購入前に必ず公式情報をご確認ください
公式サイト:チケット購入(チケット料金など)
概要のまとめ、注意事項
ココがポイント
《概要のまとめ》
・人気声優さんによるセリフや、人形劇団が監修した本格的な人形劇が繰り広げられる
・紙人形たちが住む「ペーパーキングダム」で巻き起こる「カミ隠し事件」、驚きの展開と涙腺の緩む心に残るストーリー
・工作作業やパズルなど、手を動かす作業系の問題で世界感とマッチした謎解き
《注意事項》
・1チーム4人、グループチケット以外ではチームが分かれてしまう可能性有り
・学生チケット購入時は、受付時に「学生証」の提示が必要
・プレイ中にハサミを使用します(ハサミは支給)
・小学生以下のお子さんは、大人と一緒のプレイが必要です
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「工作やパズル系、手を動かす問題が多め」
今回の謎解きでは、ペーパークラフトの世界感とマッチした「工作」や、手を動かして解き明かしていく「パズル」問題が多い印象でした。
工作では、ハサミやテープを使用しましたが、小学生くらいのお子さんでも十分に楽しめる簡単な作業です。ペーパークラフトが苦手な方でも、安心してプレイできると思います。
どちらかというと、そうして切ったり貼ったりする紙パーツを用いた「パズル」問題の方に焦点があり、こちらは「ひらめき」が必要になることも多く手応えを感じる問題も。
チームテーブル毎にヒントカードも用意されているため、1つの問題に5分以上考えても解決の糸口が見つからなければ、利用した方が後の展開を楽しめると思います。また今回、ヒントをくれる人形さんが会場を周回していて、困っていると助けてくれるかも知れません(こちらからヒントを聞くことはできません)
また、今回とにかくテーブルが狭かったです。4人で工作作業をするわりには、テーブルスペースは狭く、次々と渡される問題やクラフト用紙に混乱もしがちです。攻略のポイントとして、整理整頓はかなり重要だったと思います。
最後の謎「個性豊かな人形たちとの出会いを振り返る」
観劇や工作作業などがある分、問題を解いている時間はいつものリアル脱出ゲームと比べて、若干少なく感じましたが、発想力やひらめきが必要となる謎解きが多く、決して余裕はありませんでした。特に最後の謎解きは、複数の「ひらめき」を組み合わせて、総合的に考える「問題解決力」を問われる内容でした。
リアル脱出ゲームでは、想定外のシチュエーションや迫り来る絶体絶命のピンチに「限られた手段で、どう乗り越えるか?」を考えることがよくありますが、今回もまさにそんな状況です。
問題解決に必要な「ひらめき」をたぐり寄せるためには、ペーパーキングダムを訪れてから経験してきた出来事、様々な人形たちとの出会いを振り返ってみるといいかもしれません。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:66%(21.6.27吉祥寺 参加回の結果。12チーム中、8チーム成功)
※私が参加した日は、開催スタート直後の週末で、リアル脱出ゲームファンが多い状況でした。体感としては、成功率30%前後でもおかしくない難しさだったと思います。
《攻略のコツまとめ》
・1つの問題で5分以上考えてもわからなければヒント閲覧した方が楽しめるかも
・作業テーブルが狭く用紙類も豊富。整理整頓が特に重要
・個性豊かな人形たちとの出会いを振り返ると、必要な「ひらめき」が訪れるかも
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「リアル脱出ゲームと人形劇の融合、子供も大人も楽しめる絵本劇」
人形劇部分を監修しているのは、TV映像作品「ひょっこりひょうたん島」を制作している人形劇専用の劇団さんです。「ひょっこりひょうたん島」はNHKで放映されていた子供向けの作品ですが、1体1体のキャラクターに、コミカルかつ不思議な味わいの感じられる作品で、まさにそのような人形劇を生で見ることができました。
声を当てている声優さんも、人気の高い実力派の方々ばかりで、ストーリーへの感情移入がスムーズにできました。何より脚本がとてもよく出来ていて、飽きさせない展開があり、最後には少し涙ぐんでしまいました。
一方で、謎解きの内容は、王道を行くリアル脱出ゲームだったと思います。人形劇やペーパークラフトといった味付けはあるものの、ファンが期待している通りの「発想力」や「ひらめき」が必要になる内容です。リアル脱出ゲームに慣れている人であれば、若干解きやすいかもしれませんね。
当日のマッチメイクで参加したプレイヤー卓には、ゲームスタート前に人形を持ったスタッフさんが、和やかな雰囲気を作れるように訪れているシーンもあり、細やかな気遣いも感じられました。
人形たちのコミカルな動きや、ハサミを使用したクラフト作業にお子さんも夢中になれますし、ストーリー性の高い人形劇は大人も時間を忘れてしまう質の高さでした。1チーム4人で、グループチケットも取りやすいため、ご家族で参加しても楽しめそうですね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!