攻略データ
公演名 | 謎の壁からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(1チーム4人) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 16%(管理人参加回) |
制限時間 | 60分(所要時間100分) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力、高い情報伝達力、連携力 |
公式ヒント | あり(チーム毎、壁両サイドにヒントカード) |
参加料金 | 前売り1人当たり3,300円~(税込) ※1名での参加はできません(詳細は記事参照) ※グループチケットの販売あり |
公演情報 | 【公式】謎の壁からの脱出-リアル脱出ゲーム |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 立ちはだかる壁がチームメンバー分断、オリジナル設定のリアル脱出ゲーム
- 協力無しでは1つも謎が解けない!? 壁の向こうの仲間の声だけが頼り
- ルーム型のように、実際の物に触れて解く問題多め。アイテムを駆使して謎を解く
-はじめに-
今回の記事は、リアル脱出ゲームのオリジナル公演「謎の壁からの脱出」に挑戦してみた攻略レビューをお届けします。
鍵のかかったカラフルな扉が並んだ「謎の壁」、両サイドに分かれて、壁を攻略する協力プレイは、仲間や家族と盛り上がること間違いなしの内容でした。
脱出成功率や難易度、全体の所要時間といった攻略に役立つデータや、今回の見所や謎解きのポイントなど。気になる情報を写真付きで、徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。 街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。 続きを見る
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
リアル脱出ゲーム「謎の壁からの脱出」の概要
概要「立ちはだかる謎の壁、仲間の声を信頼して謎を解く」
町が突然「壁」によって分断されてから1年――。
家族も友人も恋人も、壁を隔ててバラバラになり、あらゆる情報のやり取りができなくなってしまった。
研究によりわかったこと。壁は生きている・・・そして、今から1時間だけ、壁は意識を失う。壁を無くすための行動をするなら、今しかない。
元の生活を取り戻すため、壁の向こう側の仲間と協力して、壁に隠された謎を解き明かすことができるだろうか。
「謎の壁からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています。
今回の特徴は、何と言っても「壁」の存在です。実際に謎の仕掛けられた壁を挟んで、チームメンバーが両サイドに分かれてプレイします(壁はチーム毎に設置)
壁に仕掛けられた謎を解く為には、協力プレイが必須でした。壁の向こう側の仲間との連携無しでは、1問も解くことができません。顔も見えず、壁に開いたわずかな隙間を頼りに、コミュニケーションをとる必要があり、そのもどかしさや、仲間を信用して謎を解いていく過程こそが最大の楽しいポイントだったと思います。
また、壁はチームごとに設置されており、プレイ中、壁から離れることもありませんでした。複数チームが同時にプレイするホール型の公演ですが、他のチームと顔を合わすことはなく、仲間との距離感が近い「ルーム型」のリアル脱出ゲーム(実際の部屋に閉じ込められる系)を遊んでいる感覚がありました。
謎解きも、筆記問題よりは、実際に手を動かす作業系のものが多く、その点でもルーム型に近い内容だったと思います(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
チケット情報(マッチング or グループチケット)
チケットには「マッチングチケット」と「グループチケット」の2種類があります。
- マッチングチケット(2人)
2人でゲームに参加し、当日、運営側が他のマッチチケットのお客さんとチーム編成をします(1チーム4名※)。同じチームになる2名は選べません。
※チケットの販売状況により、4名以下のチームになることがあります - グループチケット(2~4人)
2~4人で1つの壁を貸切りにすることができます。チーム人数で料金が異なります。
最大の注意点は、今回のゲームは1名で参加することができません。例えグループチケットであってもゲームの性質上、1名ではプレイ出来ませんし、マッチチケットで他の人と一緒にペアを組むこともできません。
また、「前売り」「当日」「土日祝(ハイシーズン料金)」でチケット代金が変わります。
前売り | 当日 | |||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
4人グループチケット | 13,200円 (3,300円/人) | 14,400円 (3,600円/人) | 15,200円 (3,800円/人) | 16,400円 (4,100円/人) |
3人グループチケット | 12,000円 (4,000円/人) | 12,900円 (4,300円/人) | 13,500円 (4,500円/人) | 14,400円 (4,800円/人) |
2人グループチケット | 9,600円 (4,800円/人) | 10,200円 (5,100円/人) | 10,600円 (5,300円/人) | 11,200円 (5,600円/人) |
マッチングチケット(2人) | 6,600円 (3,300円/人) | 7,200円 (3,600円/人) | 7,600円 (3,800円/人) | 8,200円 (4,100円/人) |
※チケットのご購入前に、必ず公式情報をご確認ください
公式サイト:チケット情報
制限時間、所要時間の目安
制限時間:60分
解説含めた所要時間:約100分
ゲームの制限時間は「60分」です。作業量が多く、コミュニケーションにも制約のある中では、あっという間に感じられました。
解説を含めた全体の所要時間は「100分」程でした。司会者やスクリーンを用いた前説明・解説などはなく、録音された音声によって行われます。そのため、どの回も所要時間に大きなズレは発生しないと思われます。
ゲーム終了後の解説(録音音声)は、終盤の問題についてのみ行われました。それ以外の問題については、配布される「解説シート」で確認することができます。
概要のまとめ
ココがポイント
・謎の仕掛けられた実際の壁を挟んで、両サイドに分かれた仲間と協力する謎解き
・チケットは「マッチングチケット(2名)」と「グループチケット(2~4名)」の2種類
※この公演は、1名で参加することができないので注意(詳細は、記事参照)
・終始、壁と向き合ってプレイする「ルーム型」脱出ゲームのような感覚
・終了後に配布される「解説シート」で全問の答えと解き方がわかる
脱出成功率や謎解きの特徴は?
特徴「壁に並ぶ鍵のかかった扉、協力無しでは1つも開錠できない」
壁の両サイドには「ローマ数字の書かれた扉1~6」がそれぞれあり、施錠されています。謎解きは、主にこの扉を順次開けていくことで進行していきました。
この扉の鍵、ひとつとして、壁の向こう側にいるチームメンバーとの協力無しでは開錠することができません。互いが目にしている情報のすり合わせはもちろん、場合によっては「可能な限りの連携」を壁に開いた小さな隙間を利用して行いました。
筆記系の問題よりは、実際に手を動かして解く「作業系の問題」が多かった印象です。示された条件に沿って、コマを動かしたり、パズルを組み合わせたりする内容です。問題自体は難しいものではありませんでしたが、とにかく壁の向こうとの連携がもどかしく、思うようにいきません。
・短く明瞭な言葉で、的確に相手に伝える
・短い質問で、相手の言っていることを理解する
・決してイライラしない(待つ事も必要)
といったことが求められました。壁の向こうに情報を伝えたり聞いたりする人と、ホワイトボードにメモ・整理する人と2人の役割分担をするとスムーズかもしれません。
どうしても解けない問題がある場合は、壁の両サイドそれぞれに同じヒントカードが設置されています。1つの問題に10分以上費やしても解法が思いつかない場合は、利用した方がゲーム全体が楽しめると思います。ヒントは、チームメンバー全員の了承を得てから利用したいですね。
最後の謎「最後の最後まで力を合わせないと脱出できない」
終盤の問題は、連携にプラスして「ひらめく力」もポイントになりました。
最後の謎は、リアル脱出ゲームらしい「シンプルな問題文」で、ぱっと読んだだけでは何をしていいのかもわかりませんでした。細かく指示される問題が多かった分、急に突き放されたような感覚です。
ですが、シンプルな問題文は、逆に「必要な情報はもう提示されている」合図でもありますね。
そして、最後の最後、クリア成功を達成するその瞬間まで壁の向こうの仲間との連携プレイが必須でした。力を合わせることを忘れずにプレイしたいですね。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・全公演平均の成功率:56%(21年3月13日時点)
・管理人参加回の成功率:16%(18チーム中3チーム成功)
※ 開催スタート直後は、リアル脱出ゲームに慣れている人が参加しやすく、成功率が高くなる傾向があります。体感的には「脱出成功率 15%前後」だったと思います。
《攻略のコツまとめ》
・連携プレイでは、短く的確な言葉で情報伝達する能力が重要
・壁の片側2人の間でも「情報伝達、聞く人」と「情報をメモ、整理する人」と役割分担
・最後の謎、シンプルな問題文は「必要な情報はもう提示済み」の合図と思おう
・最後の最後まで力を合わせてプレイすることを忘れないようにしよう
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「ホール公演なのに、ルーム型のような臨場感と距離感」
今回の壁を挟んだ連携プレイは、必ずしもスムーズに行くとは限らず、むしろお互いに足並みが揃わずに、もどかしい状況の方が多かったと思います。
まさに、このゲームの醍醐味はそこにあって、上手に情報を伝えようと試行錯誤する過程や、連携が上手くいったときに感じる喜び、壁の向こうの仲間を信頼することで生まれるチームワークなどが、このゲームならではの楽しさでした。
相手が今何をしているのか、見えないからこそわき上がる不安やイライラをおさえ、信頼して待つこともチームワークには大切ですね。本当に。
チームメンバーとの距離感の近さや、実際に物に触れて謎を解く感覚が、ホール型の公演なのに、まるでルーム型の脱出ゲームのように思わせる要因だったと思います。
ルーム型の脱出ゲームに敷居の高さを感じている人が、気軽に似た雰囲気を体験するのにも丁度良い内容です。お友達同士や家族で、4人グループチケットを購入してチャレンジしやすいのも嬉しいですね。
それでは最後まで記事をご覧頂き、ありがとうございました。