攻略データ
コンテンツ名 | ESCAPE GAME「PRISONER(プリズナー)囚われた記憶喪失の男」(MOVIE ROCK) |
難易度 | ★★★★★★★★☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★★★★☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★★★★★★☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 1人~(推奨1~4人程度) |
実際にかかった時間 | 4.5時間(公式想定:3時間以上) |
練習になる力 | 読解力、注意力、観察力、ひらめき力 |
必要なもの | スマートフォン(インターネット使用)、筆記具 ※PCやタブレットは動作保証外 |
購入料金 | 2,500円(税込) |
公式情報 | MOVIE ROCK「PRISONER(プリズナー)囚われた記憶喪失の男」 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- ハイクオリティー映像で楽しむSF世界感、複雑に入り組んだ重厚なストーリー
- 計51枚のカードとリンクする高難度の謎解き、ボリュームもたっぷり
- 自宅でじっくり取り組めるので、時間を気にせず謎解き三昧の休日にぴったり
-はじめに-
今回の記事は、MOVIE ROCKさんの新作脱出ゲーム「PRISONER(プリズナー)囚われた記憶喪失の男」を遊んでみたレビュー記事をお届けします。
MOVIE ROCKさんは、元々映像制作をされていた事務所さん。ハイクオリティな映像で、物語の世界に高い臨場感を感じさせてくれるだけでなく、映像を利用した謎解きなどもあり、時間を忘れてのめり込める謎解き体験ができました。
所要時間や難易度と言った攻略に役立つデータや、カードとスマホを連動させたこのゲームの特徴など。購入検討に役立つ気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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MOVIE ROCK 脱出ゲーム「PRISONER(プリズナー)囚われた記憶喪失の男」の概要
概要「世紀末の世界感、記憶喪失の男がたどる数奇な運命とは」
男は瓦礫に埋もれた古びた研究室で目を覚ました。
自分が誰で、ここがどこかなのかも思い出すことができない。
記憶を取り戻そうと、無人の研究所を探るうちに、男は信じがたい体験に巻き込まれていく。
世界の真実を知ったとき、男に待ち受けている運命は・・・。
「PRISONER(プリズナー)囚われた記憶喪失の男」の物語背景は、上のようになっています。
ひと気が途絶え荒廃した研究所、怪しい培養槽(?)や古びた血痕、そして世紀末を予感させる研究日誌の数々。男の身に何が起こったのか、世界は今どういう状況にあるのか? ミステリアスな展開にわくわくできるSFストーリーでした。
特に注目は、ハイクオリティの映像演出です。もともと映像制作事務所として活動されていたMOVIE ROCKさんならではの美麗なCG映像がオープニングやエンディングだけでなく、物語の要所で挟み込まれます。謎解きや世界感とも深く融合していて、まるで映画の世界に入り込んだような高い臨場感を感じることができました。
一方、謎解きの内容は一筋縄でいかないものが多く、難易度が高めだと言えます。ただ難しいだけではなく、カードを用いた謎解きシステムがとてもよく考えられていて、めくる楽しみやエンターテイメント性に溢れています。「よし、解いてやるぞ!」というやり応えを感じることができました(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安、その他注意事項
所要時間の目安
プレイ時間の想定は、3時間以上となっています。私は2人プレイで4.5時間かかりました。謎解きのボリュームもたっぷりあり、3時間でクリアするためには、1人プレイでストーリーを黙読しながら、謎解きに一切躓くことがなくいかないと難しいかなあと思います。
謎解きに慣れている人で「4~5時間」、慣れていない人がヒントを見ながら5時間くらいが一般的な所要時間だと思われます。
その他注意事項・プレイするためには、インターネット接続できるスマホが必要です
(進行は、ウェブブラウザを用いたウェブゲームです)
・PCやタブレットでプレイすることは想定されていません
(プレイ可能かもしれませんが、画面サイズ不適合やその他不具合があるかも)
・謎解きには筆記用具が必要です
概要のまとめ
ココがポイント
・ミステリアスな展開に目が離せないSFストーリー&高難度の謎解き
・謎解きや世界感と深くリンクする映像演出はまるで映画の世界に入り込んだよう
・プレイ時間4~5時間(公式想定 3時間以上)の大ボリューム、カードを用いた謎解きシステムはめくる楽しみがある
・推奨プレイ環境は「スマホ」(PCやタブレットでは不具合あるかも)
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「カード型謎解きと、スマホのアドベンチャーゲームが連動」
進行は、主にウェブブラウザを用いた選択式のアドベンチャーゲームでした。スマホアプリのような単体ゲームではありません。
画面上の気になる場所をタッチすることで、本棚を調べたり、通路を右に曲がったり、アイテムを入手することができます。調べることができる場所には「虫眼鏡のアイコン」、通路の分かれ道では「矢印のアイコン」など分かりやすい表示がされています。
研究所を探索していると、画面上に「DRAW 13」などとカードをめくるよう指示されることがあり、それが「謎解き問題」や「アイテム」を手に入れた合図です。謎を解き明かすことで、宝箱の鍵やセキュリティドアのロックを解除するパスワードが判明し、先に進めるようになります。
カード1枚だけでは解けない問題も多く、他のカードと合わせたり、ときには研究所内の内観や映像の中にヒントが隠されていることもありました。
また、必要のなくなったカードは場から除外するよう指示があるため、整理もつきやすく新設設計です。
画面下のヒントアイコンは、タップすることで「カードNo」が表示されます。見たい「カードNo.」をタップするとそのカードに書かれた謎解きのヒントが段階的に表示されます。分からない問題も、ヒントを見れば解けるよう調整されているので安心です。
最後の謎「巧妙に仕組まれた『まさかのトリック』を暴く」
このゲームは幾つかの章(ステージ)に分かれて進行していきますが、最後の章とその1つ前の章が特に難易度の高い問題が出題されます。
どちらも「ひらめき」を要する問題で、プレイヤーの思い込みを誘発させたり、大がかりなトリックが仕掛けられていたりと、制作側も本気の構えです。高い注意力や発想の柔軟性など総合的な謎解き力が試されました。その分、自力で解き明かしたときの達成感はとても高いです。
ヒントを見るのに抵抗のある方は、次の攻略のポイントを目安にすると参考になるかもしれません。
必要のないカードは場から除外されるシステムを逆手にとる
今、手元にあるカードは一見不必要に思えても何かに使えるかも?
※メタ的な考え方ですが、このゲームではそれも利用して解く前提で作られているようです
思い込みや固定観念を捨ててみる
一旦、頭をリセットして見ると、目の前の情報が姿や意味を変えて見えるかもしれません
ミスリードにあえて引っかかってみる
間違いだと確定させれば選択肢が減ります
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人が、じっくり腰を据えて取り組むレベル。公式ヒントが用意されており、閲覧することで誰でもクリア可能だが、謎解きに不慣れは人は楽しめない可能性有り
《攻略のコツまとめ》
・ウェブブラウザの選択式ゲーム。画面上でカードを発見し、実際のカードをめくることで謎解き問題を入手する
・必要のないカードは場から除外される。今、手元にあるカードは一見不必要に思えても何かに使えるかも?
・思い込みや固定観念を捨ててみる。一旦、頭をリセットして見ると、目の前の情報が姿や意味を変えて見えるかも
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「期待を裏切らない謎解き、あなたは複雑な物語を読み解くことができるか?」
私はMOVIE ROCKさんが企画・販売している「家庭用謎解きゲーム」をほぼ全てプレイしている大ファンですが、今回の「PRISONER(プリズナー)」も期待を裏切らない傑作の謎解きゲームでした。
新しく採用されたカード型の謎解きシステムは、従来のシステムを踏襲しながら遊びやすく進化した印象です。若干値段は高くなりましたが、パッケージがコンパクトになり、カードをめくる好奇心が刺激され、プレイ中の整理がしやすいと良いことづくめ。今までのMOVIE ROCKさんの謎解きをプレイされた経験のある人ならば、違和感なく馴染めると思います。
ストーリーはMOVIE ROCKさんらしい近未来やディストピアを連想させるSFモノ。ゲームクリアまでたどり着いたとしても、その全貌を把握するのが困難なほど壮大で複雑に入り組んだ物語は(クリア後に解説が用意されています)、読み解くことに楽しみを見いだせるかどうかで好みが分かれるかもしれません。私はとても楽しく、興奮を覚えました。
MOVIE ROCKさんの他の作品「海底基地ネオアトランティスからの脱出」や「CIPHERS(サイファーズ)」、「LAST PROPHECY(ラストプロフェシー)」などが楽しめた人には問題なくオススメできる内容です。レビュー記事も書いておりますので、未プレイの方がいらっしゃいましたら、関連記事もご覧ください。
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全体を通して探索し発見する楽しみ、徐々に解き明かしていくワクワク感や、難易度の高い問題を解き明かす達成感など、謎解きの楽しみがたっぷり詰まっています。お出かけのしずらい状況が続いていますが、長い連休のお供にも良さそうだなあと思います。
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!