攻略データ
コンテンツ名 | 謎解きアトラクション『明治探偵GAME 番外編 出会いの事件』(takarush BLACK LABEL) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 1人~(推奨4人程度まで) |
実際にかかった時間 | 1時間 |
練習になる力 | 注意力、分析力、推理力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット、LINEアプリ使用) |
購入料金 | 2,000円(税別) |
公式情報 | 明治探偵GAME番外編 出会いの事件:タカラッシュ!公式 宝探しSHOP |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 自宅に居ながら、愛知県「明治村」の風光明媚な景色と謎解きが楽しめる
- 人気シリーズ「明治探偵GAME」の番外編、お馴染みのキャラクターの出会いのエピソードを描く
- 明治探偵GAMEをプレイしたことがなくても、入門編として最適!
-はじめに-
今回の記事は、愛知県「明治村」で開催された体験型謎解きイベント「明治探偵GAME 番外編 出会いの事件」のバーチャル版を自宅で遊んでみた体験レビューです。
遠方でなかなか明治村に訪れることができない人が、実際に参加している雰囲気を楽しめるような工夫が沢山。お馴染みのキャラ達の「出会いのエピソード」にもなっており、シリーズファンにも嬉しい内容でした。
リアルな感想はもちろん、所要時間の目安や難易度、バーチャル謎解きキットとしての注目ポイントなど。購入検討に役立つ情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
バーチャル謎解き「明治探偵GAME 出会いの事件」の概要
「明治村の映像や、公演時の実際のアイテムを使用して遊ぶ」
これは不知火 奇十郎が、超能力探偵として活躍しはじめた頃のお話。
「高級ダイヤ強盗事件」
容疑者として疑われていたのは、13歳の少女「ちふね」
列車で運ばれた宝石、時刻表のトリックを見抜き、少女の疑いを晴らすことはできるだろうか?
「明治探偵GAME 出会いの事件」の物語背景は、上のようになっています。
このバーチャル謎解きキットは、2020年1月~2月に愛知県明治村で実際に行われた公演タイプの謎解きイベントを自宅で遊べるようにしたものです。
- 明治村を歩いて、探索している視線の映像を見れる
- イベント実施時に使用されたアイテムが収録
上のような特徴で、実際の謎解き公演に参加している気分で謎解きが行えます。
「明治探偵GAME」とは?
重要文化財等に選ばれる建築物を当時のままに移築した「明治村」(愛知県)。明治探偵GAMEは、明治浪漫あふれる明治村の雰囲気を生かして、毎年開催されている体験型謎解きです。
子供から大人まで幅広い層が楽しめるよう、難易度別コース分けや、超能力探偵というSF要素が人気を博し、中部地方の謎解きイベントを代表するシリーズになっています。
今回の物語は番外編として、主人公不知火奇十郎と、助手であり良き相棒でもあるちふねとの出会いのきっかけが描かれています。
シリーズファンに嬉しいスピンオフの物語はもちろん、超能力と推理をテーマにした謎解きならではの仕組みもきちんと取り入れられており、シリーズのプレイが初めての人の入門編としても最適な内容でした。
バーチャル謎解きの仕組み
この謎解きキットでは、LINEアプリのトーク機能を利用してゲームを進行させます。
具体的には、地図に沿って見たい道の番号をLINEで送信すると、そこを実際に歩いている視線の映像が送られてきます。
また、途中キーワードの報告や追加アイテムの入手(「封筒から〇〇を取り出してください」と指示される)、最終解答の報告も、LINEの送受信で行う仕組みになっています。
概要のまとめ
ココがポイント
・明治村を探索している視点の映像や、公演が実施されたときのアイテムを用いて行うバーチャル謎解き
・明治探偵GAMEの番外編、お馴染みのキャラの出会いを描くストーリー(シリーズ未プレイでも入門編として最適)
・途中キーワードの報告や最終報告は、LINEトークを使用(インターネット環境、LINEアプリが必須)
難易度や謎解きの特徴は?
「推理、ひらめき、アナログ問題がバランス良くまとまっている」
「明治探偵GAME」のタイトルの通り、謎解きに推理要素があります。ですが、ミステリー小説のように純粋に推理を楽しむというよりは、謎解きを引き立たせるようなスパイス的な位置づけです。
あくまで主旨は謎解きにあるため、ひらめき系のクイズやパズル、アナログ問題(用紙を折ったり重ねたりする)を解答することによって、「宝石を盗んだ真犯人」への推理が進んで行きます。
推理要素を味付けにしながら、ひらめきが必要になるクイズやパズル、問題用紙やアイテム類に仕掛けられたギミックを解き明かすアナログ問題などが、バランス良くまとまっていました。
途中、特別に難しく感じる問題はありませんでしたが、万が一の時にも公式ヒントが用意されているので安心です。
謎解きのポイントは「透視能力」
「明治探偵GAME」では、主人公の「不知火 奇十郎」が使用する様々な超能力によって、事件解決を目指しますが、今回クローズアップされている能力は「透視」です。
犯人や事件関係者が、隠し持っているものを透かして見てしまうことで、言い逃れができないように追い詰めていくのですから、何とも大胆不敵な探偵ですね!
この能力を再現する方法として、アイテム(用紙)を折ったり重ねたりするアナログ問題が多く用意されています。実際にどんな仕組みになっているのかは、プレイしてのお楽しみですね。
さて、この超能力を使用するには条件があります。例えば透視をする対象の色と形がわかっていなければいけないといった感じです(これは例のため実際のゲーム内容とは違います)
逆の見方をすると、条件さえ整えば、いつでも超能力を発揮できることになります。思いもよらない「まさか」の使い方をする。最後の謎解き問題など、柔軟な発想で能力を使えたときに感じる「してやったり!」感は半端ありません。明治探偵GAMEシリーズにおける謎解きの醍醐味はそこにあると思います。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人ならば、時間をかければ解けるレベル
・謎解きに慣れていない人にも、公式ヒントが用意されているので安心
《攻略のコツまとめ》
・推理要素はあるが、主旨は一般的なクイズやパズルにある。推理に悩み過ぎないように
・用紙を折ったり重ねたりするアナログ問題が多め。丁寧に作業をしよう
・謎解きのポイントは「透視能力」最後の謎解きでは、能力を発揮するための条件を柔軟に考えよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「タカラッシュ!さんの公演タイプの謎解きに参加したことない人にもオススメ」
制作されている「タカラッシュ!」さんは、全国でリアル宝探しを開催していて、その周遊タイプ(制限時間なく、現地を探索してヒントを集める)の謎解きに参加されたことのある人は多いかもしれません。
私もタカラッシュ!さんのリアル宝探しのファンですし、「明治探偵GAME」本編も本来は愛知県の明治村で行われている周遊タイプの謎解きです。
ですが、「タカラッシュ!」さんの公演タイプの謎解きも、素晴らしいものを開催しています。公演タイプのものは、制作・運営されている団体さんによって、謎解きジャンルや難易度、演出方法に違いがありますね。他の団体さんが主催するものに参加してみるのも新鮮ですし、バーチャル謎解きなら気軽に体験できますね。
今回、少し残念だったのは、せっかく用意された映像があまり謎解きに使用されていなかったことです。ルートを歩く映像を見なくても、最後の問題まで解けてしまいます。明治村に行ったことのない方は、ぜひ映像を楽しむ余裕を持ってプレイされることをオススメします。明治村の一部ではありますが、歴史を感じられる建物を風光明媚な景色とともに楽しむことができます。
所要時間は、1時間程度とボリュームを若干少なく感じましたが、それは広大な園内を実際に歩かずに済んでいるからかと思います。
遠方でなかなか明治村に行く機会が持てなかったり、公演タイプの謎解きに、敷居の高さを感じている方がいましたら、バーチャル版「明治探偵GAME」は、気軽に雰囲気を感じ取るのに丁度良い内容だと思います。
「明治探偵GAME」のバーチャル版は、他に「はじまりの事件」というものもあります。そちらのレビュー記事も書いていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
それでは、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
関連記事:【攻略、感想】バーチャル謎解きプログラム「明治探偵GAME はじまりの事件」