こちらは開催期間を終了しています。過去イベントの記録資料としてご活用ください。
攻略データ
プログラム名 | 現地調査型ミステリー「危険なビーナス 手島伯朗もうひとつの解読記録」(takarush) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系)※人数1人~ |
難易度 | ★★★★☆☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 京王線沿線(新宿より片道30~40分範囲) |
実際に要した時間 | 4時間(想定4時間~) |
特に必要となる力 | 読解力、推理力、注意力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット、LINEアプリ使用)、筆記具 |
キット購入料金 | 無料(交通費は自費) ※京王線・井の頭線各駅のフリーペーパーラック、啓文堂書店各店の特設コーナー |
公式情報 | 謎解きイベント|TBSテレビ:日曜劇場『危険なビーナス』 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- TBSミステリードラマ「危険なビーナス」のサイドストーリーを体験する参加型謎解きイベント
- 京王線の駅を巡りながら、資産家の残した謎を解き明かす推理要素のあるストーリー
- 参加費無料、1日乗車券で交通費もお得に。クリア特典の賞品(抽選)にも注目!
-はじめに-
今回の記事は、TBSドラマ「危険なビーナス」のサイドストーリーが体験できる謎解き「 手島伯朗もうひとつの解読記録」にチャレンジしてみた体験レビューになります。
制作は、全国でリアル宝探しを手がける「タカラッシュ!」さん。危険なビーナスの世界感に浸りながら、手頃な難易度の謎解きを探偵気分で楽しむことができました。
所要時間の目安や難易度といった攻略データから、交通費がお得になる1日乗車券の情報まで。参加検討されている人が気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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危険なビーナス謎解き「手島伯朗もうひとつの解読記録」の概要
「ドラマに繋がるサイドストーリー、主人公気分で謎を解き明かす」
当主が残した遺産は「30億円」とも言われる「矢神家」そのお屋敷の保管庫が何者かによって荒らされていたことが発覚する。
獣医の「手島伯朗」は、母の再婚相手が矢神家の長男だったため、子供の頃を矢神のお屋敷で過ごしていた。行方不明中の「父違いの弟」が気がかりの中、その妻「楓」から、保管庫の事件と弟の失踪が関係しているのではないかと相談を受ける。
「伯朗」は、現場に残されていた「謎めいた暗号」を頼りに捜査を行うことに。失踪してしまった弟の行方、そして「楓」に惹かれていく「伯朗」の行く末は――。
「危険なビーナス 伯朗もうひとつの解読記録」の物語背景は、上のようになっています。
この謎解きイベントの特徴は、TVドラマの世界感をそのままサイドストーリーとして体験できる「参加無料のタイアップイベント」であることです。
ドラマ本編につながる「エピソード0」とも言えるストーリーや、所々に仕込まれた描写は、ドラマ視聴者が思わず「ニヤリ」とできる内容です。
京王線の駅を巡る探索そのものが、今回のストーリーとリンクすることで謎解きに臨場感がありました。読む文章が多いですが、電車に乗って移動する間に目を通すと丁度良い分量です。
副題に「現地調査型ミステリー」と付いているので、訪れた先で刑事みたいな調査をするのかと期待してしまいましたが、調査要素は少なめ。
ヒントの書かれた張り紙を探したり、現地の景観を利用した謎解きをする、周遊タイプ謎解きのオーソドックスな内容でした。
所要時間の目安
私は、京王線の新宿駅から始め、最終問題を解き明かすまでに約4時間かかりました。公式サイトの案内「想定4時間~」と大きく違いはありませんでした。
交通手段が電車になるため、移動にかかる時間は、誰でもだいたい似たようなものになると思います。謎解きで大きく悩まない限りは、4時間程度が目安になります。
無料冊子の入手場所
今回、全ての謎解き問題は「LINEアプリ」の「危険なビーナス公式アカウント」より送信され、回答もLINEのトーク機能を利用します。LINEアプリの使用と、公式アカウントの登録が必須です。
配布の無料冊子が無くてもプレイすることが可能ですが、書き込みができた方が問題を解くのにスムーズなため、冊子があった方が便利でした。無料冊子には、筆記具の付属はないため、持参する必要があります。
《無料冊子の配布場所》
・京王線・井の頭線各駅のフリーペーパーラック
・啓文堂書店各店の特設コーナー
※いずれも在庫がなくなり次第、配布終了となります
1日乗車券で交通費をお特に
公式サイトに案内がありませんが、無料冊子では「京王線・井の頭線一日乗車券」の利用がお勧めされていました。
《京王線・井の頭線一日乗車券》
・大人 900円(税込)
・小人 450円(税込)
※発行日当日に限り、京王線・井の頭線の全線が乗り放題
今回の謎解きでかかる交通費を仮にSuicaで計算してみると、大人1,393円(税込)※になりました。大人493円お得になりますね。
※京王線新宿駅を起点にして、再び新宿駅まで戻ってくるコースで計算しています
謎解きクリアで、関連賞品が当たる
謎解きを最後までクリアすると、ドラマや京王線の関連グッズを賞品とした抽選に応募することが出来ます。
応募には、今回の謎解きの感想などアンケートに答える必要があます。また、賞品を選択することはできません。全ての賞品の中からランダムで抽選される形式です。
京王ギフトカードが当たったら嬉しいですね~!
デジタルアイテムの配布
タカラッシュさんのイベントでは欠かせない「デジタルアイテム」の配布もあります。集めている方は、ぜひ最後までクリアして、ゲットしたいですね!
これは、無料WEB会員コンテンツとして、謎解きに関連した「宝物」のデジタル画像がコレクションできるものです。タカラッシュ!さんが制作する多くの謎解きプログラムで採用されています。
概要のまとめ
ココがポイント
・TBSドラマ「危険なビーナス」のサイドストーリーが体験できる参加無料の謎解きイベント
・京王線の沿線を巡りながら、ストーリーや謎解きの内容も現地とリンクする臨場感
・プレイには「LINEアプリ」と公式アカウントの登録が必須、無料冊子の利用(筆記具持参)推奨
・「京王線・井の頭線一日乗車券」の利用で交通費をお得に
謎解きの特徴は?
「推理要素のあるロジック問題、公式サイトで人物相関を確認しておくと◎」
謎解きの内容は、一般的なクイズやなぞなぞ問題に現地の景観(看板や建物の装飾など)を絡めたものが主になりますが、一部、推理要素を絡めた「ロジック問題」がありました。
登場人物たちのアリバイから、時系列でそれぞれの行動を整理して、消去法で犯行が可能な者を特定するものです。推理ゲームやミステリーものではよく出題されるパターンですね。
丁寧な公式ヒントも用意されているため、「どうしても分からない!」という事態にはならないと思います。
推理や一部の問題では、文章を読み込むことが必要になります。そこで厄介だったのが複雑な人間関係です。
この謎解きではドラマの設定をそのまま用いているため、登場人物も多く、父違いの兄弟やら、血のつながらない養子やら、「あれ、この人誰だっけ?」となりがちです。
小説やドラマではそれらの複雑な人物相関に面白みがありますが、今回の謎解きには関係のない要素も多く、一度気になると謎解きに集中できません。
公式サイトから「家系図」をさらっ見ておくだけで、格段に理解がスムーズになりました。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・クイズやなぞなぞに現地の景観(看板や建物の装飾など)を絡めたオーソドックスな謎解き(公式ヒント有り)
・一部に推理・ロジック問題あり(アリバイを時系列に整理)
・公式サイトから「家系図」を見ておくと、文章の読み込みがスムーズに
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「鉄道・電車系謎解きを多く手がけるタカラッシュ!さんらしい謎解き」
今回の謎解きを制作している「タカラッシュ!」さんは、京王線を舞台にした謎解きを毎年手がけています。他にも鉄道各社と多くのコラボをしており、「危険なビーナスもうひとつの解読記録」も、その豊富な経験が生かされた内容でした。
電車に乗って知らない街へ向かうワクワク。意外なスポットを知れたりや、車窓を流れる景色にちょっとした旅情を感じたり。スタンプラリーとはまた違った、謎解きを通して、物語世界に迷い込むような臨場感は、参加型謎解きならではの体験ですね。
また、謎解きを通してドラマに興味が持てる作りにもなっています。ちょっとだけ残念だったのは、TVドラマへの誘導のために、謎解きのラストのオチが弱い印象だったことです。スッキリしないといいますか。タイアップでは仕方のないことでしょうか。
ドラマの原作はミステリーやサスペンスで人気の東野圭吾さんの小説、主演も妻夫木聡さん、吉高由里子さんと豪華です。謎解きをきっかけにして、秋のドラマに注目してみるのもいいかもしれませんね。
それでは、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!