こちらの公演は開催期間を終了しています。過去イベントの記録資料としてご活用ください。
攻略データ
プログラム名 | ナゾトキ宝探し「放課後の手紙と消えた彼女」(タカラッシュ!) |
謎解きスタイル | 周遊型(電車、街歩き系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | 《1章》★★★★☆☆☆☆☆☆(10段階評価) 《2章》★★★★★★☆☆☆☆ 《アナザーストーリー》★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
移動距離 | 《1章》総武線及び京葉線沿線(千葉県内) 《2章、アナザーストーリー》JR外房線沿線 |
実際に要した時間 | 《1章》3.5時間(公式想定3~4時間) 《2章》5時間(公式想定7時間~) 《アナザーストーリー》3時間(公式想定3~4時間) |
特に必要となる力 | 記憶力、注意力、推理力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※ポケット付バインダ―あると便利 |
キット購入料金 | 《1章、アナザーストーリー》無料、 《2章》500円(税込) ※2章キットはサンキュー千葉フリーパスの提示で無料 ※販売場所や入手条件の詳細は、記事を参照 |
公演情報 | 千葉房総を巡るナゾトキ宝探し「放課後の手紙と消えた彼女」|リアル宝探し・謎解きならタカラッシュ! |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 千葉外房沿線の街を巡る、旅行気分で楽しめるナゾトキ&リアル宝探し
- 1人の少年の成長を見守るような「ボーイミーツガール」ストーリーに感情移入
- 大人も熱中できる謎解き、用紙を折ったり重ねたりアナログ問題やスマホを使用した演出も(2章)
-はじめに-
今回の記事は、千葉外房線の駅や周辺の街を巡るナゾトキ宝探し「放課後の手紙と消えた彼女」にチャレンジしてみた体験レビューです。
外房線の観光地や意外なスポットを旅行気分で巡りながら、移動の列車内では「謎解き」や「物語」をゆっくり楽しむことができました。
謎解きの難易度や交通費・所要時間の目安、道中の立寄りスポットやグルメ情報まで、参加を検討されている人に役立つ情報を徹底紹介。読むだけで千葉外房を訪れた気分にもなれるような写真も満載です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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千葉外房を巡るナゾトキ宝探し「放課後の手紙と消えた彼女」の概要
「探索範囲の違う3章構成、千葉外房を中心にプチ旅行&ナゾトキ」
図書館の本に挟まっていた1通の少女の手紙。
「わたしと秘密の文通をしましょう」
「君は誰なの?」
少年が手紙で尋ねると、少女は自分が隠した宝箱を見つけられたら教えてくれると言う。
宝の在処を示す暗号を頼りに、放課後の冒険がはじまる――。
ナゾトキ宝探し「放課後の手紙と消えた彼女」は、上のような物語背景ではじまります。
全3章構成になっており、それぞれ次のような特徴がありました。
《1章:小学生編》
ストーリー:主人公の少年期を描く。文通相手の少女の正体を探るストーリー
探索エリア:JR総武線・京葉線(千葉県内)
謎解き:難易度は易しめ、周遊がメインになる宝探し
《2章:高校生編》
ストーリー:高校生になった少年。失踪した少女の行方を捜すストーリー
探索エリア:JR外房線(千葉~勝浦ほどまで)
謎解き:1章に比べ難易度アップ、本格的謎解きと移動も長距離
《アナザーストーリー》
ストーリー:大人になった少年と少女の後日譚
探索エリア:JR外房線(安房鴨川~千葉ほどまで)
謎解き:難易度易しめ、2章のオマケ的な内容
1章と2章は物語として繋がっていますが、謎解きは独立しているためどちらか一方のみのプレイでも問題ありません。アナザーストーリーのキットを貰うためには、2章で配布されるトートバックと「クリア時に示されるキーワード」が必要になります。
同時期に開催中の内房線を巡るナゾトキ宝探し「ちばたん」に比べて、ストーリー性が強く、特に2章はスマホと連動した演出やカード類を使用したアナログ問題など、大人がじっくり楽しめる謎解きになっていました。
全般的に宝探しというよりは「どこへ向かうかわからない謎解きの旅」といった感じです。探索はほぼ屋外で、降車駅の周辺を10~20分ほど街歩きすることが多く、千葉外房の観光地や意外なスポットを巡ることができました。
所要時間まとめ(1日でプレイ可?)
「放課後の手紙と消えた彼女」の全3章を合わせるとなかなかのボリュームでした。私がプレイに要した所要時間は次のようになります(2日プレイをまとめたものです)
《各所要時間》
1章:3.5時間 ※公式想定3~4時間
(移動時間:15分)
2章:5時間 ※公式想定7時間以上
(移動時間:30分)
3章:3時間 ※公式想定3~4時間
計 約12時間
1日で全3章をプレイすることも不可能ではありませんが、謎解きとはまた違った難易度の高さ(時間との勝負)があります。
純粋なプレイ時間以外に、外房線ダイヤの待ち時間を考慮する必要があります。場所によっては1時間に1本しか列車が来ない駅もざらではありません。
また、1章では千葉駅と千葉みなと駅を結ぶ「千葉モノレール」を有効活用するとだいぶ時間が短縮されます(上の実例では千葉モノレール使用)但し、千葉モノレールは、後述の「サンキュー千葉フリーパス」は使用できないので注意してください。
1日で全3章クリアを目指される方は、次のポイントを参考にしてみてください(クリアを保証するものではありませんのでご了承ください)
1日で全クリアを目指す
《ポイント》
・1章最初の駅を6~7時頃スタート(所要12時間以上を想定)
・1章 総武線と京葉線の接続に「千葉モノレール」を有効利用
※サンキュー千葉フリーパス使用対象外(千葉~千葉みなと199円)
・各降車駅では、周遊スタート前に次の列車時間を確認、目標にする
・2章最終問題は周遊の必要なし。3章キット配布駅(安房鴨川)への列車内でプレイ
とはいえ、やはり今回の「放課後の手紙と消えた彼女」を十分楽しむためには、2日に渡ってプレイするのがオススメです。後述のオススメコースもご覧ください。
交通費(お得なフリーパスなど)の考察
今回のプレイでは「サンキュー千葉フリーパス」を使用しました。これは千葉県内のJR線と一部の私鉄・バス・フェリーなどが、連続する2日間乗り放題になるフリーパスです。
《サンキュー千葉フリーパス》
大人:3,970円
子供:1,980円
利用期間:2020年9月1日~2020年11月30日まで(販売~11/29)
発売場所:千葉県内の主な駅と久里浜駅(指定席券売機)
※久里浜駅での販売は当面延期中
※首都圏からの乗車券セット「サンキュー千葉フリー乗車券」は発売延期中
公式リンク:JR東日本 おトクなキップ
「サンキュー千葉フリーパス」を使用しなかった場合の交通費を計算してみました。
《全てSuicaで移動した場合の交通費》
総武線 千葉県内最初の駅「市川」始点で計算
1章の交通費:1,274円
1章→2章移動:199円
2章の交通費:1,342円
2章→3章移動:418円
3章の交通費: 1,100円
帰路(最終駅から市川まで):990円
計 5,323円
また、2章謎解きキットは、通常500円ですが、サンキュー千葉フリーパスの提示で無料になります。
諸々考慮すると、私の場合 大人1,853円お得になりました。これを利用しない手はありませんね。
章ごとに違う「キット配布場所」まとめ
「放課後の手紙と消えた彼女」は、章ごとにキット配布場所が異なります。また、一部入手に条件があります。
《1章:小学生編》
配布場所:首都圏(千葉県内含む)JR東日本の主な駅のフリーペーパーラック
配布時間:各駅営業時間内
キット料金:無料
《2章:高校生編》
配布場所:チーバくん物産館千葉駅前店(JR千葉駅東口より徒歩5分)
配布時間:9:30~19:00
キット料金:500円(サンキュー千葉フリーパス・乗車券提示で無料)
《アナザーストーリー》
配布場所:NewDaysミニ安房鴨川1号店(安房鴨川駅改札出てすぐ右)
配布時間:6:30~20:00
キット料金:無料(2章で貰えるトートバッグ及び2章クリアキーワードの提示が必要)
公式リンク:キット入手場所について(開催概要内に記載あり)
おすすめのプレイコースは?
オススメのプレイコース(遊び方)は、次のようになります。
1日目(想定5~6時間)
・午前中(10~11時)1章スタート
・最初の駅で「サンキュー千葉フリーパス」購入
・1章クリア後、千葉モノレールで「千葉駅」へ移動
・2章スタート(千葉駅の問題まで)
2日目(想定:6~7時間)
・午前中(10~11時)2章2つ目の駅からスタート
・2章最終問題を列車内で解きながら、「安房鴨川駅」へ移動
・3章プレイ
1章からサンキュー千葉フリーパスを最大限に利用。1日目に2章途中までプレイすることで、2日目に余裕が生じて、周辺観光も出来ます。
連続した2日間のプレイが無理な場合は、初日は1章クリアまで。次回サンキュー千葉フリーパスを購入することで2章キットを無料でゲットできます。
3章はオマケ的な内容かつスタート地点が「安房鴨川」と遠方になるため、これだけを1日単独でプレイすると移動が大変になります。2章とセットがオススメです。
概要のまとめ
ココがポイント
・千葉外房線を巡るナゾトキ宝探し、章ごとにスタート地点や探索範囲が変わる(全3章)
※探索は、ほぼ屋外のため天候に注意
・主人公の少年が少女に出会い、大人になるまでを時系列に沿って描く壮大なストーリー
・2日間にわけてプレイするのが、周辺観光もできておすすめ
・サンキュー千葉フリーパスの利用でとてもお得に(千葉県内JRなど乗り放題、2章キット無料)
・3章キット入手時に、2章で貰うトートバッグと2章クリアキーワードが必要
謎解きの特徴は?
1章『少年編』お子さんも楽しめる宝探し中心
難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆(10段階評価)
所要時間:3.5時間(探索可能 始発~21:00)
探索エリア:JR総武線・京葉線(千葉県内)
※所要時間は、私が実際にかかった時間です
1章は謎解きよりも周遊がメインの印象でした。謎めいた指示に従って現地を探索する、どこに向かうかわからないワクワクに焦点があります。
最初に向かう5つの駅は順不同で、駅名が記号で示されていますが、路線図上に描かれた記号と対応しているだけで謎を解く必要もありませんでした。
5つの駅を周遊して得た情報から「最終指示」を導き出し、その通りに行動するステップが最も楽しいポイントです。
謎解きのフリーペーパーは、千葉県を含む首都圏の主な駅で配布されています。まずは手に入れておいて、最初の5つの駅をどんな順番で巡るか検討しておくといいかもしれませんね。
2章『高校生編』本格的謎解き、移動も長距離
難易度:★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価)
所要時間:5時間(探索可能 9:30~21:00)
探索エリア:JR外房線(千葉~勝浦ほどまで)
※所要時間は、私が実際にかかった時間です
1章に比べて謎解きの難易度は、ぐんとアップします。外房線を中心に移動距離も長く、旅情感も高まりました。
まずはキット入手場所である千葉駅周辺で探索する必要があります。その後は、外房線のいくつかの駅を巡ることになりますが、基本の流れは、
・降車駅周辺を探索
・謎解き → 次に向かう駅名が判明
・列車内で謎解き → 次の駅で探索する場所や指示が判明
上記の繰り返しになります。
謎解きの内容は、筆記問題以外にも、付属のカード類を利用したアナログ問題(折ったり、重ねたり)やスマホと連動したインターネット上の問題もあります。
本格的な謎解きになりますが、謎解きに慣れている方であれば問題なく解けるレベルです。慣れていない方は多少手こずるかもしれませんが、丁寧な公式ヒントが用意されているので安心です。
攻略ポイント
多くの駅で列車間隔が30~60分に1本でした。特に上総一ノ宮駅以降は単線区間があるため、極端に列車本数が少なくなります。
降車駅に着いたら、まずは次列車の発車時間を確認(プレイ中、下り一方通行で戻ることはありません)その時間までに戻ってくる目標を立てるといいと思います。
ゆっくり周辺観光をする場合も、目標の列車時間は持って行動したいですね。
その他注意事項
・インターネット上のコンテンツを見る機会が多くなるため、スマホ充電に注意。充電器を持って行くと安心です。
・カード類を利用したアナログ問題が多く、ポケット付きバインダーがあると便利です。細かいアイテム類はトートバッグ内でもごちゃごちゃしちゃいますね。フリーパスや乗車券も、収納できて取り出すときに素早く対応できます。
私は次のものを使用しています。1枚持っていると、今後も重宝しますね。よろしければご参考ください。
アナザーストーリー『青年編』余韻のあるオマケ的内容
難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆(10段階評価)
所要時間:3時間(探索可能 6:30~21:00)
探索エリア:JR外房線(安房鴨川~千葉ほどまで)
※所要時間は、私が実際にかかった時間です
アナザーストーリー(3章)オマケ的位置づけで、謎解きも探索の内容も軽めの印象でした。できれば2章クリア後にそのまま安房鴨川まで足を延ばして、同じ日にプレイしてしまうのがいいかなあと思いました。
3章だけを単独で1日プレイするとあっけなく感じてしまいます。その場合は安房鴨川の周辺観光を楽しみながら行うといいと思います。
全3章の終わりを飾る余韻のあるお話に注目ですね。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・1章は周遊メイン、2章は本格謎解き(公式ヒント有り)、アナザーストーリはオマケ
・降車駅に着いたら、まず時列車の発車時刻をチェック。時間に目標を持とう
・2章はアイテム類多いので、ポケット付きバインダーがあると整理もついて便利
・2章は長時間かつ、最後までスマホを利用するため充電に注意
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「少年の成長を見守る物語、大切な人と過ごす時間に彩りが貰える謎解き」
小学校の放課後、秘密の文通を通して少年は少女に出会い、やがて高校生になった2人がすれ違いながらも互いを意識していく王道の「ボーイミーツガール」なお話でした。
全3章構成ですが、少年から青年期までの時系列に沿って少しずつお話が展開していくため、感情移入がしやすく、1人の少年が大人になっていく成長を微笑ましく、時にはハラハラしながら見守っている気分は、もうほとんど保護者感覚でした(笑)。
また、外房線を巡る旅では、有名な観光地からきっとその土地の人しか知らない場所まで訪れることができました。
ある街では、通りすがりの見知らぬ高校生に「こんにちは」と挨拶されたのですが、咄嗟に笑顔で返せませんでした。自分が忘れていた純粋な気持ちの一端に触れた思いでした。
一方、とある駅では電車がトラブルにより大遅延してしまい、2時間近く立ち往生(記事内の所要時間から、遅延時間は抜いています)静まりかえったホームの待合室でうとうと寝てしまったり。そんなこんなのあれこれも、旅の良い思い出ですね。
「放課後の手紙と消えた彼女」は、恋人や友人、家族と一緒に過ごす時間に彩りを添えてくれるような、そんな謎解きプログラムだったと思います。大切な人を誘って、旅行気分の謎解きにお出かけしてみてはいかがでしょうか。
勝浦の海の幸「大きなエビと穴子の天丼」
途中立ち寄った「勝浦」では、海が近いこともあって新鮮な海の幸が楽しめました。
勝浦駅前の「海鮮本陣 魚祭」で、立派なエビや穴子の乗った天丼(1,400円税別)と鯵の刺身(1,000円税別)をいただきました。
エビは頭の味噌まで楽しめます。鯵は新鮮で身がブリブリ。駅近で利便性も良いためか、有名人が訪れたサイン色紙もたくさん貼り出されていました。そんなサイン色紙を眺めるのも、旅気分を盛り上げてくれますね。
「放課後の手紙と消えた彼女」は千葉外房を巡る内容ですが、千葉内房を巡るナゾトキ宝探し「ちばたん」も同時開催中です。こちらはファミリーで挑戦するのに丁度良い内容です。よろしければ関連記事もご覧ください。
それでは、最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました!
【攻略、感想】千葉房総を巡るナゾトキ宝探し「ちばたん」
千葉内房線沿線を巡る謎解き「ちばたん~千葉元気探検隊」に挑戦してみたレビュー記事です。千葉、木更津、浜金谷、館山を歩いてみて発見できる景色や、町の魅力に触れることができました。所要時間や、各駅の注目ポイントなど攻略データも充実しています。
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