2021年開催「WEST CODE タイムトレインの切符」のレビュー記事は、次の関連記事をご覧ください。 西武新宿線、池袋線を巡る謎解き「WEST CODE」の2021年版に挑戦したレビュー記事です。所要時間や難易度など攻略に役立つデータや、お得な1日乗車券の詳細、西武鉄道で3編に分かれるこの謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。 続きを見る
【攻略、感想】WEST CODE タイムトレインの切符(2021年版)
以下は2020年版レビュー記事です。過去イベントの記録資料としてご活用ください。
攻略データ
公演名 | WEST CODE~鉄道が繋ぐ未知なる宝の物語~(タカラッシュ!) |
公演のスタイル | 周遊型(鉄道・電車系)※推奨人数1~4人 |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 西武新宿線、池袋線沿い(新宿、池袋より30~40分範囲) |
実際に要した時間 | 4時間(想定4.0時間以上) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
必要なもの | 筆記具、スマホやタブレット(インターネット使用) ※バインダ―あると便利 |
キット購入料金 | 無料(西武線各駅で配布、小竹向原駅除く) ※別途交通費(1日乗車券1,000円) |
公演情報 | WEST CODE ~鉄道が繋ぐ未知なる宝の物語~|西武鉄道|リアル宝探し・謎解きならタカラッシュ! |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- 西武新宿線、池袋線の駅を電車に乗って巡る謎解き。新スポットや意外な景色に出会えるかも!?
- 謎解き冊子は無料、1日乗車券でお得に周遊できる。各コースクリアで素敵な賞品も(抽選)
- 暗号解読をテーマにしたミステリアスな世界観。謎解き心をくすぐられるギミックにも注目
-はじめに-
今回の記事は、西武新宿線、池袋線沿線を周遊する謎解き「WEST CODE~鉄道が繋ぐ未知なる宝の物語~」を遊んでみた体験レポートです。
周遊だけでなく、暗号解読をテーマにしたミステリアスな世界観や、問題冊子に仕掛けられたトリックも楽しい謎解きプログラムでした。
難易度や2つのコースの所要時間目安、お得な1日乗車券の情報など参加を検討されている人に役立つ情報はもちろん、既に参加された人の振り返りにも楽しい内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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西武鉄道新宿線、池袋線謎解き「WEST CODE」の概要
2つのコースを巡って最終問題に挑戦!大ボリューム謎解き
ある日、西武鉄道に異変が起きる。
車内モニターや、駅の案内表示板に「謎の文字列」が表示され、誰の仕業なのか目的も不明。
西武鉄道の全システムへのハッキングという事態に、専門機関が対応にあたり、謎の文字列「WEST CODE」の解読に成功する。
しかし、解読して表れたのは「さらなる暗号」と「宝ガネムル」という謎めいたメッセージであった――。
「WEST CODE~鉄道が繋ぐ未知なる宝の物語~」は、上のような背景で、西武鉄道が公表した「謎の暗号」に挑むというシチュエーションです。
謎の暗号を巡るミステリアスな世界観が、どこか硬派なイメージを演出していて、探偵やスパイ、ハッカーなんかになったつもりで楽しめる内容でした。
西武池袋線の駅を巡る「Aコース」、西武新宿線の駅を巡る「Bコース」、2つのコースをクリアした者だけが挑戦できる「最終キーワード問題」の3つに分かれています。
各コースの所要時間
私が実際のプレイにかかった時間は、
Aコース(西武池袋線):60分
Bコース(西武新宿線):90分
最終キーワード問題:45分
Aコース⇔Bコース間の移動:45分
計 240分(4時間)
※Bコース→Aコース→最終問題の順にプレイしました
※途中10:00~19:00しか入れないエリアがありました
でした。1日で全てをクリアしようと思った場合は、時間に余裕をもってスタートしたいですね。特にコース間の移動に思いのほか時間がかかったので注意が必要です。
また、移動には次項の「1日乗車券」を利用することで、お得に周遊することができました。
謎解き1日乗車券を買おう!
今回の謎解きに合わせて西武鉄道では『WEST CODE』西武線謎解き1日フリーキップが販売されています。価格は大人1,000円、小人500円です。
私は西武新宿駅からスタートしましたが、フリーキップを利用しなかった場合、乗車料金は1,700円以上(周遊先の駅で、謎解きに必要な情報は改札外になります)、帰りの乗車料金も合わせると2,000円以上かかる計算になりました。フリーキップの利用でかなりお得になりますね。
問題冊子を手に入れよう
問題冊子は、西武線各駅(小竹向原駅を除く)で配布とありましたが、私が7月24日に周遊した時点では、あまり各駅に設置されているのを見かけませんでした。
これから設置されるのか、その日の分は無くなってしまったのか、分かりづらい場所にあったのか・・・。念のため、問題冊子が手に入りやすい大きな主要駅から始めることをオススメします。
※公式サイトより、問題冊子をダウンロードすることもできますが、両面印刷で冊子の形態を作らないと謎解きに支障があるため、駅で入手するのが手っ取り早いと思います。
フリーペーパーラックではなく、改札窓口などに置かれているようです。西武新宿駅では、自動改札わきの有人改札に設置されていました。
賞品に応募しよう!
タカラッシュさんの無料宝探しではお馴染みの「スポンサー賞品」も用意されています。「鉄道部品セット」など鉄道ファンに嬉しいものから、商品券やお菓子詰め合わせなども。
コースのクリア状況によって、応募できる賞品が変わります。私はお菓子(クッキー)詰め合わせに応募しました。
また、タカラッシュさんのイベントでは欠かせない「デジタルアイテム」の配布もあります。集めている方は、ぜひ最終キーワードまで解き明かして、ゲットしたいですね!
デジタルアイテムとは?
無料WEB会員コンテンツとして、謎解きに関連した「宝物」のデジタル画像がコレクションできるものです。タカラッシュ!さんが制作する多くの謎解きプログラムで採用されています。
《その他注意事項や持ち物》
筆記具は付属ないため、持参が必須です
ヒントの閲覧、各コースクリアキーワードと最終キーワードの報告はネット上で行います。スマホやタブレットが必要です
立ったまま謎解きをする機会も多くなるため、バインダーがあると便利です。細かなアイテム類を収納できるポケット付きで、持ち運びがコンパクトな折りたたみタイプがオススメ。シンプルなものが1つあると今後も重宝しますね。私は次のものを使用しています。
概要のまとめ
ココがポイント
・暗号解読がテーマのミステリアスな世界観にマッチした本格的な謎解き
・西武池袋線「Aコース」、西武新宿線「Bコース」、2つのコースクリアで挑戦できる「最終キーワード問題」の3つに分かれている
・Aコース、Bコースはどちらからでもプレイ可能
・筆記具、インターネット接続できるスマホやタブレット必須。バインダーがあると便利
・謎解き1日フリーキップ(大人1,000円、小人500円)の利用で乗車料金がかなりお得に
謎解きの特徴は?
西武池袋線(Aコース)と新宿線(Bコース)は序章!?
Aコース、Bコースの両方共に、謎の難易度はさほど高くありません。やはり本題は後述の「最終キーワードを導く問題」です。ぜひ、両コースをクリアして最終問題にチャレンジしたいところです。
両コースともオーソドックスな「クイズ」「パズル」「なぞなぞ」がメインです。問題のところどころが虫食いになっており、周遊で情報をゲットしないと解けない仕組みになっています。
(1)改札外で情報をゲット
(2)謎解き
(3)次の駅名が判明
(4)電車に乗って移動
以上の流れを繰り返していきます。
各駅で訪れる場所は、改札外になりますが、どこも改札を出てから数秒~3分ほどでたどり着ける範囲です。
私は、次の電車が来る前まで(7~8分間隔)に、謎解きを終了させることができていたので、かなり急ぎ足だったと思いますが、それでも全体の所要時間は4時間かかりました。やはり移動にそれなりの時間がかかりますね。
Aコース、Bコースのどちらからでも始めることができますが、平行して解くことはできません(非効率になります)。どちらか一方をクリアしてから次のコースに取りかからないと、とんでもなく時間がかかってしまいます。また、各コースとも前の駅の問題を解かないと、次の駅名が分からないようになっています。
問題の順番に従って、順序よく解いていくのが一番ですね。
手の込んだギミックが楽しい「最終キーワード問題」
Aコース、Bコースのクリアキーワードが判明すると、最終キーワードを導くための問題も分かる仕組みになっています。
最後の問題は、A、B各コース以上のボリューム。難易度もぐんと跳ね上がります。最終キーワードの判明までに駅へ向かう必要のある移動は1回です。テーブルや椅子のある落ち着ける場所で、じっくり解く必要があります。
単純なパズルやクイズではなく、A、B各コースの内容も振り返る総合的な問題や、問題冊子をフル活用したギミック(切ったり、折ったり、重ねたりして仕掛けが現れる)にビックリできました。
丁寧な公式ヒントが用意されているので、どうしても解けない事態にはなりません。が、ゆっくりマイペースでもいいので、自力で最後まで解き切ると、達成感もより高くなりますね!
今回の謎解きでは、2コースクリア後、最終キーワードの判明までにも周遊の必要があります。できれば各コースのクリア駅か、近辺の主要駅で解くのがいいと思います
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・各コース4つの駅、計8つの駅を周遊するが、平行して進めることはできない
※前の駅の問題を解かないと次の駅がわからない。池袋線、新宿線を平行プレイするのは非効率
・最終キーワードを導く問題でも駅へ向かう必要が有り(1駅)
・最終キーワードを導く問題は、A、B各コース以上のボリューム。テーブルや椅子のある落ち着いたスペースで
・全ての謎を解き明かすのに4時間以上の大ボリューム。余裕をもって参加しよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「最終駅へ行かずに帰って大失敗!暗号解読という世界観にワクワク」
最終キーワードを導き出すための謎解きは、とても手が込んでいて、解き明かした時に感じる達成感や喜びはとても高いものがありました。
それぞれの沿線を巡るA、Bコースの謎解きは、多少のお使いゲーム感覚がありますが、そこは西武沿線の景色を楽しんだり、どこに向かうかわからないドキドキを味わう部分と思って楽しめました。
周遊+冊子キットの仕掛け(ギミック)による謎解きは、王道の内容ではありますが、この「WEST CODE」は暗号解読というミステリアスな世界観が加わることで、また新鮮な謎解きになったと思います。
今回、大失敗だったのは「最終駅」に行かずに帰ってしまったことです・・・。予定があり急いでいたこともあったのですが、他の似たような周遊謎では、最終問題は自宅でも解けますというパターンが多いので、すっかりそのつもりになってしまいました。
後日、最終駅に行き直し無事にクリアすることができましたが、せっかくのフリーキップが少しもったいなかったなあと。早とちり&おっちょこちょいを何とかしたい・・・。
西武線を巡る謎解きでは、西武グループのコンビニ「トモニー」を舞台にした謎解き「コンビニナゾトキ」が今年の春まで開催されていました。ウサギの探偵など、カワイイ動物キャラの活躍とは裏腹に、なかなか手応えのある謎解きでした。残念ながら開催期間は終了してしまいましたが、こちらもまた続編が出てくれると嬉しいです。
普段は利用しない駅に降り立ってみるワクワクが鉄道謎解きの醍醐味ですよね。日常で西武線を使わない人も、沿線にお住まいの方も、この機会に知らない駅へお出かけしてみてはいかがでしょうか。
それでは最後までブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました! この記事が参考になりましたら、下の各SNSボタンより紹介して頂けると幸いです。