【エヴァ脱出、攻略・感想】崩壊するネルフからの脱出（ネタバレ無し）

こちらの公演は開催期間を終了しています。過去イベントの記録資料としてご活用ください。

－はじめに－
今回のブログ記事は、リアル脱出ゲームとエヴァンゲリオンがコラボした「崩壊するネルフからの脱出」にチャレンジした体験レポートです。

ホール公演で行われるエヴァ脱出は5年ぶり。このリアル脱出ゲームの為に書き下ろされたオリジナルストーリーで、ミサトさんやシンジくんなどお馴染みの登場人物たちと協力して使徒の撃破を目指します。臨場感あふれる「殲滅作戦」は、手に汗握る展開でした。

リアルで率直な感想、難易度や所要時間の目安、コラボ商品の情報まで、参加を検討されている人に役立つ内容になっています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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「崩壊するネルフからの脱出」概要と特徴

「上司はミサトさん！？ネルフ職員となって危機を乗り越えろ」

新入ネルフ職員としての配属式のまっただ中、突然に鳴り響くアラート音。地響きとともに崩壊する建造物。混乱する式場に、使徒の襲来を告げるアナウンスがもたらされた。

通信網が破壊されパニックに陥るネルフ本部。自分たちだけが訓練用端末を通して、司令官である葛城ミサトや、エヴァパイロットたちと連絡できる状況にあった。

今、使徒に対抗できる作戦を考え、パイロットと連携できるのは自分たちしかいない。

そんな状況ではじまる「崩壊するネルフからの脱出」ですが、今回は「戦略型」リアル脱出ゲームです。

盤面とコマが用意され、敵や周囲の情報を分析・作戦を考えていく。パズルや暗号を解き明かしていくといういうよりは、チェスや詰め将棋のような知略にとんだ内容になっています。リアル脱出ゲームで「作戦もの」を扱うときに多いタイプですね。

また、新入ネルフ職員である自分たち6人には、3つの配属先が決まっています。どんな部署があるかはプレイしてのお楽しみですが、それぞれの特性に応じた役割分担も今回の特徴になっていました。

機密情報にアクセスできる人、戦況分析が得意な人、作戦ショミレーションを協力して行うなど、危機迫る状況で敵に挑む臨場感をリアルに感じることのできる内容です。

一方、演出は「音声」と「静止画像」がメインです。ムービーシーンはほとんどありません。期待をされたファンの方は少し残念かもしれませんね。ただし、音声はオリジナルストーリーのために撮り下ろした新作フルボイスです。ストーリーを盛り上げるキャラクターたちの声を聞くと、テンションが上がりますね。

 

1チーム6人オーソドックスなチーム制

私は東京公演（東京ミステリーサーカス 小ホール）に参加しましたが、感染症対策のため14テーブル中4テーブルが間引かれていました(20.06.27現在)

全国20都市ほどでの公演が予定されています。会場によりチケット料金やテーブル数は異なりますのでご注意ください。

リンク先：公式チケット情報

1チーム6人のオーソドックスなタイプのチーム制です。6人未満で参加される場合は、当日、知らない人とのマッチメイクがされます。お友達とはなるべく同じチームになるよう調整してもらえますが、人数によってはわかれてしまう場合もあります。揃ってプレイしたい場合は「グループチケット」がオススメです。

最近は4人以下の公演も多くなったため、6人チームが初めての人も、いるかもしれませんね。私も6人チームは久しぶりでした。グループチケットで友達同士ではありましたが、人数が多くなると情報共有のハードルが高くなります。今何をしているのか、皆が同じようにわかっていることを特に意識してプレイをしました。

 

概要と特徴まとめ

謎解きの特徴は？

「通信システムによる連携プレイが勝敗の決め手」

今回の謎解きの特徴は「音声通信による連携プレイ」です。詳細はプレイしてのお楽しみですが、配属先の部署ごとに役割分担し、自分だけが知り得る情報をどれだけ正確にチームメンバーに伝えられるかがポイントになってきます。

連携プレイや使徒殲滅作戦に比重が大きく置かれているため、「パズル」や「クイズ」「暗号解読」といった要素は少なめでした。

与えられた情報を正確にチーム内で共有、情報同士を掛け合わせて状況を分析し、最適な作戦を立案する。時には戦況の変化に合わせた柔軟な発想も求められるかも知れません。絶体絶命のピンチに陥った作戦部隊の臨場感と謎解きが違和感なくマッチした内容だったと思います。

また音声のみの問題出題がいくつかありました。聞き返すことはできますが、その分時間はロスします。一度で正確な内容を把握できるように集中力も問われました。

テーブル毎に公式ヒントも用意されています。途中の問題で詰まってしまったときは、チームメンバー全員の了承のもと、利用した方が楽しめると思います。

脱出成功率 40%でした･･･高過ぎる!?

私が参加した回（20.06.27 東京ミステリーサーカス）は、10チーム中4チームが脱出成功をしました。単純に計算すると40%の高脱出成功率になります。

ですが、決して内容が簡単だった印象はありません。成功率は今後下がるのではないかと思いました。理由は以下になります。

新しい公演のスタート直後は脱出成功率が高めの傾向
東京公演は、脱出成功率が高めの傾向
（上2つは、リアル脱出ゲームに慣れている参加者が多いことによります）
テーブル数が少ないと1チーム成功で10%前後成功率が変わってしまう

脱出成功率は、最終的に全国平均20%前後になるのではないかなあと。少なくともそれぐらいの想定でゲームバランスがされていると感じました。

最後の謎はリアル脱出ゲームらしい「臨機応変さ」や「諦めない力」が試される難しさです。その分、脱出成功した達成感は、やっぱり何ものにも代えがたいものでした！

攻略のコツまとめ

実際に参加してみたリアルな感想

感想「古き良きコラボ感＆戦術性にのめり込む」

感想をひとことで言うと「古き良きコラボ感」があったなあと。

最近のリアル脱出ゲームは「新しいスタイル」「新鮮な体験」を追求し、人気作品とのコラボではムービーシーンも演出に取り入られてどんどん派手になっています。

今回のエヴァ脱出は、ほぼ静止画と音声のみの演出。数年前まで、人気作品とのコラボでよく見られた手法でしたが、コアとなる「脱出ゲーム」部分がしっかりとしていれば、それでも十分に高い満足感が得られますよね。今回、脱出ゲーム部分は「戦略型」で、皆で「ああでもない、こうでもない」と作戦を練る過程に高い熱中度があり、時間を忘れて楽しむことができました。

前回のホール公演は5年前「第3新東京市からの脱出」で、東京公演は日本テレビの特設会場だったのではないかと覚えています。昨年、「見えない使徒からの脱出」という周遊謎も行われましたが、エヴァンゲリオンが本格的な公演型リアル脱出ゲームとして開催されるのは本当に久しぶりでした。エヴァとリアル脱出ゲームの相性はやっぱりバツグンに最高で、心に残る体験となりました。

エヴァンゲリオン新劇場版の映画公開に合わせた開催だったと思いますが、残念ながら映画は延期になってしまいました。リアル脱出ゲームで、エヴァの世界観を身近に感じながら映画の公開も待ちたいですね。

カフェラテアートや、謎付きクリアファイル4種

東京ミステリーサーカス、1階のカフェスペースではラテアートのドリンクが楽しめます。アートの種類は「シンジ」「アスカ」「レイ」「マリ」「初号機」の5種。ラテアートのカラー原画が印刷されたオリジナルコースターがランダムで付いてきます。550円（税込）

お土産で「謎付きクリアファイル4種（各800円税込）」も購入してきました。4枚合わせて1時間以上遊べるボリュームです。家に帰ってきてから、公演の余韻を楽しむのにちょうどいい手軽さと内容でした。今まで無かった「マリ」がコラボしたリアル脱出ゲームグッズも、今回はふんだんに用意されていました。帰りにグッズコーナーをちょっと覗いてみるのもいいですね。

それでは最後までブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました！　この記事が参考になりましたら、下の各ＳＮＳボタンより紹介して頂けると幸いです。