こちらの記事は、東京公演(初演)参加時のものになります。リバイバル公演では内容が一部変更されている可能性があります
攻略データ
公演名 | 閉ざされた雪山からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(1~4人のチーム制) |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 28%(管理人参加時) |
制限時間 | 60分(所要時間100分程) |
特に必要となる力 | 注意力、分析力、推理力、高いなりきり度 |
チケット料金 | 前売り一般6,400~13,200円(税込)※1~4人のチームチケットのみ、詳細こちら |
公演情報 | リアル脱出ゲーム「閉ざされた雪山からの脱出」/雪山脱出 |
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- 本物のグランピング気分、テントの中で友だちと一緒に謎解き!
- 冬の雪山を甘く見るな! 極限状態の演出で、雪山遭難をプチ体験
- オリジナル世界観だからできる、心に触れる余韻のあるストーリー
-はじめに-
今回の記事では、原宿ヒミツキチオブスクラップで行われているリアル脱出ゲーム「閉ざされた雪山からの脱出」へ実際にチャレンジしてみてわかった攻略のコツやおすすめのポイントをリアルな体験レポートでお届けします!
「閉ざされた雪山からの脱出」では、会場内の装飾が雪山を再現していて、チーム毎に実際のテントが立てられています。斬新な演出で、雪山で遭難してしまったリアリティを追体験できました。
率直な感想など、参加を検討されている人に役立つ情報や、既に参加された方の振り返りにも楽しい内容です。下の目次より、気になった部分だけご覧いただいても理解できるようになっています。
「閉ざされた雪山からの脱出」の概要
遭難の極限状態を限られた道具と情報で乗り切る
須鞍岳(すくらだけ)。そこは登山の名所として知られ、多くの登山家が訪れる。しかし近年、遭難者があとを絶たない獰猛な雪山としての表情も合わせ持っていた――。
そんな世界観の「閉ざされた雪山からの脱出」最大の特徴は、雪山遭難のリアリティをエンターテイメントとして再現している点です。
・会場は雪山をイメージした装飾(テントが立ち並ぶ様子は圧巻!)
・チーム毎に本物のテントにまずは閉じ込められる
・キャンプや登山グッズを意識した謎解きアイテムが盛りだくさん!
・登山ならではの知識や、シチュエーションも次々にやってくる
運営より、会場内の様子を公開するのは控えてくださいとのことだったので、お見せできないのが残念ですが、普段のリアル脱出ゲームの会場を見慣れている管理人は、ホール内のいつもと違う光景にかなりビックリしました。
リアル脱出ゲームが初めての人はもちろん、慣れてしまった人にとっても新鮮な体験となることうけあいです。
会場内には16基のテントが並んでいます。会場内はやや混雑気味で、テント内のスペースも限られているため、持ち物は極力少なくして参加されることをおすすめします。どうしても荷物がかさんでしまわれる方には、500円でクロークもあります。クロークは、4人分のリュックサック程度なら十分に入る大きさの袋が1枚もらえ、どれだけ詰め込んでも500円です。
また、冬の雪山での遭難は思っている以上にアクティブでした。スカートなどは避け、なるべく身軽な服装がいいと思います。
【注意】チームチケットのみの販売
今回、システム面にも特徴があり、参加単位がチーム制になっています。1人でも1チームと見なします。チケットを購入する段階で、何名チーム(1~4名)のチケットを購入するか選択します。当日、会場で知らない人と同じチームになることはありません。
それぞれのチケット料金は次のようになっています。
税込料金 | 一般 | 学生 | ||
前売り | 当日 | 前売り | 当日 | |
4人チーム チケット | 13,200円 (3,300円/人) | 15,200円 (3,800円/人) | 12,000円 (3,000円/人) | 14,000円 (3,500円/人) |
3人チーム チケット | 12,000円 (4,000円/人) | 13,500円 (4,500円/人) | 11,100円 (3,700円/人) | 12,600円 (4,200円/人) |
2人チーム チケット | 9,600円 (4,800円/人) | 10,600円 (5,300円/人) | 9,000円 (4,500円/人) | 10,000円 (5,000円/人) |
1人チーム チケット | 6,400円 | 6,900円 | 6,100円 | 6,600円 |
※チケット料金についての最新の情報は公式サイトをご確認ください
4名チームで参加すると、いつものリアル脱出ゲームと1人当たりの料金が同等くらいになりますね。
このチーム単位で、1つのテントにまずは閉じ込められることになります。気の知れた仲間同士の参加で、雪山遭難がより盛り上がること間違いなしです!
特徴や注意事項のまとめ
ココがポイント
・雪山遭難のリアリティを感じさせる脱出ゲーム
・本物のテントや、キャンプや登山グッズを使用した謎解き
・スカートは避けて身軽な服装、荷物も少なめで
・1~4名のチームチケット(人数で料金違う)
※当日、会場で知らない人と同じチームにはならない
謎解きの特徴は?
筆記具使用なし、ルーム型のような謎解き
「閉ざされた雪山からの脱出」の謎解きは、他のリアル脱出ゲームで出題されがちなクイズやなぞなぞといった要素は少なめです。
クイズっぽいものも多少は出題されますが、筆記具の使用は一切ありませんでした。テントの中に残された情報やアイテムを駆使して、何とかこの吹雪の雪山から生還することに頭をひねる。雪山遭難というシチュエーションに沿って、必要な行動を導き出す過程は、実際の部屋に閉じ込められて試行錯誤する「ルーム型(※)」の脱出ゲームに近い感覚でした。
※ルーム型:実際の部屋に閉じ込められ、部屋を探索したり、その場にあるものを駆使して制限時間内にクリアを目指すタイプの脱出ゲーム
テント内の記録やアイテム
テントを残した先人の記録やアイテムを頼りに、生還する方法を模索します。
テント内のスペースは限られているうえ、アイテム類も豊富です。必要な物や情報が散らかってしまうと、後で探すのも大変。誰かのお尻の下に敷かれてしまう前に、整理しながら謎解きを進める必要がありました。急がばまわれの精神ですね。アイテム整理用のカゴがあるので、有効活用しましょう。
雪山ではぐれないように
途中、何度かテントから抜け出して、周囲の雪山を探索する必要も出て来ます。
テント外ではチームメンバー全員で行動しなければいけません。ちょっと代表者だけ行ってきて、というワケにはいきません。テントが連立する会場は狭いうえに、演出上、わざと移動が困難な場所もあります。流行る心を抑え、チームメンバー全員で足並みを揃えて探索を行いました。
映像演出はほとんどない
ゲーム時間の多くをテントにこもって過ごす状況のため、スクリーンを使用するような映像演出はほとんどありません。代わりに音響や音声アナウンスが、ゲーム中に多用されます。必要な情報を聞き漏らさないようにしましょう。
猛吹雪で閉ざされた雪山から、無事に生還する最大のコツは、須蔵岳にやってきた登山客や遭難者になりきることです。身の回りの状況や、起きている出来事にリアリティを持って注意を向けられているかどうか。獰猛な自然に立ち向かうためには、状況を踏まえた臨機応変さが必要です。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・映像演出はほとんどないため、必要なことを聞き漏らさないように
・テントの中はいつも整理整頓。豊富なアイテムが散らかってしまわないように
・生還のための最大のコツは遭難者になりきること
実際に参加してみたリアルな感想
感想「自然への畏怖を感じる、余韻の残るストーリー」
今回、雪山遭難というシチュエーションが新鮮で、本格的なテントを使用した脱出ゲームはもちろん楽しいものではありましたが、実はそれ以上にストーリー展開がとても心に残りました。
本物の雪山遭難とは比較もできませんし、本来の登山はもっともっと厳しいものでしょう。しかし、エンターテイメントとして、雪山の過酷さや、自然の驚異を前にした人間の弱さや強さ、そんなドラマを感じることができました。
毎回、変化を続けて良い意味で期待を裏切ってくれるリアル脱出ゲーム。制作をされている皆さんの発想や、イメージを形にする力に拍手を送りたい。そんな風に思える公演でした。
また、筆記具を使用しなかったり、その場にあるものを上手く使用して困難な状況を乗り越えるような環境は、ルーム型(※)の脱出ゲームに近いなあと感じました。
※ルーム型:実際の部屋に閉じ込められ、部屋を探索したり、その場にあるものを駆使して制限時間内にクリアを目指すタイプの脱出ゲーム
ルーム型の脱出ゲームはチケットが売り切れたり、敷居を高く感じてなかなか参加できないとう方も多いかも知れません。ルーム型に近い謎解きを気軽に参加できるチャンスではないでしょうか。
今回、管理人は何とか無事に雪山からの生還を果たせました。難易度も難しすぎず、友だちとわいわい行うのにちょうどいいレベルでした。
期間も5月までと比較的長いため、チケットも取りやすいと思います。ぜひ、感動のエンターテイメントを体験してみてください。