攻略データ
プログラム名 | 幕張謎解き街歩き(SCRAP) |
開催期間 | 2025年5月1日(木)~ 終了未定 |
謎解きスタイル | 周遊型(街歩き系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 約2.3km(片道 徒歩30分、ほぼ屋外) ※Googleマップの計算値。参考程度にご覧ください |
実際に要した時間 | 90分(公式想定 90~120分) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) |
キット料金(税込) | 2,500円(税込) ※問題は全て専用サイトで出題、問題冊子など現物キット無し 《WEBチケット販売》 スクラップチケット |
公式情報 | 【公式】幕張謎解き街歩き |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

注目のポイント
- フィットネスゲーム感覚で、幕張の街をウォーキング&謎解き
- 現物キットなし、スマホ一つでいつでも身軽に参加できる
-はじめに-
今回の記事は、海浜幕張エリアを舞台にした周遊系の謎解き「幕張謎解き街歩き」に挑戦した攻略レビューです。
記事では、ネタバレ無しで謎解き問題の傾向や特徴、所要時間、ゲームの見所などレポート。写真を多く掲載し、参加検討に役立つ内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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ナゾトキ街歩きゲーム「幕張謎解き街歩き」の概要
概要「ウォーキング感覚で謎解き、幕張の自然を感じる体験」

舞台となる海浜幕張は、見晴らしの良い景観が多いエリアでした
今回の謎解きは、2024年8月幕張メッセで開催された「リアル脱出ゲームフェスティバル」の期間中に行われた同名コンテンツを常時開催にしたもの。内容は同じになります。
今回、次のような特徴がありました。
・ウォーキング感覚で謎解き、幕張の開放的な景観に出会える
・頭と身体の体操をしているような歩きながら考える謎解き
・現物キット無し、スマホひとつで身軽にプレイできる
今回の謎解きは「歩きながら考える」がテーマ。物語や設定は特になく、家庭用ゲーム機にありそうなフィットネス系ゲームに近い雰囲気。情熱的なキャラクターのトレーナーが登場し、プレイヤーをナビゲートしていく展開でした。
周遊する海浜幕張は、幕張メッセを中心に、商業施設も多く立ち並び、綺麗に整備された都会的な公園などもあるエリア。緑も感じられ、開放的な景観の中を気持ちよく周遊することができました。
出題される内容は、一般的な謎解き問題以外にも、記憶力や発想力が試される質問など。目的地まで歩きながら考えることで脳を刺激し、頭と身体の体操をしているような構成になっていました(謎解きの詳細は、後述参照)
また今回、問題冊子や用紙系アイテムといった現物キットがありませんでした。出題やゲーム進行は全て専用サイト上で行われ、スマホひとつで身軽にプレイ可能。思い立ったらWEBチケットを購入し、気軽にゲームへ参加することができる仕様でした。

街歩き中に見かけた風景。綺麗に整備された都会的な公園

幕張メッセの周辺は開放的な空間が広がっていました

ウォーキングするのに気持ちよい小道を歩く機会もありました
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間の目安】
実際のプレイ時間:90分
(公式の想定時間:90~120分)
私は謎解きに慣れた大人二人の協力プレイでクリアまでに「90分」かかりました(途中の休憩や寄道時間は除く)
所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で「90分前後」、慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで「120分前後」になると思います。
周遊中、一部営業時間のある施設(7:00~21:00)を訪れる機会がありましたが、それほど時間を気にすることはありませんでした。屋外探索が多く、照明が心配なエリアもあったため、午前中~日没までのプレイがオススメです。
※近隣の住民への配慮のため、深夜・早朝のプレイは控えるよう公式で案内されています
【WEBチケット購入~ゲームスタートまで】
WEBチケットは、今回の謎解きを制作しているSCRAPさんが運営する「スクチケ(スクラップチケット)」で取扱い。日時指定(8:00~19:00までの30分刻み)で、指定時間になると、購入したチケットの詳細画面に「ゲーム専用サイトURL」が表示。指定時間以降は、制限時間なくいつでもプレイすることができました。
チケットを代表者がまとめて購入した場合、人数分のURLが表示。LINEなどのメッセージアプリにコピペして送信する流れになります。

購入チケットの詳細画面に、ゲームサイトのURLが表示されます。指定時間前、及びゲームクリア後はURLが非表示になるため注意

ゲーム画面。情熱的なトレーナーさんがナビゲート。謎解きをこなしていくと、ハートのポイントが上がっていく仕様(ゲームサイトより引用)
【ゲーム構成、周遊エリア】
ゲーム進行や謎解きの出題は、すべてゲーム専用サイト上で行われました。
サイト上に用意された地図上で目的地を確認。目的地までの道順がナビゲートされ、目的地周辺の設置物(看板や銅像、街の景観など)を利用した問題が出題されました。答えをサイト上で送信すると、次の目的地が地図上で判明する流れです。
周遊エリアは、ほぼ屋外。最初の目的地~最終目的地まで約2.3km(※)片道30分ほど歩きました。歩きやすい靴・服装で参加。幕張の開放的な景観を十分に楽しむためには、晴れた日のプレイがオススメ。雨天時は、公園など地面の露出した道で、足元の悪い状況もあると思われます。
※Googleマップの計算値。参考程度にご覧ください
また、随時周辺のカフェやレストランなどの情報も提供され、寄道も検討しやすい構成になっていました。

周遊中はほぼ屋外。晴れていれば、海浜幕張エリアの開放的な景観を楽しめます

公園など一部、地面が露出した道をいくこともあるため、雨天時は足元の悪い状況も考えられます
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・ウォーキング感覚で謎解き、幕張の開放的な景観に出会える
・頭と身体の体操をしているような歩きながら考える謎解き(詳細後述)
・現物キット無し、スマホひとつで身軽にプレイできる
《注意点まとめ》
・インターネットに接続できるスマホ(タブレット)必須。充電状態に注意
・ウォーキング感覚のプレイになるため、歩きやすい靴・服装で参加推奨
・ゲームクリアすると、WEBチケット詳細画面でのゲーム専用サイトURLが非表示になります。まだ解いていない問題や周辺情報の確認など、取りこぼしに注意
難易度の目安や謎解きの特徴は?
特徴「とんち系なぞなぞ多め、柔軟な発想を鍛える問題」

海浜幕張駅前の千葉ロッテマリーンズのモニュメント(謎解きに関係ありません)
【とんち系なぞなぞや、言葉の並び替え】
今回、一般的な謎解き問題がいろいろ出題されましたが、特にとんち系のなぞなぞや、文字の並び変えなど言語感覚が問われる内容が多かった印象です。街の景観(看板や銅像などの特徴)を利用して答える、街歩き系謎解きのオーソドックスな問題。
また、目的地へ向かう道中、歩きながら「記憶力」や「発想力」が試される質問がありました。出来るだけ多く答えることで、次の問題のヒントが多くもらえたり、謎解きがスムーズになる仕様。但し、これはオマケとしての側面が高く、全く答えられなくても謎解きに支障はありませんでした。
例えば、5文字の食べ物を思いつく限り上げ、次の目的地まで覚えておきます。到着後に表示される解答欄に入力すると、入力した数に応じて問題のヒントが現れるといった流れです(これは例示で、実際の質問・問題とは異なります)
現物の謎解きキットがないため、冊子や用紙系アイテムを折ったり重ねたりするような作業系問題は一切出題されませんでした(途中入手するアイテム類もなし)

周遊中に見かけたカラフルな時計塔(謎解きには関係ありません)
【WEB問題ならではのギミックに驚く】
終盤以降、ウォーキングはひと段落し、腰を据えてじっくり考える内容に変化しました。WEBサイトで出題される謎解きならではのギミックも仕掛けられており、ひらめきや柔軟な発想力が試されました。
今まで経験してきたことから、ゲームの法則性を見抜き、逆手にとる展開もあり、単調に問題を解くだけではない「体験型謎解き」の醍醐味がとても感じられる内容でした。

サイト上で表示されるクリア画面
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人は公式ヒントの利用なしでクリアできるレベル
・謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを活用しながら楽しんでプレイできる
・小学生以下のお子さんは、謎解きの得意な大人の補助が必要なレベル
※公式ヒントは問題ごとにWEBサイト左上の「ヒント」ボタンから利用可。段階式になっており必要な部分のみ閲覧可
《攻略のコツまとめ》
・WEBならではのギミックも出題。ゲーム画面をよく観察しよう
・終盤の展開では、今まで経験してきたことから、ゲームの法則性を見抜こう
実際にプレイしてみた感想
感想「謎解きの面白さが十分に感じられる手軽なボリューム、頭と体の体操でリフレッシュ」

高台から臨んだ見晴らしの良い景観の公園
「歩きながら考える」がテーマとうたっている通り、まさに「ウォーキング」に謎解きをかけ合わせたような内容。舞台となる幕張エリアは、公園や見晴らしの良い景観が多く、歩く気持ち良さを全身で感じることができました。頭と身体のリフレッシュができる体験。
問題数は多くなく、ウォーキングしながらプレイするのに丁度良い分量。手軽なボリュームでありながら、謎解きの面白さや驚きが感じられ、十分に達成感や満足感がありました。現物の謎解きキットがなく、用紙を折ったり重ねたりするギミックもありませんが、特に物足りなさは感じませんでした。スマホのみで身軽にプレイできる環境も、ウォーキングを意識した作りとマッチしていました。
一方、一般的な街歩き系の謎解きを期待すると、楽しめないかもしれません。商店街で食べ歩きしたり、史跡を巡って街の歴史を知るといった機会は、ほとんどありませんでした。物語性やドラマチックな展開も特になく、ストーリー重視の謎解きを期待する人にも向いていないと思います。

海浜幕張駅前の賑わい。休日で大道芸人のパフォーマンスを見かけました

アウトレットモールなど大型商業施設も立ち並んでいました
周辺にはアウトレットモールなど大型商業施設や広大な公園もあり、謎解き前後に予定を立てて、幕張を一日楽しむつもりで訪れるといいかもしれませんね。ウォーキングで身体を動かす休日を過ごしたい人や、公園でのんびり過ごしたい人、ご家族で賑やかに楽しむプレイもオススメです。思い立ったらその場でチケット購入し、すぐプレイできるのも嬉しいですね(チケットは、スタート時間指定のため購入時に注意)
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!