攻略データ
公演名 | 謎だらけのピラミッドからの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(プレイ人数1人~) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 約19%(東京ミステリーサーカス、25.02.15参加回 ) |
制限時間 | 公表無し(所要時間120分) |
特に必要となる力 | 注意力、なぞなぞ・パズル力、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(個人毎にヒント配布、時間経過で会場スクリーンに表示) |
参加料金(税込) | 前売り一般(平日)3,500円 前売り一般(土日祝)3,800円 ※当日券、平日U22団員割引あり (詳細、公式サイト参照) |
公演情報 | 【公式】「謎だらけのピラミッドからの脱出」 |
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※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※ゲームタイプについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

注目のポイント
- 探検家になりきって、謎に満ちたピラミッドの中を自由に調査!?
- 大御所声優さんによる迫力の語り口、ドラマチックで感動的なストーリー
- 好きな人数で協力プレイ、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる
-はじめに-
今回の記事は、リアル脱出ゲーム「謎だらけのピラミッドからの脱出」に挑戦した攻略レビューをお届けします。
ネタバレ無しで、謎解き問題の傾向や特徴、ゲームの見所、没入感ある演出や装飾に凝った会場の雰囲気をレポート。脱出成功率や所要時間など攻略に役立つデータも掲載しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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リアル脱出ゲーム「謎だらけのピラミッドからの脱出」の概要
概要「インディ・ジョーンズ風の世界観、ピラミッド内部を再現した会場」

会場スクリーンの様子(東京ミステリーサーカスB1)
プレイヤーはピラミッドの調査に訪れた探検家という設定。古代の王の怒りに触れ、ピラミッドに閉じ込められてしまったプレイヤーは、謎に満ちた様々な試練を乗り越えることに。
今回、次のような特徴がありました。
・インディ・ジョーンズのような世界観、物語に引き込まれる演出
・クオリティの高い会場装飾、多くが実際に手に取って調べられる
・好きな人数で協力できる、ボリュームたっぷりの謎解き問題
今回の会場は、ピラミッド最深部の設定に相応しい数々の装飾や演出が施されていました。会場に一歩足を踏み入れたところから演出はスタート。辺りは薄暗く、不気味な音響と、ピラミッド内部を感じさせるスクリーン映像。受付で渡されるランタンの灯りを頼りに、ゲームスタートを待つことに。某テーマパークのアトラクションのような臨場感がありました。
会場内の装飾品は、ゲームプレイ中に自由に触れることのできるものが多くありました(乱暴に扱ったり、用紙以外の書き込み禁止。その他会場スタッフさんの指示に従う)。装飾品も謎解きの一部になっており、調べることで必要な情報を得ることができる仕組み。
また、今回のリアル脱出ゲームは好きな人数で協力可(個人参加も可、推奨2~3人)。会場内にチーム用の椅子やテーブルはなく、自由に動きまわって謎を解く構成。ボリュームも多く、問題ジャンルも豊富。とんち系のなぞなぞや、パズル問題が多かった印象です(詳細は、後述参照)

受付で渡されたランタンと、ピラミッド調査ツアーの招待状

ゲームスタートまで会場は薄暗く、ランタンの灯りを頼りに待機しました
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間、制限時間】
制限時間:事前公表なし
所要時間:約110分(公式想定120分)
今回、制限時間の事前公表なく、スタート前に告げられる形式。ただ、解説を含めた全体の所要時間は「約110~120分」、ゲーム進行も一般的な他のリアル脱出ゲームと同じでした。制限時間も、他と大きく異ならないと思って問題ありません。
会場や混雑状況によって、チェックポイントの待ち時間に違いが生じ、制限時間を変える可能性が考慮されているように感じられました。
【事前説明、オープニング演出】
今回、ゲームスタートするまで、会場内の照明はわざと暗くなっており、受付でチーム毎に渡されるランタンの灯りを頼りにオープニング演出を体験することになりました(ランタンは、謎解きに関係なし。ゲームスタート後、最初のチェックポイントで回収)
事前説明を含めたオープニング演出の時間は「約15分」。司会進行を務める会場MCさんも、物語の登場人物のひとりで、ゲームの注意事項や進め方のほか、物語に関わる重要な情報も語られていました。

受付の様子(東京ミステリーサーカスB1)
【ゲームシステム、構成について】
今回、ゲーム中盤までの問題や資料は、手提げ袋に入った状態で会場入口で配布されました。会場内にテーブルや椅子の設置はなく、問題の多くを床に座って解くことに。
プレイヤー毎の所定位置も特になく、チェックポイントに向かったり装飾品を調べる際は、全ての手荷物を持って移動。会場内を動き回っている時間が長く、身軽な服装での参加が好ましかったです。特に暑がりな人は、上着を脱いで持ち運べる工夫が必要(受付にクロークあり。東京ミステリーサーカス500円。会場によってクローク料金異なる可能性あります)
いくつかチェックポイントがあり、協力しているメンバー全員で向かう必要がありました。チェックポイントでは、追加問題や情報を入手。順不同で向かえるチェックポイントもあるため、混雑状況を見ながら調整すると、プレイが効率的になりました。

受付後、会場入口でキット一式の入った手提げ袋が配布されました。会場内に机や椅子はなし。
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・インディ・ジョーンズのような世界観、物語に引き込まれる演出
・クオリティの高い会場装飾、多くが実際に手に取って調べられる
・好きな人数で協力できる、ボリュームたっぷりの謎解き問題(詳細後述)
※個人参加可、推奨2~3人
《注意点まとめ》
・会場に椅子やテーブル設置なし。手荷物持って移動するため身軽な服装で
※受付にクロークあり(料金は会場によって異なる可能性あり)
脱出成功率や謎解きの特徴は?
特徴「大ボリュームの小問題群、アイテム扱うギミックもあり」

ゲームスタート後は、会場内は明るくなりました(ランタンは最初のチェックポイントで回収)
【小問題の取捨選択、解く順番が重要】
今回、他のリアル脱出ゲームの序盤に出題されるようないわゆる「小問題」が大量に出題されました。ジャンルは様々ですが、とんち系のなぞなぞや、パズル・迷路問題が多かった印象。手分けすることで、時間的な余裕が生まれ、難易度が下がりました。2~3人で協力するのがちょうど良い分量だったと思います。
ボリュームは多いですが、解かなくても良い問題も多く、解きやすいものを選択するのがポイント。また、解いた問題によって、向かうチェックポイントが異なったり、調査の必要な装飾品も一時的に人だかりが生じている場合があるため、混雑状況を見ながら、解く問題の順番を調整すると効率的になりました。
【アイテムのギミック、臨機応変な対応力】
手持ちのアイテムをあれこれ弄って解き明かす作業系のギミック問題もあり。配布されたアイテムや用紙に書かれた情報、会場内の掲示物は、隅々までよく確認する必要がありました。
最後の問題は、リアル脱出ゲームらしい臨機応変な対応力が求められる内容。限られた手段で目的を達成するために、それまで目にしてきた情報を整理し、身の回りの状況を正確に把握する必要がありました。
また、謎解きに直接関係しませんが、その回で一番最初にクリアした人(又はチーム)には、エンディングで特別な演出がありました(公式サイトに記載あり)。何が起こるかは当日のお楽しみですが、腕に自信のある方は、最速クリアを目指すのもいいですね。

会場受付前の廊下に掲示されたイベントポスター
※参考に、一般的なリアル脱出ゲームの攻略のコツについてまとめた記事もあります。宜しければ参考になさってみてください(特定の公演のネタバレをするものではありません)
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【脱出成功率UP】リアル脱出ゲーム攻略パターン、ネタバレ分析
リアル脱出ゲームには、攻略のパターンがある!?リアル脱出ゲームを代表とする「体験型謎解き」によくありそうな「パターン」を紹介しながら、クリア成功率を上げるコツについて書いています。謎解き「あるある」としても楽しめる作りになっています!
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【脱出成功率、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:約19%
(参加人数150人中、29人成功。2025.02.15東京ミステリーサーカス参加回)
※公式ヒント活用で、終盤の展開までたどり着けるよう調整されていました
※公式ヒントは、問題用紙と一緒に個人毎に配布。また時間経過で会場スクリーンに詳細ヒントも投影
《攻略のコツまとめ》
・解かなくてもよい問題も多いため、難しい問題は避けよう
※問題量多いが、2~3人で手分けすると難易度が下がる
・解いた問題で向かうチェックポイントが異なる場合あり
→混雑状況を見ながら、問題を解く順番を調整しよう
・配布されたアイテムや用紙に書かれた情報、会場内の掲示物はよく確認しよう
実際にプレイしてみた感想
感想「ドラマチックな物語にも注目、リアル脱出ゲームファンが取組みやすい内容」

脱出成功すると貰えるカード。私達は二人協力で制限時間終了の10分程前にクリアできました
ピラミッドの演出や謎解きの出来栄えばかりに目がいってしまいがちですが、ストーリーもとても良かったです。大御所声優さんによる迫力の語り口、会場MCさんのユーモア溢れる演技、良い意味で期待を裏切る展開など。とてもよく練られており、リアルイベントとして会場で体験することによって、よりドラマチックに感じられるストーリーでした。
もちろん、ピラミッドの演出も高い作り込みで臨場感バッチリ。今までにない雰囲気が、ゲームスタート前より感じられ、とてもワクワクさせられました。普段は少々退屈に感じられるゲームスタート前の時間も、ランタンを持って薄暗がりの中を待機することで非日常感が漂い、これから始まるゲームへの期待が高まりました。
謎解きの内容は、リアル脱出ゲームに慣れている人ほど、取り組みやすいもの。SCRAPさんが主催する謎解きイベントに参加している回数が多いほど、脱出成功率も高まったと思います。慣れた人が、初めての人を誘ってプレイしやすく、脱出成功も十分に狙える。手だれ同士で協力し、特別なエンディング演出を目指して、最速クリアのチェレンジをするのも良し。個人参戦で腕試しもできる。幅広い層が楽しめるよう、ゲームバランスも非常によくとられていたなあと思います。

オリジナルグッズ販売の様子(写真は、東京ミステリーサーカス1F)

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それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!