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ホール型 人気コラボ 公演型 脱出ゲーム

【攻略、感想】チェンソーマン×リアル脱出ゲーム「迷宮の悪魔からの脱出」(ネタバレ無し)

攻略データ

公演名迷宮の悪魔からの脱出(SCRAP)
公演のスタイル公演ホール型(6名/チーム)
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階評価)
脱出成功率63%(東京ミステリーサーカス、24.04.07参加時 )
制限時間公表無し(所要時間120分)
特に必要となる力注意力、チームワーク、洞察力
公式ヒントあり(チーム毎にヒント冊子支給)
参加料金(税込)前売り一般(平日)3,600円
前売り一般(土日祝)3,900円
※当日券、グループチケット、平日U22団員割引あり(詳細、記事参照
公演情報【公式】リアル脱出ゲーム × チェンソーマン 『迷宮の悪魔からの脱出』

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「迷宮の悪魔からの脱出」

注目のポイント

  • デビルハンターとなって、原作キャラ達と共に戦うオリジナルストーリー
  • 刻一刻と変化する迷宮を攻略、悪魔が仕掛ける謎解きは驚きのギミックだらけ!
  • 会場MCよる白熱の演技など、臨場感たっぷりでドラマチックな物語体験

-はじめに-
今回の記事は、人気アニメ「チェンソーマン」とコラボしたリアル脱出ゲーム「迷宮の悪魔からの脱出」に挑戦した攻略レビューをお届けします。

人の恐怖を原動力とする怪物「悪魔」がはびこる世界で、デビルハンター達の活躍を描くアクションストーリー。その原作世界を臨場感たっぷりに体験できるドラマチックなリアル脱出ゲームでした。

記事では、脱出成功率(難易度)や所要時間といった攻略に役立つデータや、迷宮を攻略していくギミック満載の謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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チェンソーマン×リアル脱出ゲーム「迷宮の悪魔からの脱出」の概要

概要「刻一刻と変化する迷宮、デビルハンターとなって悪魔討伐」

チェンソーマン脱出「会場スクリーンの様子」の写真

会場スクリーンの様子

あなたは公安対魔特異4課に配属されたばかりの新人デビルハンター。
あるショッピングモールに迷宮の悪魔が出現し、出動要請がくる。

迷宮の悪魔は、あたり一帯を迷宮に変化させ、その中で迷い恐怖する人間を食らう。

要請を受けたあなたは、デンジ、パワー、早川アキを含む公安対魔特異4課の仲間とともに現場に急行するのだった――。

「迷宮の悪魔からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)

今回のリアル脱出ゲームには、大きな特徴が2点ありました。

・テーブル上でボードゲームの様に展開させる迷宮、盤面攻略タイプの謎解き
・会場MCによる白熱の演技、チェンソーマンの世界に没入する物語体験

プレイヤーは悪魔が作り出した迷宮に閉じ込められる設定。実際にボードゲームの盤面の様な迷宮をテーブル上に再現させて、ゲーム進行を行いました。盤面上で仲間や敵のコマ(シール)を配置したり、移動させたりして謎を解いていく構成です。

しかも、この迷宮はストーリー進行に伴って、様々に変化。プレイヤーは現在の迷宮の状況や、仲間の能力などを把握し、敵を倒すために必要な行動を模索していくことになります。その過程でクイズやなぞなぞといった一般的な問題を解くこともありましたが、主に「ルールに従って、目の前の盤面をどう攻略するか」に重きがありました(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください

また、今回は会場MCさんも物語の登場人物のひとり。白熱の演技と共にゲーム進行を行い、映像や音響演出とも相まって、ゲーム世界への没入感がとても高かったです。描かれる物語は、今回のために用意されたオリジナルストーリーですが、チェンソーマンの世界観に相応しい驚きと高い余韻が感じられるドラマチックな内容でした。

一部、演出や映像でグロテスクな表現を含むため、苦手な方やお子さんは注意が必要と公式で案内されています。但し、チェンソーマンのアニメや漫画以上に過激な表現はなく、原作と比べれば控えめだったと感じました。

チェンソーマン脱出「会場入口のグッズ展示01」の写真

会場入口に展示されたオリジナルグッズ(東京ミステリーサーカスでの販売は1F)

チェンソーの悪魔「ぽちた」がデザインされたポーチやトートバックが可愛かったです

 

所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)

ゲームの制限時間:公表なし(ゲームスタート前に発表)
解説を含めた所要時間:約120分
公式の想定所要時間:120分)

今回、ゲームの制限時間が事前公表されていません。スタート前の説明で、制限時間が告げられる形式。特殊な進行をする訳ではなく、会場や当日の混雑状況等で、制限時間を変更しているように感じられました。

全体の所要時間は120分と一般的な他のリアル脱出ゲームと同じです。リアル脱出ゲームを何度か遊んだことのある方は、いつもと同じかそれよりちょっと長いくらいの制限時間を想定しておけば問題ないと思います。

ゲームスタート前に、会場アナウンスとスクリーンのスライド画像で、世界設定や、主な登場人物の説明がありました。チェンソーマンを見たことがない人でも楽しめる配慮がありました。他に、タブレット(後述)の操作方法や、今回のゲームの為のルール説明等。特に「迷路攻略に関わるルール」が重要でした。プレイ中に慌ててしまわないよう、しっかり把握しておきたいですね。

今回、各テーブルにタブレットが設置されており、チーム毎のゲーム進行はこのタブレット上で行われました。問題の答えをキーワードとして送信するほか、仲間(原作キャラ)との連絡やストーリー音声の視聴等。テーブル固定式で画面は大きく、代表者が操作し、内容はチームメンバー全員で見るとスムーズでした。

テーブルには6人分の椅子有り。プレイ中はテーブル上に迷路の盤面を広げたり、アイテム・資料を並べたりするため、私物は全てテーブル下の荷物カゴに入れる必要がありました。カゴは小さく、テーブル下のスペースも少なめ。手荷物は最小限にして参加したいですね(会場によっては、有料クローク有り。詳細は各会場問合せ)

チェンソーマン脱出「ゲーム終了時の会場の様子」の写真

ゲーム終了直後、物語の余韻に包まれた会場の様子

チケット情報(グループチケット、U22団員割引など)

(税込)前売り当日
平日土日祝平日土日祝
一般3,600円
3,900円
3,900円
4,200円
一般グループ※119,800円
(3,300円/人)
21,600円
(3,600円/人)
21,600円
(3,600円/人)
23,400円
(3,900円/人)
U22団員割引※2-1,950円-
U22団員グループ割引※2-10,800円
(1,800円/人)
-
特典付きチケット※3+2,800円/人-

※1 グループチケットは、1~6人で1つのテーブルを貸切り。1人当たり料金は、6人で参加した場合です

※2 少年探偵団会員かつ22才以下の平日限定。初回摘要時、会場受付で生年月日のわかる身分証明書の提示必要。グループチケット購入時は、参加者が全員がU22団員条件を満たしている必要あり。詳細は公式情報をご確認ください

※3 特典付チケットは前売りのみの販売。特典は「公安対魔特異4課 配属記念セット」(公安手帳風メモ帳、オリジナルボールペン)。詳細は公式情報をご確認ください

※複数回本公演に参加したい方向けの「リピートチケット」の販売あり

※間違いがないよう記載しておりますが変更されることもあります。最新のチケット料金については、必ず公式情報をご確認ください

チケットの種類は「前売り・当日」「平日・土日祝(大型連休期間含む)」などで料金が変わります。販売は東京ミステリーサーカス(東京公演)や、スクラップチケット(その他の公演)で取扱い。

グループチケット以外では、当日、運営側が1チーム最大6人のマッチメイクをします。複数人で参加した場合でも、チームが別々になってしまうことがあり、注意が必要です。

グループチケットは、1~6人で1つのテーブルを貸切りにできます。6人MAXで参加すると、1人当たり料金が一般チケットより若干安くなりますね。

チケットのイラスト

U22団員割引について

「少年探偵団※」の会員で22歳以下の方は、平日の当日券が半額になります。

※リアル脱出ゲームを制作・運営するSCRAPの有料会員(月額330円、又は年額3,300円)。詳細は公式情報をご確認ください

対象チケット購入後、初回適用時の会場受付で生年月日を確認できる身分証明書の提示が必要。以降は、会員専用ページに「U22」のスタンプが表示され、他の公演も受付時にスタンプを提示することで当日券半額が摘要されるようになります。

以前販売されていた学生チケットの券種は無くなった為、注意が必要ですね。

学生たちのイラスト

【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】

ココがポイント

《概要のまとめ》
・原作キャラ(デンジ、マキマ、早川アキ、パワー)と協力、デビルハンターに成りきって活躍できるオリジナルストーリー
テーブル上でボードゲームの様に展開させる迷宮、盤面攻略タイプの謎解き(問題の詳細は、後述をご覧ください
・会場MCによる白熱の演技、チェンソーマンの世界に没入する物語体験

 

《注意が必要に感じたこと》
6人1チーム制、複数人で参加してもチームが分かれてしまう可能性あり
※グループチケット購入すると、1~6人で1テーブルを貸切りにできます
・演出上グロテスクの表現あり。苦手な方は注意
※但し、原作アニメや漫画よりは抑えめな表現
・小学生の参加は18歳以上の保護者同伴が必要
※保護者の方もプレイヤーとしてチケット必要
・未就学児は無料。未就学児1名につき1名の保護者(18才以上)が必要

脱出成功率(難易度)や謎解きの特徴は?

特徴「盤面攻略タイプの謎解き、変化する迷宮にチームワークで挑む」

チェンソーマン脱出「タブレットと脱出成功画像」の写真

ゲームプレイに使用した大型タブレット。脱出成功すると、ゲーム終了後にクリア画像が表示

今回の謎解きは、迷宮を再現した盤面上で、ルールや条件に沿ってコマ(シール)を配置・移動させるボードゲームの様な構成が特徴的でした。詰め将棋のように思考力を要する要素も若干ありますが、どちらかというと状況を的確に分析し必要な行動をする為の「洞察力」が重要になる内容でした。

洞察力:物事の表面的な部分だけでなく、見えていない本質を見抜く力

迷宮はゲーム進行に合わせて変形していきます。盤面の形やプレイヤーを含めた仲間の配置などが変わり、条件や状況も変化していく中で、目的を達成するために常に最善の行動をとっていくことがゲームの主な内容でした。

また、盤面を変形させる作業事態もサプライズの感じられるギミック問題になっており、意外な変形を遂げていく迷宮の様子を見ているだけでも楽しい内容でした。

ゲームを進行させていく過程で幾つか小問題を解く必要もありました。そういった謎解きは、一般的なクイズやなぞなぞを暗号解読風に仕立てた問題。チームメンバー内で手分けして取組み、迷路の盤面を利用して解く必要がある問題は、メンバー全員で考える。メリハリのあるチームワークを意識すると、スムーズにプレイ出来ました。

どうしても解けない問題がある場合は、チームテーブル毎にヒント冊子が用意されています。利用することで最終問題までたどり着けるように、ゲームバランスが調整されていました。但し、チームメンバー全員の了承を得てから活用するようにしたいですね。

チェンソーマン脱出「感想シェアキャンペーン」の写真

SNSで感想を投稿すると、オリジナルステッカーが貰えるキャンペーンをしていました

チェンソーマン脱出「どあっぷステッカー(早川アキ)」の写真

オリジナルステッカーは、登場キャラクターのどあっぷイラスト。私は「早川アキ」さんを貰いました(ランダム)

 

最後の謎「迷宮へ閉じ込められたリアリティを持つ。鋭い洞察力で真相に迫れ!」

終盤以降の展開では、迷宮の変化も一段落し、より鋭い洞察力が求められる展開。迷宮の悪魔の卑劣な罠を回避する必要がありました。

脱出成功するコツは、

・迷宮に閉じ込められたデビルハンターとしてのリアリティを持とう
・真相に辿り着くキッカケとなる、些細な違和感や情報を見逃さない

最後の謎解きは、リアル脱出ゲームらしい総合問題でした。終盤になってから全ての情報や、起こった出来事を振り返ろうとすると、焦りによって思考も上手くまとまらないものですね。上記のコツをゲームスタートしてから常に意識してプレイすると、最後の問題でも慌てずにひらめきが訪れるかも知れません。

※参考に、一般的なリアル脱出ゲームの攻略のコツについてまとめた記事もあります。宜しければ参考になさってみてください(特定の公演のネタバレをするものではありません)

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【脱出成功率(難易度)、攻略コツまとめ】

ココがポイント

《脱出成功率》
・脱出成功率:63%(11チーム中、7チーム成功。東京ミステリーサーカス2024.04.07)
※私が参加した公演は、公演スタート直後の週末でリアル脱出ゲームに慣れた人が多い状況でした。体感的には成功率30%以下でもおかしくない難しさでした
・難易度:
中学生以上のプレイが想定された難しさ
リアル脱出ゲームに慣れている人は解きやすい内容
リアル脱出ゲーム経験が1~2回の人は、公式ヒント必要

 

《攻略のコツまとめ》
・入手する追加資料が多め、常に整理整頓しながらいつでも振り返られるようにしよう
・手分けして解く小問題と、一緒に考える大問題でメリハリあるチームワークを意識しよう
迷宮に閉じ込められたデビルハンターとしてのリアリティを持とう
・真相に辿り着くキッカケとなる、些細な違和感や情報を見逃さないようにしよう

実際に遊んでみたリアルな感想

感想「五感に訴える臨場感ある演出、感動的で余韻の残るヒューマンドラマ」

チェンソーマン脱出「終了後フォトスポット」の写真

ゲーム終了後、会場スクリーン前がフォトスポットになりました

今回のリアル脱出ゲームでは、高い余韻の残るドラマチックなストーリーが印象に残りました。今回の為に用意されたオリジナルストーリーですが、原作本編で語られてもおかしくないくらい、チェンソーマンらしいバイオレンス要素や、人間考察が感じられ、大人が楽しめるヒューマンドラマになっていました。

ストーリーと謎解きが密接に関わっており、物語の真相に辿り着かなければ脱出成功も出来ない構成。ストーリー重視の脱出ゲームが好きな人に強くオススメできる内容だったと思います。

また、そういった物語をさらに盛り上げる演出面では、会場MCさんの白熱の演技はもちろん、人の五感に訴える新鮮な手法も使われており、とても臨場感が高かったです。スクリーン映像は静止画が多く残念に感じましたが、ゲーム中盤以降はそういった事も気にならないくらいゲーム世界に没頭していました。

チェンソーマン脱出「グッズ販売の様子03」の写真

東京ミステリーサーカス1Fではオリジナルグッズの販売が行われていました

チェンソーマン脱出「グッズ販売の様子01」の写真

オリジナルグッズ販売の様子01

オリジナルグッズ販売の様子02

オリジナルグッズ販売の様子02

ダイカットステッカー(3000円以上購入特典)

オリジナルグッズを合計3,000円以上購入毎に、会場限定の「ダイカットステッカー」が貰える特典も

謎解きでは、小問題、迷路の盤面を弄る作業系の問題、ひらめきや洞察力が必要になる大問がバランス良く取り入れられていました。物足り無さを感じること無く、充実の謎解き時間を過ごすことが出来ました。

難易度は決して易しくありませんが、リアル脱出ゲームに慣れた人であれば解きやすい内容のため、初めての人を誘ってグループ参加するのにも丁度良かったと感じました。チェンソーマンを知っている人も、知らない人も、同じようにワイワイ盛り上がれる脱出ゲームだったと思います。

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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