【攻略、感想】浅草謎解き街歩き（所要時間、難易度、ネタバレ無し）

－はじめに－
今回の記事は、浅草を舞台にした街歩き系の謎解き「浅草謎解き街歩き」に挑戦した攻略レビューをお届けします。

リアル脱出ゲームを制作するSCRAPさんが仕掛ける「ナゾトキ街歩きゲーム」。今回は東京屈指の観光の街「浅草」が舞台。新旧スポットの織り混ざる街を舞台に、定番スポットはもちろんのこと、普段はなかなか足を踏み入れる機会のない”ツウ”なスポットを知ることができる内容でした。

記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、写真をテーマにした謎解きの見所や特徴など、気になる情報を徹底紹介。ゲームプレイ時の画像も多く掲載し、参加イメージしやすい内容です。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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ナゾトキ街歩きゲーム「浅草謎解き街歩き」の概要

概要「ツウな浅草を知る、レトロな街並みから自然感じるスポットまで満喫」

ナゾトキ街歩きゲーム「浅草謎解き街歩き」の導入ストーリーは上のようになっています（公式サイト掲載ストーリーを抜粋）

今回の謎解きには、大きな特徴が3点ありました。

・スマホで撮影した写真をLINEへ送信し、正誤判定するシステム
・浅草の文化や歴史に触れられる趣向を凝らした謎解き問題
・新旧織り混ざる浅草のお店や名所を知るキッカケとなる街歩き

今回のゲームでは「写真」が鍵となりました。指示された「建物」や「街並みの景観」などをスマホのカメラ機能で撮影。LINEのゲーム専用アカウントへ送信することで、正誤判定が行われ、正しいものが撮影出来ていれば次の情報を得ることが出来る新鮮なシステムが採用されていました

また、謎解きとして出題される問題は、「落語」「漫才」「謎掛け」「川柳」など、浅草を代表する文化や歴史を感じさせるテーマと深く結びついており、その出題形式も、動画を視聴しながら解く問題や、浅草の街に掲げられた様々な看板を探しながら何処へ向かうかわからない展開など、とても趣向を凝らしたものになっていました（謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください）

街歩き部分では、浅草寺や仲見世通りといった定番の観光名所を目にする機会はもちろん、墨田川沿いの自然が感じられるスポットを歩いたり、「飴細工のお店」や「着物から作った靴のお店」など、普段の街歩きでは、なかなか出会えないないお店や名所を知ることが出来る内容になっていました（選択肢によって、巡る店舗や名所が変わります）

 

所要時間の目安、探索エリア（屋内外の割合など）

私は大人2人の協力プレイ（キット2つ使用）でクリアまでに「約3.5時間」かかりました。途中の休憩や食事時間、オマケ問題を解く時間は除いています。

所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で「2.5～3.5時間」、慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで「3.5～4.5時間」になると思います。また、オマケで出題される問題は別途「15～30分」程のプレイ時間です（オマケ問題の詳細は、後述をご覧ください）

事前チケット購入、又は浅草でキット購入した場合、「リアル脱出ゲーム浅草店」か「まるごとにっぽん（東京楽天地浅草ビル1F）」がスタート地点になります。どちらから始めても、最初の探索スポットまで、目印となるような看板や街の設置物を探して移動していく内容でした。「まるごとにっぽん」からの方が移動距離が長く、浅草の商店街を知れる内容でしたが、ご自身の都合の良いスタート地点を選択するのがいいですね（キット取扱い店舗の詳細は、後述をご覧ください）

街歩きの探索は、ほぼ屋外で、片道4km程を歩くことになりました。舗装された街中を移動するため、極端に足元の悪い状況はありませんでしたが、階段の昇降は有り。スマホで写真を撮る機会が度々あるため、両手が自由になるリュックサックやボディバックなどの使用がオススメです。私は雨天時に傘を差しながらのプレイしましたが、スマホでの写真撮影やキット類の取り回しにとても苦労しました。

今回の謎解きでは、営業時間のある施設内に入ることはありませんでした。店舗を訪れる問題でも、中に入ることはなく看板や周辺の街の設置物を利用した内容。そのため、プレイ可能時間の設定はありませんが、早朝や深夜のプレイは近隣住民へ配慮して、控えるよう公式でお願いをされています。また、日没後は、写真撮影が必要な問題で支障のある可能性や、一部問題で看板情報などが見づらい可能性があったと思います。寄道をしたい飲食店やショップの営業時間も考慮すると、11:00～日没頃のプレイが丁度良いと感じました（最終章及びオマケ問題は、街歩きの必要なし）

 

チケット情報（キット販売店舗、街歩きお特セットなど）

※間違いないよう記載しておりますが変更されることもあるため、お出かけ前に必ず公式情報もご確認ください

謎解きキットの購入方法は3通り。「オンラインチケット（当日キット引換え）」「実店舗の販売」「オンライン通販」です。

「オンラインチケット」は、時間と店舗を指定したチケットを購入し、当日、キットへ引換えます。SCRAPが運営する「スクラップチケット」で取扱っていますが、引換え店舗によって販売URLが異なるため注意。当日のキット売切れの心配のない利点がありますね。

「実店舗の販売」は、当日思い立ったらすぐプレイできる利点がありますが、混雑日はキット販売制限や、売切れの場合があります。リアル脱出ゲーム関連店舗でも販売しているため、他の公演をプレイした際についでに買っておくこともできますね。

「オンライン通販」は、SCRAPのECサイト「SCRAP GOODS SHOP」で取扱っています。但し、こちらは送料別途（※）、郵送に時間のかかる場合があります。他の商品とまとめて購入すると送料が無料になるキャンペーン等もしているため、なるべくお得に利用したいですね。

※送料：本州・四国770円、九州・北海道880円、沖縄県1,540円
・ネコポス：全国一律料金：500円（一部商品のみ利用可）
・7,000円以上購入の場合、送料は全国一律で無料
・料金は変更となる可能性あるため、公式情報を必ずご確認ください

　

街歩きお得セットについて

※店舗により在庫状況が異なるためお出かけ前に必ずご確認ください
※キャンペーンン内容や期間は変更となる可能性もあるため、必ず公式情報もご確認ください

現在、全国のリアル脱出ゲーム常設店舗で、対象の「ナゾトキ街歩きゲーム」キットをまとめて購入すると割引が摘要されるキャンペーンが開催されています。

購入したキットはキャンペーン期間外のプレイも可能。対象のナゾトキ街歩きゲームをいずれプレイしたいと思っている方は、この機会にまとめ買いをしておくのもいいかもしれませんね。

【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】

難易度や謎解きの特徴は？

特徴「街歩きと机上問題のメリハリある謎解き、キットの仕掛けや動画閲覧も」

今回の謎解きでは、街歩きしながら解く問題と机上問題のメリハリがしっかりある内容でした。街歩き中はスマホだけで問題を解くことができたり、片手で持ち運びできるアイテムを使った問題など、移動とプレイが快適に両立出来る工夫が感じられました。

街歩き中の謎解きは、お店の看板や商店街の外灯・設置物などに描かれた図柄や文字を利用した問題になっており、浅草でしかできない謎解きをしている感覚が強くありました。周辺エリアの逸話や歴史も同時に語られることで、ただ浅草を歩いているだけでは知ることの出来ない内容になっていました。街歩きパートは、パズルやクイズといった問題は控えめで、街中で対象のものを見つける発見に重きがあったと思います。

一方、机上で解く問題では、用紙を折ったり重ねたりする作業系の問題、動画を視聴しながら付属アイテムを並べていく問題など、街歩きパートの謎解きとはまた違った趣向が感じられました。謎解きに利用できる浅草周辺のカフェ等も、ゲーム進行中に案内があるため、適宜活用したいですね。

中盤以降、謎解きに慣れていない人には難しいと感じられる問題もあるかもしれませんが、公式ヒントが用意されています。公式ヒントはゲーム専用LINEアカウントに、問題ごとに設定された数字（ナンバー）を送信する形式。ヒントは段階式で、最終的には答えまで閲覧することが出来ます。謎解きに慣れていない人も安心してプレイすることができますね。

 

最後の謎「浅草の街歩きを振り返る、謎解きギミックの連続」

問題は幾つかの章に別れていますが、最終章は序盤の問題以外、街歩きをする必要がありませんでした。ゲームプレイ中、これ以上の現地探索の必要がないことが告げられます。その後の問題は、どこででも解くことができるため、ゆっくり腰の落ち着ける店舗や、自宅に持ち帰ってプレイすることもできますね。

終盤の問題では、謎解きキットに仕掛けられたギミックを解き明かすひらめき系の問題が連続しました。どの問題も創意工夫に溢れ、解き明かした時に驚きが感じられるものばかり。

攻略のコツとして、それまでに体験してきたゲーム内容を振り返る必要がありますが、特に以下の点に注目してプレイを進めて来ていると、ひらめきをたぐり寄せやすいかもしれません。

・謎を解くのにルールやパターンがある問題は覚えておこう
・問題以外の街や文化の説明も読み飛ばさずに把握しておこう
・手元の利用できるアイテムやツールは隅々までよく観察しよう

また注意点として、一度クリアすると、選択肢のある問題等で選ばなかった問題を閲覧することが出来なくなりました。今回の謎解きを隅々までプレイしたい場合はクリア前に済ませておきたいですね。

クリア後のオマケ問題について

今回の謎解きには、クリア後にオマケ問題が4問用意されていました。現地探索の必要はなく、捻りが加えられたチョイ難しいレベルのやり応えある謎解きになっていました。

所要時間は4問で15～30分程。浅草謎解き街歩きで解き明かしてきた問題の見方を変えるような仕掛けのある内容で、ゲームの余韻を感じながら挑戦するのに丁度良いものでした（公式ヒントも用意されています）

チャレンジするためには、本編クリア後にLINE上で案内されるWEBアンケートに答え、キーワードを入手する必要がありました。

【難易度の目安、攻略コツまとめ】

謎解きにあまり慣れていなく、当日の問題を解くのに不安がある方は、体験イベント型の謎解きでよく出題されるパターンをまとめた記事もありますので、宜しければ活用してみてください（今回の問題を解説するものではありません。一般的な謎解きの考え方や傾向を練習できる内容です）

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実際に遊んでみたリアルな感想

感想「意外な浅草を知るキッカケに。さらに一歩踏み込むかどうかはプレイヤー次第」

今回の街歩きでは、定番の観光名所も押さえつつ、浅草のディープなスポットや、知る人ぞ知るこだわりのお店等を巡る内容が特徴的でした。一部選択制ではありますが、街歩きパートはかなりのボリュームがあり、プレイヤーそれぞれに興味のあるお店や意外なスポットを発見することが出来ると思います。まさにゲームを通して、浅草「ツウ」になれかもしれませんね。

但し、ゲームではそういった浅草のディープスポットの入口までの紹介に留まります。訪れたお店に一歩足を踏み入れるかどうかはプレイヤー次第。寄道をどの程度するかによっても、満足度や一日の過ごし方が大きく変わっていく内容でした。

また、写真をテーマにした今回の謎解きは、観光の街として知られる浅草との相性がとても良く、謎を解きながら自然と思い出の写真が撮れていく構成が面白かったです。撮影した写真の正誤判定には、AI機能が用いられていると思いますが、判定精度もかなり良好。撮影の仕方に若干条件はあるものの、何度も取り直さないといけないといった面倒も全くありませんでした。ただ、指示されたものを条件に沿って撮影するだけですので、謎解きというよりは、ゲーム演出の一部といった位置づけでしょうか。

注意点としては、休日の浅草はどこへ行っても大混雑。人気のレストランやショップは大行列を避けられませんし、仲見世通りや人気の商店街通りは歩くのも大変でした。休日にプレイされる場合は、小人数（２～３人）で巡るのが小回りも利いてオススメかと感じました。

ナゾトキ街歩きシーリーズでは、舞台となる街の意外なスポットを訪れる楽しさがありますが、今回は加えて、浅草の文化や風習に触れることの出来る内容がとても素晴しかったです。浅草が初めての人はもちろん、過去に浅草を訪れたことのある人にとっても、充実の一日を過ごすことが出来る内容。友達や恋人と、ちょっと大人の街歩きを楽しむ機会になると思います。

それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました！