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【攻略、感想】国立競技場×謎解き「青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム」(ネタバレ無し)

2023年6月2日

攻略データ

プログラム名青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム(takarush BLACKLABEL)
謎解きスタイル施設周遊型 ※プレイ人数1人~(推奨4人程まで)
難易度★★★★★★★★☆☆(10段階評価)
移動距離国立競技場 外周及び競技場内(屋外及び屋内)
実際に要した時間4.5時間(公式想定 3時間以上)
特に必要となる力読解力、注意力、思考力、ひらめき力
必要なものスマホやタブレット(インターネット使用)
※バインダーあると便利
キット料金(税込)大人:4,000円
高校生以下:3,200円
※上記料金には「国立競技場スタジアムツアー」体験料金を含む

※キット単体販売あり。別途スタジアムツアー参加料が必要
キット単体 2,200円、スタジアムツアー 大人1,800円 高校生以下 1,000円
(詳細は、記事参照
公式情報青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム |国立競技場で出来るリアル宝探し - HUNTERS VILLAGE

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム」

注目のポイント

  • 東京オリンピックの舞台となったトラックや観客席に立てる!国立競技場の内外を探索する謎解き
  • 宙を駆ける架空の球技を題材に、スポーツの熱狂や選手の成長を描く青春ストーリー
  • 手応え抜群の大人のための謎解き。物語と深くリンクした驚きの謎解きギミック

-はじめに-
今回の記事は、国立競技場を舞台にした謎解き「青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム」に挑戦した攻略レビューをお届けします。

現在、国立競技場では、東京オリンピックに纏わる数々の記念碑や、実際の競技フィールド、観客席などを見てまわることができる「スタジアムツアー」を開催しています。今回の謎解きは、そのスタジアムツアー体験しながらプレイする内容。オリンピックの感動を思い出すような熱量の高い物語と、ひと筋縄ではいかない仕掛けが盛り沢山の謎解きを楽しむことが出来ました。

記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、大人のための謎解きブランド「タカラッシュ・ブラックレーベル」さんらしい謎解きの特徴や見所など。気になる情報を徹底紹介。写真付きでプレイイメージをしやすい内容になっています。参加検討のお役に立ちましたら幸いです。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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国立競技場×謎解き「青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム」の概要

概要「手に汗握るスポーツ青春ストーリー、国立競技場の内外を巡る謎解き」

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「謎解きキットと国立競技場」の写真

謎解きキットはB5サイズの手提げ型クリアファイル付(筆記具付属)

時は20××年、世界中で「エア・アクイラ」というスポーツが大流行していた。
ジェット噴射するスニーカーで、空を飛び回りながらボールを相手のゴールに入れる競技だ。

そして、俺が所属する「青嵐(せいらん)トレジャーズ」がエア・アクイラの日本代表チームになることが決定した。次回の世界大会は、日本の国立競技場で行われるらしい。

これは、俺がエア・アクイラのトップ選手になるまでの物語だ――。

「青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)

今回の謎解きの特徴は大きく3つあります。

・国立競技場「スタジアムツアー」を体験できる
・架空の球技をテーマに、選手の成長を描く感動的な物語
・集団スポーツの戦略性をイメージさせる思考系の謎解き問題

東京オリンピックの舞台となった国立競技場には、実際に使われた聖火台や選手達のサインなど、貴重な品物が数多く残されています。スタジアムツアーは、オリンピックに纏わるそれらの貴重な展示や、選手控え室、競技トラック、観客席など普段は立ち入ることの出来ないエリアを見てまわることができる体験型ツアー。

展示品の鑑賞だけでなく、表彰台に上って記念写真が撮れたり、実際の競技トラックを走ることが出来たりと、参加型の特別な体験をすることができました。ガイドの付き添いはなく、自分達のペースで見てまわることができるので気軽に参加することができます(スタジアムツアーの詳細は、後述をご覧ください

そんな本物の競技場の臨場感の中で描かれる物語は、読み応えがある青春ストーリー。宙を駆ける架空のスポーツの爽快感や、スポーツ選手の挫折や仲間との絆を描く内容は感動的で、大人が楽しめるものでした。白熱の試合シーンでは、オリンピックの熱狂を彷彿させ、手に汗握って物語に没頭してしまいました。

謎解きは、国立競技場の内外を巡りながら必要な情報を集め問題を解いて行く周遊タイプのオーソドックスな内容。付属キットを利用したアナログ作業系の問題も豊富に楽しむことが出来ました。但し、難易度は大人のプレイを想定した手応えあるレベル。シールを条件に従って貼付けたり複雑に動かしたりする内容など、論理的に考える「思考力」が問われる問題も多く、小学生以下のお子さんのプレイは難しいかもしれません(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場」の写真

開放的な国立競技場の全景

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場のトラックフィールド」の写真

ゲーム中には実際の競技トラックに立つ機会も

所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)

実際にかかった所要時間:4.5時間
公式の想定時間:3時間以上)

プレイ可能時間
休日 10:00~17:00
平日 12:00~17:00
※時期により変更の可能性あり、国立競技場「スタジアムツアー」開催時間に準ずる(時間指定チケット必要)
※一部問題は上記時間外のプレイ可能。夜間探索は行わないよう公式案内あり

私は大人2人の協力プレイ(キット2人分利用)でクリアまでに「4.5時間」かかりました。途中の休憩時間は除いていますが、スタジアムツアーの体験時間は含んでいます

今回の謎解きは、前半で国立競技場の外周を巡る謎解き(所要60~90分)中盤で国立競技場内を巡る「スタジアムツアー」を体験しながら謎解き(所要60~90分)終盤は何処ででも解くことが出来る内容(所要60分前後)の3ステップに大きく分かれていました。

所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で3.5~4時間謎解きに慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで4~5時間くらいになると思います。

スタジアムツアーは、謎解き抜きで所要1時間ほどで巡ることができる内容でしたが、混雑していると、フォトスポット等の各体験コーナーで待ち時間が発生します。混雑日のプレイや、ツアーをゆっくり鑑賞したい場合は、プラス30~60分程余計に所要時間がかかる可能性があります。私たちは日曜日にプレイし、スタジアムツアー中の待ち時間が30分ほどありました(スタジアムツアーの詳細は、後述をご覧ください

国立競技場 WALKING MAP

国立競技場は、その外周も見所がたくさん(スタジアムツアー公式サイト「WALKING MAP」より引用。クリックでリンクします)

探索範囲は、屋外と屋内施設の両方を含んでいますが、屋外探索している時間が多めでした。特に国立競技場の外周を巡る前半は、ほぼ屋外。雨天時は、雨具の準備が必要ですね。極端に足元の悪い状況はありませんでしたが、一部、階段を昇降するシーンがありました。エレベーターで回避できる状況ではありました(正式にバリアフリー環境とは公表されておりません。詳しくはイベント主催者へお問い合わせ下さい)

注意点は、プレイ可能な日程や時間が、スタジアムツアーの開催に準じていることです。スタジアムツアーは開催日が限定されており、毎日いつでもプレイできるわけではありません。時間指定のチケットを購入する必要もあります(詳細は、後述をご覧ください

スタジアムツアー開催日の体験可能時間は、平日12:00~17:00、休日10:00~17:00(最終入場16:30)頃の設定になっていますが、時期によって時間は変動する可能性があります。詳しくは、チケット購入時によく確認するようにしたいですね。

尚、ゲーム前半や終盤(スタジアムツアー体験ルートに関わらない問題)は、時間外でもプレイすることができます。但し、夜間探索はしないよう公式で注意が促されています。終盤の問題は探索の必要がないため、場所を選ばずプレイすることが可能。クリア報告もネット上のキーワード送信になります(ハンターズヴィレッジのポイント獲得も、キット封入IDとクリアキーワードがあれば、何処ででも報告可能)

ハンターズビレッジのポイント制については次のリンク先をご覧ください
公式情報:ハンターポイントとは

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場の外周の様子01」の写真

ゲーム前半は国立競技場の外周が舞台。ほぼ屋外のため天候に注意

キット購入情報(スタジアムツアーセット販売、オンライン通販など)

(税込)大人高校生以下
謎解きキット
+スタジアムツアーチケット
4,000円3,200円
スタジアムツアーチケットのみ
(謎解きキット無し)
1,800円1,000円
キット単体(WEBチケット)
PASSMARKET
※受付時にキット引換え
2,200円
キット単体(オンライン通販)
【PR】楽天市場
【PR】Yahoo!ショッピング
2,200円(別途送料 390円~)

※謎解きの体験にはキット購入のほか、現地探索及びスタジアムツアーへの参加が必要になります

※間違いがないよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため必ず公式情報もご確認ください

キットの購入方法は3パターンあります。

(1)「謎解きキット」と「スタジアムツアーチケット」のセット販売
こちらは、国立競技場のスタジアムツアー公式サイトで、時間指定の電子チケットを購入し、当日受付でキットを貰う方法です。特にキットやチケットを単体で買う理由がなければ、こちらの方法で購入するのが一番オーソドックスです。

購入には、メールアドレスの登録が必要。またプレイに3時間以上かかる想定から、選択可能な最終時間は「13:30-14:00回」と早めになっているため注意したいですね。当日受付は、国立競技場の中央門側Cゲートになります

・スタジアムツアー公式サイト:謎解きキットセット販売

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場Cゲート受付の様子01」の写真

国立競技場Cゲート(正面・千駄ヶ谷駅方面側)の受付の様子

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場Cゲート受付の様子02」の写真

受付では「謎解き参加者」と「スタジアムツアーのみの参加者」で案内列が違いました

 

(2)キット単体(電子チケット→当日引換え)
こちらは、Yahoo Japanが運営する「PASS MARKET」で電子チケットを購入し、当日の受付でキットと引換える方法です。プレイにはスタジアムツアーの体験が必須になるため、別途スタジアムツアーチケットを購入する必要があります

「PASS MARKET」の利用は、会員登録や電子決済(PayPay、クレカ、コンビニ決済)が必要。当日のキット引換えは、国立競技場の中央門側Cゲートになります。

スタジアムツアー目的で来訪した人(スタジアムツアーチケット購入済み)が、当日思い立って謎解きをプレイしたい場合に利用できますね。但し、プレイには3時間以上の所要時間が見込まれるため、14時以降のスタートでは、当日中にクリア出来ない可能性があります。スタジアムツアーの営業時間を過ぎてしまった場合は、別日に再度スタジアムツアーのチケット購入する必要が生じてしまうため、時間には十分余裕をもってプレイしたいですね(所要時間の詳細は、前述をご覧ください

また、スタジアムツアー公式サイトでは、「VIPエリア&展望デッキツアー」という似たチケットが販売されています。こちらはスタジアムツアーと内容が異なり、謎解きをプレイすることができません。スタジアムツアーチケットを単体で購入する場合は、間違わないように十分注意したいですね。

チケットを買うイラスト

(3)キット単体(オンライン通販)
こちらは、オンライン通販で事前に謎解きキットを購入しておく方法です。プレイにはスタジアムツアーの体験が必須になるため、別途スタジアムツアーのチケットを購入する必要があります

利点として、スタジアムツアーの開催していない日や時間であっても、ゲーム前半部分は国立競技場の周辺探索でスタジアムツアーが必要ないため、プレイすることが可能になります。平日の午前中からプレイしたい場合や、ゲーム前半と後半を2日間に分けてのんびりプレイしたい場合等に便利ですね。

注意点として、別途送料(税込390円~)がかかります。時期によって送料無料キャンペーンなどをしている事もあるので、利用出来るとお得になりますね。

※謎解きには現地探索が必要です

【PR】《楽天市場》

※引用元:タカラッシュ!公式「宝探しSHOP」より

【周遊型 / お出かけ用謎解きキット】 国立競技場 青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム

【PR】《Yahoo!ショッピング》

※引用元:タカラッシュ!公式「宝探しSHOP」より

【周遊型 / お出かけ用謎解きキット】国立競技場 青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム

国立競技場「スタジアムツアー」について

国立競技場「スタジアムツアー」は、2022年4月より始まったもので、東京オリンピックに纏わる様々な展示の鑑賞や貴重な体験をすることができます

主な体験内容として、次のようなものがあります。

・東京オリンピック陸上競技参加選手の書き残したサインウォール(約300選手)
・関係者しか出入りできない選手ロッカルーム及び展示品の鑑賞
・フラッシュインタビューゾーンのフォト&動画スポット(表彰台やインタビュー体験)
実際のトラック&フィールドで、選手になりきれる体験
展望デッキ、約6.8万席に取り囲まれた国立競技場の全景

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「サインウォール」の写真

陸上競技選手 約300人分のサインやメッセージの書かれた「サインウォール」

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「サインウォール02」の写真

専用サイトにアクセスし、目的の選手のサインを検索する機能もありました

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「フラッシュインタビューゾーン」の写真

選手ロッカールームと競技場の間にある「フラッシュインタビューゾーン」

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「ロッカールームの展示品」の写真

選手ロッカールームには、サッカーワールドカップ関連の展示がされていました

謎解き無しで参加した場合、スタジアムツアーにかかる所要時間は、1時間程度です。ガイドの付き添いはなく、自分たちのペースで体験ルートを巡っていきます。スポーツ観戦の好きな方であれば、思い出に残る貴重な体験をすることができる内容でした。

スタジアムツアーは開催日が限定されており、時間指定のチケット購入が必要。チケットは毎月10日前後に、次月分が発売されています。

また「VIPエリア&展望デッキツアー」という似た内容のチケットも販売されています。こちらはスタジアムツアーとは内容や料金が異なり、謎解きをプレイすることができません。スタジアムツアーチケットを単体で購入する場合は、間違わないように十分に注意したいですね。

公式サイト:国立競技場「スタジアムツアー」公式サイト

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「聖火リレーのトーチ」の写真

実際の聖火リレーで使用されたトーチや表彰台等と一緒に記念写真が撮れました(フラッシュインタビューゾーン)

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「スターティングブロック」の写真

トラックフィールドでは、スターティングブロックやハードル等が準備されていました

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「勝利インタビュー動画コーナー」の写真

勝利者インタビューを体験し、動画を撮影してくれる体験コーナー(フラッシュインタビューゾーン)

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「ビクトリーサインの動画」の写真

カメラに設置されたアクリル版にビクトリーサイン。撮影された動画(30秒以内)は、後でダウンロード可

【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】

ココがポイント

《概要のまとめ》
・国立競技場の「スタジアムツアー」でオリンピックに纏わる貴重な展示の鑑賞や、特別な体験ができる(スタジアムツアーの詳細はこちら
・架空の球技をテーマに、選手の成長を描くドラマチックで感動的な物語
・集団スポーツの戦略性を意識した思考系の謎解き問題(謎解き問題の詳細はこちら

《注意が必要に感じたこと》
プレイにはスマホやタブレットなどのWEB端末必須
「謎解きキット」と「スタジアムツアーのチケット」のセット販売がオススメ
※キット単体ではプレイ不可。時間指定のチケット購入必要(詳細はこちら
・プレイ可能な日程や時間は「スタジアムツアー」開催に準じる
※平日12:00~17:00、休日10:00~17:00頃。時期によって時間は変動する可能性あり
・VIPエリア&展望デッキツアーは、スタジアムツアーと内容・料金異なり、謎解きプレイ不可。スタジアムツアーチケットを単体購入時に注意
・筆記具はキット付属。折りたたみ式バインダーがあると便利

ポケット付折りたたみ式バインダーがあると、細かいアイテムやチケットを収納したり、立ったまま問題を解くのに便利でした

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「折りたたみ式バインダー」の写真

折りたたみ式は、持ち運びもコンパクト。1枚あると今後も重宝しますね。下に私が利用しているものと同タイプを紹介致します。参考になりましたら(上写真はB5サイズ)

難易度や謎解きの特徴は?

特徴「集団スポーツの戦略性をイメージさせる思考系問題」

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「謎解きキット一式」の写真

謎解きキット一式。これ以外に追加で手に入るものもありました

今回の謎解きは、国立競技場の内外の探索で必要な情報を集めながら、要所でゲーム専用サイトに謎解きの答えを送信して進めていく、周遊・探索タイプの謎解きのオーソドックスな展開になっていました。

探索で集める情報は、構造物や展示物の特徴に由来した内容になっており、国立競技場でしか体験できない謎解きをプレイしているプレミアム感がありました

問題のジャンルは一般的なクイズやなぞなぞ、パズル等から幅広く出題されましたが、特に論理的に考える必要のある思考力の問われる問題が多かった印象です。例えば、将棋ように動き方が決まっているコマを盤面上で動かしていくような内容です(これは例示で、実際の問題とは異なります)

ゲームの進行に伴って徐々に問題の難易度も上がっていき、前半の問題であっても、ひらめきや高い思考力が必要になる問題がありました。謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを活用しないと先に進めなくなる可能性があったと思います。

ストーリーブック2ページ目(表紙裏)に、公式ヒントへアクセスできるQRコードが掲載されています。ヒントは問題毎、段階式になっており、必要な部分だけを閲覧することが可能です。但し、ヒントの閲覧には今回の謎解きを制作しているタカラッシュさんが運営する「ハンターズビレッジ」の無料会員登録が必要。獲得できるハンターポイントが減少します。

ハンターズビレッジのポイント制については次のリンク先をご覧ください
公式情報:ハンターポイントとは

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場の外周の様子02」の写真

前半に巡る国立競技場の外周は、芸術作品や緑と調和したモダンな景観

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「聖火台」の写真

国立競技場の外周には、東京オリンピック2020で実際に使用された聖火台も展示されていました

 

最後の謎「物語の内容と深く結びつく、驚きの謎解きギミック」

中盤以降は、いよいよスタジアムツアーの体験ルートに沿って、国立競技場の屋内エリアを探索しながら謎解きを行うことになりました。せっかくですから、スタジアムツアーの内容も存分に楽しんでいきたいですね。

但し、スタジアムツアーの営業時間は17時までとなっているため、時間配分に注意(営業時間は時期によって変動する可能性あるため、当日ご確認ください)必要があれば、公式ヒントを活用するのも手だと思います。

前半より問題量は減りますが、一問一問じっくり考える内容。スタジアムツアーの体験と謎解きのメリハリを付けやすく、スタジアムツアーを楽しみながら情報を集め、腰の着ける場所でじっくり問題に取組むのがいいですね

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「トラックフィールドへ続く通路」の写真

競技フィールドへ続く通路。選手になったつもりで少しドキドキ

「これより先はツアーを出ても問題ございません」という文章を見かけたら、謎解きもいよいよ終盤です。場所を選ばず、何処ででも解くことが出来る内容になりました(クリア報告もWEB上、ハンターポイント獲得も何処でも可)

終盤は、手持ちキットを利用したアナログ問題が多く、用紙類を幾つか重ねたり、付属アイテムを組み立てたりする作業があるため、テーブルのある場所で行うとプレイしやすいと思います。

そして、最後の謎ではそれまでに解いてきた思考系の問題や、手持ちアイテムを振り返る必要のある総合的な問題が出題されました。真の栄光を掴みとるためには、今回の物語を深く読み込む必要もあるかもしれません。ひと筋縄では解くことができない難しさでしたが、問題に仕掛けられたギミック(トリック)の妙が謎解き好きに刺さる内容だったと思います。

攻略のコツとしては、
問題文章をアナログ作業(キットを折ったり重ねたり)に変換するイメージを持とう
用紙類やアイテムに描かれた記号や図柄は、隅々までよく観察しよう
・ストーリーを最初から振り返り、気になるシーンがあれば注目してみよう

尚、最終問題にも丁寧な公式ヒントが用意されています。手こずる場合は、ヒント活用も視野にいれたいですね。どうしてもクリア出来ない場合は、答えの解説ページもあります(解説ページ閲覧でハンターポイントの獲得がゼロになるため注意)

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「クラウチングスタート」の写真

選手になった気分でクラウンチングスタート。フォトスポットには、撮影用にスマホを設置する台があり便利でした(謎解きには関係ありません)

【難易度の目安、攻略コツまとめ】

ココがポイント

《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人もヒントを見ないと、解けない問題があるかもしれない難しさ(公式ヒントの活用で、謎解きに慣れていない人も楽しんでプレイできるレベル)
・大人のプレイが想定された難易度(小学生以下のお子さんには、難し過ぎる可能性があります)

《攻略のコツまとめ》
前半の問題にも、ひらめき力や思考力が問われる問題あり。必要に応じて公式ヒントを活用しよう
※ヒント利用でハンターポイント減少に注意

スタジアムツアー中は必要な情報を集め(写真で撮るなど)、問題は後でまとめて解こう
・思考力が問われる問題、用紙を重ねたりシールを貼付けたりする作業系問題は、腰が落ち着ける場所でじっくり取組もう
用紙類やアイテムに描かれた記号や図柄は、隅々までよく観察しよう
・終盤の問題では、問題文章をアナログ作業に変換するイメージを持とう
・ストーリーを最初から振り返り、気になるシーンがあれば注目してみよう

実際に遊んでみたリアルな感想

感想「体験型スタジアムツアーの魅力&謎解き好きも唸るギミックの妙」

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「展望エリア」の写真

展望エリアからみた競技フィールド全景

今回の謎解きは、「スタジアムツアー」を始めとした国立競技場の意外な魅力を知る事ができるのが最大の特徴であり、見せ場であったと思います

東京オリンピック2020に合わせて建造された新競技場は、洗練されたデザインで綺麗に整備されており、周辺探索も意外な発見に溢れていました。実際にオリンピックで使われた聖火台や、旧国立競技場から受け継がれた歴史を感じるモニュメント、四季折々の自然と調和した景観など。周辺を散策するだけでも十分に楽しめるものばかりでした

競技場内に入場できるスタジアムツアーは、オリンピックの感動が蘇ってくるような特別感に溢れた内容。トラックやフィールドに実際に立つことが出来る体験は、観客の大歓声が聞こえてくるような臨場感や迫力を感じられました

中盤以降の謎解きで、競技フィールドを見下ろしながら観客席で問題を解く機会があり、観客目線になるストーリーともリンク。広大なフィールドを前に、そこで登場人物たちが本当に競技をしているかのような錯覚を覚え、まさに物語世界へ入り込むような体験をすることができました。

但し、観客席は狭くテーブルもないため、細かい作業はやりにくいのが難点。高所が苦手な方も、もしかしたら落ち着かないかも知れません。最後の問題はテーブルのある場所で取組むのがスムーズではありますが、時間に余裕があり、高所が苦手でなければ、最後まで競技場内で解き明かす事で物語の余韻を強く感じることができると思います

大人のための謎解きブランド「タカラッシュ・ブラックレーベル」さんらしい物語性を重視し、ストーリー込みで謎解きギミックが仕掛けられた展開は、ファンの期待を裏切らない内容だったと思います。終了後に熱い気持ちになれる、スポーツ青春ストーリーというのも新鮮でとても良かったです。

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「国立競技場周辺の紫陽花」の写真

私が訪れた5月下旬は、国立競技場周辺に見事に色づいた紫陽花が咲き誇っていました

青嵐トレジャーズと栄光のラストゲーム「千駄ヶ谷駅前の東京体育館」の写真

「JR千駄ヶ谷駅」から向かう場合は、駅前の「東京体育館」の右脇を抜けていくと、国立競技場の正面Cゲートに近かったです

スタジアムツアー自体は、スポーツ好きのお子さんのいるご家族で参加すると盛り上がること間違いありませんが、小学生以下のお子さんにはプレイが厳しい謎解きの難易度かもしれません。大人が読むことを想定した長めのストーリー文章も、お子さんには退屈に感じられるかも。

お友達を誘ったり、謎解き好きカップルやご夫婦でプレイすると、非日常感に溢れた特別な謎解き体験をすることができると思います。

また現在、国立競技場の外周探索するリアル宝探し「探し出せ!国立競技場に眠る秘密の宝」も同時開催中。小学生以上のお子さんであれば自力で解くことも可能な手軽な難易度で、所要30~60分程でプレイできる内容です。ご家族でプレイする場合は、こちらがオススメです。レビュー記事もありますので、よろしければご活用ください。

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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