攻略データ
プログラム名 | ピーターラビットと秘密のパーティー(NAZO×NAZO劇団) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★☆☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 東急線沿線 《参考》渋谷駅より、片道 電車25分程の範囲 |
実際に要した時間 | 3時間(公式想定 3~4時間) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 3,300円(税込) ※「東急線ワンデーパス」(利用日当日限り有効)付き ※キット販売場所:東横線、田園都市線の主要駅窓口など(詳細は記事参照) |
公式情報 | ピーターラビット絵本出版120周年 東急線謎解きラリー 「ピーターラビットと秘密のパーティー」 | [リアル謎解きゲーム] NAZO×NAZO劇団(ナゾナゾ劇団) |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- ピーターラビットの世界感に溢れた大人も子供も楽しめる謎解きラリー
- 東急沿線のオシャレで人気の街を巡る。ちょっとした寄道もしやすい内容
- 限定トートバック、オリジナルデザインの一日乗車券付き
-はじめに-
今回の記事は、東急線を巡る謎解きラリー「ピーターラビットと秘密のパーティー」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
絵本出版から120周年を迎えた「ピーターラビット」。現在、展覧会などの記念イベントが開催されていますが、今回の謎解きもそんな記念イベントのひとつ。お子様でも楽しめる手軽な難易度で、ピーターラビットの優しい世界感に溢れた内容になっていました。
記事では難易度や所要時間といった攻略に役立つデータや、東急沿線の人気の街並みを巡る謎解きの見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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東急線謎解きラリー「ピーターラビットと秘密のパーティー」の概要
概要「絵本を読むように東急線の人気の駅を巡る謎解き」
ピーターラビットのもとに届いた、パーティーの招待状。
けれどそこにはパーティー会場への行き方も、差出人の名前もありません。
書かれていたのは、お誘いの言葉と不思議な文字だけ。
本当にパーティーは開催されるのでしょうか?
ピーターと一緒に秘密のパーティーが開かれる場所を探す旅に出る――。
「ピーターラビットと秘密のパーティー」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイトより要約)
問題冊子は絵本のような作りになっていて、優しいタッチのイラストやお話を目にしながらプレイする内容です。冊子はそれほど厚くありませんが、謎解き問題やストーリーが専用サイトと連動しながら展開していくため、はじめに想像したよりも、ボリュームを感じました。
東急沿線で巡る駅は、オシャレで人気の街が多かった印象。駅周辺で探索を終えてしまう問題もありましたが、次の駅へ向かう前にちょっと街歩きを楽しんだり、カフェでひと休憩しやすい構成だったと思います。
問題の難易度は高くなく、小学生のお子さんでも十分に解けるレベルです。机上の問題を解き明かす喜びより、知らない街を巡る好奇心や、専用サイトに仕掛けられたギミックにあっと驚く楽しさに焦点がある内容でした(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)
実際にかかった所要時間:3時間
※公式想定 3~4時間
プレイ推奨時間:10:00~22:00
※一部の周遊施設の営業時間が10:00~22:00のため、この時間を推奨
私は渋谷駅でキット購入し、大人2人の協力プレイで「3時間」かかりました。途中、一度カフェで休憩をしましたが、その時間は除いています。
問題の難易度は高くなく、謎解きで時間を費やすことはほぼありませんでした。3時間のプレイ時間の半分以上は電車に乗っている時間です。移動時間や乗り換えにかかる時間は短縮できないため、3時間より早くクリアするのは難しいと思われます。
大人が謎解きに集中して3時間、ご家族が寄道しながらのプレイで4~4.5時間くらいがプレイ時間の目安になると思います。
また、探索は一部屋根のある場所もありましたが、ほぼ屋外と思った方が良い内容でした。雨など天候には注意が必要ですね。探索は駅周辺で済む場合が多かったですが、15分程の街歩きをするシーンもありました。
キット購入情報(東急線フリーパス、トートバック付)
キット購入料金:3,300円(税込)
※ペグシル(筆記具)、東急線「ワンデーパスポート(大人)」、オリジナルトートバック付
東横線 | 渋谷駅(ヒカリエ2改札)、中目黒駅、自由が丘駅、田園調布駅、武蔵小杉駅、日吉駅、菊名駅、横浜駅 |
目黒線 | 目黒駅 |
田園都市線 | 三軒茶屋駅、用賀駅、二子玉川駅、溝の口駅、鷺沼駅、あざみ野駅、青葉台駅、長津田駅、中央林間駅 |
大井町線 | 大井町駅 |
池上線 | 五反田駅 |
多摩川線 | 蒲田駅 |
「出版120周年 ピーターラビット™展」特設ショップ(世田谷美術館)の販売分は現在売り切れです |
※間違いがないよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため、必ず公式サイトの情報もご確認ください
公式サイト:キット購入情報
私は渋谷駅(ヒカリエ2改札)の改札窓口(ごあんない)で購入しました。ポスター等の貼紙もなく不安でしたが、窓口の駅員さんに訪ねると対応をしてもらえました。その場に常備されていなく、電話で取り寄せていたため、時間がかかりました。販売は現金のみで、ICカードやQR決済、クレジットカードは対応していませんでした。他の駅でも同様の可能性があるためご注意ください。
販売時間は、始発~終電までとなっていますが、窓口によっては販売対応をしていない時間帯があるかもしれません。できるだけプレイ推奨時間内に購入するのがいいかもしれませんね。
キットを購入してそのままプレイする場合、販売所は渋谷駅のように東横線、田園都市線の乗換駅になっている場所が次の行動がとりやすくオススメです。
一日乗車券について
キットには東急線全線が一日乗り降り自由になる「ワンデーパス」(大人680円相当)が付いています。ピーターラビットのイラストが付いたオリジナルデザイン。期間中(※)であれば日を選ばず、1日だけ使用することが出来ます。子供料金のワンデーパスポートが付いたキット販売はありませんでした。大人も子供も共通のキットです。
使用期間:2022年3月26日~6月30日のうち1日限り有効
参考までに、私の場合(渋谷駅出発し、ゲーム終了後に渋谷駅へ戻る)、PASMOやSuica利用では「1,026円」かかる計算だったため、付属のワンデーパスでお得になっていることがわかりますね。
トートバックについて
キットにはオリジナルデザインのトートバックも付属しています。プレイ中の使用はもちろん、作りが想像以上にしっかりしていたので普段使いにも耐えられる仕様でした。
厚手の生地で、肩にかけられる長めの持ち手。マチ付きなので容量も大きく底が安定しますね。
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・ピーターラビットの絵本を読むように楽しめる謎解きラリー
・問題冊子、街歩き、専用サイトを連動しながらすすめて行く展開
・東急線の一日乗車券付き。オシャレで人気の街を巡っていく
《注意が必要に感じたこと》
・プレイにはスマホやタブレットなどインターネット端末必須
・キットは東横線、田園都市線の乗換駅で購入がオススメ
※改札窓口で販売。取扱い現金のみの場合があるため注意
・探索は屋外の割合が多いため、雨など天候に注意
・折りたたみ式バインダーがあると便利
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「専用サイトと街の景観を利用したハイブリッドな謎解き」
問題を解くことで「駅名」がわかり、訪れた駅周辺を探索。得た情報を利用して謎を解き、次の駅に向かう事を繰り返す「電車・鉄道系」周遊謎のオーソドックスな展開でした。
但し、スマホ等で閲覧する専用サイトと問題が連動しており、サイトに仕掛けられたギミック(タッチやドラッグでイラストが変化など)を解き明かす必要もあり、変化に富んだプレイを楽しむことができました。公式ヒントもこのサイト上で閲覧することができます。
街を探索するシーンでは、イベント用の貼紙ではなく、建物の装飾や看板など実際の街の景観を探し歩くことになるため、物語の中へ入り込む臨場感も感じやすく、どこへ向かうかわからない周遊謎のワクワクも満喫できました。
問題のジャンルは、なぞなぞ、迷路、間違い探しといった一般的な内容で、難易度はそれほど高くありません。が、問題冊子、街の探索、専用サイトが連動しあう「ハイブリッド」な仕様で、最後まで好奇心が刺激される体験になりました。
最後の謎「秘密のパーティーの正体とは?」
差し出し人不明の招待状、不思議な暗号に導かれた「パーティー会場」を探す旅は、思いがけない場所へプレイヤー達を誘います。終盤の街探索でたどり着くその場所こそが、今回の謎解き最大の「びっくり」かもしれません。
また、最終目的地にたどり着いた後、最後の謎は街の探索が必要のない問題で、何処ででも解ける内容です。こちらは専用サイトのギミックを解き明かす「ひらめき系」の謎解きで、物語との親和性も高く、幸せなエンディングを迎えることができました。
秘密のパーティーの正体を暴くコツは、招待状を受取ったゲームの始まりから、今までのことを振り返って見ることかもしれません。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・小学生のお子さんがヒント無しでも何とか解けるレベル(丁寧な公式ヒントもあるので安心)
《攻略のコツまとめ》
・スタート駅(キット購入)は東横線、田園都市線の乗換駅がオススメ
・冊子、専用サイト、街歩きの情報を連動させて謎を解こう
・最後の謎は、招待状を貰ったゲームスタートからの事を振り返ってみよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「ご家族のお出かけや、カップルのデートに最適。オシャレな街でちょっと寄道」
子供から大人まで愛される「ピーターラビット」ならではの体験ができる謎解きイベントでした。
問題冊子や専用サイトには、ピーターラビットのイラストが随所に掲載され、まるで絵本を読んでいるような感覚。謎解きもストーリーとほど良く調和し、物語の登場人物になりきって旅をしている気分になれました。
また、問題の難易度は子供も楽しめる手軽なレベルながら、好奇心を刺激される仕掛けが要所に仕込まれており、十分な満足感を感じることができました。
ただ、謎解きに集中して取り組みたい方は、やや物足り無さを感じるかも知れません。謎解きラリーとあるように、東急線の各駅をチェックポイントにしながら、どこへ向かうかわからないドキドキ感に楽しさの要点があります。ちょっと寄道を楽しむくらいでプレイするのが丁度良い内容だったと思います。
現在、東急線沿いでは、出版120周年を記念したピーターラビット展を開催している世田谷美術館や、開店七周年を迎えた「ピーターラビットガーデンカフェ」などがあり、一日乗車券を利用して訪れやすいのも魅力的ですね。ご家族のお出かけやカップルデートに最適ではないでしょうか。
私はゲーム終了後に自由が丘にある「ピーターラビットガーデンカフェ」に訪れてみました。原作の世界感に溢れた店内装飾で、写真映えするメニューも豊富。ゲームの余韻を感じながら寛ぐことができました。また、お会計時に謎解きキットを提示すると「オリジナルマドラー」を貰うことができます。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!