攻略データ
公演名 | ロンドントラップタワーからの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(4名/チーム) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 27%(東京ミステリーサーカス、22.2.05筆者参加回) |
制限時間 | 60分(所要時間105分) |
特に必要となる力 | 注意力、パズル力、ひらめき力 |
公式ヒント | あり(チーム毎にヒントカード設置) |
参加料金(税込) | 前売り一般(平日)3,300円 前売り一般(土日祝)3,600円 ※学生チケット、グループチケット有り(詳細、記事参照) |
公演情報 | 【公式】リアル脱出ゲーム×ルパン三世『ロンドントラップタワーからの脱出』 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- TVアニメ「ルパン三世 Part6」を背景に、ロンドンが舞台のオリジナルストーリー
- トラップの仕掛けられた謎のタワーを攻略、知略戦に勝利するのは誰だ!?
- 原作声優さん撮り下ろしボイス、ルパン三世らしいカッコイイ演出にも注目
-はじめに-
今回の記事は、TVアニメ「ルパン三世 Part6」とリアル脱出ゲームがコラボした「ロンドントラップタワーからの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
ルパン三世とリアル脱出ゲームは、過去に幾度とコラボをしてきましたが、どれも難易度高め。今回も、ひと筋縄ではいかない大人の知略勝負が繰り広げられました。オープニングやエンディングでは、ルパン三世らしいカッコイイ演出にも注目です。
脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータや、罠だらけのタワーを攻略していく今回の謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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ルパン三世×リアル脱出ゲーム「ロンドントラップタワーからの脱出」の概要
概要「怪盗団になりきってルパンと協力、罠だらけの塔に囚われた少女を救え!」
暗号解読が得意な怪盗団の一員である貴方。
世紀の大泥棒「ルパン三世」から協力要請を受けることになった。
今回の獲物は「囚われの少女リリー」
侵入者を阻む数々の罠が仕掛けられた謎の塔、通称「ロンドントラップタワー」へ誘拐されてしまった少女を救うのが目的だ。
現場には、「ルパンが塔に眠る財宝を狙っている」とのニセ情報によって、銭形警部の姿もあった。
貴方はルパンと協力し、難攻不落の塔から囚われの少女リリーを救出出来るだろうか――。
「ロンドントラップタワーからの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています(公式ストーリーを要約)
囚われた少女「リリー」はTVアニメに登場するキャラクター。ロンドンを舞台にしたアニメを背景にした、リアル脱出ゲーム・オリジナルストーリーが、原作声優さん撮り下ろしボイスで語られます。
スクリーン演出は静止画多めですが、会場MC(出演スタッフ)さんの迫力の演技と連携することで、高い臨場感が感じられてテンションも上がりました。
謎解きの内容は、大人が十分な手応えを感じられるもの。罠だらけのトラップタワーという舞台を生かした「パズル」や「論理的思考」を試される問題が多く、盤面を制圧していくような「知略戦」を繰り広げるシーンも(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
ルパン三世のファンの方はもちろん、ドラマチックなストーリーと連動したギミック(トリック)満載の謎解きは、大人が楽しめるリアル脱出ゲームでした。
所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)
ゲームの制限時間:60分
解説を含めた所要時間:105分
(公式の想定所要時間:110分)
ゲームの制限時間は「60分」です。私はグループチケットを購入し、友達同士4人で挑戦しました。問題数は多く感じませんでしたが、アイテム類が豊富で、それらを利用して解くパズル問題や整理整頓に時間がかかりました(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
また途中、チェックポイントにチームメンバー全員で赴く機会が複数回あり、問題を直接解いていない時間もそれなりに発生します。私たちが最後の謎を解き終わったのは、終了1分前の超ギリギリでした。
全体の所要時間は「105分」でした。公式で想定されている時間とほぼ一緒ですね。オープニングや解説を含めたエンディングが、割としっかり脚本に沿って語られていくため、全体の所要時間が110分を大幅に超えていくことはないかと感じました。
チケット情報(グループチケット、特典など)
チケットの種類は「前売り・当日」「一般・学生」「平日・土日祝(大型連休期間含む)」などで料金が変わります。グループチケット以外では、当日、運営側が1チーム4人のマッチメイクをします。複数人で参加した場合でも、チームが別々になってしまうことがあり、注意が必要です。
グループチケットは、1~4人で1つのテーブルを貸切りにできます。4人MAXで参加すると、1人当たりの料金が一般チケットより若干安くなりますね。また、グループチケットを購入すると、当日受付で、特典(オリジナル4連ブックマーク)が貰えました。
(税込) | 前売り | 当日 | ||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
一般 | 3,300円 | 3,600円 | 3,600円 | 3,900円 |
学生※1 | 3,000円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,600円 |
一般グループ※2 | 12,800円 (3,200円/人) | 14,000円 (3,500円/人) | 14,000円 (3,500円/人) | 15,200円 (3,800円/人) |
特典付き※3 | 上記チケット料金 +3,000円/個×希望個数 | ― |
※1 学生チケット購入時は、入場の際に学生証の提示が必要となります
※2 グループチケットは、1~4人で1つのテーブルを貸切り。1人当たり料金は、4人で参加した場合です
※3 特典は、前売り限定。石川五ェ門にちなんだ「斬って解く!?つまらぬ謎」と、ルパン、不二子、五ェ門のシルエットがデザインされた「豆皿3種セット」
※間違いがないよう記載しておりますが変更されることもあります。特典内容の詳細や、チケット料金については、必ず公式情報をご確認ください
公式サイト:チケット情報
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要まとめ》
・怪盗団の一員となってルパンと協力。トラップタワーに囚われた少女を救出するオリジナルストーリー
・ドラマチックなストーリーと連動したギミック(トリック)満載の謎解き
・原作声優さん撮り下ろしボイスや、ルパン三世の世界感を感じられるカッコイイ演出
《注意が必要に感じたこと》
・4人1チーム、複数人で参加してもチームが分かれてしまう可能性あり
※グループチケット購入すると、1~4人で1テーブルを貸切りにできます
・東京ミステリーサーカス小ホール参加時、上着や荷物を置くスペースがかなり限られていたため、荷物は最低限で参加するのがオススメ
・小学生以下は、大人の方と一緒のプレイが必要(チケット参加人数分必要)
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「パズル問題多め、ひらめきと連携で挑むトラップタワー」
今回の謎解きでは、罠だらけのトラップタワーという設定を生かしたパズル問題が多かった印象です。ピースを条件に沿って組み合わせたり、時には立体的な感覚も必要になるかもしれません。アイテムの奪い合いにならないよう、チーム内の譲り合いや連携力が大事になりますね。
また、盤面上で作戦を練る詰将棋のような要素もあり、チーム内の議論が必要になる問題もありました。そういった場面では、論理的に物事を考える力がポイントになったと思います。
一方で、要所では怪盗団らしい「柔軟な思考」や「高いひらめき」が必要になる問題もあり、机上のパズル問題だけでは終わらない緩急の感じられる問題構成になっていました。
総じて、他のリアル脱出ゲームと比べて難易度はやや高めだったと思いますが、どうしても先に進めない場合は、ヒントカードがチーム毎(テーブル毎)に設置されています。このヒントカードの利用で、最終問題までたどり着けるように調整されています。チームメンバー全員の了承のもと利用するように、注意が必要ですね。
終盤の謎「パズル、トラップ、迷路・・・知略戦を制するのは誰だ?」
終盤は、それまで解いてきた問題と大きく外れるような展開ではありませんでしたが、より高い「論理的思考」「発想の柔軟さ」「ひらめき」が必要となりました。
まさに、トラップタワーを牛耳る黒幕との騙し合いバトル。トラップタワーに仕掛けられた数々の罠を把握し、絶体絶命のピンチの中で状況を冷静に分析し、用意された譜面をどう攻略するか。今まで以上に白熱した知略戦が待ち受けていました。
最終問題にヒントは用意されていません。時間も多くは残されていないと思います。ですが、決して焦らず状況を見つめ、些細な違和感へ敏感になることで、脱出成功のキッカケを得ることができました。
クリア成功することで「脱出成功カード」をゲットすることができます。SNSへの投稿も可能なカード、ぜひ手に入れたいですね。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:27%(11チーム中3チーム成功、2022年2月5日東京ミステリーサーカス)
・12才以上のプレイが想定された難易度
※ヒント活用で最終問題まではたどり着けるよう調整されています
《攻略のコツまとめ》
・パズル問題多め。アイテム類の譲り合いや、手分けする連携力がポイント
・譜面上で作戦を練る問題では、論理的な思考が必要
・怪盗団らしい「柔軟な発想」と「冷静な状況分析」が攻略の要(かなめ)
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「手応えバツグンの謎解き、大人が痺れるルパンの格好良さ」
リアル脱出ゲームとルパン三世のコラボは今までも幾度と行われてきましたが、パズル要素の強い難易度高めの問題が多かったなあと思います。今回もそんなルパン三世のリアル脱出ゲームらしい、手応えバツグンの内容でした。
特にポイントは、机上のパズル問題が得意なだけでは決してクリア出来ない点。ルパン三世の世界感に相応しいギミック(仕掛け)に満ちた謎解きを柔軟な発想で解き明かしていくのが楽しい内容でした。
その分、難易度も高めですが、ヒント活用をすることで謎解きに慣れていない人への配慮もしっかりされていたと思います。
そして、演出の格好良さにも注目です。思わず鳥肌がたってしまうような、大人が痺れる映像や音響演出で、まさにテレビで見ていたルパンの世界に入り込んだ臨場感を肌で感じることができました。
ルパン三世ファンとして少し寂しかったのは、今回は次元や五右衛門、峰不二子の登場が物語上なかったことです。物語は十分に楽しめる内容でしたが、登場を期待していた分、ちょっとがっかりがありました。また、東京ミステリーサーカス小ホールでは、チームメンバーで記念撮影できるフォトスポットが無かったのも残念だったな~と思います。
ですが、1チーム4人でグループチケットも買いやすく、謎解きも本格的。これから全国で順次公演がスタートしていきます。謎解き好きの友達を誘って参加するのにピッタリな内容だと思います。
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!