攻略データ
プログラム名 | 鉄道探偵と10の証拠(takarush BLACKLABEL) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系)※推奨人数1~4人程 |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 京王・井の頭線、及び都営地下鉄沿線(新宿より片道30~40分範囲) |
実際に要した時間 | ・ポアロ編(京王) 2時間30分《公式想定 4時間~》 ・金田二編(都営地下鉄) 3時間15分《公式想定 4時間~》 ※上記を続けてプレイする為の移動時間+30分 |
特に必要となる力 | 読解力、注意力、推理力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用)、筆記具 ※バインダーがあると便利 |
キット購入料金 | 無料(別途、交通費) ※配布場所 京王線・井の頭線、都営地下鉄の各駅(一部駅除く) ※交通費、参加冊子配布の詳細は、記事をご覧ください ・交通費について ・参加冊子配布について |
公式情報 | 鉄道探偵と10の証拠|東京都|takarush BLACKLABEL |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 京王・井の頭線、都営地下鉄を巡る人気の謎解きシリーズ第7弾、豪華賞品も当たるかも
- 京王編、都営地下鉄編、2つクリアした人が挑戦できる最終問題と3つに分かれた謎解き
- 電車で何処に向かうかわからない推理&謎解き。2021年版は、探偵助手採用試験!?
-はじめに-
今回の記事は、京王・井の頭線、都営地下鉄線を巡る謎解き「鉄道探偵と10の証拠」へチャレンジしてみた攻略レビューをお届けします。
人気シリーズ「鉄道探偵」も2021年版で第7弾。鉄道探偵の助手を決める新展開のストーリーや、一部街歩き要素なども楽しめる内容で、今年も無料とは思えない作り込まれた謎解きが楽しめました。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、交通費がお得になる1日乗車券の詳細、3編に分かれた今回の謎解きの特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
「鉄道探偵と10の証拠」の概要
概要「鉄道探偵の助手採用試験、電車で何処に向かう分からない謎解き」
鉄道にまつわる事件を専門に扱う「鉄道探偵」
現在は3代目となる青年が務めているが、案件の増加で手が回らない状況に。
そこで、見かねた初代「鉄道探偵」が助手の募集を行った。
最終試験に残ったのは、ポアロを名乗る分析タイプの英国紳士風の男と、金田二という直感が冴える和装の男。
試験の内容は、実際の依頼を解決することと2人に告げられる。
ポアロは、初代鉄道探偵とともに「探し物」をすることに。
金田二は、3代目とともに「素行調査」へ。
2人の探偵の人生を変える1日がはじまる――。
「鉄道探偵と10の証拠」の導入ストーリーは、上のようになっています。
鉄道探偵シリーズの特徴は、「京王・井の頭線」と「都営地下鉄線」の異なる2つの探索範囲で、謎解きの内容が大きく2つに分かれていること。どちらからプレイしても良く、2つクリアすることで挑戦できる最終問題(WEB問題)があることも、従来通りでした。
さらに今回のポイントは、「ポアロ編(京王)」「金田二編(都営地下鉄)」で探索範囲だけでなく問題傾向にも違いがあることです。それぞれ「思考力が試される問題」と「ひらめき(直感)が試される問題」が多めになっていました(謎解きの内容について、詳細は後述をご覧ください)
また、一部の問題では街歩き要素もあり、何処へむかうかわからないドキドキやワクワクを感じることができました。全体を通して謎解きのジャンルも多彩、ボリュームもあり、謎解き三昧の1日を送ることができる内容です。
所要時間の目安、探索可能な時間
謎解きにかかった所要時間は、全3編合わせて「6時間45分」でした。私は、金田二編(都営地下鉄)→ポアロ編(京王)とプレイしました。詳細は次のようになります。
《ポアロ編(京王)》
・3時間15分
※ 公式想定 4時間以上
《金田二編(都営地下鉄)》
・2時間30分
※ 公式想定 4時間以上
・上記を続けて行う為の移動時間 +30分
(金田二編最終駅 → ポアロ編最初の駅へ移動)
《合同捜査編(WEB)》
・30分
※ 公式想定 30分
計 6時間45分
また、一部の問題で駅周辺の施設内を探索するため、プレイ可能時間が設定されていました。
《プレイ可能時間》
・10:00~21:00
※最終WEB問題(合同調査編)は、上記時間外もプレイ可
プレイ時間の大部分が電車移動になるため、謎解きで大きく躓くことがない限り、だいたい似たような所要時間になると思います。3編を1日でプレイする場合、謎解きに慣れている人で「6~7時間」、少し謎解きに考える時間を要して「7~8時間」ほどが一般的な所要時間ではないでしょうか。
1日で3編クリアを目指す場合は、途中の食事や休憩時間の余裕をもって、午前中にプレイスタートするといいですね。
参加冊子(無料)の配布場所、注意事項など
参加に必要となる冊子は、WEB上でダウンロード(PDFファイル)できるほか、下記で無料配布されています。
《参加冊子の配布》
・京王線・井の頭線の各駅、
・都営地下鉄(浅草線・三田線・新宿線・大江戸線)の各駅
※ 押上・目黒・白金台・白金高輪を除く
・日暮里・舎人ライナーの日暮里駅及び西日暮里駅
※ 冊子はなくなり次第終了となります
・公式サイトリンク:参加冊子のPDFダウンロード
答えを書き込んだり、折ったり重ねたりするアナログ問題もあるため、PDFファイルをダウンロードした場合は、印刷をする必要があります。
駅で参加冊子を手に入れるのが、一番スムーズにプレイできるのでオススメです。
その他注意事項
・事前に問題を解いて、最初の駅を把握しておくなどなければ新宿からスタートするのが無難です
・参加冊子は無料ですが、謎解きには別途交通費がかかります(交通費の詳細は、次項をご覧ください)
・金田二編(都営地下鉄)では、一部屋外を周遊する謎解きがあります。夜間や雨天に注意
・参加冊子に筆記具は付属していないため、持参する必要があります
・立ったまま謎解きをする機会も多くなるため、折りたたみ式のバインダーがあると持ち運びにも便利です。ポケット付で、1日乗車券などが収納できるタイプを1枚持っていると、重宝しますね。私が使用してるものを下に紹介します。参考になりましたら。
1日乗車券について(交通費考察)
京王・井の頭線、都営地下鉄には1日乗車券があります。今回の謎解きでは、この1日乗車券を利用すると、交通費がお得になりました。せっかくの無料イベントですから、交通費もお得にしたいですね。但し、都営地下鉄の冬のワンデーパスは、一部期間になるのでご注意ください。
京王線・井の頭線一日乗車券
都営地下鉄冬のワンデーパス
大人:500円
小人:250円
2020年12月12日(土)~2021年1月17日(日)までの土日祝日
並びに、2020年12月28日(月)~12月31日(木)のみ販売
上記期間の発行日(1日)に限り、都営地下鉄全線が乗り放題になります。詳細は公式情報をご覧ください
公式情報:都営地下鉄ワンデーパス
都営まるごときっぷ
仮に、今回の謎解きをSuicaやPASUMOで周遊した場合の交通費を立ち寄った駅を考慮して計算してみました。いずれも新宿を起点にし、謎解き後に新宿へ戻るコースで計算しています。
《ポアロ編(京王)》
乗車賃 合計:1,415円
→ 1日乗車券で、大人515円お得
《金田二編(都営地下鉄)》
乗車賃 合計:1,686円
→(冬のワンデーパス利用)大人 1,186円お得
→(都営まるごときっぷ利用)大人986円お得
京王・井の頭線と都営地下鉄の両方が乗り放題になる1日乗車券はありません。京王線と都営地下鉄を乗り換える際は、新宿で一度下車し、1日乗車券の種類を替える必要があります。都営新宿線⇔京王線に直接乗り入れてしまうと、下車駅で差額を払う必要が生じます。
ポアロ編(京王)と金田二編(都営地下鉄)を続けてプレイする場合は注意が必要ですね。
抽選で当たる賞品
鉄道探偵シリーズでは、クリアすることで応募できる賞品への抽選も魅力の一つになっています。
ギフトカードやノベルティ、鉄道ファンに嬉しいオリジナル賞品など。クリア状況によって応募できる賞品の範囲が変わります。私はギフトカードに応募してみました。「当たったらいいな~」くらいのオマケとして楽しみにしたいと思います(当選は、賞品の発送をもって連絡)
また、応募できるチャンスは1人1回で、各編クリアごとに応募はできないため注意が必要です。全編プレイを予定される方は、応募は最後までとっておきましょう。
応募には、WEB上でアンケートへの回答と連絡先などの入力が必要でした。
また、タカラッシュさんのイベントでは欠かせない「デジタルアイテム」の配布もあります。集めている方は、ぜひ最終キーワードまで解き明かして、ゲットしたいですね!
デジタルアイテムとは?
無料WEB会員コンテンツとして、謎解きに関連した「宝物」のデジタル画像がコレクションできるものです。タカラッシュ!さんが制作する多くの謎解きプログラムで採用されています。
概要のまとめ
ココがポイント
・「京王・井の頭線」と「都営地下鉄線」の異なる2つの探索範囲、鉄道沿線をめぐる無料とは思えない本格謎解き
・ボリュームもたっぷり、「ポアロ編(京王)」「金田二編(都営地下鉄)」2編クリアで挑戦できる最終問題(WEB)も
・1日乗車券の利用で交通費もお得に(詳細はこちら)事前に問題を解いて、最初の駅を把握しておくなどなければ新宿からスタートするのが無難
・クリアで応募できる豪華賞品の抽選も楽しみのひとつ
・スマホやタブレット(要インターネット環境)、筆記具の持参が必須
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「ポアロ編(京王)は思考力、金田二編(都営地下鉄)は直感力問題!?」
2021年版「鉄道探偵」の謎解きの特徴は、ポアロ編(京王)と金田二編(都営地下鉄)で探索範囲だけでなく出題される謎解きの傾向も異なることです。
どちらからプレイをしても問題ありませんが(私は金田二編からプレイ)、各編の謎解きは番号順に解いていくのが、一番効率の良い移動になりました。事前に問題を解いて、最初の駅を把握しておくなどなければ新宿からスタートするのが無難です。
ポアロ編(京王)
パズルや言語感覚を問う問題など思考力が試される謎解きが多かった印象です。
必然的に、じっくり考える機会が多くなるため、必要に応じて椅子やテーブルのある場所で落ち着いて解くのがポイントでした。複雑に思える問題こそ、焦りは禁物ですね。
また、金田二編に比べて、移動にかかる時間が若干少なめ。周遊する箇所も、ほぼ屋内です。
こちらの謎解きでは、周遊で入手する情報(掲示物)をスマホで写真に撮っておくことをオススメします。必要な情報の書き漏らしをする可能性がありました。
金田二編(都営地下鉄)
直感やひらめき力を試される問題が多かった印象です。
机上でじっくり考えるよりは、歩く機会が多く、手を動かして解くアナログ問題(冊子を折ったり、重ねたり、マスを塗りつぶしたり)もあってバリエーション豊かでした。
こちらの謎解きの方が、移動時間が長く、ポアロ編に比べて若干時間がかかります。一部屋外を周遊する問題もあるため、雨天や夜間のプレイに注意したいですね。
ポアロ編、金田二編、次項の合同捜査編ともに公式ヒントが用意されています。躓いてしまったときは有効に利用したいですね。
最後の謎「物語に散らばる10の証拠、参加冊子全体を利用したアナログ問題」
ポアロ編と金田二編の両方をクリアすると、合同捜査編(WEB上の最終問題)にチャレンジすることができます。電車による移動や、現地探索の必要がないため、自宅で解くこともできました。
ポアロ編、金田二編をどれだけ丁寧に読み込んでいたか(ストーリー読解力)が問われ、参加冊子の全体を利用したアナログ問題がメインになります。
特別難しくはありませんが、やや問題の内容がわかりにくい部分がありました。テーブルと椅子のあるところで、頭の中を整理しながらゆっくり解いてみるといいかもしれません。
問題文で何を指示されているかわかりにくかったら「ポアロと金田二が見たこと聞いたことを揃えていく」という感覚で作業をすすめるといいと思います。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れていない人は、ヒントを見ないとクリアが難しいレベル。謎解きに慣れている人でも、一部のひらめき問題で苦戦する可能性あり
《攻略のコツまとめ》
・ポアロ編では、探索で入手する情報(掲示物)を写真に撮っておこう(情報の書き漏れ対策)
・複雑に思える問題は立ったまま取り組まず、テーブルや椅子のある場所でじっくり解こう
・合同捜査編(最終問題)では、ポアロと金田二が見聞きしてきたことを揃える感覚で作業するのがポイント
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「無料とは思えない作り込まれた謎解き&新キャラの活躍が楽しい」
私は鉄道探偵のファンで数年前から毎年プレイをしていますが、今年も期待を裏切らない丁寧に作り込まれた謎解きを楽しむことができました。
参加冊子は無料ですが、サプライズを感じられる謎解きトリックが仕掛けられていたり、各編の問題にも趣向が凝らされていて、問題量は多いですが最後まで熱中してプレイすることができました。
私は、直感や予想外の問題が多かった金田二編(都営地下鉄)が特に楽しかったです。一方のポアロ編(京王)は、机上問題をじっくり解くような楽しみ方のため、思考力を試される問題が好きな方にはたまりませんね。
スローリーでは、ポアロと金田二という新キャラクターのトボケた活躍が楽しく、3代目鉄道探偵だけでなく、初代鉄道探偵も前回から引き続き登場。益々賑やかになって、従来からのファンは今後の展開が楽しみになる内容だったと思います。もちろん鉄道探偵を初めてプレイする方にも配慮されたストーリーになっているので、問題無く楽しめます。
年末年始は長い休みになる方も多いと思いますが、混雑時間を避けて、少しずつプレイしてみるのもいいかもしれませんね。
それでは、最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!