攻略データ
コンテンツ名 | バーチャル謎解きプログラム「空想都市トラベル Prototype ~大富豪が残した暗号~}(タカラッシュ!) |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★★★★☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 1人~ |
実際にかかった時間 | 3時間(想定 2時間程) |
練習になる力 | 注意力、観察力、推理力 |
必要なもの | はさみ、スマホやタブレット(インターネット使用)※LINEアプリ使用 |
購入料金 | 1,650(税込) |
公式情報 | 空想都市トラベル Prototype 大富豪が残した暗号|タカラッシュ!公式 宝探しSHOP |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- 緻密に作り込まれた空想地図の上で、現実にはない街を思い描いてみたい!
- 架空の街をドラマ映像で再現、自宅にいながらリアル宝探しを体験したい!
- リアルで細かい設定が詰めこまれた大ボリューム。謎解き三昧の休日を過ごしたい!
-はじめに-
今回の記事は、架空の街を描く「空想地図」とリアル宝探しのタカラッシュ!さんがコラボしたバーチャル謎解き「空想都市トラベル Prototype ~大富豪が残した暗号~」を遊んでみたレビューをお届けします。
ありそうでない架空の街「中村(なごむる)市」の精緻に描かれた地図を頼りに、暗号解読。大富豪が隠した宝探し・・・・・・のはずが、次第に暗雲が立ちこめ始め!?
リアルな感想、難易度や所要時間の目安、謎解き部分の特徴などなど。購入を検討されている人に役立つ情報はもちろん、既にプレイされた人の振り返りにも楽しい内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
(画像引用元「タカラッシュ公式! 宝探しSHOP」)
バーチャル謎解き「空想都市トラベル Prototype ~大富豪が残した暗号~」の概要
地図を頼りに架空の町を探索、再現映像で実際に目に見える
中村(なごむる)市の大富豪が、気まぐれに始めた「究極のエンターテイメント」
暗号を解き、試練を乗り越えれば、彼の莫大な財産が手に入るという。
夢を求め上京したものの、しがない日々を送る「私」は、その暗号解読へ挑むことに――。
「空想都市トラベル Prototype ~大富豪が残した暗号~」は、上述のようなシチュエーションで始まります。
最初に用意されているのは、「中村(なごむる)市」の案内マップと、「最初の謎」と書かれたいくつかの暗号です。
暗号を解き明かすことで「場所」が判明し、中村市のマップを頼りに探索すると、次の暗号やヒントを入手できます。リアル宝探しが、実際の街に仕掛ける「周遊タイプの謎解き」と一緒ですね。
ですが、中村市は架空の街。実際に探索することはできません。そこでLINEアプリのトーク機能を利用。LINEで「場所名」を送信すると、再現された画像や映像が返信され、閲覧することができます。
もともとこれは「バーチャル謎解きプログラム」として、タカラッシュ!さんが他の謎解きグッズでも使用しているシステムです。遠方で現地に訪れることが難しい人や、開催期間の終了で参加できなかった人に向けて、自宅で気軽に周遊タイプの謎解きイベントを遊べるようにしたものでした。
今回、このバーチャルシステムを利用して、架空の街を探索できるようのしたというのが、この謎解きグッズ最大の特徴です。とても素晴しい発想ですね。
謎解きファンはもちろん、空想地図ファンにとっても「中村市」を実際に訪れた気分になれるのは、心躍る体験ではないでしょうか。
空想地図「中村(なごむる)市」とは?
ありそうだけれど、どこにもない街の精緻な地図を描く「空想地図」
中でも地理人・今和泉隆行さんが作り上げる「中村(なごむる)市」は、街の発展の歴史や、そこに住んでいる人々の生活を感じさせる「リアリティー」にこだわり、描き込まれた「ディティール(細部)」が高い評価を受け、メディアで広く紹介されています。
空想都市へ行こう!(今泉氏のサイト):https://imgmap.chirijin.com/
どこにもないけれど、どこかにあってもおかしくない。そんな現実的な地図だからこそ、リアル宝探しとの相性もバツグン。今回の謎解きコンテンツをプロトタイプとして、今後「空想都市トラベル」シリーズが続くようです。
概要のまとめ
ココがポイント
・大富豪が仕掛けた「暗号解読」ゲーム、財産に目がくらんだ挑戦者を待ち受ける試練とは!?
・架空の街「中村(なごむる)市」の地図と、再現画像・映像を利用したバーチャル謎解き
・中村市の空想地図は、見ているだけで楽しいこだわりのディティール
・プレイにはインターネット端末(スマホやタブレット)とLINEアプリ必須
(画像引用元「タカラッシュ公式! 宝探しSHOP」)
謎解きの特徴は?
地図で街情報を読み解くパート、部屋を探索するパートの2部構成
謎解きの内容は、一般的なパズル、クイズ、なぞなぞの類に、探索での情報収集を組み合わせたものです。問題文が分散しているので、集める必要があったり、建物や場所の特徴を謎解きに利用したりしました。
また、構成が大きく2つのパートにわかれています。
地図で街情報を読み解くパート
暗号解読で判明した「場所名」や「建物の特徴(大きさや形など)」「地理的な情報(駅から何分など)」を頼りに地図上で探索したい場所を決め、LINEトークで送信、画像や映像をゲットするような流れです。
空想地図の細部まで見る必要があるので、集中力が問われますが 他にはないこの謎解きプログラムならではの醍醐味でもありました。
「とある部屋」の探索パート
最初、いくつかの暗号を解き明かすと、中村市の「とある部屋」にたどり着きます。
そこは大富豪が用意した「謎の仕掛けられた部屋」です。家具や家電、ゴミ箱の中など様々な場所を探索して暗号を入手したり、解読に必要なヒントを入手していきます。この部分は、ちょっとしたルームタイプの脱出ゲームっぽいなあと思いました。
探索方法は、これまでと一緒です。部屋の見取り図が入手できるので、例えばテレビが気になれば、LINEトークで「テレビ」などと見取り図上の名称を送信。調べた結果が画像や映像で返ってきます。
このパートのボリュームが、ゲームの2/3以上を占めています。謎の難易度もなかなか手応えがあり、調べられる場所は全て調べて、散乱した情報の中から関連しそうなものを紐付けていく必要があります。じっくり腰を据えて楽しみました。
中村市の地図を利用した謎解きは、最後の謎で再び取り組むことになります。
最後の謎「大富豪のお宝探しは思わぬ展開に・・・」
終盤は、大富豪が用意した「試練」に立ち向かうことになりました。
最後の謎は、中村市全体へと再び視点が大きく広がります。単純な探索ではなく、街全体の情報を利用した大仕掛けです。
中村市の地図はもちろん、部屋の捜索で入手したアイテムや情報も総動員する最後の謎にふさわしい内容でした。
ゲーム中「注意事項」として示されますが、最後の答えは「選択式」です。何も考えずに、総当たりで正解してしまうこともできます。ただし、それは物語上、一度しかないはずのチャンスを何度も行う矛盾を生みますし、気持ち的にも良くないですね。
どうしてもわからない場合は、総当たりする前に、公式ヒントを見てみる方が楽しめます。
攻略のコツは、手持ちの情報が足りないと思ったら「いろいろ気になる場所に行ってみる」と思わぬヒントが手に入るかもしれません。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・「地図で街情報を読み解くパート」では、建物の特徴(大きさ形など)や地理的な情報(駅から何分など)を把握しよう
・「とある部屋の探索パート」は、全体の2/3以上の大ボリューム。気になる場所は全て調べ尽くして、関連しそうな情報同士でまとめよう
・最後の謎は、中村市の地図全体を見る大仕掛け。今まで手に入れた情報はもちろん、地図上の気になる場所には実際に行ってみよう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「架空の街の景観をリアルに見る、バーチャル謎解きの新しい楽しみ方」
この謎解き、最大の面白さは、今まであったシステム(バーチャル謎解き)を利用して、架空の街を物語の中で再現しようとする試みそのものだと思います。
今回は「プロトタイプ」ということで、謎解きは、架空の街の「とある部屋」が主な舞台となりましたが、それでも「中村市」の地図を利用した最後の謎解きは、空想地図とのコラボレーションならではの内容で、地図とにらめっこする時間がとても楽しかったですし、次回作以降の可能性をひしひしと感じさせられました。
今回、部屋の内観を映像化するのに、都内の民泊を利用したそうですが、これが街並みとなると映像化はなかなか難しそうです。フルCGでは時間もお金もかかりますし、実際の街並みの映像を使うとしても「あ、ここ渋谷の交差点じゃん」などとバレてしまっては興ざめしてしまいます。
それでも、空想都市トラベルはシリーズ化するとのことなので、次作ではもっともっと中村市の街並みを見てみたいなあと思いました。
(画像引用元「タカラッシュ公式! 宝探しSHOP」)
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