攻略データ
| 公演名 | 絶対にバレてはいけない嘘だらけのインタビュールームからの脱出(SCRAP) |
| 公演のスタイル | 公演特殊型(4名/チーム) |
| 難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
| 脱出成功率 | 不明(公表なし) |
| 制限時間 | ゲーム進行による(所要時間 約100分) ※公式想定 110分 |
| 特に必要となる力 | 注意力、記憶力、思考の瞬発力、ひらめき力 |
| 公式ヒント | なし ※最終問題まではたどり着ける構成 |
| 参加料金(税込) | 前売り一般(平日)3,800円 前売り一般(土日祝)4,100円 ※当日券、グループチケット、平日U22団員割引あり |
| 公演情報 | リアル脱出ゲーム『絶対にバレてはいけない嘘だらけのインタビュールームからの脱出』 |
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※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※ゲームタイプについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

注目のポイント
- インタビュー音声を切って、貼って、編集する新感覚の謎解き問題
- 緊張感走るインタビュー体験、極悪俳優の鬼気迫る演技!
- 芸人さんがアフレコを務める、ポップでブラックユーモア溢れる世界観
-はじめに-
今回の記事は、リアル脱出ゲーム「絶対にバレてはいけない嘘だらけのインタビュールームからの脱出」に挑戦した攻略レビューです。
ネタバレ無しで、音声編集をテーマにした今回の謎解きの特徴や、ゲームの見所、会場の雰囲気をレポート。難易度の目安や所要時間といった攻略に役立つデータも掲載してます。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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リアル脱出ゲーム「絶対にバレてはいけない嘘だらけのインタビュールームからの脱出」の概要
概要「音声編集を扱う新感覚問題&緊張感走るインタビュー演出」

ゲーム終了後の大型タブレット画面の様子
プレイヤーは義賊集団「Mr.FAKE NEWS」の一員。金とコネで不正をもみ消す連中を相手に、「正義のフェイクニュース」を編集して立ち向かう。今回のミッションは「極悪俳優の裏の顔を暴く」こと。何とも大胆で刺激的な設定です。
今回のリアル脱出ゲームには次のような特徴がありました。
・同音異義語を咄嗟に見極める。瞬発力勝負の音声編集する問題
・半個室で謎解き+演者さんのインタビュー演出。鬼気迫る臨場感
今回の謎解きは音声編集がテーマ。と言っても、実際に編集ソフトを使った複雑な操作はなく、タブレット上の選択肢から、適切なものを選んでいく形式。具体的には、「お食事券」を「汚職事件」と変換するような同音異義語を扱った問題。但し、制限時間が設けられており、咄嗟の判断とひらめき力が重要になりました(公式サイトに、お試しミッションあり)
音声編集に必要となる「セリフ」は、実際にインタビューを行うことで採取する設定。インタビュールームには「極悪俳優」が待受けており、事前情報を頼りに彼になるべく長く語らせるのが目的。インタビューが上手くいけば、音声編集で使えるキーワード(選択肢)が増えていく形式でした(問題の詳細は、後述参照)
また、自分達が偽記者であることがバレないように変装をする必要もあり。インタビューに必要となる事前情報の分析(資料閲覧)や、インタビュー後の音声編集等は、チーム毎に案内される半個室で行いました。演出に特化したルーム型の脱出ゲームに近い仕様で、プレイ中に他のチームと顔を合わす機会はほとんどありませんでした(ゲーム構成の詳細は、後述参照)

登場人物一覧。相棒役の声優は芸人のアントニーさんが担当(公式サイト掲載内容と一緒)
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間、制限時間】
・制限時間:ゲーム進行による
・解説を含めた実際の所要時間:約100分
※公式の想定時間 約110分
今回、一般的な他のリアル脱出ゲームのような全体にかかる制限時間がありませんでした。ゲーム進行中、短めの制限時間が都度設けられる構成。ストーリー視聴や、インタビューといったをゲーム進行にかかる時間経過と、「何秒以内に答えろ!」といった部分の積み重ねで、ゲーム全体の時間が計られていました。
終了後の解説も含めた全体の所要時間は「約100分」でした。公式の想定時間「110分」より短めに終わりました。ゲームシステム上、大幅に時間が超過することは考えにくいため、所要時間の目安は「100~110分」と考えて問題ないと思われます。
【事前説明、オープニング演出】
受付はゲームスタート10分前から可。待機中に閲覧する注意事項や事前説明カードありますが、内容は公式サイトに書かれているもの。既にチェック済みの人は、深く読込む必要がありませんでした。
ゲーム開始時間になると、オープニングを視聴する部屋へ案内されました。オープニング動画の視聴はチーム毎、時間差で行われ、最大3チームが同じような時間帯でプレイ。その後、チーム毎に決められた半個室へ移動し、ゲームがスタートしました。

ゲームスタート前の待機中に渡される事前説明カード。書かれている内容は公式サイト掲載内容と一緒
【ゲームシステム・構成について】
チーム毎に案内されるスペース(半個室)には、半円のテーブルと人数分の椅子、大型タブレットが設置。ゲーム進行の多くは、タブレット操作と動画視聴によって行われました。他に、鍵のかかったロッカーや変装用グッズあり、必要に応じて利用しました。
※変装グッズは、帽子、カチューシャ、眼鏡など。本格的な変装というよりは、パーティー系の賑やかしグッズ多め。髪型を気にする方は、眼鏡のみの着用など可
インタビューを行う別室があり、ゲーム進行中に該当のタイミングになると、スタッフさんの案内がありました。他のチームがインタビュー中の場合、数分程度の待ち時間が発生しました(ゲーム時間にはカウントされず)。
インタビュールームには、極悪俳優に扮した演者さんがおり、彼とコミュニケーションを行い、音声編集に使えそうなセリフを引き出すのが目的。チームスペースでのインタビュー準備、実際のインタビュー、チームスペースでの音声編集問題を繰り返していく構成でした(問題の詳細は後述参照)

私はリアル脱出ゲーム吉祥寺店でプレイしましたが、名古屋、京都、岡山でも順次開催がスタートしていく予定。
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
【概要まとめ】
・同音異義語を咄嗟に見極める。瞬発力勝負の音声編集問題(詳細は後述)
・半個室で謎解き+演者さんのインタビュー演出。鬼気迫る臨場感高い体験
【注意点まとめ】
・ゲーム中に変装する必要あり
※用意された変装グッズは、帽子、カチューシャ、眼鏡など。本格的な変装よりは、パーティーグッズ系の賑やかしの内容多め。髪型を気にする方は、眼鏡のみの着用など可
・「フェイクニュース」や「薬物の取引の描写」などの表現あり(参加推奨年齢は15歳以上)
※中学生以下のプレイは、18歳以上の保護者の判断のもと同伴で参加の必要あり
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「同音異義語を咄嗟に見極める、度胸勝負のインタビュー」

ゲーム終了後に配布されるランクカード。脱出成功やプレイ内容に応じてランクが決まります(SNS投稿可)
【言語感覚とひらめきの瞬発力が必要】
今回の謎解きは、「音声編集をテーマにした問題」と「記憶力が問われるインタビューシーン」に分けられました。
音声編集の問題では、同音異義語を見抜く言語感覚と、制限時間内に答える「ひらめきの瞬発力」が必要。具体的には「お食事券」を「汚職事件」と変換するような問題です(公式サイトのお試しミッションより)。一つ一つの問題は「とんちクイズレベル」で特段難しいわけではありませんが、制限時間によって焦らされるため、難易度が上がっていました。
【緊張感のあるインタビューシーン】
インタビューシーンでは、音声編集に使えそうなセリフを録音するのがストーリー上の目的ですが、プレイヤーが集中すべきは「極悪俳優になるべく長く語らせる」こと。編集に使えそうなセリフを引き出そうとする必要はありません。勝手に喋ってくれます。
インタビュー前に事前資料を分析。インタビュー中に適切な対応をとる必要がありました。こちらも内容自体は難しくありませんが、実際の演者さんとコミュニケーションをとる緊張感が難易度を上げていました。
音声編集やインタビューで適切な対応がとれなくても、最終問題までゲームは継続して進行します。どれだけ上手く立ち回れたかで、脱出成功・失敗とは別に、最終ランク(SNS等での公開可)が発表される形式でした。

影響力ランク表(撮影、SNS投稿可)。ランク「SSS」を狙うのは、謎解きになれた人でも苦労するレベル
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
【脱出成功率、難易度の目安】
・脱出成功率:不明(公表なし)
※途中の問題を間違えても最終問題までたどり着ける構成。最終ランクに影響する仕組み
・高校生以上のプレイが想定された難しさ
・脱出成功は、謎解きに慣れた人であれば十分に狙えるレベル
・最終ランク「SSS」は、謎解きに慣れた人でも苦労するレベル
【攻略のコツまとめ】
・音声編集の問題では制限時間によって焦らされる
→十分な時間はあるため落ち着いて回答しよう
・インタビューシーンでは演者さんを前にする緊張感が難易度を上げる
→事前情報の分析をしっかり行い、皆で協力して乗り切ろう
実際にプレイしてみた感想
感想「熱量の高い迫真の演技を間近で体験、ユーモア溢れるアフレコにも注目」

プレイ中に操作した大型タブレットと、終了後に配布されるランクカード(SNS投稿可)
音声編集をテーマにした新感覚の謎解き脱出ゲームですが、考え方は「同音異義語」を扱ったとんち系クイズに近く、とっつきやすく遊びやすい内容。ただ、私はインタビューシーンの演者さんとのコミュニケーションの方が、より強く印象に残りました。熱量の高い迫真の演技を間近で体験。こちらのアクションで演者さんの反応も変わる圧倒的な臨場感がありました。
以前、リアル脱出ゲーム東新宿店で開催していた「ゼペット教授の異常犯罪相談室」を体験した人であれば、近い形式と思って間違いありません。謎解きや情報収集部分はタブレット操作や資料閲覧をメインにして、チームごと半個室で行い、要所で演者さんのいる部屋へ移動し、緊張感の走る演出を体験する形式でした。

オリジナルグッズ販売の様子
また、芸能界の裏側や闇社会を扱ったストーリーですが、重い世界観になり過ぎない、適度なブラックユーモアに溢れていました。お笑い芸人のアントニーさんが務める軽妙なアフレコによってポップな仕上がりになっており、広い層が楽しめる内容だったと思います。
今回はプレイヤーがフェイクニュースを作る側でしたが、真偽の怪しい情報が蔓延し、それに扇動されてしまう現代社会への皮肉ともとれる構造。一方、変装グッズなど、仲間内で参加すると盛り上がる要素も多く、様々な楽しみ方ができるリアル脱出ゲームだったと思います。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!