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【攻略、感想】レトルト生まれの子×リアル脱出ゲーム「ニセモノだらけの地下研究所からの脱出」(ネタバレ無し)

攻略データ

公演名ニセモノだらけの地下研究所からの脱出(SCRAP)
公演のスタイル公演ホール型(個人戦、協力プレイ可)
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階評価)
脱出成功率約15%(25.11.2 東京ミステリーサーカス)
制限時間60分(実際の所要時間 100分)
特に必要となる力注意力、観察力、洞察力、ひらめき力
公式ヒントあり(専用サイトで閲覧、時間経過で会場スクリーンに表示)
参加料金(税込)前売り 4,000円
当日 4,300円(売切れ注意)
※オリジナルアクリルキーホルダー付(ランダム5種)
※平日U22団員割引なし、土日祝の料金設定なし
公演情報【公式】リアル脱出ゲーム×レトルト生まれの子『ニセモノだらけの地下研究所からの脱出』

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください

※ゲームタイプについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「ニセモノだらけの地下研究所からの脱出」

注目のポイント

  • ゲーム実況者「レトルト」氏原案の楽曲が元になったリアル脱出ゲーム
  • レトルトパックから生まれたコピー人間が蠢く地下研究所が舞台となるストーリー
  • 個人戦で協力プレイ可、気軽に参加しやすいリアル脱出ゲーム

-はじめに-
今回の記事は、人気ゲーム実況者レトルト氏が監修したリアル脱出ゲーム「ニセモノだらけの地下研究所からの脱出」に挑戦した攻略レビューです。

ネタバレ無しで問題の特徴、ゲームの見所、会場の雰囲気をレポート。脱出成功率や所要時間など攻略に役立つデータも掲載しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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レトルト生まれの子×リアル脱出ゲーム「ニセモノだらけの地下研究所からの脱出」の概要

概要「会場を地下研究所に見立てて探索、楽曲の世界観に没入」

レトルト脱出「終了後の会場スクリーン」の写真

会場スクリーンの様子。終了後はフォトスポットにもなりました

プレイヤーは記憶を無くし、怪しい地下研究所で目覚めた設定。パパとはぐれてしまったという女の子の頼みで、一緒に研究所の出口を目指すことになるが、無数のレトルトパックの置かれた部屋に迷い込んでしまう。パックからにゅるっと現れたのは、女の子とソックリのニセモノだった・・・。

今回、主な特徴として、次のような点がありました

・レトルト氏の原案の楽曲「レトルト生まれの子」の世界に没入する体験
・個人戦、地下研究所に見立てた会場内を比較的自由に探索(協力プレイ可)
・コンパクトに扱えるアイテムを使用した謎解き(テーブルや椅子はなし)

今回のリアル脱出ゲームは、人気ゲーム実況者「レトルト」氏の完全監修。レトルト氏が原案を出した楽曲「レトルト生まれの子」がモチーフとなっており、ミュージック動画にも登場する女の子と共に地下研究所の真実に迫っていくことに。楽曲の世界観へ没入できる内容でした。

会場内は、地下研究所に見立てられており、ミュージック動画内で描かれている研究所のイメージを再現するような装飾や開発品などの展示も施され、雰囲気バツグン。椅子やテーブルの設置はなく、会場内を調べて回ったり、チェックポイント等で手に入るアイテムを利用して謎を解いていきました。

今回は、自分のペースでプレイできる個人戦(一緒に参加した人との協力プレイは可能)。出題される謎解きは、迷路やパズル要素のある問題が多かった印象。使用するアイテムは、コンパクトに持ち運びしやすいものが多く、会場内を動き回る機会が多い今回のリアル脱出ゲームならではの問題になっていました(謎解きの詳細は後述

レトルト脱出「会場の様子02」の写真

ミュージックビデオに登場した絵画が会場前の廊下に掲示されていました(撮影・SNS投稿可)

レトルト脱出「会場の様子03」の写真

床に座りスタートを待つ会場の様子。今回は個人戦かつテーブルや椅子の設置なし

ゲーム構成・所要時間(制限時間)、注意点について

【所要時間、制限時間】
制限時間:60分
解説を含めた実際の所要時間:100分

ゲームの制限時間は「60分」。他の一般的なリアル脱出ゲームと同じです。

私が参加した回では、解説等を含めた全体の所要時間は100分でした。公式の想定は120分。混雑状況により多少の前後はあると思いますが、全体の所要時間が120分を大きく超えることはないだろうと思われます。

【事前説明、オープニング演出】

今回、ゲームスタート前に、事前準備を行いました。準備の内容は簡単なものですが、そのために並ぶ列で待ち時間が発生。落ち着いてゲームをスタートさせるためには、時間に余裕を持って会場受付するのがオススメ。閲覧可能な配布資料にも目を通しておきたいですね。

また今回、ゲーム中のヒント閲覧は専用サイト上で行われました(時間経過でスクリーンにも投影)。会場によっては電波が届きにくく、Wifiが用意されている場合があるため、必要に応じてスタート前に登録。

レトルト脱出「会場の様子01」の写真

東京ミステリーサーカスB1は電波が悪く、会場の柱にwifi案内が掲示されていました。ヒント閲覧に専用サイトアクセス必要

オープニング演出が始まる前に、会場内の注意事項や楽曲が原作となる今回のゲームの設定について説明がありました。原作の楽曲を知らない人でも楽しめる構成です。

会場MCさんは裏役に徹しており、物語の登場人物とは関係無し。オープニングでは、主にスクリーン映像によって、プレイヤーの置かれた状況の説明が行われました。事前説明とオープニング演出を合わせると、約15分ほどでした。

【ゲームシステム・構成について】

会場内は、プレイヤーが目を覚ました地下研究所の設定。椅子やテーブルの設置なく、プレイヤーの所定位置も特に決められていません。ゲーム中は会場内を自由に動き回り、装飾品を調べたり(目視観察、触れるのは禁止)、チェックポイントを訪れたりしました。

全体進行はほとんどなく、ゲーム進行の多くはチェックポイント内の演出と、追加ストーリーシートの閲覧で行われました。一緒に参加した者同士で協力プレイすることは可能ですが、チェックポイントの入室に必要な答えの提示は一人ずつ行う必要あり。

椅子やテーブルがないため、必要に応じて会場内の床に座って謎解きを行いました。プレイヤー毎にバインダーや筆記具が支給されますが、アイテムを利用した一部の問題は立ったまま解くのは困難。床に座ることを想定した服装を推奨。荷物も常に持ち歩く必要があるため、会場外に預けるてくるか、両手が自由になるリュックなどが便利でした。(会場によっては有料クロークの設置あり)

レトルト脱出「終了後解説の様子」の写真

終了後の解説時の様子。今回の会場MCさんは完全な裏役

【概要のまとめ、注意点まとめ】

ココがポイント

【概要まとめ】
・レトルト氏の原案の楽曲「レトルト生まれの子」の世界に没入する体験
個人戦、地下研究所に見立てた会場内を比較的自由に探索(協力プレイ可)
・コンパクトに扱えるアイテムを使用した謎解き(テーブルや椅子はなし、謎解き詳細は後述

【注意点まとめ】
・受付後に多少の事前準備あり。時間に余裕をもって会場にいこう
・椅子やテーブルの設置なし。床に座っても支障のない服装、手荷物は出来るだけ少なくして参加を推奨(両手が自由になるリュックが便利)

脱出成功率や謎解きの特徴は?

特徴「迷路やパズル要素のある問題多め、最後は洞察力勝負」

レトルト脱出「脱出成功カード」の写真

メインビジュアルの描かれた用紙と脱出成功カード

【序盤は会場探索、中盤は迷路やパズル問題】

ゲーム序盤は、会場内を探索しながら、手元の問題を解いていく構成。調査が必要な装飾品などは同じ種類のものが、複数用意されているため、混雑状況を見ながら空いている場所を狙っていくと効率的でした。

ゲーム中盤以降は、迷路やパズル要素のある問題が出題。全てのマークを通ってスタートからゴールを目指すといった条件の付与された迷路、記号や絵柄を合わせる問題など(これは例示で実際の問題とは異なります)。条件が複合的になっている問題も多く、床に座って落ち着いて解く必要がありました。

【協力プレイする場合のコツ】

基本は個人戦が想定されているため、一人でプレイしても十分に対応できるボリューム感。協力プレイする場合も、手分けして解くよりは、同じ問題を一緒に考えるのが適した内容でした。

また、ゲーム進行の多くは追加入手するストーリーシートで行われます。協力プレイする場合は、代表者がストーリーを読み上げ、状況把握の足並みをそろえると連携がとりやすかったです。

【終盤は、プレイヤー自身が行動を考える】

終盤は、洞察力が問われる展開。謎解き問題は出題されず、状況を見極めプレイヤー自身が行うべき行動を考える必要がありました。ゲーム中に体験してきたこと、配布された資料やストーリーシートの内容など、知り得る情報を総動員して考える必要がありました。

※洞察力:物事の本質や原因を見極める力。物事の表面的な部分だけでなく、見えていない部分まで見抜く能力

レトルト脱出「脱出成功カードとアクキー」の写真

参加者特典で全員が貰えるオリジナルアクリルキー(写真左)。全5種からランダム配布

【難易度の目安(脱出成功率)、攻略コツまとめ】

ココがポイント

《脱出成功率》
・脱出成功率:約15%
(25.11.02 東京ミステリーサーカス)
※終了後の解説中に挙手した「脱出成功者」を目視で測定したため、参考程度にご覧ください
※公式ヒントを活用することで、最終問題までたどり着けるよう調整されていました(ヒントは、事前配布資料に記載された専用サイトにアクセスして閲覧。時間経過でスクリーン投影)

《攻略のコツまとめ》
会場探索は、空いている箇所を見極めて効率的に巡ろう
・協力プレイする場合は、代表者がストーリーや問題を読み上げて足並みを揃えよう
・チェックポイント入室の答え提示は一人ずつ行うため注意
終盤の問題は、配布された資料やストーリーシートの内容を精査。知り得る情報を総動員して考えよう

一般的なリアル脱出ゲームの攻略のコツについてまとめた記事もあります。宜しければ参考になさってみてください(特定の公演のネタバレをするものではありません)

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実際にプレイしてみた感想

感想「楽曲の意味深な歌詞や映像の公式解釈!?リピートしたくなる体験」

レトルト脱出「会場の様子04」の写真

髭男の絵画にまざってレトクマ君(レトルト氏オリジナルキャラ)の肖像画もありました

今回のリアル脱出ゲームは、昨年2024年に発表された楽曲「レトルト生まれの子」のミュージックビデオと歌詞の内容をもとに構築されており、監修を行ったのは楽曲原案者のレトルト氏。意味深な歌詞や映像の「公式解釈」とも捉えられる物語になっており、楽曲ファンであればプレイ必須の内容

私は楽曲を聞いたことはなかったのですが、ちょっとダークでミステリアス、レトロな風合いのある世界観がリアル脱出ゲームとの相性抜群で、謎解きファンとして、とても楽しめました。ゲームストーリーを体験し、改めてエンディングでミュージックビデオを鑑賞した際は、強く心を動かされ、物語の余韻が繰り返し続くような感覚を味わうことができました。

レトルト脱出「グッズ販売の様子」の写真

東京ミステリーサーカス1Fグッズ販売の様子。公演終了後の配布されるオーダーシートを持っている人のみ購入可

他に比べて、リアル脱出ゲーム未経験者の割合が多めでした(事前説明時に会場MCさんから質問あり)。楽曲ファンの人が多かったのが理由だと思いますが、難易度は決して初心者向けではなく、脱出成功率 約15%とやや低めの結果。一般的なリアル脱出ゲームの参加者構成では、脱出成功率20%前後になるかなあという難しさだったと思います。

思わずリピートしたくなる演出や仕掛けが満載。何より参加者の熱気が高く、普段のリアル脱出ゲームでは感じられないような新鮮な空気感の中プレイすることができました。期間限定公演で、土日はチケットの売切れている回も出ていますが、個人戦なので気軽に参加しやすいのではないでしょうか。

それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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