攻略データ
プログラム名 | 謎解き地下遊戯場(QuizKnock) |
開催期間 | 2024年11月25日(月) ~ 2025年2月28日(金) ※2025年1月1日(水)~2日(木)はプレイ不可 |
謎解きスタイル | 周遊型(電車・鉄道系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 東京メトロ沿線エリア (電車移動 片道30~60分範囲) |
実際に要した時間 | 3時間30分 ※公式想定 謎解きが得意な方 5時間~ 初心者の方 7時間~ |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホ(NFC、カメラ機能、インターネット使用) ※謎解きに慣れていない人は、メモ帳と筆記具を持参すると便利 |
キット料金(税込) | 2,400円(税込) ※別途、交通費が必要(一日乗車券あり、詳細こちら) ※エクストラ謎付きファイルバック販売あり(2024.12.06現在、完売) 《オンラインチケット販売》 ・Qur!oStore |
公式情報 | 東京メトロ×QuizKnock 「謎解き地下遊戯場」| QuizKnock【クイズノック】 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 東京メトロを舞台にした謎解き、今年は「QuizKnock」が制作!
- 新感覚のWEBアプリ問題、サイコロで向かう駅が変わる!?
-はじめに-
今回の記事は、東京メトロとQuizKnockがコラボした「謎解き地下遊戯場」に挑戦した攻略レビューです。
ネタバレ無しで謎解き問題の傾向や特徴、ゲームの見所をレポート。移動にかかる交通費や一日乗車券の情報も紹介。写真を多く掲載し、参加検討に役立つ内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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東京メトロ謎解き2024×QuizKnock「謎解き地下遊戯場」の概要
概要「新感覚のWEBアプリ問題、サイコロで向かう駅決める」
不思議な謎解きゲームを見つけたプレイヤーが、時にはサイコロが決める運命に身を委ねながら、東京の各地を巡っていく。シンプルなストーリー。
特徴として、次の2点が上げられます。
・アナログキット使用せず、WEBアプリならではのギミック満載の問題
※ゲーム途中で追加入手する用紙系アイテムあり
・複雑に路線が交差する東京メトロ、サイコロの出目で向かう駅や問題変わる
今回、主にWEBアプリ上で問題が出題。スマートフォンの使用必須で、カメラやNFCなど、スマホならではの機能やWEBアプリだから実現できる演出や仕掛けが盛り沢山の内容でした。
※NFC:交通系ICやクレジットカードのタッチ決済に用いられる近距離無線機能
途中、追加入手する用紙アイテムを折ったり重ねたりするアナログ問題もあり。WEBアプリの情報とも連動し、シンプルながら二重三重に手のこんだ謎解きギミックが待受けていました(詳細は、後述参照)
また今回の周遊では、前半に訪れる幾つかの駅がランダムに決まる構成。WEBアプリ上でサイコロを振る演出があり、出目によって行く先が決定。プレイヤーによって周遊ルートが変わり、ワクワク感と共に、一部の駅にプレイヤーが集中するといった事が起きにくい内容でした。
通販限定で、「エクストラ謎」と「本編シリアルナンバー」付きのクリアファイルバックの販売もあり。裏面には東京メトロの路線図も載っていて便利でした(エクストラ謎は本編に関係なし。詳細は後述参照)※2024年12月06日現在、完売
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間の目安】
・実際のプレイ時間:3.5時間
※公式の想定時間
謎解きに慣れた方 5時間~
初心者の方 7時間~
・プレイ推奨時間:10:00~21:00
※推奨時間外は、一部の営業時間のある施設に入れません
※2025年1月1日(水)~2日(木)はプレイできません
私は、謎解きに慣れた大人2人の協力プレイで、クリアまでに「3.5時間」かかりました(途中の食事や休憩時間除く)。謎解きに慣れている人は「3.5~4.5時間」、慣れてない人が公式ヒントを活用したプレイで「5~6時間」がプレイ時間の目安になると思います。
一部、営業時間のある立ち寄り施設もありましたが、深夜・早朝を避けた常識的な範囲でプレイする場合、そこまで時間を気にする必要はありませんでした。また、期間中の「1月1日(水)~2日(木)」はプレイ不可のため注意が必要です。
【ゲームスタート方法、注意点など】
オンラインチケットを購入すると「シリアルナンバー」と「ゲームサイトのURL」がメールで送られてきました(シリアルナンバーは販売サイトの購入商品情報からも確認可)。ゲームサイトのトップページに、シリアルナンバーを入力すると、ゲームスタート。
ゲーム進行は、シリアルナンバーに紐付いて管理されているようで、一度解いた問題を解き直したり、最初からプレイし直すことは出来ません(問題や解答の閲覧は可)。また、サイコロで決まる目的駅は、最終確定するまでは振り直すことが出来ますが、一度確定すると、行かなかった方の駅の問題をプレイすることは出来ませんでした。
複数人でプレイする場合、代表者がサイコロを振り目的地を決定。同行者用の目的地ナンバーを表示出来るので、他のメンバーはサイコロを振らず、目的地ナンバーを入力することで、同じ駅に向かうことが出来ました。
スマホのNFC機能を使うシーンがありますが、タッチが上手くいかない事あり。WEBアプリ上に「NFCが上手く作動しない場合」の案内があり、NFCタッチを回避してプレイを続けることも出来ます。
【探索エリア、ゲーム構成など】
プレイ中に訪れる降車駅では、駅構内や隣接する商業施設で5分~10分程の探索をする構成(問題を解く時間は除く)。駅から離れて街歩きをする機会は、ほぼありませんでした。
探索で集めた情報をもとにWEBで出題される問題を解き、解答を入力すると、次の問題や向かうべき駅がわかる流れ。プレイ中、スマホ操作や画面閲覧する時間が長く、充電状態に注意。バッテリー持参すると安心です。
立ち寄り施設やスポットは、屋内の割合が多め。雨の日でも比較的遊びやすい内容でした。但し、完全屋内ではないため雨具は必要です。
交通費の考察(一日乗車券の利用はお得か?)
ゲームにかかる交通費:大人890円
※最初に訪れる駅~ゴール駅まで片道の料金、交通系ICを利用した場合
ゲームにかかる交通費は、最初に訪れる駅からゴール駅までSuicaやPASMOを利用した場合、片道 大人890円でした。ゲーム前半はランダムに訪れる駅が変わりますが、どのルートを辿っても、計算上、同じ金額になりました。
利用できる一日乗車券として、次があります。
・東京メトロ24時間券「大人 600円、小人300円」
※使用開始から24時間、東京メトロ全9路線が乗り降り自由(詳しくは、公式情報をご確認ください)
ゲームの公式サイトでも「東京メトロ24時間券」の利用案内あり。ゲームにかかる交通費「大人890円」より安く、自宅最寄り駅との往復交通費も考慮するとそれ以上にお得になりますね(ご利用は個人のご判断でお願します)
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
【概要のまとめ】
・アナログキット使用せず、WEBアプリならではのギミック満載の問題
※ゲーム途中で追加入手する用紙系アイテムあり
・複雑に路線が交差する東京メトロ、サイコロの出目で向かう駅や問題変わる
・東京メトロ24時間券(大人600円)の利用で、交通費もお得にプレイできる(詳細こちら)
【注意点まとめ】
・スマホの使用必須
※NFC、カメラ機能、インターネット使用
・一部立寄り施設に営業時間あり(10:00~21:00)
※1月1日(水)~2日(木)はプレイ不可
・スマホのNFC機能が上手く作動しない場合は、回避策あり
※WEBアプリの該当問題に「NFCが上手く作動しない場合」の案内あり
・サイコロの出目で決まる目的駅は、一度確定すると変更不可。選ばなかった駅はプレイできない
※確定前は、サイコロの振り直し可能
・謎解きに慣れていない人は、メモ用紙と筆記具持参すると取組みやすい
・エクストラ謎付きクリアファイルバックは数量限定販売
※2024年12月6日現在、既に売切れ(エクストラ謎の詳細は後述)
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「スマホ機能を駆使する問題、二重三重の謎解きギミック」
【スマホ機能を駆使する問題】
降車駅の周辺スポットを訪れ看板の内容や設置物の形などの特徴を確認し、問題文と照らし合わせながら謎を解いていくオーソドックスな形式。ですが、WEBアプリやスマホならではの機能を駆使する点が特徴的でした。
スマホ画面上で指をスライドさせて図形を描いたり、NFC機能を用いて現地の設置物にタッチするなど。多くの問題が筆記具無しで解けるように作られていますが、謎解きに慣れていない人は、筆記具とメモ用紙を持参すると、考えやすいと思います。
【シンプルながら手のこんだ作業系問題】
また、ゲーム途中で「A5サイズの用紙」を追加アイテムとして入手。この用紙を折ったり重ねたりする問題も出題されました。何か意外なものが出来上がる工作ではなく、シンプルな作業問題。但し、WEBアプリ上の情報と連動することで、問題の見え方が変わるといった巧妙な謎解きギミックが仕掛けられていました。
エクストラ謎について
難易度(10段階):★★★★★★★★★☆
実際にかかった所要時間:2時間
※2024年12月6日現在、既に完売しています
本編と関係ないエクストラ謎(オリジナルデザインのクリアファイルバックの購入で、本編シリアルナンバーと、エクストラ謎が同梱)。A5サイズの問題用紙一枚ですが、問題数も多く、一問一問が難問ばかり。本編が中級レベルとすると、エクストラ謎は上級者向けの内容でした。
イラストや図、記号などから法則性をひらめく必要がある王道の謎解き問題。但し、問題文の情報量が圧倒的に少なく、ひらめきや勘を頼りに解答の糸口をつかむ必要があり、難易度が高かったです。用紙を折ったり重ねたりするような作業系問題はなし。
条件を変えて解き直しをさせるような巧妙な謎解きギミックあり。本編以上に壮大で時間のかかる仕掛けになっており、本編の余韻を感じながらプレイするおまけ謎では決してありません。同じ日にプレイせず、別日にゆっくり取組むのがオススメです。
※エクストラ謎にもWEB上の公式ヒントあり(問題用紙に解答入力するサイトのQRコード記載。ページ下部に公式ヒントあり)。ヒントは段階式になっており答えまで閲覧可
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
【難易度の目安】
・謎解きに慣れた人も、ヒントを見ないと解けない問題があるかも
・謎解きに慣れていない人はヒントを活用しないとクリアできないレベル
・小学生は、謎解きの得意な大人の補助が必要(10歳以上のプレイ想定)
※公式ヒントは、WEBアプリに記載。問題ごと段階式になっており、答えまで閲覧可
【攻略のコツまとめ】
・謎解きに慣れていない人は、筆記具とメモ用紙を持参すると、考えやすい
・終盤は、過去の問題など、WEPアプリ上で閲覧できるログ情報も改めて振り返ろう
実際にプレイしてみた感想
感想「発想や巧妙な仕掛けがQuizKnockらしい、驚きと興奮の謎解き体験」
東京メトロは、全9路線が迷路のように入組む地下鉄。次の駅に向かうにも、様々な行き方があり、自分なりのルートを考えるのも楽しいものですね。そんな東京メトロを舞台にした謎解きの良さが健在である一方、今までにはない新しい体験にも溢れていました。
謎解きキットを使わず、アプリ操作で解き明かしていく問題は、WEBだから実現できる演出によって、まるで未来の謎解きアイテムを駆使しているような感覚もあり。知的メディア集団「QuizKnock」らしい豊かな発想や仕掛けばかりで、気付いた瞬間、その巧妙さに思わず感心したり、興奮してしまうような謎解き体験が待受けていました。
アプリやスマホ機能を利用した謎解きでは、不具合によって十分に楽しめないこともありますが、今回のWEBアプリはよく調整されており、快適にプレイすることが出来ました。NFCが反応しづらい等、多少のもたつきはありましたが、不具合あった時の回避策もきちんと準備されていました。
街歩き要素がほとんどなく、駅近スポットの周遊でストイックに問題をどんどん解いて行く構成のため、過去の東京メトロの謎解きとは、雰囲気が異なります。謎解きに集中しても良し、自分なりの寄り道計画を立てても良し。但し、中級レベルの手応えある問題が多いため、慣れていない人はプレイ時間に注意しながら、適宜ヒント活用を推奨します。
この記事を書いている時点(2024年12月6日)で、既にエクストラ謎付きのクリアファイルバックが完売しているのはちょっと残念(エクストラ謎の詳細はこちら)。ですが、本編に関しては、WEBチケット(シリアルコード)購入で売切れの心配もなく、思い立ったらすぐプレイしやすいのが利点だと思います。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!