攻略データ
プログラム名 | 星追う探偵と月夜の奇跡(タカラッシュ!) |
開催期間 | 2024年11月08日(金) ~ 終了未定 |
謎解きスタイル | 周遊型(屋外施設、公園系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 箱根彫刻の森美術館内(徒歩15分範囲) |
実際に要した時間 | 1時間45分(公式想定 1時間半~) |
特に必要となる力 | 注意力、読解力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※筆記具(ペグシル)キット付属 |
キット料金(税込) | 1,500円(税込) ※別途、箱根彫刻の森美術館入館料 当日チケット一般2,000円、WEBチケット一般1,800円 他に学生料金等あり(詳細、公式情報参照) |
公式情報 | 星追う探偵と月夜の奇跡 - HUNTERS VILLAGE |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 箱根彫刻の森美術館が舞台、アート作品と結びついた謎解き
- 架空の伝承を巡るファンタジック&探偵ものストーリー
- 手軽なボリュームで日帰り旅行にも気軽に組み込める
-はじめに-
今回の記事は、箱根彫刻の森美術館を舞台にした周遊・探索系の謎解き「星追う探偵と月夜の奇跡」に挑戦した攻略レビューです。
ネタバレ無しで謎解き問題の傾向や特徴、ゲームの見所をレポート。所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、プレイ中の写真も多く掲載し、参加検討に役立つ内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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箱根彫刻の森美術館×謎解き「星を追う探偵と月夜の奇跡」の概要
概要「美術館の見所巡る、アート作品と結びついた謎解き」
彫刻の森美術館に所蔵される4つの宝石「星の涙」、怪盗によりそのうち3つが盗まれてしまう。依頼を受け捜査を行う探偵は、やがて箱根の地の不思議な伝承に辿り着いていく。ファンタジックなストーリー。
今回の謎解きには特徴が2点ありました。
・箱根彫刻の森美術館の見所を自然と巡ることができる現地探索
・美術館のアート作品と結びついたイメージ豊かな謎解き問題
ゲームプレイ中の周遊は、屋外展示エリアをほぼ一周する内容。問題を解きながら自然と、美術館を代表するアート作品やSNS等で話題のスポットを巡ることが出来ました。直接謎解きに取り上げられていない作品も、気になったらちょっと寄り道して鑑賞しやすい構成。
また、現代彫刻アートの特徴的な外観を利用した謎解きは、想像力や色彩感覚が刺激される体験。出題される内容は、一般的な謎解き問題が多かったですが、美術館ならではの謎解きをしている感覚が強くありました(問題の詳細は、後述参照)
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間の目安】
実際のプレイ時間:1時間45分
(公式の想定時間:1時間半~)
プレイ可能時間 10:00~16:00
※彫刻の森美術館の営業時間と異なるため注意
私は、謎解きに慣れた大人2人の協力プレイで、クリアまでに「1時間45分」かかりました(途中の休憩時間除く)。謎解きに慣れている人は「1.5~2時間」、慣れてない人が公式ヒントを活用したプレイで「2~2.5時間」がプレイ時間の目安になります。
プレイ可能時間は「10:00~16:00」で、彫刻の森美術館の営業時間と異なっているため注意。これは、キット販売・最終報告カウンターのある「本館ギャラリー」の対応が考慮された時間のようです。時間外は、キット購入・受取り(※)、最終報告が出来ません。
※2024.11.13現在、WEBチケット(アソビュー)による入館チケット+謎解きキットのセット販売は行われていません。入館後、本館ギャラリーでキット購入になります。今後、セット販売開始後も、キット受取りは本館ギャラリー
【探索エリア、ゲーム構成など】
ゲーム進行は問題冊子とWEBサイトによるストーリー閲覧&謎解き、美術館内の探索を交互に行っていく流れ。インターネットに接続出来るスマホやタブレットの使用が必須。問題の答えをWEBサイト上に入力すると、続きのストーリーが表示され、次に行うべき行動が指示される形式でした。
現地探索は、ほぼ屋外展示エリア。一部屋内施設に入ることもありましたが、滞在時間は長くなく、雨の日のプレイは避けた方が無難と感じました。敷地内は、階段や坂道も多く、動きやすい服装・靴でのお出かけがオススメです。
【その他の注意点】
・美術館の入館チケットは、WEBチケット(アソビュー)がお得。当日でもWEBチケットの購入可(詳細は、公式情報を参照)
※今後、謎解きキットとのセット販売も予定されているようですが、現在は未対応(2024年11月12日現在)
・キット販売・受取りは、本館ギャラリーのカウンターで実施。購入は現金のみの取扱い
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・箱根彫刻の森美術館の見所を自然と巡ることができる現地探索
・美術館のアート作品と結びついたイメージ豊かな謎解き問題(詳細は後述)
《注意点まとめ》
・インターネットに接続出来るスマホやタブレット必須
・美術館の入館チケットは、WEBチケット(アソビュー)がお得
・キット販売・受取りは、美術館入館後に本館ギャラリーで対応
・本館ギャラリーでの購入は、現金のみの取扱い
※2024.11.13現在、WEBチケット(アソビュー)による入館チケット+謎解きキットのセット販売は未対応
・筆記具(ペグシル)付属、ポケット付きバインダーあると便利
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難易度や謎解きの特徴は?
特徴「言語系問題多め、後半は探偵らしい洞察力が必要」
美術館内に設置されたアート作品の特徴(タイトル、形状、色など)を冊子の空欄等に当てはめて問題を解いて行く周遊謎解きのオーソドックスな内容。問題ジャンルは、ダジャレやとんち、言葉の並び替えなど言語系の謎解きが多かった印象です。
付属アイテムは、必要最低限で少なめ。アイテムを使用した作業問題はありますが、冊子を折ったり重ねたりするようなギミックは控えめでした。アイテム数は少ないものの、よく考えて作られており、発想の転換が必要となる仕掛けが印象的でした。
終盤は、探偵らしい洞察力を働かせる展開に。攻略のコツは、物語の内容をしっかり把握すること。気になった冊子の情報に下線を引いたり、答えや手に入れたものを書く欄は、横着せずにしっかりと記入しておくことで、後々の推理がしやすくなると思います。
※洞察力:物事の本質や原因を見極める力。物事の表面的な部分だけでなく、見えていない部分まで見抜く能力
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人は公式ヒントを見ずにクリアできる
・謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを見ながら楽しんでプレイできる
・小学生以下のお子さんは、大人の補助が必要なレベル
※公式ヒントはWEBサイトで閲覧(問題冊子にQRコード記載)。問題ごと段階式になっており、答えの書かれた解説の閲覧可
《攻略のコツまとめ》
・物語は読み飛ばさず内容を把握しよう(気になった情報には下線を引いておこう)
・冊子の答えや手に入れたものを書く欄はしっかり記入しておこう
実際にプレイしてみた感想
感想「軽妙な語り口の物語、日帰り旅行にも気軽に組み込める謎解き」
物語の語り口がとても軽妙。架空の伝承を巡るミステリアスな設定ですが、主人公の探偵の青年と助手の少女とのかけ合いが楽しく、ただストーリーの筋を追うだけではない、キャラクターの魅力が感じられる内容でした。
探偵の助手はアート作品の声を聞くことができる設定。実際に目する作品が放つ圧倒的な存在感に、物語性が加わる事で親しみやすさや臨場感が増し、美術館ならではの謎解きをしている感覚が強まりました。
問題のボリュームはやや控えめ。美術館の展示品を鑑賞する時間を十分に持てるバランスでしたが、問題をどんどん解きたい人は物足りなさを感じるかもしれません。ただ、終盤の問題では、ひらめき要素や趣向をこらした現地探索などもあり、謎解き好きに刺さる内容だったと思います。
箱根彫刻の森美術館をはじめて訪れる人や、短い時間で謎解きを楽しみたい人にオススメできる内容。美術館にはお子さま向けの体験型の展示施設もあり、ご家族で出かける日帰り箱根旅行にも、気軽に組み込めるのではないでしょうか。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!