攻略データ
プログラム名 | 横浜マリンタワー周遊謎解きミッション「Lookup Lookdown」(街ハック) |
謎解きスタイル | 周遊型(屋内及び、屋外公園など) ※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 横浜マリンタワー内及び、徒歩15分範囲の周辺屋外 |
実際に要した時間 | 130分(公式想定 90~180分) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、思考力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 2,800円 ※横浜マリンタワー展望フロア入場料込み 《販売場所》 ・横浜マリンタワー1階チケット売り場 ・WEBチケット(日付指定、100円引き) (詳細は、記事参照) |
公式情報 | LookupLookdown|横浜マリンタワー×周遊謎解きミッション |
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※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 横浜の街並みを一望できるマリンタワーと、周辺のベイエリアを周遊する内容
- 付属シールやアイテム類を用いたギミック(仕掛け)満載の本格的な謎解き
- 父と息子の視点が切り替わる、家族をテーマにしたドラマチックなストーリー
-はじめに-
今回の記事は、横浜マリンタワータワーを舞台にした謎解き「Lookup Lookdown」に挑戦した攻略レビューをお届けします。
横浜マリンタワーは、元町・中華街エリアに隣接する人気スポット。展望フロアのチケット付きの謎解きキットで横浜を一望できる素晴しい眺めや、周辺ベイエリアの開放的な景観の中を歩くのが気持ちの良い内容でした。家族をテーマにした心温まるストーリーにも注目。
記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、今回の謎解きの特徴や見所など、気になる情報を徹底紹介しています。写真も多く掲載し、プレイイメージしやすい内容です。参加検討にお役に立ちましたら幸いです。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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横浜マリンタワー周遊謎解きミッション「Lookup Lookdown」の概要
概要「父と息子で視点が切り替わるストーリー、マリンタワーの展望」
横浜マリンタワーの前に立つ、一組の親子。
二人は、なぜか居心地が悪そうにしている。
息子(き、きまずい。ここにお母さんがいてくれたらな。でもお母さんは……)
父親「あのさ、これ」
父親から差し出されたのは、暗号や謎が書かれた1冊のノートだった。
これは「息子」と「父親」の二つの視点から楽しむ、新たな一歩を踏み出す家族の体験型ストーリー。
横浜マリンタワー周遊謎解きミッション「Lookup Lookdown」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
今回の謎解きでは、前半~中盤にかけて「横浜マリンタワー」の内部を巡り、後半はマリンタワーを飛び出して、周辺のベイエリアを周遊する構成になっていました。
謎解きキットには「展望フロア」の入場チケットが付属しており、ゲーム中に横浜の素晴しい景色を一望することが出来ました。展望フロアの他にも、各種ショップや、アートギャラリー、有名な山下清画伯によるモザイクタイルの壁画など、見所を余すこと無く巡る内容でした。
後半以降は、マリンタワー周辺のベイエリアを巡り、港や海風の感じられる気持ちの良い散策をすることが出来ました。
謎解きの難易度は、大人が手応えを感じられるレベル。特に考える力が必要となる迷路やパズル問題が多く、付属アイテムを使用した作業系の問題も豊富でした。キットに仕組まれた思いがけないギミックを解き明かしていく「ひらめき」が刺激される展開。小学生以下のお子さんは、謎解きが得意な大人の補助が必要になる難しさだったと思います(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
ストーリーは幾つかの章に別れており、息子視点、父親視点が章が進むごとに切り替わりました。親子の気持ちのすれ違いや、心境の変化が交差していく構成に引き込まれ、後半以降は思いがけない展開も待ち受けており、しっかりと大人が楽しめる物語になっていました。
所要時間の目安、探索エリア(屋内外の割合など)
実際にかかった所要時間:130分
(公式の想定時間:90~180分)
プレイ可能時間:10:00~21:30
※横浜マリンタワー営業時間(最終入場21:30、営業22:00まで)に準ずる
※日没後は、照明が少ないエリアで屋外探索に支障が生じる可能性あり
私は大人二人の協力プレイ(キット2つ購入)で、クリアまでに「130分」かかりました。途中の食事や休憩時間は除いています。
所要時間の目安は、謎解きに慣れている人で「120~150分程」、謎解きに慣れていな人が公式ヒントを活用したプレイで「150~180分程」になると思います。公式想定では90分~とありますが、謎解きに慣れている人でも90分でクリアするのは、物量的にハードルが高いと感じました。
ストーリーには幾つかの章がありますが、ゲーム構成としては「マリンタワー内の探索」と「周辺屋外の探索」の二つのパートに大きく分かれていました。
前半のマリンタワー内の探索は、完全屋内でした。ゲーム途中で展望フロア29Fと30Fに訪れる必要があり、入場チケットが謎解きキットに含まれています。最上フロア30Fではで結婚式が行われていることがあります。結婚式中は30Fへ入場出来ず、必要となる情報は、画像閲覧になります(LINEトーク画面で閲覧)。私が訪れた際も、結婚式が行われていました。
※結婚式の可能性がある時間「10:00~11:30および15:00~16:30」、時間帯はズレ込む事あり
後半は主に屋外探索となり、用紙やシール類を扱う作業系の問題も多め。雨天プレイはキットを濡れないようにする手間や屋外ベンチの確保が難しいため、避けた方が無難だと感じました。
屋外の探索範囲は、マリンタワーより徒歩15分範囲。舗装された路面が多く、極端に足元の悪い状況はありませんでした。階段や坂道を行く機会も少なめです(マリンタワー内の低階層の移動に階段を利用)
ゲーム進行は、手持ちキットとLINE専用アカントを連動させて進めていきました。問題の答えをLINEトークで送信すると次の指示が返信される仕組みです。後半は、問題そのものがLINEトーク上の画像で送信されることもありました。公式ヒントもLINEトーク画面で閲覧するため、インターネット環境やLINEアプリの使用が必須でした。
プレイ可能時間は「10:00~21:30」と公式案内されています。これはマリンタワーの営業時間(最終入場21:30、営業22:00まで)に準じていますが、日没後は、照明が少ないエリアで屋外探索に支障が生じる可能性があり、あまりオススメできないと感じました。マリンタワーの営業時間外は、屋内探索もできなくなるため、時間に余裕を持ったプレイを心がけたいですね。
チケット情報(WEBチケット割引など)
料金(税込) | 2,800円 ※横浜マリンタワー展望フロア 入場券付き | |
販売場所 | 横浜マリンタワー1階チケット売り場 | WEBチケット(100円割引) |
販売時間 | 10:00~21:30 | 24時間 ※サイトメンテナンス時間を除く |
プレイ可能時間 | 10:00~21:30 ※マリンタワー営業時間(年中無休、最終入場21:30、営業22:00まで)に準ずる |
※間違いがないよう記載しておりますが、料金等は変更される可能性があるため、必ず公式情報をご確認ください。また横浜マリンタワーは天候等の理由により臨時休業することがあるため、お出かけ前に公式サイトもご確認ください
謎解きキットはチケット制で、横浜マリンタワー1階チケット売り場の自動券売機、またはWEBチケット購入(100円割引き)になります。
チケット(又はWEBチケット)を券売機近くのカウンターで提示することで、謎解きキットと展望フロア入場券に引き返ることができました。
チケット券種には、「謎解きミッション付き*展望デイチケット*」と「謎解きミッション付き*展望ナイトチケット*」があり、展望フロアに入場できる時間が異なるため注意。自動券売機の周辺には、案内スタッフさんがおり、購入方法を丁寧に教えてくれました。
《謎解きミッション付き*展望デイチケット*》
入場可能時間 10:00~18:55(18:30最終入場)
※9月1日より 10:00~17:55(17:30最終入場)
《謎解きミッション付き*展望ナイトチケット*》
入場可能時間 19:00~22:00(21:30最終入場)
※9月1日より 18:00~22:00(21:30最終入場)
また、今回の謎解きでは付属シールやカード類を用いた作業系の問題も多く、1つのキットを複数人で共有したプレイでは十分に楽しめない可能性があると感じました。参加人数分のキット購入がオススメです。
【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・横浜マリンタワー及び周辺ベイエリアの見所を巡る探索(展望フロアチケット付き)
・家族をテーマに、父親と息子で視点切り替わる。すれ違いや気持ちの変化に妙のあるストーリー
・付属シールや用紙アイテムによる作業系問題、キットに仕掛けられたギミック豊富
《注意が必要に感じたこと》
・プレイにはスマホやタブレットなどWEB端末とLINEアプリ必須(筆記具はキット付属)
・WEBチケット購入で割引きあり(100円引き、記事参照)
・デイチケット、ナイトチケットで展望フロア入場開始時間が異なる(記事参照)
・デイチケット時間帯は、最上フロア(30F)が結婚式のため入場できないことあり
(30階の情報を画像で閲覧、記事参照)
・プレイ可能時間10:00~21:30(マリンタワーの営業時間に準ずる)
※但し、日没後は照明の少ないエリアで、屋外探索に支障が生じる可能性あり
難易度や謎解きの特徴は?
前半~中盤「マリンタワーの魅力を巡る、思考力問われる迷路やパズル」
ゲーム前半~中盤にかけては、横浜マリンタワー内を巡りながら、謎解きに必要な情報を集めて問題を解いて行く周遊タイプの謎解きのオーソドックスな展開でした。
入手する情報は、マリンタワー内に設置された壁画やオブジェの特徴、看板に書かれた内容など、この場所でしか出来ない謎解きをしている感覚が強くありました。
謎解きのジャンルはパズルや迷路、暗号解読といった思考力を要する問題が多かった印象。ゲーム進行に伴って徐々に難易度も上がっていき、中盤以降は条件付き迷路や、パズルと暗号解読の複合問題など、問題に捻りが加えられた内容も多かったです。
※条件付き迷路:「全てのマスを通って」「特定のマークを通過して」などの条件が付加された迷路問題
謎解きに慣れていない人には難しいと感じられる内容ですが、丁寧な公式が用意されているので安心です。LINEトーク画面のメニューより、公式ヒント閲覧サイトへアクセスできる仕組み。ヒントは問題ごと段階式になっており、答えまで閲覧できます(最終問題のみ答え無し)。ご自身のレベルに合わせてヒントを活用すると、より楽しめるかもしれませんね。
後半の展開「周辺ベイエリアを散策、ギミック満載の作業系問題」
後半は、マリンタワーを出て周辺のベイエリアを探索し、謎解きに必要な情報を集める展開でした。問題の多くはLINEトーク上で送信され、手持ちキット(シール、カード類)を利用した作業系謎解きにへジャンルがシフトしました。
屋外で立ったまま作業系問題を解くのは困難なため、付近のベンチなど、腰が落ち着けるスペースを適宜探しながらプレイすることになりました。机がない状況も多く、バインダーを持ち歩くと便利でした。
また、要所ではキットに仕掛けられたギミック(トリック)を解き明かす内容も出題され、ひらめきが刺激されました。問題冊子やキット類を立体的に扱う機会も多く、平面から三次元へ視点を切替えていく楽しさがありました。
尚、LINEトーク画面で「ここからは家で楽しめます」と表示されたら最終章に突入した合図です。これ以上の現地探索は必要なく、手持ちキットのみで解き明かすことが出来る内容でした。
最終問題は、暗号解読とキットの仕掛けを連動させた難問が出題され、高い思考力が必要となりました。カフェや自宅など、じっくり取り組める環境でプレイしたいですね。伏線がキレイに回収されるエンディングでは、思いがけないストーリー展開が待ち受けていました。達成感や余韻が強く残る問題だったと思います。
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れていない人は、ヒントを見ないとクリアできない難しさ(公式ヒント活用で楽しんでプレイできるレベル)
《攻略コツまとめ》
・パズルと暗号解読の複合問題など、思考力を要する内容多め
※難しいと感じたら公式ヒントを有効活用しよう
・付属シールやカード類を用いた作業系問題では、付近のベンチを適宜利用しよう
※テーブルが無い環境も多い為、バインダーを持ち歩くと便利
・最終問題は現地探索の必要なし。カフェや自宅など落ち着ける環境で取組もう
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「手応えバツグンの問題&すれ違いの妙を描くザッピングストーリー」
今回の内容は、ストーリーと謎解きの一体感がとても高く、問題を解きながら「ちょっと不穏な空気の流れる家族」の行く末を自然と見守る構成がとても素晴しかったです。
謎解きイベントでは、問題に集中するために、謎解きを邪魔しない程度の簡潔なストーリーも多いですね。また、ストーリー重視の謎解きもありますが、その場合、文章の読み込み量が多く、問題を解く前に焦れてしまう事もあります。
今回の謎解きでは、決して文章量は多くないものの、誰もが共感できる家族をテーマに、伝えたいストーリーを上手く問題や答えにも転換して長々しく感じさせない工夫がありました。現地探索の臨場感もストーリーを盛り上げる要素になっており、総合的なエンターテイメント作品としてとても面白かったです。バランス感が絶妙でした。
エンディングの文章量も決して多くありませんが、その分、余韻を感じる余白があり、謎を解く過程や、答えを導き出す達成感を存分に楽しめました。
謎解き問題は、慣れていない人には難しいと感じられるレベルですが、「謎解きの楽しさ」が感じられる創意工夫やバラエティに富んだ仕掛けがあり、謎解き好きに刺さる内容だったと思います。一点、難を上げるとすれば、パーツを組み立てるような作業系の問題の多くが、屋外で行う構成になっていたことでしょうか。問題を解かないと次に向かう場所もわからないため、まとめてカフェで解くこともできませんでした。風が強い日や、雨天時のプレイは要注意ですね。
私はマリンタワーを初めて訪れましたが、山下画伯の壁画や、ベイエリアから横浜市内を一望できる見事な眺望など、訪れて良かったなあと思える発見に満ちていました。マリンタワー内は決して広くありませんが、周辺散策での寄道をしてみるのも良し。隣接する「元町・中華街エリア」へ足を伸ばしてみるのもいいですね。まさにマリンタワーを中心にした横浜の楽しみ方を体現するような内容、心温まるストーリーと合わせて、謎解き好きカップルやご夫婦でのお出かけに最適だったと思います
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!