攻略データ
公演名 | 夜のゾンビ遊園地からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 大型公演型(遊園地系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 約34%(よみうりランド、22.4.17参加時 ) |
制限時間 | 約70分(所要時間140分) ※会場により制限時間は変わる可能性あり |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、パズル力、ひらめき力 ※プレイにはスマホやタブレットなどのWEB端末必須 |
公式ヒント | あり(時間経過で各所に掲示) |
参加料金(税込) | 前売り一般 3,700円 前売り学生 3,200円 ※遊園地のワンデーパスセット販売など有り(詳細、記事参照) ※上記金額は「よみうりランド」開催のものです |
公演情報 | 『夜のゾンビ遊園地からの脱出』リアル脱出ゲーム 全国夜の遊園地シリーズ |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 閉園後の夜の遊園地を貸きりにした人気のリアル脱出ゲームシリーズ
- プレイヤーがゾンビになっちゃう!? 殲滅作戦を企てる人間と対決!
- ホラー要素無し、パーティー気分の賑やかな演出。BiSH提供の主題歌も注目
-はじめに-
今回の記事は、閉園後の遊園地を舞台にしたリアル脱出ゲーム「夜のゾンビ遊園地からの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
「夜の遊園地シリーズ」は、リアル脱出ゲームの中でも1,000人に近いのプレイヤーが一斉にクリアを目指す大規模公演。かつ夜の遊園地の非日常感を体験できる内容として人気のシリーズですよね。今回は、ゾンビをテーマに、マッドでハチャメチャに賑やかな演出を楽しむことができました。
記事では、脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータや、謎解きの特徴・見所など、気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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リアル脱出ゲーム「夜のゾンビ遊園地からの脱出」の概要
概要「心穏やかなゾンビが暮らす遊園地、誤解した人間達の魔の手が迫る・・・」
夜。廃遊園地に無数の人影がうごめき始める。
それは腐りかけた肉体を持つ生ける屍。ゾンビだった!
ゾンビ達は、心優しく穏やかで人畜無害。園内で慎ましく暮らしていた。
しかし先入観やデマからゾンビを誤解した人間たちは、ついに「ゾンビ殲滅作戦」を決行する。
あなたは廃遊園地に住みついたゾンビとなり、作戦を止めるべく仲間たちと行動を開始する――。
「夜のゾンビ遊園地からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイトより要約)。
夜の遊園地を舞台にした人気のリアル脱出ゲームのシリーズ。今作はゾンビがテーマ。と言っても、ホラー要素は一切なく、ノリノリのダンスミュージックのかかるパーティー会場から物語の幕が上がるなど、終始賑やかで楽しい演出に溢れていました。
ゲームの舞台は遊園地の広大な敷地に及びます。ゾンビは人を襲うもの・・・と誤解した人間達が企てた「ゾンビ殲滅作戦」を阻止するために、夜の遊園地を巡りながら制限時間内に謎を解いていきます(制限時間や所要時間の詳細は、後述をご覧ください)
シリーズ前作までと比べると、園内の探索量が減って、手元の謎解きを行う時間が増えたように感じました。問題用紙を折ったり組み合わせたりする作業系のアナログ問題が多く、直観やひらめきを刺激される内容でした(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください)
一日の終わりを迎える遊園地に夕方から入園し、すっかり日が落ちた頃にゲームスタート。暗闇の中、静かに明かりの灯る園内の雰囲気は非日常感たっぷりで、物語の登場人物になりきって、特別な体験をすることができました。
所要時間の目安(制限時間、ゲーム構成など)
ゲーム制限時間:約70分
(よみうりランドの場合)
解説を含めた所要時間:140分
(公式の想定所要時間:120分)
ゲームの制限時間は「約70分」でした。但しこれは私がプレイした「よみうりランド」の場合で、会場規模やその他の事情によって変わる可能性があると思います(以下、よみうりランドでプレイした内容となります)
ゲームスタートは屋内ステージ施設「らんらんホール」。プレイヤー900人程が一斉に集い、オープニング映像やちょっとした舞台演出、ゲームの説明を聞きました。ゲーム終了後、問題の解説やエンディングも、このホールで行われました。
これらを含めた全体の所要時間は140分、ゲーム制限時間の2倍かかっており、謎解き以外の演出や説明に多くの時間を割いていることがわかりますね。また、入園口から「らんらんホール」までは徒歩10分ほどの移動距離があり、ゲーム開始・終了の前後は時間に余裕をもった行動が必要でした。
ゲームプレイ中は、遊園地の敷地内を探索しながら謎を解いていきます。ほぼ屋外で小雨であればゲーム決行のため、雨具が必要です(荒天中止の場合は、当日12:00までに公式サイトの「お知らせ」等で案内があります)
当然園内は暗く、使用できるテーブルや椅子も場所や数が限られています。多くのプレイヤーが最寄りの街灯に集まり、地面に座り込んで問題を解いていました。汚れてもいい、動きやすい服装が推奨です。また、ペンライトやバインダーがあると便利だと思います。
チケット情報(ワンデーパスポート情報、会場アクセス)
チケットは会場によって金額が変わる可能性があります。以下は「よみうりランド」で開催の内容になります。
大人 | シニア (65歳以上) | 大学生 | 中高生 | 小学生 | |
前売り一般チケット(入園料込み) | 3700円 | 3,200円 | |||
当日チケット(入園料込み) | 4,000円(現地販売)、4,300円(スクラップチケット販売) | ||||
ワンデーパス付 | 7,200円 | 6,500円 | 6,700円 | 6,300円 | 6,000円 |
※前売り券が完売している場合、当日券の販売はありません
※学生チケット購入時は、当日入場の際、学生証の提示が必要
※間違いがないよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため、必ず公式情報をご確認ください
公式サイト:チケット情報(東京公演)
オーソドックスなチケットは、公演参加に入園料(大人1,800円相当)が付いたチケットで、公演日であれば昼間も入園することができます(閉園時間で、一度退場する必要あり)閉園前に訪れて、園内で食事を済ますこともできますね。
遊園地のアトラクションが乗り放題となる「ワンデーパスポート付」チケットの販売もしています。こちらは、オンライン販売のワンデーパスと比べて100~400円程お得になっています(大人、大学生、中高生、小学生、シニアによりお得な金額が変わります)。
遊園地で一日遊びたい人は、ワンデーパスのセットがオススメですね。尚、閉園時間以降は、各アトラクションの運行はしていません。ゲーム中もアトラクションに乗ることはありませんでした。
アクセス
東京公演の会場となる「よみうりランド」は、公共交通機関を利用したアクセスが2通りあります。
・京王線「京王よみうりランド」
→ゴンドラ「スカイシャトル」5分(片道300円、往復500円)利用
・小田急線「読売ランド前駅」
→小田急バス読01系統「京王よみうりランド駅」行き
→5分程「よみうりランド」下車(片道大人210円、小人110円)
公式サイト:交通アクセス情報
ご自身の最寄駅から利用しやすい方で行けますね。ゴンドラは雄大な景色で空中散歩をしている気分が味わえるためオススメですが、強風等で運行を中止している場合があるので注意が必要です。また、小田急バスは1時間に2~4本程度の運行本数のため、事前に時刻表を調べておきたいですね。
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・閉園後の夜の遊園地を探索範囲にした制限時間有りの謎解きイベント
・プレイヤーは心優しいゾンビの設定(ホラー要素無し)。殲滅作戦を企てる人間から遊園地を守れ!
・ゲーム形式は個人戦(1人からプレイ可能)
《注意が必要に感じたこと》
・閉園時間以降のアトラクション運行はしていない
※ゲームプレイ中にアトラクションへ乗車することはありません
・ゲームプレイには、スマホやタブレットなどWEB接続できる端末必須
・全体の所要時間は公式想定120分より長めになる傾向あるため、時間に余裕をもって
(所要時間の詳細はこちら)
・遊園地内の探索では、動きやすく汚れてもいい服装推奨
・15歳以下の方は20歳以上の保護者の同伴必須(保護者も参加者として有料)
・未就学児は保護者同伴で入場可、無料
・ペンライトや、バインダーがあると便利
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「暗闇との闘い? パズル系アナログ問題多め」
屋内ステージ施設(よみうりランド園内「らんらんホール」)の会場モニターに表示される内容に従って、遊園地内の探索に向かうのが序盤の展開でした。
前シリーズまでは、ここで最初の問題が表示され、考える時間や向かう場所の選択によって、大人数がバラける工夫がされていました。しかし、今回は一斉に参加者たちが行動を開始するため、スタートと共に大混雑が発生しました。
慌てたい気持ちをぐっと堪え、狭い通路での追い越しや、園内を走るといった危険な行動をしないようにしたいですね。
今回、園内を探索するルートにあまり自由度はなく、皆がだいたい同じ方向に向かって移動を続けます。複数人で手分けする機会も少なく、探索は控えめ。夜の遊園地の雰囲気を味わいながら、手元の問題を解くことに焦点があったと思います。
謎解きのジャンルとしては、用紙類を折ったり重ねたりする作業系のアナログ問題に、パズル要素を組み合わせたものが多かった印象です。問題は決して高難度ではありませんでしたが、暗い園内でテーブルなど作業スペースがない中、作業するのがとにかく大変でした。
ペンライトやバインダーがあると、作業効率がアップすると思います。また一部の問題は、WEBページでキワード送信する必要があるため、スマホやタブレットが必須。充電状態も良好にしておきたいですね。
また、公式ヒントが時間の経過にともなって、園内の要所に掲示されます。問題が解けない場合も、それらを閲覧することによって、最終問題までたどり着ける仕組みになっていました。
最後の謎「柔軟な発想、臨機応変な対応で危機を乗り越える」
園内を移動しながら問題を解いていくと、次々とストーリーシートや追加の問題用紙が手に入ります。ストーリーや問題文を良く読み、内容を理解した上で解いていくことが、最後の謎を解くのにあたって、非常に大事になりました。
またそれらを落としてしまうと、最悪、終盤の謎を解けなくなってしまう恐れもあります。スタッフさんに申告することで、再びアイテムを貰えるようではありましたが、きちんと整理整頓しておくことで、後で必要な情報を振り返る助けにもなりますね。
最後の謎は、リアル脱出ゲームらしい「ひらめき」が必要になる王道の問題でした。限られた手段しか残されていない中、発想や見方を柔軟にし、迫る危機を回避するためにはどうしたら良いか考える内容です。
目にしてきた情報やストーリーを振り返り、ひらめきのキッカケとなる事がないか、よく観察してみることが攻略のコツだったと思います。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率:約34%(参加者約900人中310名が脱出成功、よみうりランド22年4月16日)
※高校生以上のプレイが推奨された難易度。公式ヒント活用で、慣れていない人も最終問題までたどり着ける
《攻略のコツまとめ》
・ストーリーや問題文はよく読んで、内容を理解しながら解いていこう
・追加ストーリーシートや問題は、整理整頓しながらプレイしよう(落とし物に注意)
・最終問題では、手持ちの情報をよく観察してみることが大事
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「パーティー気分の賑やかなステージ演出、日常を忘れて盛り上がれる!」
このシリーズでは、夜の遊園地を舞台にする「非日常感」が最大の特徴ではありますが、今回は特に賑やかなステージ演出を加えることで、ライブ会場のような熱気や盛り上がりを楽しめる内容になっていました。
過去シリーズの「夜の巨大監獄からの脱出」に参加された方であれば、雰囲気は似ていると思って間違いないです。ゾンビになるという特殊な設定も含め、日常を忘れて楽しむことができました。
今までのシリーズと変わったな・・・と感じたのは園内を探索するシーンでした。皆が同じ方向へ一斉移動しながらチェックポイントを通過していく感覚に近かったです。そのため、各所で混雑が発生しやすく、渋滞の発生することが多々ありました。夜の遊園地の雰囲気を楽しむ余裕の持てる方、密が気にならない方が参加に向いているかな~と思います。
今回のような園内探索の仕様で、利点に感じるのは、個人で参加されている方かと思います。探索の手分けをする必要がほぼない為、個人で参加しても、複数人で協力プレイしてもかかる時間はあまり変わらないと思います。開催される会場によって、探索シーンの雰囲気は変わるかもしれませんね。
リアル脱出ゲームは、仲間と共に物語の登場人物となって困難に立ち向かうシチェーションが代えがたい体験となりますが、今回はプラスしてステージ演出で盛り上がる楽しい思い出も共有できるかと思います。エンディングで流れるBiSHさんが歌う主題歌もとても良い曲で、ゲームの余韻を静かに感じることができました。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!