こちらは2019年に東京ミステリーサーカスで参加したレビュー記事です。2021年全国リバイバル公演と一部内容が異なる可能性があります。
攻略データ
公演名 | 東京ミステリーパレスからの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(4名/チーム) |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 30%(管理人参加時点の平均) |
制限時間 | 60分(所要時間150分) |
特に必要となる力 | 注意力、情報分析力、チームワーク |
公式ヒント | あり(チーム毎にヒントカード支給) |
参加料金 | 前売り一般3,400円(税込)、前売り学生2、900円(税込) ※グループチケット有り ※上記参考、料金は開催地により異なります |
公演情報 | リアル脱出ゲーム×ペルソナ5「東京ミステリーパレスからの脱出」~謎を解き、心(オタカラ)を盗め~ |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- ゲーム「ペルソナ5」のキャラクターになりきって、心の迷宮に潜入!腐った大人の心を盗み出せ
- 豪華フルボイスで語られるこのイベントのためのオリジナルストーリー
- 1チーム4人制、友達を集めてグループチケットを買いやすい。潜入アクションで盛り上がれる!
-はじめに-
今回の記事は、ゲーム「ペルソナ5」とリアル脱出ゲームがコラボした「東京ミステリーパレスからの脱出」に挑戦したレビューをお届けします。
ペルソナ5のキャラクターになりきり、心の迷宮(パレス)への潜入をリアルに体験できる内容は、友達同士とのプレイで盛り上がること間違いなし。ちょっとしたアクションもあり、頭も身体も使って楽しむことができました。
脱出成功率や全体の所要時間といった攻略に役立つデータや、ペルソナ5のシステムを脱出ゲームとして再現した今回の謎解きの特徴や見所など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。 街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。 続きを見る
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
「東京ミステリーパレスからの脱出」の概要
概要「心の怪盗団になって悪い心を盗み出す、ゲームキャラになりきってプレイ」
夢を目指して映画オーディションを突破した少女。
その夢が、芸能界に巣食う卑怯な男によって踏みにじられようとしていた。
ジョーカーたち『心の怪盗団』は彼女を救うため、心の迷宮『パレス』へ侵入を試みる!
悪の心(オタカラ)を盗みだし、ターゲットの歪んだ欲望を改心させることができるだろうか――。
「東京ミステリーパレス」からの脱出の導入ストーリーは、上のようになっています。
プレイヤーは「ペルソナ5」のキャラクター(JOKER、SKULL、PANTHER、FOX)にそれぞれなりきって、ゲームと同じように「心の迷宮(パレス)」への潜入体験をします。
腐った大人の心は、その歪んだ欲望により迷宮と化しています。その迷宮のどこかに「悪の心」が潜んでおり、オタカラに見立てて盗み出す(改心させる)そんなゲームシステムを脱出ゲームとして再現したのが今回の特徴でした。
チーム毎テーブル上に、パズル感覚で「心の迷宮(パレス)」を再現したり、時には潜入ゲームのように、会場内に作られた部屋でアクションをするシーンも。頭と身体を使って楽しめる内容でした。潜入シーンはお手軽な難易度なので、苦手な人でも安心です(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
また、ゲーム開始前には「ペルソナ5」についての丁寧な説明もあります。私はゲーム未プレイでしたが、問題なく楽しめる最低限の知識は得られました。キャラクターごとに特殊能力や、決めポーズもあるので、チームで役割分担するのもとても盛り上がります!
制限時間、全体の所要時間
制限時間:60分
解説を含めた所要時間:150分(公式想定 120分)
ゲームの制限時間は「60分」です。テーブルで解く問題あり、潜入シーンもありとプレイ内容が盛りだくさんでとても短く感じました。やる事の多さに混乱してしまうと、何をしているのかわからないうちに時間ばかりが過ぎてしまうので、落ち着いてプレイしたいですね。
前説明、終了後の解説を含めた全体の所要時間は「150分」でした。特に今回、開始前の説明が長めです。ペルソナ5の世界感やシステムの説明、キャラクターになりきるための決めポーズの練習など。所要時間は各回・会場により多少前後すると思いますが、後の時間には余裕を持って参加した方が安心ですね。
概要のまとめ、その他注意事項
ココがポイント
《概要のまとめ》
・1チーム4名、それぞれがペルソナ5のキャラになりきる
・ペルソナ5のシステムを机上の「立体パズル」や「潜入ゲーム」で再現した謎解き
・豪華声優の撮り下ろしボイスで語られるオリジナルストーリー
《その他注意事項》
・ゲーム中ちょっとした潜入アクションがあるため、動きやすい服装推奨
※手軽な難易度なので、苦手な人でも安心です
・グループチケット以外では、4名で参加しても別々チームになる可能性有り
脱出成功率や謎解きの特徴は?
特徴「心の迷宮がテーブル上で再現、立体感覚とパズル」
今回の謎解きの特徴は、「立体系パズル」と「潜入ゲーム」です。
テーブル上で「心の迷宮(パレス)」を再現する方法として、立体感覚が必要になる謎解きが出題されました。パズル的な要素が高めですが、一部論理的思考で解く部分があったり、ひらめきが必要となることもあったりと、工夫が施されていました。
謎解きになれていない人では難しい問題もあるため、10分以上考えても先に進めないようであればチームメンバー全員の了承のもと、公式ヒントを活用した方がゲーム全体が楽しめると思います。公式ヒントはチーム(テーブル)毎に設置されています。
今回、分担して小問題を解いていくようなシーンは少なめで、1つの問題をチームメンバー全員で考える機会が多いです。そのため、今何をやっているのか、何が目的か、チーム内でしっかり共有しながら足並みを揃えていくのが大事になりました。
また、途中で行う潜入ゲームは、チームメンバー全員で行う必要がありました。ちょっとした暗がりに入ることになりますが、難易度は手軽なもので、ゲームを盛り上げる演出としての側面が強かったです。苦手な人でも安心して挑戦できますね。
最後の謎「情報過多な状況から、必要なものを見いだす」
今回、謎解き終盤に向けて雑多な情報がどんどん積み上がっていきます。果たしてこれは必要な情報なのか、読み込む必要があるのか、覚えておかなければいけないのか・・・そんな状況に振り回されることになりました。
脱出成功を勝ち取るためのポイントは「情報過多な状況からいかに必要な部分だけを素早く見いだすことができるか?」でした。キーとなる内容を分析し、危機的状況を回避するための手段を推理する。
全ての内容を改めて精査・読み込んでいては、当然時間が足りません。序盤から情報やアイテム類の整理を行っておけば、終盤で慌てずに済むかもしれませんね。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率 30%(管理人参加時点の平均)
※私が参加した回は「成功率 62%」(21チーム中、13チーム成功)と成功率が高かったのですが、司会者さんのお話ではいつもは「成功率 30%前後」とのことでした
《攻略のコツまとめ》
・序盤から中盤にかけては立体感覚が必要になる謎解きが出題。単純なパズルではなく、ひらめきも必要
・チームメンバー全員で1つの問題に取り組む機会多め、今の目的を共有しながら足並みを揃えよう
・潜入アクションは、ゲームを盛り上げるための演出要素高め。苦手な人も安心して挑戦しよう
・終盤は情報過多な状況に。情報、アイテム類は序盤からしっかり整理しておこう
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「ゲームファンでなくても楽しめる、工夫を凝らしたリアル脱出ゲーム」
今回最大の見所は、ペルソナ5のゲームシステムを謎解きイベントとして、どう再現するのか? だったと思います。
結果、会場でプレイするリアル脱出ゲームならではの臨場感や熱気の感じられるゲームファンも十分に楽しめる内容になっていたと思います。潜入アクションのシーンでは、どきどきさせられましたし、机上での謎解きもペルソナ5の世界感を工夫を凝らして再現していました。
一方、全体としてはリアル脱出ゲームらしい機転が必要になったり、「まさか」のサプライズを感じられる内容で、王道のリアル脱出ゲームとしても楽しめる作りになっていました。ゲームファンでなくても、満足感の得られる内容だったと思います。私はこれをきっかけにゲームへの興味がわきました。
1チーム4人制で、友達を集めグループチケットが買いやすいのも嬉しいですね。友達同士でプレイすると盛り上がること間違いないですし、これを機会にリアル脱出ゲーム初めての人を誘うにも丁度良い内容だったと思います。
それでは、最後まで記事をご覧頂き、ありがとうございました!