攻略データ
プログラム名 | 謎解きメトロ旅2021(SCRAP) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道・電車系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | Osaka Metoro沿線、大阪シティバス沿線(新大阪駅より45分範囲) |
実際に要した時間 | 5時間(公式想定 5時間) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※筆記具(消しゴム付ペグシル)はキット付属 |
キット料金(税込) | 2,400円(税込) ※Osaka Metoro及び大阪シティバス一日乗車券付き 《販売場所》 ・Osaka Metro駅構内ローソン売店 ・Osaka Metro案内カウンター(新大阪駅、なんば駅)など ・事前オンライン販売有り(詳細は記事参照) |
公式情報 | ナゾトキ街歩きゲーム「謎解きメトロ旅2021」 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 地下鉄やバスに乗って大阪を街歩きする謎解きゲーム
- 大阪の人気スポットから、意外な穴場スポットまで巡る充実の内容
- 付属キットを用いた謎解きは、サプライズ感ある仕掛けが盛り沢山!
-はじめに-
今回の記事は、大阪の地下鉄「Oosaka Metoro」や大阪シティバスに乗って巡る街歩き系の謎解き「謎解きメトロ旅2021」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。
2022年5月末までプレイ可能。大阪の人気スポットや意外な穴場スポットまで巡る内容は、大阪に住んでいる人も旅行者も楽しめる欲張りで大ボリュームの謎解きでした。付属キットを用いた本格的な謎解きにも注目です。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、地下鉄だけでなくバスも利用する今回の見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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大阪メトロ×シティバス「謎解きメトロ旅2021」の概要
概要「行く先不明の謎解き旅、繁華街も自然も大阪の魅力満喫」
ようこそ、大阪へ。
今回私たちは、謎を解き、
目的地をめぐる特別な旅をご用意しました。
この旅に必要なもの。
それは、あなたのひらめきです。
謎があなたを素敵なゴールへと導きます。
どうぞ、切符を片手に私たちの旅へとご乗車ください。
「謎解きメトロ旅2021」の導入設定は上のようになっています。
特に物語のようなストーリー性はなく、プレイヤーが実際に目にしている大阪の街並みや景色に即して、謎解きが進行していきました。プレイヤー自身が主人公になる謎解き旅ですね。
謎解きキットに付属している一日乗車券は、Oosaka Metoro全線、大阪シティバス全路線が有効区間。区間内のどこへ向かうかもわからない、たどり着くことになるゴールも不明。謎を解くことで判明するスポットを1つ1つ巡りながら、その地域ならではの景色や体験を楽しむことができる謎解きでした(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
特に今回、バスを利用することで、電車だけではなかなか行くことのないエリアも訪れることになり、旅行者はもちろん、大阪に住んでいる人にとっても新鮮な景色に出会えるのではないかと感じました。
一方で、大阪の人気観光スポットが目的地になっていることもあり、自然と街のバランス感が良かったです。「まさか・・・ここに来るとは」と思わされるような場所もあって、とても変化に富んだ内容でした。
所要時間の目安、探索エリアについて
実際にかかった所要時間:5時間
(公式想定 5時間)
私は新大阪駅でキットを購入し、2人協力プレイで「5時間」かかりました。途中、食事などの長い休憩時間は取っていません。カフェでひと息つきながら、謎解きをする機会が1回ありました。結果は、公式の想定時間と一緒ですね。
今回、地下鉄やバスを利用し、訪れる場所も多岐に渡っており、想像以上の大ボリューム。私たちは謎解きに専念して5時間だったので、ちょっと寄道したり、ゆっくり食事をするプレイでは、6時間以上かかるかもしれませんね。
また、移動は地下鉄やバスがメインですが、着いた目的地の探索は屋外が多めでした。一部屋内や屋根のある場所もありますが限られています。急な段差や、一駅以上街を歩くような場面もあり、動きやすい服装、歩きやすい靴、天候には注意する必要がありました。
キット購入情報(一日乗車券付)
謎解きキット料金(税込):2,400円
※Osaka Metoro及び大阪シティバスの一日乗車券付
※筆記具(消しゴム付ペグシル)付属、手提げ型クリアファイル付
2022年5月21日(土)よりキット発売場所が以下に集約されています。
■梅田駅
①定期券発売所 :中改札(改札外)
②ローソン中階店:中改札(改札外)
■新大阪駅
③案内カウンター:中改札(改札外)
■なんば駅
④ローソンekimo店:北改札(改札外)
⑤ローソン難波南店:南改札(改札外)
■リアル脱出ゲーム大阪心斎橋店
■リアル脱出ゲーム大阪恵美須町店
店舗 | 営業時間 | |
Osaka Metro駅構内ローソン売店 | 各店舗営業時間による | |
Osaka Metro案内カウンター | 新大阪駅 | 9時〜15時30分 |
なんば駅 | 8時〜15時30分 | |
定期券発売所 | 梅田駅 | 7時〜20時(日・祝は9時〜18時) |
なんば駅 | 7時~20時(日・祝は9時~18時) | |
天王寺駅 | 7時〜20時 (日・祝は9時〜18時) | |
東梅田駅 | 8時30分〜19時(日・祝は休業) | |
リアル脱出ゲーム店舗 | 大阪心斎橋店 | 店舗に問い合せください |
大阪恵美須町店 | 店舗に問い合せください | |
SCRAP GOODS SHOP (スクチケ)※オンライン販売 |
※営業時間は変更になる可能性があります。詳細は公式サイトの情報をご覧ください
公式サイト:謎解きキット購入方法
※オンライン販売は、自宅へ郵送。別途送料・発送手数料がかかります
謎解きキットは、Osaka Metoro構内のコンビニ「ローソン」や「案内カウンター」で販売されています。謎解き問題は、付属アイテムを用いた作業系の問題も多く、1つのキットを複数人で共有すると、十分に楽しめません。同行人の交通費も別途かかるため、一緒にプレイする人数分のキットを購入したいですね。
私は御堂筋線の新大阪駅(中改札)「案内カウンター」で購入しました。JR新幹線改中央口にも近く、旅行者の方が立ち寄って買うのにも便利な場所です。
旅のおみやげキャンペーン
今回の謎解きでは、クリア後に下記条件に沿ってTwitter投稿をすることで、「旅のおみやげキャンペーン」に応募することができました。
具体的な賞品の案内が無く、賞品を選んだ応募もできませんが、オマケ要素として楽しみにしたいですね。
《応募条件》
・クリアで手に入るカードの「CONGRATULATIONS!」の文字が見えるように写真を撮る
※最終目的地などの場所や問題の答えがわかるような写真にならないように
・写真にハッシュタグ「#謎メトロ」をつけて、Twitterで投稿
・Twitterの「@nazometoro」アカウントをフォローする
《応募期間》
2021年10月28(木)~2022年5月31日(火)
※当選結果は、TwitterのDMでお知らせ
《賞品内容》
Osaka Metoro駅にちなんだ賞品(約1万円分)
※一部賞には大阪市内の体験型賞品あり(移動費用は自己負担)
※詳細はクリアカード記載のQRコードより閲覧できます
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・大阪の街並みや景観、その場所ならではの情報を利用しながら解く街歩き系謎解き
・Osaka Metoro及び大阪シティバス一日乗車券付(探索エリアは沿線)
・大阪の繁華街や観光スポット、自然感じられるエリアも巡る大ボリュームの内容
《注意が必要に感じたこと》
・途中報告や最終報告、ヒント閲覧にスマホやタブレット(要インターネット環境)必須
・探索スポットは屋外が多め。動きやすい服装・靴、天候に注意
・最終目的地の入場可能時間「9:30~22:00」
※必要な情報入手後は、場所を変えて謎解き可能
・手提げ型クリアファイル付だが、折りたたみ式バインダーあると便利
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「折ったり組み立てたり。作業系アナログ問題が印象的」
謎解きの多くは、街の景観(看板・建物のデザインなど)情報を利用した問題になっており、実際にその街を歩き、目的の物を発見する達成感を強く感じる内容になっていました。
時には、次の行き先が分からないまま、指示に従って街を歩いたりバスに乗るシーンもあり、良い意味で謎解きに振り回される「ドキドキやワクワク」がある演出です。
問題ジャンルはパズルや迷路に「ひらめき」を絡めたものが多く、予備知識の必要無く直感的に取り組めるけれど、問題を解いた達成感もある。謎解きに慣れている人も、そうでもない人も同じように楽しめる内容は、さすが「リアル脱出ゲーム」のSCRAPさんだと思いました。
特にキット付属のアイテム類が豊富で、用紙を折ったり重ねたり、シールを貼り付けたりする作業系のアナログ問題が印象的でした。街歩きと、どこかに腰を落ち着けて解く問題とのメリハリがあり、キットのギミック(仕掛け)を解き明かしていく楽しさは、街歩きとも良い対比になっていました。
注意点として、アイテム類を紛失しないようにしたいですね。細かいアイテムもあり、道に落ちているのを何度か見かけました。整理整頓しながらのプレイを心がけました。
また、どうしても解けない問題がある場合は、丁寧な公式ヒントが用意されています(問題冊子P1にQRコード有り)段階式ヒントとなっているので、自分に必要なところまで見て、後は自力で解くといった謎を解く楽しさを感じながら利用することができます。
最後の謎「全てのアイテムと情報を総動員! 驚きのギミック(仕掛け)」
最終目的地には、入場時間に制限(9:30~22:00※変更の可能性あり)がありました。最後の目的地は個人的にとても意外性を感じ「よくここに設定したなあ」と驚きました。
最終目的地で必要な情報をゲットした後は、場所を変えて問題を解くことも出来ますし、ヒントを活用することで施設内に入らなくても謎解きすることが可能です。
謎解きも、最後に相応しい内容。そこまでに使用してきた全てのアイテムと、目にしてきた全ての情報を振り返って臨む必要がありました。立ったまま解く事は困難な内容のため、椅子と机がある場所が必須。私はこの問題だけで30分程かかりました。
手持ちのキット類から、目の前で思いがけないものが作り上がっていくビックリがあり、巧妙に仕掛けられたギミックに思わず「そうだったのか」と唸ってしまう良問です。
ぜひ、旅の最後までたどり着いて、多くの人に挑戦して貰いたいなあと思えました。
ひらめき検定&おまけ謎
今回の謎解きには、本編クリアとは関係のないオマケ要素が2つありました。
ひらめき検定
全40問、ひらめきに特化した小問題群。電車やバスでの移動時間に解くことを前提に用意されたものです。正解できた問題数に応じて、本編クリア後に「検定結果」を見ることができます。
専用LINEアカウントを登録(本編進行中に、問題冊子内で案内有り)し、トーク機能で送られてくる問題画像に対して、答えを送信していくシステムです。正解すれば、次の問題が送られてきます。移動時間に限定して解くルールですが、実際はいつでもチャレンジすることができます。
私は全問チャレンジしてみましたが、後半に行くに従って難易度が上がりました。謎解き練習問題としても丁度良いかと思います。
ヒントは用意されていませんが、本編クリアすることで「ひらめき検定」の全問題の解説を見ることができます。どうしても解けない問題があって「答えが気になる!」という方は、まず本編クリアを目指したいですね。
おまけ謎
本編クリア後に、上記「ひらめき検定」の結果を閲覧(LINEトーク)すると、検定結果と共に「おまけ謎」の画像が送られてきます。
これはキットに隠された「本編の続き」とも言える謎解きで、本編クリアされた方は、ぜひチャレンジして貰いたいと思える内容でした。
プレイ時間10~20分程ですが、解き明かす達成感のある問題です。本編クリア後の余韻を感じながら、自宅で挑戦してもいいですね。その場合、キットは捨てずに全て持ち帰るようにしましょう。
問題冊子やアイテム類を隅々までよく観察すれば解ける問題でした。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・大人を対象にした難易度(付属の一日乗車券に小児用は無い)
・謎解きに慣れていない人はヒントを見ないと解けない問題があるかも(ヒントを見ながら楽しんでプレイできる難易度)
《攻略のコツまとめ》
・一度利用したアイテムもまた後で使うことも。落とさないように注意
・最終目的は入場時間に制限(9:30~22:00※変更の可能性あり)あるため注意
※施設内に入らなくてもヒント活用で問題を解くことは可能
・最後の問題は、机のある場所で解くこと必須(プレイ時間目安 20~30分)
・本編クリア後の「おまけ謎」は、謎解きキットを再利用するため、捨てずにおこう
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「旅行者にも最適、大阪の魅力がたっぷり詰まった謎解きゲーム」
私は東京在住で、大阪へ訪れたついでにプレイをしました。大阪へは何度も訪れたことがありますが、今回の謎解きをしなければ一生行くことはなかったかも・・・と思えるスポットや、街並みに出会うことができたと思います。
特にバスを利用して巡る謎解きが新鮮で、電車以上に「降りる駅を間違ったらどうしよう・・・」というドキドキがありました。見知らぬ土地でバスに乗るのも良い経験になりますね。
意外なスポットを巡る一方で、「これぞ大阪!」と思える場所も押さえられており、大阪旅行へ来た人がプレイするのにも最適だと思います。謎解きに集中して半日かかる内容なので、寄道を考慮した場合、一日かけてクリアするつもりでプレイするといいかもしれませんね。
また、謎解きに慣れている人も、そうでない人も同じように楽しめる工夫が、問題から感じられました。何万人とプレイする事が想定されるモンスターコンテンツになるほど、難易度のバランス感は難しくなりますが、多くの人が楽しめる問題作りに成功しているなあと思えました。
同じSCRAPさんが制作する「東京メトロ」や「名古屋の地下鉄・バス」を巡る謎解きも大人気のコンテンツですね。今回、大阪メトロをプレイしたことで、私は全てのシリーズに参加したことになりました。どのコンテンツもその土地の良さや新しい発見、謎解きの楽しさがふんだんに詰め込まれていることは変わりなく、多くの人を惹きつけるのも肯ける内容だったと思います。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!