攻略データ
プログラム名 | 渋谷 MIYASHITA PARK 謎解きガイドブック ~銀河列車をおいかけて~(QuizKnock) |
謎解きスタイル | 周遊型(屋内系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★★★☆☆(10段階評価) |
移動距離 | RAYARD MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)施設内 |
実際に要した時間 | 3時間 ※公式想定 謎解きに慣れた方:2時間 それ以外の方:3~4時間 |
特に必要となる力 | 注意力、論理的思考力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※消しゴムあると便利 |
キット購入料金 | 2,000円(税込) ※ミヤシタパークの500円相当の買い物券付 ※キット販売場所 VALLEY PARK STAND (ホテルsequence MIYASHITA PARK 4F 詳細は、記事参照) |
公式情報 | 渋谷 MIYASHITA PARK 謎解きガイドブック |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 昨年、QuizKnockさんが制作し好評だった謎解きガイドブックシリーズの第2弾
- 20年7月渋谷に開業したばかりの商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」が舞台
- QuizKnockさんらしい難易度高めの謎解きと、施設のお洒落な雰囲気を両方を楽しめる
-はじめに-
今回の記事は、渋谷の商業施設を舞台にした謎解き「渋谷 MIYASHITA PARK 謎解きガイドブック」にチャレンシじした攻略レビューをお届けします。
舞台となる「RAYARD MIYASHITA PARK」は、デザイン性の高い建築物にハイセンスな店舗が並ぶ話題の商業施設。謎解きの内容も「ひねり」の効いた展開や、あっと驚く仕掛けが施され、大満足の体験ができました。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、知的メディア集団「QuizKnock(クイズノック)」が仕掛ける謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
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QuizKnock(クイズノック)「渋谷 MIYASHITA PARK 謎解きガイドブック」の概要
概要「ここは銀河列車の発着駅、新人職員の奔走ストーリー」
光る列車が宇宙を走る――。
ここはそんな銀河列車が発着する「MIYASHITA PARK STATION」、昨年誕生したばかりの銀河一新しい駅だ。
僕は今日、この駅ビルに配属されたばかりの新人職員。まずは館内に詳しくなるため、新人プログラムを受けることになったのだが・・・。
「渋谷 MIYASHITA PARK 謎解きガイドブック」の導入ストーリーは上のようになっています。
渋谷の「RAYARD MIYASHITA PARK」(レイヤード ミヤシタ パーク)は、20年7月に開業したばかりの複合商業施設です。デザイン性の高い建築物に、カジュアルからハイブランドまで様々なショップやレストランが軒を並べています。
謎解きガイドブックの名称の通り、謎を解きながらミヤシタパークの概要を知る事ができる作りになっていました。
最新の設備や、自然の緑を感じられる内装、開放感のある屋上公園など、歩いているだけでテンションが上がる建物を歩いて周る一方、謎解きには、ひと筋縄ではいかない一転二転するギミックがあり、新鮮な驚きに満ちていました(謎解きの詳細は、後述をご覧下さい)
謎解きと共に語られるストーリーは、宇宙を走る銀河列車というオリジナル設定を生かしたヒューマンドラマに仕立てられており、プレイ中は「この先どうなるのか」と展開へ釘付けになり、クリア後に優しい気持ちになれる内容でした。デートや親しい仲間同士のプレイに相応しいお話だったと思います。
所要時間の目安、探索エリアなど
実際にかかった所要時間:3時間
(公式の想定プレイ時間)
謎解きに慣れている人 2時間
それ以外の人 3~4時間
私は2人協力プレイで「3時間」かかりました。思っていた以上に問題のボリュームも多く、プレイ時間のうち1時間は、終盤の只1つの問題に費やしてしまいました。
時間をかけてじっくりと解く必要のあるロジック問題(数独など論理的な思考が必要となる問題。これはネタバレを防ぐ例で、数独は出題されません)が幾つか出題されます。特に終盤の問題は、難易度が高く、私たちは1時間かけても解けず、ヒントを見ることになりました(問題の詳細については、後述をご覧ください)
これらのロジック問題が得意かどうかで所要時間は大きく変わります。謎解きに慣れている人で2~3時間、謎解きに慣れていない人がヒントを活用したプレイで3~4時間が所要時間と目安になると思います。
また周遊(探索)範囲は、ミヤシタパークの施設内ですが、一部屋根のない場所へ出ることもありました。雨が気になるレベルではありませんが、ちょっとだけ注意したいですね。
キット販売情報
謎解きキット料金:2,000円(税込)
※ミヤシタパークで利用できる買い物券「500円相当」付
販売場所:VALLEY PARK STAND
販売時間:11:00~L.O.
※ホテル「sequence MIYASHITA PARK」4F
※日時により、販売場所や時間が変わる可能性があります。お出かけ前に公式サイトをご確認ください
キット販売場所は、ミヤシタパーク北端のホテルにあるカフェです。NORTHエリア4Fの屋上公園から行くことができます。
キットはペグシル(筆記具)付ですが、消しゴムを持参した方がいいかもしれません。トライ&エラーを繰り返す問題があるため、消したり書いたりが出来ると解きやすいかと思います。
また、キットにはミヤシタパーク内で利用できるお買い物券「500円相当」が封入されていました。お買い物だけでなく、食事に利用することもできます(詳細は、券面の記載事項をご確認ください)
サイドストーリー謎解き
宿泊プランセット【1日5部屋限定】(2名):9,920円~(税込)
こちらは、本編のサイドストーリーが楽しめるホテル「sequence MIYASHITA PARK」の宿泊とセットになった謎解きです(私は未プレイです)。謎解きガイドブックと世界感を同じにしながら、本編では語られることのなかったサイドストーリーが楽しめます。
1日5部屋限定、完全予約制です。日程により料金が変わり、売り切れの日程も多くなっています。詳細は公式の予約サイトをご覧ください。
公式リンク:予約サイト
概要のまとめ、注意が必要に感じたこと
ココがポイント
《概要のまとめ》
・ミヤシタパークを銀河列車の発着駅に見立てたヒューマンドラマ・ストーリー
・ミヤシタパークの定番スポットを周りながら、難易度の高めの謎解き
・ホテル宿泊プランとセットになった「サイドストーリー」も(詳細はこちら)
《注意が必要に感じたこと》
・周遊(探索)範囲は、ほぼ屋内(一部、屋外プレイあり)
・ヒント閲覧や最終報告にインターネット使用(スマホやタブレット必要)
・消しゴムを持参すると便利。キットに筆記具(ペグシル)は付いている
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「前半は施設周遊、中盤以降はロジック問題も」
今回の謎解きでは、前半と中盤以降で傾向が大きく変わる印象を受けました。
前半は、周遊タイプの謎解きの王道を行く内容でした。一般的なクイズやなぞなぞを、施設内の看板や掲示物の情報を利用して解いて行きます。難易度もさほど高くありません。ミヤシタパークの定番スポットを見て周る要素が強く、どんなお店があるのか知る事ができたり、お洒落な雰囲気を楽しめる作りになっていたと思います。
中盤以降は、ぐっと難易度が上がり、施設内の探索と机上で解く問題のメリハリがありました。机上問題ではじっくり時間をかけて解くロジック問題(数独のような論理的な思考が必要となる問題。これはネタバレを防ぐ例示で、数独は出題されません)があり、テーブルや椅子のあるスペースで取り組むのがオススメです。
ミヤシタパーク内は随所にベンチがある他、SOUTHエリア3Fにフードホール(フードコート)があります。但し、ホール内の商品購入が必要です。
ロジック問題など、難易度の高い問題では無理せず公式ヒントを頼るのも良いと思います。特に謎解きに慣れていない方は、有効に活用した方が楽しくプレイできるかもしれませんね。
中盤以降の施設探索では、どこに向かうかわからないドキドキを演出されるシーンもあり、周遊タイプの謎解きならではの楽しさを味わうことが出来ました。
終盤の謎「思考フル回転、ひらめきも駆使する難問」
終盤の展開も、机上問題と施設周回(探索)のメリハリがありました。
終盤の机上問題は、とても難易度が高いロジック問題で、私は1時間かけても自力で解くことが出来ませんでした。間違った考え方に捕らわれてしまい、なかなか正解にたどり着けなくなってしまったので、早めにヒントを見れば良かったな~と後悔しました。解けない沼にハマってしまう危険のある問題だったと思います。
終盤の施設探索では、ひらめきが必要になります。どこに向かうかわからないドキドキにプラスして、サプライズが感じられるギミック(仕掛け)があり、一気にテンションも上がりました。ミヤシタパークの構造と、謎解きキットを上手く利用した内容で、とても良く出来ていたと思います。
必要になるひらめきの傾向として、前半~中盤で目にした問題のルールを繰り返し利用する頻度が高かったと思います。そういう視線で、ルールを適用させるサインがないか手元のキットに注意を向けると良いかもしれません。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解きに慣れている人でも終盤はヒントを見ないと解けない可能性あり。慣れていない人は公式ヒントを活用しないとクリアできないレベル
《攻略のコツまとめ》
・前半は周遊を楽しむ要素が強く、難易度はそれほど高くない。
・じっくり考える必要があるロジック問題は、テーブルや椅子のある場所で
※サウスエリア3F「フードホール」の利用は、ホール内の商品購入が必要
・難易度の高い問題では、無理せず公式ヒントに頼ろう
・ひらめき問題では、前半~中盤で目にした問題のルールを再利用する頻度高し
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「ミヤシタパークの雰囲気を味わうのに丁度良い、終盤問題に大苦戦」
お洒落なミヤシタパークをのんびり周りながら、片手間で謎解き・・・そんな感じを想定して挑んだ今回の「謎解きガイドブック」でしたが、結果としては、想像以上に謎解きへ集中する内容でした。
前半では確かに、ミヤシタパークの雰囲気を楽しむ余裕があり、ちょっと油断をしてしまいました。が、「お遊びはここまでだ!」とQuizKnockのメンバーに言われたかと思うほど、急に難易度が上がるタイミングがあります。謎解きの詳細については、前項で触れていますが、終盤の問題では1時間かけても解けないという大苦戦を強いられました。良い意味で意表を突かれ、謎解き問題の質も高く、満足度が非常に高かったです。
一方で、人気スポットや商業施設を舞台にした謎解きとしては、難易度のバランスがやや偏っており、万人が楽しむのは難しいかもしれません。QuizKnockファン、謎解きが好き! という動機で訪れた人はともかく、ミヤシタパークへショッピングに来た人が、たまたまポスターを見かけてプレイしてみた場合、謎解きのノウハウが分からず十分に楽しめないかもしれません。
私は昨年、丸の内を舞台に行われた「謎解きガイドブック」第1弾にも参加しましたが、それよりも難易度が上がっています。数独のような論理的な思考が必要になる問題が多く、好き嫌いが分かれる可能性もあります。
少なくとも、小さなお子さんがいるファミリー向けではありません。謎解き好きの人が友人や恋人を誘ったり、ご夫婦などで挑戦すると、「謎解きの秋」を満喫できるのではないかな~と思いました。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!